ZERO1-MAX・桂スタジオ大会で開催される松永光弘vs大谷晋二郎の「‘ガラスレイン 鉄球地獄 デスマッチ’」が急展開を見せた。
デスマッチ王・松永光弘が、この試合を最後にデスマッチを封印するという。
最後の相手は大谷晋二郎
会見の詳細は以下で。
動画もあります。
「突然ですが、今度の試合をデスマッチ最終試合とさせて頂きます。
ですが、あえて引退とは言いません。
プロレス関係者、ファン、ZERO1の方には寝耳に水かもしれません。
42歳という年齢もあります。若いデスマッチファイターの台頭に火をつけられ、またデスマッチのリングに戻ってきましたが、もはや私の時代ではない。
さみしくない、やり残したことがないと言えば、嘘になる。やりたかった相手もまだ出していないデスマッチのアイテムもあります。
最後の相手が大谷選手というのは意外といえば意外。ですが、自分の戦い方で大谷選手を必ず倒して、勝利を飾りたいと思います。
相手はデスマッチファイターでなく、新日本出身の大谷選手。実力的にはふさわしいと思っています。
デスマッチは当初からこだわっていた一撃必殺のデスマッチで挑みたい。
また、当日は畳針ボードを持参して、地獄のデスマッチに添えたいと思います。
そして、この血の手形を持って決意に代えさせて頂きたい。
(先日のガラスレインデモンストレーションを受けて)
けがは予測された出来事。特に何とも思っていない。試合をやりきるまで。
僕にとって、この試合はデスマッチ最終戦。デスマッチの集大成。
プロレスラーの“何たら宣言”ほど信用できないものはない。
でも、松永光弘の場合は別。
ZERO1-MAX入団直後に大谷社長を裏切る“事件”もありましたが、アレとはまったく違うもの。
過去に体力的な問題などで2度(?)ほど「休業」は宣言していますが、けっして「引退」は口にしていない。プロレス界きっての理論派からすれば、無責任な発言はできないのであります。
そんな松永がデスマッチ封印を「宣言」。
おそらく、本当にこれがラストでしょう。
日本初の有刺鉄線デスマッチから始まり、バルコニーダイブ、五寸釘、月光暗闇、風船爆破、サボテン&サソリ、ファイヤーin秋葉原、vsワニなどなど。記憶に残るデスマッチに何度も挑んでいます。
MMAルールでダン・スバーンとも戦いました。K-1にも上がっています。キム・ドクらとイラニア軍団を結成して新日本のリングにも上がりました。でも、後にグレート・ムタ戦のオファーを断ったとも聞きます。
自らの世界観を貫き、リング上ではミスターデンジャーであり続けた。
通常のプロレスではまったく光らないタイプの選手。インディーだからこそ生まれた“カリスマ”。
90年代のインディー絶頂期にどっぷりハマっていた私ですが、根がひねくれてることもあり、大仁田厚にはまったく惹かれず、W☆INGばかりをアホみたく観まくってました。
松永光弘は特別な存在です。
土曜日は生観戦する予定。
なお、会見の中で松永光弘はNOAH・斎藤彰敏の名前を出しています。
ただ、完全に引退するわけではなく「引退する時は齋藤彰俊と一緒と決めておりますので。何年、何十年先になるかわかりませんが、一緒のコーナーに立ちたい」とし、今後については「全くの白紙。第二の人生での目標もあるので。店だけで終わるとは思っていません」とコメントした。
松永と斎藤彰敏は、高校時代の同級生。親友と言ってもいいんじゃないでしょうか。
その辺の関係は、週プロモバイルの「日刊・週モバ野郎」の5/14分に詳しく書かれています。ぜひチェックを。
デスマッチのルール決定
今度のデスマッチは、松永光弘史上最大規模のモノになるのでは?
当然、反則ナシ。凶器持ち込みも自由。
“集大成”となる一戦です。
とは言っても、相手は大谷晋二郎だし、松永光弘もコンディションはよろしくない。
また、大がかりなデスマッチは、いろいろ予期せぬハプニングが起こりガチ。
不完全燃焼で終わる可能性も考えられます。もちろん、大けがすることも。
また、決着がついたとして、今の大日本プロレスと同じような感動・開放感を得られるとは限りません。
それでも最後までミスターデンジャーを貫いてほしいもの。
■ZERO1-MAX
5月17日(土)埼玉・越谷 桂スタジオ 18時試合開始
‘ガラスレイン 鉄球地獄 デスマッチ’ 時間無制限1本勝負
大谷 晋二郎 vs 松永 光弘
・勝負はレフェリーストップなし、3カウント、KO、ギブアップのみによる完全決着ルール
・反則裁定なし
・セコンドなし
・レフェリーは安全を期して、ヘルメット・ゴーグルを着用
・お客様はリングより離れた位置にあるセーフティーラインの後ろにて観戦
・試合開始5分後に、金網に覆われていないロープに設置されたガラスボードに向けて、後部に突起物をつけた車が猛スピードでバック、ガラスボードを破壊
・試合開始8分後にリング上部に設置した鉄球を落下させることで、ガラスボードを破壊、ガラスレインを行う
桂スタジオは日本一規制が緩い会場。何でもあり。
公開実験はこちら。動画あり。
危険なデスマッチに挑むからだけで松永光弘を評価しているわけではありません。
プロレス頭の凄さを見せて欲しい。
正直、ゼロワン入団のアレはイマイチに思えましたが・・・最後にドカンとお願いしたい。
松永光弘はリングでほとんど表情を変えません。いつも淡々と試合に挑む。
感情を表すことも滅多にない。大仁田厚とはまったく逆。
最後のデスマッチ、試合後にどんな顔を見せるのか。
W☆INGマニアはみんな桂スタジオ来て欲しいなぁー。
ZERO1-MAXさん、当日1000円増しってなんとかしてよ・・。