8.30全日本プロレス・両国大会の私的MVPは、船木でなく“帝王”高山善廣
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観戦した全日本プロレス・両国大会の感想を。
ここでは船木誠勝ではなく、セミの三冠戦について。
■ 熱戦の連続だったが、最後は船木と喧嘩腰でやり合った鈴木を武藤が月面水爆で仕留める [ angle JAPAN ]
三冠戦は凄まじい一戦でした。
プロレスを見ていて、ここまで試合に圧倒されたのは久しぶり。
正直、最近の高山善廣には物足りなさを感じておりまして・・・物足りない、というより心配が先にくるような。
形としては「ムタに勝利し三冠奪取、脳梗塞から完全復活」のような報道がほとんど。
盟友の鈴木みのるも、高山の復活を認めるような発言をしています。が、どうにも納得はできないでいた。
チャンピオン・カーニバルでも元気はなく、試合終盤にヘロヘロとなる姿が目立つ。
欠場前と比べ、だいぶウェイトオーバーぎみでもあった。
復帰の時に、ファイトスタイルを変えるべきだったのではないか。お笑いをしろとは言わないが、ハードヒットを続けるのは限界がすぐにくるだろう、と。
諏訪魔が挑戦すると聞いて、本気で高山の身体を心配する。
あまり評価をされていない気もするが、今の諏訪魔が持っているいろんな意味での「強さ」は、日本プロレス界でも1・2を争うぐらいのモノ。
片手で90キロのダンベルを上げ、更に、この試合に備え体を絞り、スピードアップにも成功。
チャンピオン・カーニバルで対戦した小島聡は、「しばらく顔も見たくない」と諏訪魔の恐ろしさをブログで語っています。
タイトルマッチが決まる前、「挑戦する資格が諏訪魔にあるのか?」と高山は何度も挑発する。
上から目線になることで、追い込まれたのは自分ではないのか。
前の試合に小橋建太登場。会場は小橋コールで大熱狂。
そして三冠戦。
序盤はまったく盛り上がらない。
技は出てるのに観客のリアクションが帰ってこない、最悪のパターンの展開となっていた。
こうなると、選手は盛り上げようと更に技を出しスタミナを早く消費していく。
20分過ぎ、諏訪魔が高山の巨体を雪崩式フロント・スープレックスで完璧に投げきった。
このあとのフォールを返す様子が、私には少し遅かったように見えた(そうでもなかったらすいません)。「もしかしてヤバイのか?」と嫌な予感が頭を過ぎる。
ところが、リングはまったく逆。ここから試合はヒートアップ、高山が逆襲を開始する。
雪崩式ブレーンバスターをやり返し、大きな弧を描きつつも急角度に落とすバックドロップも放つ。
諏訪魔もバックドロップ、ラリアットと返すが、高山はしっかりとキックアウトし、すぐに立ち上がりド迫力の攻撃を返す。
この辺りからリング上の雰囲気が異様になってくる。
スタミナは厳しいはずなのに、前のめりの姿勢をお互いが崩さない。
25分、両者はグーパンチを打ち合う。気がつけば序盤はヤジすら目立った会場が、歓声とも悲鳴ともつかない観客の声に包まれていた。
圧巻は、かんぬきを決めた諏訪魔に放った高山の頭突き。
「ゴシャ」という音が2階席までハッキリ聞こえた。
マイクもないし、歓声も響いていた。それでも頭蓋骨の当たる音はしっかり耳に届いた。
試合結果も私には意外であったが、それ以上に高山の闘いぶりに驚き、興奮してしまった。
単に勝っただけでなく、強烈な「強さ」を印象づけた。文句ない。文句言えるはずがない。
高山善廣というレスラーを軽く見過ぎていた。申し訳ない。
あなたは間違いなく「帝王」です。
こんな試合を続けていたら、いつか体はぶっ壊れてしまう。
この試合を評価してしまったら、次にもっと凄いモノを求めてしまようで、そのことには罪悪感を覚える。
でも、この試合が凄かったこと、高山善廣の生き様に感動したことは間違いない。
以下、リンクを貼っておきます。
■ 応援ありがとうございました! [ 船木誠勝 「REDZONE」 Powered by Ameba ]
船木誠勝ブログ更新。
なお、試合後の鈴木みのるは「船木だけは許さねえ」と言い残し会見は行いませんでした。
■ 白鵬、プロレス場外乱闘“参戦”問題なし [ SANSPO.COM ]
リングに上がったわけではないので問題なし。そりゃそうだ。
■ 「長州さん! オレにプロレスを教えてください」 [ 多重ロマンチック ]
征矢の長州弟子入りについてはこちらで。
マスコミ陣の感想。
■ だからプロレスは面白い! [ maikai ]
■ 全日本両国大会~メジャーの凄さ [ 須山浩継伯爵の身勝手日記 ]
■ 第46回 明日また生きる!ふたたび。 [ 三田佐代子の猫耳アワー ]
※記事タイトルを少し変更しました。
ここでは船木誠勝ではなく、セミの三冠戦について。
頭突きの音が2階席にも・・・
