新日本プロレスの新シリーズ開幕。いつも以上に話題てんこもり。
もう24時間以上経ってしまいましたが、まとめ。
KUSHIDAの雪崩式フランケシュタイナーは“勝負”の延長線上にあった
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IWGP Jr.王座を防衛した飯伏に、田口とロウ・キーが“同時”挑戦表明!/K-DOJOの真霜拳號が乱入!真壁を襲撃して鈴木軍に合流! [ 新日本プロレスリング ]
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初防衛成功の飯伏に田口とロウ・キーが名乗り、レインメーカーにアンダーソンが再戦をアピール [ スポーツナビ|格闘技|速報 ]
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飯伏が力でKUSHIDAをねじ伏せる!丸藤vs.内藤の天才対決開戦!鈴木軍の新メンバーとして"ヘビー級の真霜"が登場! [ バトル・ニュース ]
■9.7 新日本プロレス / 東京・後楽園ホール (1950人・超満員)
▼第7試合 IWGP Jr.ヘビー級選手権
[王 者]○飯伏幸太(DDT)
(25分10秒 シットダウン式ラストライド→エビ)
[挑戦者]●KUSHIDA
※第64代王者・飯伏が初防衛に
<試合後>
飯伏から握手求めるもKUSHIDAは拒否。
田口隆祐とロウキーが挑戦アピールも、飯伏はどちらも指名せず退場。
<試合後コメント>
――かなり執拗な左肩攻め?
飯伏「いや、肩より、腕が。肩は大丈夫なんですけど、腕が痛くて。肩というより、腕を攻められましたね。試合は、全然でも強くなってましたね、KUSHIDAさん。でも、大丈夫じゃないですか?」
――今日は高田道場出身のKUSHIDA選手相手に、ドラゴンスクリューから足四の字やって、シャレが効いてると思ったのですが、それは意識してましたか?
飯伏「なるほど!それですか。武藤vs高田戦?」
――そうです。
飯伏「オッ!きましたね!」
――無意識?
飯伏「無意識ですね。ちょうどあの世代なんで。Uインターと新日が僕の中のピークなんで。全面戦争が。はい。じゃ、そういうことにしましょう!アレを意識したことにしましょう。いやぁ、キツかったッス。単純に、普通に、いつも通りキツかったッスよ。守れてよかったです。本当に、これ(IWGPジュニアヘビーベルト)がまた戻って来て。新しいのも(ファンクラブのトロフィー)もらったし」
――今日は新日本プロレスの後楽園ホールを超満員にした、メインイベンターとしての気持ちとしてはどうですか?
飯伏「自分はどこでも変わんないんで。DDTのメインも、新日本のメインも。いつも一緒です」
――戦前かなりKUSHIDA選手から、DDTだったり飯伏選手だったりに関しては、攻撃的なセリフがあったと思いますが、意識はした?
飯伏「そうですね、口撃されましたね。結構、いつもの事というか、いつもですよね?KUSHIDAさんはたぶん、僕のことは嫌いなんで。僕は好きですけど」
――防衛を果たしたことで、今日リングに上がってきた、田口選手やロウ・キー選手だけでなく、続々と挑戦者が来ると思うが?
飯伏「はい。そうですね、あと僕は防衛するだけなんで。勝ちます勝ちます。(試合時間は)何分だったんですか?」
――25分です。
飯伏「25分か。短期決戦にならなかったですね。結構狙ってたんですけどダメでしたね」
――田口選手とロウ・キー選手、どちらとやってみたいですか?
飯伏「田口選手。はい」
――その理由としては?
