GHCJrタッグ挑戦へ
2月シリーズ開幕のNOAH、最終戦の日本武道館大会を睨んだ前哨戦がいくつかラインナップされた。
興行中盤には、05年最優秀タッグチーム・ZERO1-MAXの日高郁人&藤田ミノルが予告通り登場。
リングにGHCJrタッグ王者・金丸&杉浦を呼びだし、改めて挑戦をアピーールした。
ノア「Navigation for Evolution’06~永源遥さよならツアー~」開幕戦 [ スポーツナビ ]
日高郁人と藤田ミノルが登場 [ スポーツナビ ]
藤田が「少しお時間よろしいでしょうか。紳士的にノアマットに参上しました。昨年のディファカップ、準優勝だったんですが、その優勝チームに勝った金丸義信、杉浦貴両選手に今日は挑戦を表明しにやって参りました。お手数ですが、ここまで出てきてもらえませんでしょうか」と呼びかけると、杉浦と金丸が登場。
藤田の「挑戦を受けるのか受けないのか、それだけ言ってくれませんか」との問いに、杉浦は「金丸さん、やめとく? なんか紳士的に来ましたね。どうしますか」と金丸に託すと、金丸は「じゃあ、武道館でやってやるから空けとけよ」と応じるが、藤田は「対戦するのは分かりました。GHCジュニアタッグのベルトはかけていただけるんでしょうか」と追いすがる。杉浦は「もったいないよね。どうします?」と渋るも、金丸は「かけてやるよ。やってやるこのヤロー」と応戦。
藤田は「約束取り付けました! ベルトはいただいて帰ります」と宣言し、2人でリングを降りた。
試合巧者揃いで楽しみ。
これまでに、ほとんど接点のなかった4人(藤田と杉浦が新日本のJrリーグ戦で当たってるぐらい?)、ムリヤリ因縁を引っ張ってくると、元バトラーツのコーチで日高とs親交の深い
井口摂さん(現在は修斗などで活躍?)が自衛隊で杉浦選手の後輩にあたる(ちなみに自衛隊時代の井口選手は、あの中尾芳広さんと同部屋だったらしい)。
日高選手の得意技の一つ、「井口ボム」が杉浦に決まるかどうかも注目。
森嶋、ぶっちゃける
主な試合の結果はこちら。
2.17 NOAH/後楽園ホール(2100人・超満員)
[8=メ]鈴木みのる、○SUWA(15分41秒 FFF→体)秋山準、●志賀賢太郎
- 試合後、鈴木は秋山に自分の新作Tシャツをかぶせる。秋山はTシャツを破り捨てる。
- 鈴木コメント「俺からの提案だけど、無制限3本勝負ってのはどうだ? それだったら「今のなし、今のなし」なんて言い出す奴はいないだろ。もし仮に俺が負けても、俺のファンが「今のはマグレだ」なんて言わなくてすむしな」
[7=セ]小橋建太、○本田多聞、金丸義信(23分3秒 デッド・エンド→片)森嶋猛、●モハメドヨネ、KENTA
[4]○ロウキー(16分1秒 キークラッシャー99→片)●鈴木鼓太郎
[1]○百田光雄、菊タロー(10分1秒 横入り回転エビ固め)菊地毅、●永源遙
秋山と鈴木は思ったより当たった回数が少なかったらしい。
で、セミファイナルに登場した森嶋猛のコメントがなかなか凄いんですよ。
森嶋「今日は言いたいこと全部言ってやるよ。まず、なんでKENTAなんかと組まなきゃいけないのか。このカードが組まれた時から思ってたんだよ。あいつと頑張ろうなんて思ってない、一緒にやる意味がない。俺はシングルでやりたいってずっと言ってきた。武道館で社長との対戦も決まったけど、俺にシングルで勝てたら社長との対戦を譲ってやってもいいよ。武道館での対戦を組まれてない奴ら、どんどん名乗り出てこいよ。武道館まで、まだ何試合かあるから、そこで相手してやるよ。でも、出てこないだろうな。あいつら、腑抜けばかりだからな。
――小橋選手との対戦でしたが
言っておきたいのが、俺はシングルで打ちのめされたことがないってこと。小橋さんも、何で今まで俺とやらなかったのか。いろんなアピールの仕方があるけど、俺は「やりたい」ってずっと言ってきた。会社にも、マスコミを通しても。やりたくない理由でもあったのか。まあ、見てる人が判断してくれればいいけど、今日も負けていなかったと思う。
――武道館での三沢選手との対戦に向けて
みんな勝てないと思っているだろうけど、俺はいろんな思いを持ってる。すごい強かった頃の社長とやりたかったけど、デビューして9年、まだ1回も社長とはやってない。ずっと言ってきた分、「何で今なのか」って思いがある。
「KENTAとは組まない」「中堅勢は腑抜け」「小橋、逃るな」「強かった頃の三沢とやりたかった」。いや~一気にぶちまけましたね。特に三沢さんに対する発言は厳しい。
「強かった頃にやりたかった」イコール「今は大したことない」。確かに最近の三沢さんはパっとした試合はないが・・・これで黙ってるはずもなく、キラー三沢の出現に期待が高まる。
あとは言動に森嶋の実力が追いつくかどうか。