遅くなりましたが、観戦したDDT・両国大会のまとめと感想。
3年目の両国、3年連続超満員以上。そして来年は日本武道館。
AKBで満員にできて何でプロレスで満員にできないんだって。
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両国ピーターパン2011~二度あることは三度ある~ [ DDTプロレスリング公式サイト ]
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DDTが15周年大会で日本武道館進出を発表、飯伏がIWGP王座初防衛 サップ、男色殺法に撃チン [ スポーツナビ ]
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10年目のKUDOが両国という大舞台で悲願のKO-D無差別級奪取!すると大社長が来年の15年周年記念大会を武道館で開催すると発表! [ バトル・ニュース ]
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DDT・両国大会、速報まとめ [ プロレス専門BLOG:ブラックアイ2 ]
■両国ピーターパン2011~二度あることは三度ある~
7.30 DDT / 両国国技館 (8660人・超満員)
▼ダークマッチ 大中華統一中原タッグ選手権
○高木三四郎、澤宗紀(21分3秒 シットダウンひまわりボム・トゥ・アヒルちゃんバス→エビ)●ザ・グレート・サスケ、リッキー・フジ
※挑戦者・高木&澤が王座奪取。
- 両国地下の焼き鳥工場(?)で鶴見五郎が働いていた。
- 控え室にクレイジークルーメンバーが。即席ライブ。
- 昨年と同じく風呂場で決着。和田京平が湯槽に飛び込み3カウント。
▼オープニング 中澤マイケル肛門爆破
画像1、画像2
▼第1試合
○石井慧介(9分25秒 ニールキック→片)●入江茂弘
▼第2試合 アイアンマンロイヤルランブル
○アントーニオ本多(21分46秒 卍固め)●佐々木大輔
※本多が新王者
▼第2.5試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権
○ゴージャス松野(16時49分 ゴージャス☆スクールボーイ)●アントーニオ本多
※松野が王座奪取(7月27日0時の時点で松野が現王者)。
- 松野:試合後コメント「本当に福島は震災から4カ月経ちますけど、今でもつらい状況が続いています。このベルトを福島に持ち帰って福島のみんなと勇気と力を分かち合いたいと思います。そして今度はこのベルトを1年くらい持ち続けて、更には来年の両国に向けて頑張っていきたいと思っています」
- 松野、被災地での防衛戦を示唆するも「…ちょっと被災地の部分(のコメント)はカットしてもらった方が…」。
▼第3試合
○MIKAMI(8分59秒 ヴォルカニックボム→エビ)●ポイズン澤田JULIEE
- MIKAMI:試合後コメント「『蛇界転生は終わりだ』って、『もう終わった』って。最後リング上でオレに『蛇界転生は終わりだ。もう思い残すことはない』って言ってたよ。何考えてるんだかわからないけど、オレとポイズンの抗争も今日で多分終わりだ。今度ポイズがどういうかたちでこの世に現れるか分からないけれど、オレは戦いながらね。やっぱりどこかでDDTを支えてきた戦いというのはあったし、もしかしたら見てるお客さんには伝わらなかったかもしれない。でも戦ってるオレたちは長い間DDTでやってきた意地とプライドを拳に込めて殴り合った」。
▼第4試合 KO-Dタッグ選手権=変則4WAY
<1>ケニー・オメガ、○中澤マイケル(13分15秒 ケニーのクロイツラス→ジャックナフ式エビ固め)GENTARO、●ヤス・ウラノ
<2>マサ高梨、○関本大介(16分37秒 ジャーマンSH)ケニー、●中澤
<3>○マサ高梨、関本大介(23分31秒 雪崩式タカタニック)HARASIMA、●HERO!