飯伏「ロウ・キー怖いから。いやいや、怖いッス!いやぁ、今日も怖かったですね。最近は写真とかで見るんで、顔は慣れたんですけど、声が慣れないですね。怖いですね。でも無事防衛出来ましたよ。次、次。まだ決まってないんですか?日にちは。決まってないですね?いつでもやります!がんばりますよ!」
KUSHIDA「はぁーー、実力! 実力不足ですね! あー、クソ! まぁ、でもいろんな価値観がある中で、自分の主張をするってことは大事だから。リスクを背負わずね、主張するなんて、そんな主張、誰も聞かねーんだから。また、大きなこと言って、また獲れなかったすけど、俺は、俺は、上を目指し続けます。必ず、必ず、現状には満足するな。常に上を見ろ。……また、IWGPジュニア挑戦者の一番下になっちゃったけど、また上を目指します。今日の後楽園ホールの会場(の声援は)は、6:4で飯伏選手でしたかね? いいすよ、こっから頑張ります! サンキュー、シェリー」
シェリー「オーサム! オーサム・マッチ!!」
注目された一戦、KUSHIDAベルト奪取ならず。
戦前からKUSHIDAの寝技勝負は予告されていたが、それに対抗するように飯伏も足4の字などの足攻めを見せた。これは意外。
飯伏の足攻めというと…ヨシヒコ戦であったか(笑)。ケニー戦終えて新しいことにチャンレジしたいのか、KUSHIDAへの対抗意識か。本人は「KUSHIDAが高田道場出身→武藤vs高田」から4の字に繋がった…ことにしておいてくれ、と(笑)。
一方、KUSHIDAは空中技も使っている。試合も見ないで言うのはアレですが、これはKUSHIDA流の空中技を見せたかったのかもしれません。飯伏vsケニーでの「2階からのケブラーダ」を否定した理由は「受けることが前提の技」に見えたから。空中技自体を否定しているわけじゃない。
終盤あった攻防(サムライTVでダイジェストだけ見ました)→「KUSHIDAがトップコーナー→飯伏がスワンダイブ技狙い→飯伏がトップロープ飛び乗った瞬間、KUSHIDAが雪崩式フランケン」。
空中技ではないが、雪崩式フランケンと言えば、飯伏vsケニーで最も話題となったシーン(場外への雪崩式フランケン)。
それとは違う形、飯伏の動きにカウンターで放っている。“勝負”を感じさせたうえでのハイレベルな攻防。
私は勝手にKUSHIDAの主張がリングで表現された場面だと思っています。
敗れましたが、KUSHIDA選手の今後には凄く期待しています。コメントにある通り、リスクを背負った主張だからこそ試合の注目度は上がった。良い試合をしたからと言ってDDTファンが許してくれるわけもない、新日本ファンにも申し訳が立たない。また下から実績を重ね信用を取り戻すしかありません。でも、そういう勝負に出てくれた姿勢は記憶しておかないと。
今後、KUSHIDA選手は新日本プロレスにとって鍵となる存在だと思います。桜庭&柴田とも対戦してほしい。
真霜拳號が鈴木軍入り
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第4試合|09/07(金) 18:30 東京・後楽園ホール|NJPW 40th anniversary Tour Road to DESTRUCTION|大会結果一覧|Match Information|新日本プロレスリング
▼第4試合
○真壁刀義、天山広吉、小島聡、永田裕志
(11分39秒 真霜拳號ふぁ乱入→反則勝ち)
鈴木みのる、ランス・アーチャー、ハーリー・スミス、●TAKAみちのく
<試合経過>
その鈴木を永田が蹴散らし、真壁がカウンターラリアットでTAKAに逆襲。そして、トドメのキングコングニードロップを狙ってコーナー最上段にのぼる。ところが、突如としてKAIENTAI-DOJOの真霜拳號(ましもけんご)が現われ、真壁を襲撃! 真壁の反則勝ちという結果になった。
鈴木が真壁を羽交い絞めにすると、その側頭部へ真霜がハイキックを見舞い、さらにブレーンバスターで投げ捨てる。一方、アーチャーが小島、スミスが天山をアバランシュホールで叩きつけ、スミスがシャープシューターで天山を悶絶させる。ゴングが乱打され、「帰れ」コールも起きたものの、鈴木軍がリング上を占拠する格好となった。
あまりの異常事態にファンが言葉を失っていると、鈴木が「オマエら、なに黙ってんだよ、バッカじゃないの!? 弱いからこうやってやられるんだよ!! ザマーみろ!!」と、マイクで激しくアジテーションした。
<試合後コメント>
TAKA「オイ!見たか?このカラダ!ハーリー・スミス知ってっか?ランスとかわんねぇよ、こんなデカイ外人よ!ランスが呼んできたんだ!あとコイツ!真霜拳號だ!知らねぇだろオマエら!俺達はよ、世界中にコネクションがあるんだよ。世界、東京、千葉、メキシコ、いろんなところから、いろんな仲間来るからな!タイチがメキシコ行っても大丈夫なんだよ。いくらでも俺達のコネクション使えばよ、まだまだいっぱいいるからよ!これからよ、そのへんで手を挙げるヤツいるかもしんねぇよ。本隊にもいるかもしんねぇぞ!誰がこっちに来るか、楽しみにして、ビクビクしとけよな!真霜、何か言ってやれよ!」
真霜「見ろ!俺のこの格好。準備万端だ!オイ、真壁刀義!ケンカ売りに来たぜ!ケンカ、買ってくれよコノヤロー!」
TAKA「逃げんなよ!鈴木軍から逃げんじゃねぇぞ!イッツマイ○ァッキン、ビジネス!」
(略)
真霜「一言だけ。『ジュニアじゃねぇぞ』と。ヘビーとして新日本参戦。ケンカ売りに来ましたよ。その最初の標的は真壁刀義。それだけですよ」
噂されていた鈴木軍新メンバーはK-DOJOの真霜拳號だった。
インディー界ではトップクラスの選手。メジャー系での活躍が少なかっただけにプロレスファンの間でも驚きの声が多数。
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真霜拳號、鈴木軍入りに対する反応 - Togetter
観客の半分が驚き、半分が「誰?」という感じか。
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真霜拳號 - Wikipedia
キャリア11年の33歳。
2004年にヒートが保持していたIWGPJr王座に挑戦している。この時も評価は高かったが、まだ「若手」のレベル。今やK-DOJOのトップ選手。
インディーでは、関本大介・飯伏幸太がズバ抜けた存在と言われていますが、それに継ぐランクに真霜は入るでしょう。
キックとサブミッションが得意で、MMA(ZST)の経験もある。一点集中と一撃必殺のスタイルにこわだります。ただ今回はヒールの鈴木軍なので、ちょっとダーティーな色が強くなるかもしれません。
実力的には全く問題ないのだが、ヘビー級でどこまでやれるか。真壁刀義は旗揚げ時のK-DOJに関わっていただけに、その辺の因縁?があるのかもしれません。
真霜選手は翌日の埼玉大会にも乱入しました。
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第5試合|09/08(土) 18:00 埼玉・アスカル幸手・さくらホール ~クライムホーム PRESENTS~|NJPW 40th anniversary Tour Road to DESTRUCTION|大会結果一覧|Match Inf...
