MMAを終着駅としないUの可能性はあるか?~11.16 金原弘光20周年興行「U-SPIRITS」まとめ
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Uの名の下、選手・ファンが後楽園ホールに集結。懐かしい空間に酔いしれた。
今更ですが、まとめ。
■ バトル・ニュース|試合速報・結果|金原のデビュー20周年を記念して甦った"U"のSPIRITSにファン熱狂!スバーン健在!垣原は現役復帰宣言!
■金原、みのるのスリーパーで20周年飾れず、高山、豪快ジャーマンで人喰い義生をKO [ スポーツナビ|格闘技|速報 ]
入場式に始まり、ルール説明、懐かしい入場曲、エスケープ、ロストポイント…いちいち目の前で起こることが懐かしく、それだけでウルウル来てしまう。
Uの復活興行というのも、やっているようでやっていなかったんだな、と。
自分が一番印象に残ったのは高山善廣。このところプロレスでも動きがやや悪い場合があり、この日も慣れぬスタイルに序盤は高橋のタックルでいいように転ばされていた。
そこに客席から「高山、息が切れてるぞ!」とヤジ。高山は構えを一度解く。ヤジに対して直接のリアクションはなかったが、明らかに気にしていた。
そこから人が変わったように高山が暴れ出す。スープレックスを連発し、最後は急角度のジャーマン。
「舐められたままで終われない」という意地とプライドが見えました。
また、これは佐藤光留選手がTwitterでの発言にあったものだが「U特有の『政治力』の香りもちゃんとしてるのが本気を感じさせるぜ。」というのも全くその通り。前田日明は来なかったし、予告されていた安生洋二も来なかった。ヴォルク・ハンは「横やり」によって来日キャンセル…。ああ、怖い。
あと、キャンドルジュンさんが来場されましたが、芸能人・有名人との繋がりもUWFっぽいなぁ、とも思ったりします。ホントは広末に来てほしかったたけどw
昔と少し違っていたところと言えば、ギスギス感が薄かったように思う。かつてのUは剥き出しの感情をぶつけ合う闘いが幾つかあった。試合の中に互いの心情が見えてくるような。
今は皆が立派な大人。試合に対する気持ちは真剣でも、一夜の祭りでもあるし戦い終わればノーサイド。これは仕方ないことでしょう。
そんな中でも中野巽耀の試合後コメントには尖ってる感じが残っていて嬉しくなってしまう。
どの程度の大会となるのか。「レジェンド・ザ・プロレス」のUWF版なのか、また別の形なのか。
あと1~2回で終わるなら構わないのですが、U-SPIRITSが継続するとの前提で…。
個人的には「MMAを終着駅としないUの可能性」というのも考えてみたい。
本来、UWFの進化したものがパンクラスでありKOKであり、PRIDEであります。既にMMAというスポーツが世界中で大ブームとなっている現状で、その「過程」と見られるUWFを復活させる意味。
可能性としてあるのは「プロレスに戻る」ということ。
格闘技で実際に使える技術・攻防を軸に試合を作るプロレス。
今のプロレス界は多団体時代、それぞれが独自のカラーで勝負している。ならばUWF的な技術・ルールで試合を行う団体があってもいいでしょう。
だったらバトラーツを見てればよかったじゃないか、フーテン・プロも、佐藤光留のハードヒットもあるじゃないか、との声も出そうだが、やっぱり「UWF」の名前は偉大です。
こういうスタイルを浸透させていくには、ファンへ教育していくことが必要。それをするために、まず耳を向かせる「きっかけ」にUWFの3文字は強力な武器になる。
また、このスタイルで飽きさせず、興奮させる試合を続けていくには、レスラーの高い技術も必要になります。人を集めるのにも「UWF」の名前の力は大きい。
なんとなくでも「形」が見えていた方がやりやすい。
日本のプロレスがエンタメ寄りになりつつあったのは「WWE」という分かりやすい成功例があるから。
UWFを成功例と言っていいかは微妙ですが、何となくのモデルということで。もしかしたらUWFよりUインターの方がいいかなぁ。
私としては「プロレス」の幅が広がることは大歓迎。せっかくこれだけ団体あるんだから、いろんなスタイルが見たいと思ってます。
まぁ、実際にやるとなったら相当難しいでしょうね。新人も育てないとならないし。「下手にUをいじるな」とも言われそうです。
このスタイルで団体として継続させるのも難しそうだし…と、まだ金原さんが次大会を開始するかどうかも決めていない時点で心配するのは早い。
まずは佐藤光留選手のハードヒットが何を見せるのか楽しみ。
金原選手、20周年おめでとうございます。
今更ですが、まとめ。
金原は継続開催も示唆
■ 金原弘光20周年記念興行 U-SPIRITS 2011.11.16■ バトル・ニュース|試合速報・結果|金原のデビュー20周年を記念して甦った"U"のSPIRITSにファン熱狂!スバーン健在!垣原は現役復帰宣言!