※王者・HARASIMA組が敗れ、挑戦者・高梨&関本が王座奪取
▼第5試合 5vs5イリミネーション
高木三四郎&佐藤光留&高尾蒼馬&彰人&平田一喜(5-4=1人残し)鈴木みのる、矢郷良明、松永智充、大家拳號、SSマシン
○高尾(24分20秒 ヂアビング・ギロチンドロップ→片)●松永
- 試合後、佐藤光留が鈴木みのるに対戦アピール。、「鈴木さん、僕はパンクラスで生まれましたが、育ったのはここDDTのリングです! プロレスラー佐藤光留はDDTで育ちました! 僕のホームリングで一騎打ちしてください!」。8.28後楽園ホールでシングル決定。
- 更に高木三四郎も鈴木みのるとのシングルをアピール。1年後のDDT15周年興行で対戦決定。
- 鈴木:試合後コメント「こいつらが大真面目にやってるプロレスごっこ、ブッ壊してやるよ。ぶち壊してやるよ」。
▼第6試合 IWGPJrヘビー級選手権
○飯伏幸太(13分50秒 フェニックス・スプラッシュ→片)●プリンス・デヴィット
※王者・飯伏がV1
- 飯伏:試合後コメント「試合前はDDTの……ホームなんで、DDTの試合をするって言ってたんですけど、何もできなかったですね。何一つできなかったです」
▼第7試合=セミ 特別ルール=3分30R
○男色ディーノ(3R2分58秒 ゲイ道クラッチ)●ボブ・サップ
- 特別ルール全文
- 試合後、ダチョウ倶楽部の「どうぞどうぞ」ネタを観客含め全員でサップに。
- 「ジャア、ボクモ、チョットダケ、ゲイニナリマス」とマイク後、「どうぞどうぞ」とやられ激怒、退場。
- サップ:試合後コメント「さっきの試合では不当な行為があった。キスがルールで許されているなんて聞いていない。オレはビースト。このDDTのリングを征服してやる」 (継続参戦?)
- サップ「オレは絶対的にゲイじゃあない。あの時は空気を読んだがオレはゲイじゃない。野獣は必ず美女を愛するものなんだ
- ディーノ:試合後コメント「(本人はかたくなに『空気を読んだだけだ』って言い張っていますが?) アハハ! まぁまぁ逃げの道は用意させてあげないとね。曲がりなりにも「ゲイになる」って言っちゃったんだからリングで起こったことはすべて本当というのがプロレスじゃない。ウソみたいなことでもリングで起こったことはすべて本当。それがプロレスなの。だからあんなにサイズが違う私が勝ったというのも全て本当。カミングアウトしたのもすべて本当。これがプロレス、これがゲイ。あ~死ぬかと思ったぁ(苦笑)。→全文
▼第8試合=メイン KO-D無差別級選手権
○KUDO(27分24秒 ダイビング・ダブルニードロップ→片)●石川修司
※挑戦者・KUDOが王座奪取
- KUDO試合後マイク「両国のメーン、自分で大丈夫なのかって自分が一番悩んだけど、こうして勝ちました」「高木さん、19年前に自分をDDTに拾ってくれてどうもありがとうございました」
- KUDO:控え室コメント「武道館、まだ本決まりじゃないみたいですけど、武道館のメーンに立ちたいです。去年の両国で次にボクがメーンで試合するなんて思っていた人はいなかったと思うんですよね。DDTの強みっていうのは若い有能な選手がどんどん育ってきていて、有能な選手もどんどん入ってきてる。これがメジャー団体にない強みだと思うんですよね。そういった意味では次の武道館、誰がメーンに立ってるか分からないですけど、でも誰がメーンに立ってもDDTは絶対に面白いっていう自信があるんです。絶対後悔させない興行をDDTはします。これからDDTはもっと大きくなるんで、今DDTを応援してくれる人はDDTのファンである事を誇りに思ってください。もっともっとみんなでDDTを大きくしていきましょう」→全文
▼エンディング
- 来年のDDT15周年記念大会を、日本武道館で開催することを発表。
- 武道館の日程抽選が10月のため、日時は未定。
- 後援はニッポン放送。
- 高木マイク「「俺たちプロレスが夢を見せられなくてどうするんだよ! 暗い世の中なんて吹っ飛ばせ! 俺たちDDTの15周年を武道館でやるなんて痛快じゃねぇかよ! お前ら両国以上にリミッターはずしていけよ! 俺たちはまだまだ上を目指していくぞ!」
- なお、武道館進出はほとんどの選手・関係者に知らされていなかった。リング上で唖然とする選手多数。
<大会総括>
■ 高木三四郎総括 [ スポーツナビ ]
ニッポン放送とタッグを組んだきっかけは。
- 高木「元々ドロップキックでイベントをやってもらったりとか、いろんな部分でご協力いただいていたニッポン放送の三島さんに相談いたしまして。マッスル坂井と話した時に『武道館は後援メディアがないとダメですよ』って言われたんで、三島さんにお願いしてニッポン放送とタッグを組んでやらせていただく、という事になります」