■ 武藤&船木の同期タッグが蝶野&みのるに快勝 三冠王者・高山に小島が挑戦表明、小橋も魅せた! [ スポーツナビ | 格闘技 ]■ 熱戦の連続だったが、最後は船木と喧嘩腰でやり合った鈴木を武藤が月面水爆で仕留める [ angle JAPAN ]
三冠戦は凄まじい一戦でした。
プロレスを見ていて、ここまで試合に圧倒されたのは久しぶり。
正直、最近の高山善廣には物足りなさを感じておりまして・・・物足りない、というより心配が先にくるような。
形としては「ムタに勝利し三冠奪取、脳梗塞から完全復活」のような報道がほとんど。
盟友の鈴木みのるも、高山の復活を認めるような発言をしています。が、どうにも納得はできないでいた。
チャンピオン・カーニバルでも元気はなく、試合終盤にヘロヘロとなる姿が目立つ。
欠場前と比べ、だいぶウェイトオーバーぎみでもあった。
復帰の時に、ファイトスタイルを変えるべきだったのではないか。お笑いをしろとは言わないが、ハードヒットを続けるのは限界がすぐにくるだろう、と。
諏訪魔が挑戦すると聞いて、本気で高山の身体を心配する。
あまり評価をされていない気もするが、今の諏訪魔が持っているいろんな意味での「強さ」は、日本プロレス界でも1・2を争うぐらいのモノ。
片手で90キロのダンベルを上げ、更に、この試合に備え体を絞り、スピードアップにも成功。
チャンピオン・カーニバルで対戦した小島聡は、「しばらく顔も見たくない」と諏訪魔の恐ろしさをブログで語っています。
タイトルマッチが決まる前、「挑戦する資格が諏訪魔にあるのか?」と高山は何度も挑発する。
上から目線になることで、追い込まれたのは自分ではないのか。
前の試合に小橋建太登場。会場は小橋コールで大熱狂。
そして三冠戦。
序盤はまったく盛り上がらない。
技は出てるのに観客のリアクションが帰ってこない、最悪のパターンの展開となっていた。
こうなると、選手は盛り上げようと更に技を出しスタミナを早く消費していく。
20分過ぎ、諏訪魔が高山の巨体を雪崩式フロント・スープレックスで完璧に投げきった。
このあとのフォールを返す様子が、私には少し遅かったように見えた(そうでもなかったらすいません)。「もしかしてヤバイのか?」と嫌な予感が頭を過ぎる。
ところが、リングはまったく逆。ここから試合はヒートアップ、高山が逆襲を開始する。
雪崩式ブレーンバスターをやり返し、大きな弧を描きつつも急角度に落とすバックドロップも放つ。
諏訪魔もバックドロップ、ラリアットと返すが、高山はしっかりとキックアウトし、すぐに立ち上がりド迫力の攻撃を返す。
この辺りからリング上の雰囲気が異様になってくる。
スタミナは厳しいはずなのに、前のめりの姿勢をお互いが崩さない。
25分、両者はグーパンチを打ち合う。気がつけば序盤はヤジすら目立った会場が、歓声とも悲鳴ともつかない観客の声に包まれていた。
圧巻は、かんぬきを決めた諏訪魔に放った高山の頭突き。
「ゴシャ」という音が2階席までハッキリ聞こえた。
マイクもないし、歓声も響いていた。それでも頭蓋骨の当たる音はしっかり耳に届いた。
[セ]三冠ヘビー級選手権試合は高山が勝利。
○高山善廣(26分21秒 エベレスト・ジャーマン・スープレックス・ホールド)●諏訪魔
※王者・高山がV2
試合結果も私には意外であったが、それ以上に高山の闘いぶりに驚き、興奮してしまった。
単に勝っただけでなく、強烈な「強さ」を印象づけた。文句ない。文句言えるはずがない。
高山善廣というレスラーを軽く見過ぎていた。申し訳ない。
あなたは間違いなく「帝王」です。
こんな試合を続けていたら、いつか体はぶっ壊れてしまう。
この試合を評価してしまったら、次にもっと凄いモノを求めてしまようで、そのことには罪悪感を覚える。
でも、この試合が凄かったこと、高山善廣の生き様に感動したことは間違いない。
白鵬のチョップは問題ナシ
うーん、コメントのまとめなどをしようと思ったがギブアップ。以下、リンクを貼っておきます。
■ 応援ありがとうございました! [ 船木誠勝 「REDZONE」 Powered by Ameba ]
船木誠勝ブログ更新。
なお、試合後の鈴木みのるは「船木だけは許さねえ」と言い残し会見は行いませんでした。
■ 白鵬、プロレス場外乱闘“参戦”問題なし [ SANSPO.COM ]
リングに上がったわけではないので問題なし。そりゃそうだ。
■ 「長州さん! オレにプロレスを教えてください」 [ 多重ロマンチック ]
征矢の長州弟子入りについてはこちらで。
マスコミ陣の感想。
■ だからプロレスは面白い! [ maikai ]
■ 全日本両国大会~メジャーの凄さ [ 須山浩継伯爵の身勝手日記 ]
■ 第46回 明日また生きる!ふたたび。 [ 三田佐代子の猫耳アワー ]
※記事タイトルを少し変更しました。
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