■金原、みのるのスリーパーで20周年飾れず、高山、豪快ジャーマンで人喰い義生をKO [ スポーツナビ|格闘技|速報 ]
■11.16 金原弘光20周年興行「U-SPIRITS」 / 後楽園ホール(1618人・満員)
▼第1試合
○中野巽耀(7分30秒 スリーパーホールド)●松井大二郎
・中野:試合後コメント「いいよね、こういうシビアな試合は。今は腐ったような試合しかやっていないプロレス界だから。こういう試合がなくちゃダメよ。冷静になって燃えたし。こういうのばっかりじゃなくちゃダメ。サーカスじゃないんだから。こういうのもなくちゃダメ。オレはそう思う」
▼第2試合
○ビリー・スコット(7分4秒 ダブルリストロック)●中村大介
▼第3試合 ※この試合のみプロレスルール
○天山広吉、西村修(15分42秒 TTD→片)●ザ・グレート・サスケ、池田大輔
・天山:試合後コメント「今日は本当に、金原弘光選手は自分にとってプロレス学校に入り、新日本プロレスに入門して3日で辞めて、トンズラして。彼が、彼がオレに電話してきて『お前なんでプロレス辞めたんや。なんでせっかく入ったのに辞めたんや』って。彼がホンマ心配してくれたっていうのがありましたね。それで自分もハッと目が醒めたというか。それがきっかけ。彼のその一言がなかったら、プロレス界……今ここにいないかもしれないですね」。
▼第4試合
○望月成晃(6分18秒 アンクルホールド)●垣原賢人
・試合後、垣原は現役復帰を宣言。
・垣原:試合後コメント「あぁ、今後上がるリングという事ですか? 本当に……今のところ本当に何も考えていないです。先日の菊田早苗のところの興行を見て、オクタゴンの中に上がったんですけど、もしかしたら総合もありかなとか、本当にどこのリングでも、今のところどこにも決まっていないんですけど、響くものがあればそこが総合のリングであろうが全日本だろうが新日本だろうが、関係ないという感じですね
▼第5試合
○ダン・スバーン(2分20秒 ジャーマン・スープレックス→KO)●冨宅飛駈
・スバーン:試合後コメント「この技をフィニッシュとしたのには理由がある。それはゲーリー・オブライトの存在だ。彼がもし生きていたら今日このリングに上がっただろう。でも彼はもういない。だけど私がいる」。
▼第6試合=セミ
○高山善廣(7分42秒 ジャーマン・スープレックス→KO)●高橋義生
・高山:試合後コメント「戸惑いはないんだけど、これが普通のプロレスしかしてないヤツが相手だったらオレの思うがままだったと思うけど……高橋義生だよ、相手は(苦笑)。このルールだったら(向こうの方が)断然有利だと思うもの、オレが。だけど運良く……ね。ダン・スバーンがゲーリーの(入場)曲をかけて、あ!っと思い出したわけよ。高橋義生になくてオレにあるものはゲーリーの勝ちパターンだと。そこでチャンスがあればやろうと思ってた。捕まえてしまえばやっぱ体格差があるから、一発二発食らっても捕まえて投げられれば向こうも投げられ慣れてないからイケるかなとは思ったんだよね」。
▼第7試合=メイン
○鈴木みのる(10分26秒 スリーパーホールド)●金原弘光
・鈴木はレガースを履いて登場。
・金原:試合後コメント「みんな喜んでくれました? 喜んでもらえたならそれで……疲れもふっ飛びました。本当に20年やってこれたその感謝の意味でこういう企画が生まれたんで、もうみんな喜んでもらえたら。ボクの原点は人を喜ばせることというのを最近忘れていたんですよね。それを思い出せて良かったです。いろいろ苦労もしましたけど、本当に良かったです。最初のUWFのテーマを聴いたところで涙が出そうになってたんで。そこをなんとか泣かないように」。
・金原「お客さんが暖かったですね。今日も駐車場に車で来た時もファンの人がバーッと30人くらい集まったんで。あの光景久し振りだなぁって。最近なかったですからね。ファンが最近見に来ていない興行が多かったんで。みんな誰か(選手、関係者)の友達というのが多かったんで。久し振りにこうやってファンの前で試合ができてよかったです。ありがとうございました」。
・金原「(今後の目標は?)今はDEEPに上がっていますんで、DEEPのミドル級チャンピオンが狙いです。それと並行してプロレスリングのベルトも欲しいですね。今日は平日なのにこんなに集まってくれてうれしいですね。今回も組みたかったカードはいっぱいあるんで、このU-SPIRITSも続くといいですね。まだ見たいカード、出てもらいたい選手もいっぱいいます。ファンの人が望むカードを提供したいですね、できれば」。