- 高木「ボク6月にAKB48の総選挙、武道館に見に行ったんですよ。その時にお客さんがパンパンに入っていたんですよ。悔しくて悔しくて。AKBで満員にできて何でプロレスで満員にできないんだって。その瞬間『平日でもいいや。オレ、やっちゃおう!』って思って。で、三島さんにお願いしました」
ニッポン放送の三島氏はもともとのプロレスファン。DDTやユニオンもよく観戦するそうです。最初、そこがDDT直営店は知らずに「ドロップキック」へ入ったのが知り合うきっかけ。
ニッポン放送が過去に、第2次UWF武道館、旗揚げ時のノアをサポートしたことがある。
<決定カード>
■8.28 DDT / 東京・後楽園ホール(12:00開始)
▼佐藤光留 vs 鈴木みのる
■日時未定 DDT / 東京・日本武道館(予定)
▼高木三四郎 vs 鈴木みのる
<DDT48総選挙開催>
- 今年も開催。投票期間は8月21日~9月25日。詳細は後日発表。
コメント含めてのまとめ。試合経過・コメントの詳細はスポーツナビで。
日本武道館進出は驚きました。両国の1.5倍ぐらいはありますよね。さすがに大変だとは思うが…それでも何とかなる気はしますねぇ。
ここからの1年、武道館ロードがまた楽しみになってくる。
武道館と言えば「マッスル」が進出を宣言し叶わなかった場所。
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Twitter / @t346fire
そして俺様はDDT15周年記念興行の相手に鈴木みのるを選んだ。鈴木みのるはマッスル坂井の最後の対戦相手だった。坂井がずっと望んでいた武道館で俺様は鈴木みのると戦う、一年後に。
「マッスル」は、鈴木みのると絡むことで一段高いステージに上がれた。
このマッチメイクには意味がある。できれば坂井良宏さんには来場して欲しいなぁ…。
興行としては成功だったけど…
私の感想。
速報の最後に「過去の両国に比べるとイマイチ」と書きました。とは言っても、全くつまらなかったというわけでもなく、各試合しっかり盛り上がって興行としては成功だったと思います。特に前半戦の試合は文句なしに面白かったですねぇ。
武道館進出発表もあって、エンディングのハッピーエンド感も凄くありました。
ただ、過去2年の両国大会は、DDTのビッグマッチならではの、今までのプロレスではあり得ないインパクトを体感できました。飯伏vsHARASIMA、高木vsサスケ、一発目の肛門爆破、ディーノvsHG、某アニメパクリの1年戦争。
賛否あったことを含めて、やりきってやろうというパワーに圧倒された。「凄いモノを見た」と若干呆れるぐらいに響いてくる。
今回はそこまでのモノは無かったかな…と。
これまでの流れを汲んで定番化している試合・展開も目立ったような。ダークマッチは昨年の続きのような形でもそれを超える面白さでしたけどね。
まぁ、両国規模の大会を今後も続けていくうえで、ビッグマッチのフォーマットをいろいろ模索した結果なのかもしれない。興行時間は長かったけど、各試合ちゃんとテーマがあって、よくまとまっていたとは思います。
ファンの感想もほとんどが高評価です。
来年は日本武道館。規制も厳しいだろうし、いろいろやりにくいとは思いますが、新たなステージで新たなモチベーション、歴史に残る興行を見せて欲しい!…と勝手にハードル上げて感想終了w
ブログ集、etc
選手のブログ紹介。
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両国 [ KUDOのひとりごと ]
翌日からエビスコへ。
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DDT両国大会 [ ジャイアント日記(石川修司選手ブログ) ]
新たな目標はユニオン・両国大会。
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DDT両国大会だったぞー! [ MIKAMIの『ブログ式スク~ルボ~イ』 ]
火炎攻撃に怒る。
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ゲイサップ [ 鈴木みのるオフィシャルブログ「今日も明日も風まかせ~」Powered by Ameba ]
控え室でのサップ。
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で、両国おわり [ ★矢郷良明 Yoshiaki Yago ★ LIFE philosophy ]
なぜか和田京平さんと約1時間話し込んだそうです。
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女子は恐ろしい! [ プロレスラー菊地毅のブログファイヤーボーイ ]
「アイアンマンのバトルロイヤルでは、ゆずぽんさんは7番目、菊地は12番目入場だったので、自分がリングインした頃は空ポンでした」。
