会談では進展なし
WWE公式HP上で
PRIDEと会談の場を持つことが発表されたのが、日本時間の11月18日深夜でした。本日、続報記事がupされた。
会長のビンス・マクマホンによれば、金曜日のPRIDEとWWEの会談はなごやかで有益なものであった。2つのカンパニーは潜在的なチャンスを議論するために会った。会談を続けていく事を除いて、明確な進展は得られなかった。
PRIDEは世界的なMMA市場のリーダーであると考えられます。そのうえ、PRIDEにはハッスルと呼ばれている日本で人気のプロレスリング・プロモーションを持っています。ハッスルは「ハッスルマニア」として知られているイベントの開催を近く予定しています。
進展なし・・・。
顔見せ程度だったのか、それとも何か折り合いつかずに物別れとなったのか・・・。この記事だけでは何とも言えない。
ハッスルの名前が出てきたのが新たな動き?
この記事の一番のポイントは、WWE公式HP上に「ハッスルマニア」という言葉が載ったという事実でしょう。
まぁ、ハッスルとレッスルで“まんま”ってわけではないが、100%パクリのイベント名をWWEが認めてくれたってのは嬉しい話(笑)。
HGがデビューする際に、WWEが権利を持ってる「レイザーラモン(スコット・ホールのWWE時代リングネーム)」の使用にダメダシしたぐらいですから、この手の話はホントウルサイ。
小川直也がWWEへ?
PRIDEだけではなく、ハッスルとの交流の線も出てきたところで、海外サイトに気になるニュースが。
まだ“噂”段階。リンク先の画像も随分前のモノのように見えるし信憑性は薄そう。記事では「小川直也vsビッグショーがMMAルールで行われる」との情報も。
ビッグショーと言えば、昨年のレッスルマニアで曙と相撲マッチを行っている。あれだって正式決定するまでは笑い話としてマジメに受け取るファンは少なかった。とはいえ・・・どうですかねぇ。
プロレスがアレな小川の修業先としてWWEを経験させる、というならわからんでもないが(贅沢な話だ)、MMAをWWEでやっても・・・。
目的は何?
ここから先は私の妄想。
DSEとWWEが交流するうえで考えられるパターンを並べてみる。
<1>選手の貸し借り。
WWE←→ハッスル、PRIDE。
DSE側にはオイシイ気もする。WWE側で欲しい選手と言っても・・・知名度あるのはTAJIRIに田中将斗ぐらい? 格闘技ファンには大人気のヒョードルやシウバもお茶の間相手のWWEでは無名な格闘家にすぎない。
<2>演出・舞台装置などの貸し借り。
来年以降も定期的にアメリカ大会が行われるであろうPRIDE、その度に巨大なセットを運んでいては経費がかかりすぎる。そこでWWEからビジョンなどをかりる・・・。
逆に、WWEが日本公演をする場合には、DSEが舞台装置を貸し出す。毎回ショボイ演出にガッカリするWWEファンにとっても嬉しい話。
<3>WWEの興行の中でMMAを行う。そのための選手をPRIDEからかりる。
小川がWWE登場するならコレにあたる。かつて「Brawl For All」なるガチンコ・トーナメトを開催したこともあるにはあるが、そのときはファンに大不評、大失敗に終わっている。
同じ過ちを繰り返すつもりはないだろうが、そのときと違って今はUFCの存在が大きい。
「うち(WWE)もガチンコぐらいできますよ」と示す意味でMMAを興行に組み込むこともある・・・かも。
<4>WWEがMMA団体を新たに立ち上げる
プロレス団体とはまた別に、タイタン・スポーツがMMA団体を立ち上げ、PRIDEから選手をかりる。
かつて、「XFL」なるアメフトリーグを立ち上げたこともあるだけに、格闘技団体の一つや二つ、大した負担にはならない。TVやPPVもすぐできそう。
以上。
けっこう、4番がありそうな気もしてきた。ビンスも嫌いじゃないだろうし。
ちなみに、ビンス・マクマホンはボブ・サップにゾッコンなんだとか。
10月にトライアウトを受けたあと、好条件で契約寸前まで進みながらも、「プロレス以外の活動(MMA含む)におけるマネジメント契約はしない。プロレス以外は自由に活動させろ」とサップ側が主張したため契約に至らず、WWE登場は幻に終わっている(週刊プロレス「ボーイズはボーイズ」より)。
サップと言えばPRIDE移籍の噂も流れましたが・・・今回のニュースに関係してくるんでしょうか?
今は続報を待つしか無し。