入場式に始まり、ルール説明、懐かしい入場曲、エスケープ、ロストポイント…いちいち目の前で起こることが懐かしく、それだけでウルウル来てしまう。
Uの復活興行というのも、やっているようでやっていなかったんだな、と。
自分が一番印象に残ったのは高山善廣。このところプロレスでも動きがやや悪い場合があり、この日も慣れぬスタイルに序盤は高橋のタックルでいいように転ばされていた。
そこに客席から「高山、息が切れてるぞ!」とヤジ。高山は構えを一度解く。ヤジに対して直接のリアクションはなかったが、明らかに気にしていた。
そこから人が変わったように高山が暴れ出す。スープレックスを連発し、最後は急角度のジャーマン。
「舐められたままで終われない」という意地とプライドが見えました。
また、これは佐藤光留選手がTwitterでの発言にあったものだが「U特有の『政治力』の香りもちゃんとしてるのが本気を感じさせるぜ。」というのも全くその通り。前田日明は来なかったし、予告されていた安生洋二も来なかった。ヴォルク・ハンは「横やり」によって来日キャンセル…。ああ、怖い。
あと、キャンドルジュンさんが来場されましたが、芸能人・有名人との繋がりもUWFっぽいなぁ、とも思ったりします。ホントは広末に来てほしかったたけどw
昔と少し違っていたところと言えば、ギスギス感が薄かったように思う。かつてのUは剥き出しの感情をぶつけ合う闘いが幾つかあった。試合の中に互いの心情が見えてくるような。
今は皆が立派な大人。試合に対する気持ちは真剣でも、一夜の祭りでもあるし戦い終わればノーサイド。これは仕方ないことでしょう。
そんな中でも中野巽耀の試合後コメントには尖ってる感じが残っていて嬉しくなってしまう。
プロレスとしてのU
金原選手は「U-SPIRITS」の継続を示唆しています。どの程度の大会となるのか。「レジェンド・ザ・プロレス」のUWF版なのか、また別の形なのか。
あと1~2回で終わるなら構わないのですが、U-SPIRITSが継続するとの前提で…。
個人的には「MMAを終着駅としないUの可能性」というのも考えてみたい。
本来、UWFの進化したものがパンクラスでありKOKであり、PRIDEであります。既にMMAというスポーツが世界中で大ブームとなっている現状で、その「過程」と見られるUWFを復活させる意味。
可能性としてあるのは「プロレスに戻る」ということ。
格闘技で実際に使える技術・攻防を軸に試合を作るプロレス。
今のプロレス界は多団体時代、それぞれが独自のカラーで勝負している。ならばUWF的な技術・ルールで試合を行う団体があってもいいでしょう。
だったらバトラーツを見てればよかったじゃないか、フーテン・プロも、佐藤光留のハードヒットもあるじゃないか、との声も出そうだが、やっぱり「UWF」の名前は偉大です。
こういうスタイルを浸透させていくには、ファンへ教育していくことが必要。それをするために、まず耳を向かせる「きっかけ」にUWFの3文字は強力な武器になる。
また、このスタイルで飽きさせず、興奮させる試合を続けていくには、レスラーの高い技術も必要になります。人を集めるのにも「UWF」の名前の力は大きい。
なんとなくでも「形」が見えていた方がやりやすい。
日本のプロレスがエンタメ寄りになりつつあったのは「WWE」という分かりやすい成功例があるから。
UWFを成功例と言っていいかは微妙ですが、何となくのモデルということで。もしかしたらUWFよりUインターの方がいいかなぁ。
私としては「プロレス」の幅が広がることは大歓迎。せっかくこれだけ団体あるんだから、いろんなスタイルが見たいと思ってます。
まぁ、実際にやるとなったら相当難しいでしょうね。新人も育てないとならないし。「下手にUをいじるな」とも言われそうです。
このスタイルで団体として継続させるのも難しそうだし…と、まだ金原さんが次大会を開始するかどうかも決めていない時点で心配するのは早い。
まずは佐藤光留選手のハードヒットが何を見せるのか楽しみ。
金原選手、20周年おめでとうございます。
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