珍しく、土曜なのにK-DOJOで興行がない日だった。
桜庭&柴田は現れず。しかしヤングライオン・広夢が名乗り
桜庭&柴田、次々と対戦アピールが始まっています。
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第1試合|09/07(金) 18:30 東京・後楽園ホール|NJPW 40th anniversary Tour Road to DESTRUCTION|大会結果一覧|Match Information|新日本プロレスリング
<試合後マイク>
試合後、井上が「柴田ー! 桜庭―! そのケンカ、俺が買わしてもらいます! このリングで勝負だー!!」とマイクアピール。
新日本プロレスに参戦表明していた桜庭和志と柴田勝頼を挑発した。
<試合後コメント>
高橋「井上さん! すみません……!!」
井上「なんだよ?」
高橋「申し訳ないっすけど、自分にもそのケンカ、やらせてもらっていいすかね?そのケンカ!自分も、一緒に、受けさせてもらっていいですか?……アイツらが、上がったのには俺だって責任があるんすよ!両国のリング、ホントは、俺たちが、俺たちヤングライオンが、一番先に止めなきゃいかなきゃいけなかったんですよ。そうすれば、アイツらが俺たちにケンカ売ることもなかったんですよ。だから、俺1人でも行ってやろうと思ったけど、井上さん、自分と一番最初にやってくださいよ」
井上「ヨーシ、ヨシ、ヨシ!オイ、このケンカを買ったのは誰だ?俺と、高橋、あと誰だ?真壁!オイ、会社!そろそろ決めてもらっていいぜ。俺たちは、いつでも、神戸でおまえたちをジャッジしてやる!以上だ!」
高橋「オイ、神戸じゃなくったっていいぞ?どこでもいいぞ、べつに。明日だって構わねぇからな。俺はシングルだっていいんだ!今日、やった矢野、飯塚、柴田、桜庭……関係ねぇよ!シングルでやってやるよ。俺1人でやってやるよ!俺の責任だ。俺たちヤングライオンの責任なんだよ。柴田、桜庭、アイツら闘うリングがなくなったから、ここに来ただけだろ?だったら、俺が相手してやるよ!」
広夢の「責任」とは、両国のリングに桜庭&柴田をあげてしまったことを指すのか。本来、ヤングライオンが排除しなければならないと。
果たして9.23神戸で桜庭&柴田のカードは組まれるか?
そのほか、主な出来事。
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菊池孝さん追悼セレモニー|09/07(金) 18:30 東京・後楽園ホール|NJPW 40th anniversary Tour Road to DESTRUCTION|大会結果一覧|Match Information|新日本プロレスリ...
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ライガー、キャプテン・ニュージャパンを痛烈批判 [ 多重ロマンチック ]
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第5試合|09/07(金) 18:30 東京・後楽園ホール|NJPW 40th anniversary Tour Road to DESTRUCTION|大会結果一覧|Match Information|新日本プロレスリング
内藤哲也、膝が不調で動きがかなり悪い。それをカバーしていたはずのタマ・トンガが膝を負傷し翌日から欠場。
試合後の内藤と丸藤はお互いの目を開け合うという挑発合戦。
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第6試合|09/07(金) 18:30 東京・後楽園ホール|NJPW 40th anniversary Tour Road to DESTRUCTION|大会結果一覧|Match Information|新日本プロレスリング
カール・アンダーソンが中邑真輔にフォール勝ち。しかし狙いはインタコンチでなく、オカダの“1.4挑戦権”。