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ゆずぽんとツーショット [ プロレスラー菊地毅のブログファイヤーボーイ ]
真顔。
グッズは大好評。
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西澤さんTシャツ、約30分で完売 [ 多重ロマンチック ]
まさか?の完売。
両国で販売されたものを含め、DDTグッズはこちらでどうぞ。
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DDTオンラインショップ
大会パンフレットから、かなり興味深い飯伏幸太の言葉。
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鈴木健.txt (yaroutxt)
飯伏幸太両国パンフ語録「今のうちに飯伏幸太をどんどん使ってほしい。使い捨てしてほしい。捨てていいんです!それでちょっとでも(プロレスが)広まれば」「やめる時は唐突な気がします。直感のみで今日まで生きてきたんで。やりたいことがなくなった時が怖いんで、逆にください」 #ddtpro
posted at 02:21:13
飯伏幸太両国パンフ語録②「今は変わらず飯伏幸太のプロレスを広めると。でもそれによってプロレス業界全体が上がるんであればこれはいいことではないかと(ニッコリ)。ちょっとだけ変え…られ…るんじゃないかと。業界を背負うとかは相変わらずないけど結果的にそうなれば」 #ddtpro
posted at 02:25:42
飯伏幸太両国パンフ語録③「一番反応がいいのは飛び技だったんで、じゃあ宣伝のために飛びまくろうと。初めて見る人のために飛んでいるんです。でも全体に広まってきたんで元々やりたかったパワーファイターにシフトしようかと。パワーファイター系の技のストックがたくさんあるんで」 #ddtpro
posted at 02:29:08
こんな“らしい”言葉が続発した飯伏インタビューが掲載された両国記念パンフはDDT7・29新木場でも販売されHPオンラインショップでも通販受付が間もなく始まります。大会以後に買っても十分価値のある作りです #ddtpro http://twitpic.com/5vqky6
飯伏に刹那的な匂いも感じる人は多いはず。「使い捨てしてほしい」は強烈。
ファン観戦記。
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2011年7月24日 DDT 観戦記 [ ナムのジャンク領域ブログ ]
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7/24 DDT 「両国ピーターパン2011~二度あることは三度ある~」 両国国技館 [ たこ焼きマシン.com ]
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DDT “両国ピーターパン2011~二度あることは三度ある~” 7/24 両国国技館大会 [ Extreme Party ]
画像集。
第1試合の石井vs入江。お互い持ち味出しまくって素晴らしい試合となりました。
アインマンのロイヤルランブルも面白かった。
さくらえみが真っ先に愛川ゆず季を狙ったときは思わず声を上げてしまった。
KO-Dタッグの4WAYもかなりの好勝負。
人数多い試合が続くも、全て形式が違うこともあり思ったよりはダレずに見られた。
でも、さすがに出場人数多すぎ?
ジョン・シナvsザ・ロックばり、三四郎vs鈴木で1年後のメイン決定。
と言うことは、鈴木みのるがDDTにレギュラー参戦するということだろう。
ディーノvsサップ、「キスは禁止されていない」というところは「ルールの隙を突いた」というより「それは禁止しておいて当然だろう」という疑問の方が勝ってしまってイマイチ。
やろうと思えばいくらでもゲイ技はできたということになる。
サップの表情素晴らしい。
ハッスルでは試合もパフォーマンスも良かったり悪かったり、という感じだったが。
どうぞどうぞ。
京平さんもやってる。
メイン、KUDOvs石川修司。
石川が圧倒的な攻めを見せるも、終盤にKUDOが一線を越えたかのような打撃のラッシュから一気の勝利。
プレッシャーに打ち勝ったKUDOの評価が高いが、石川修司の凄さはもっと褒めてあげたい。
彼も両国メインは初。大きな会場に相応しいダイナミックな技連発。
タイガースープレックスホールド驚いた~。
まさかの武道館へ。
北沢タウンホール時代を知ってる者からすると夢のまた夢のような話。
高木三四郎はニッポン放送でのオールナイトニッポン進出も狙っている。
正直言うと、DDTはTBSラジオ系のイメージあったので少し意外。