プロレス復帰以来、その一挙手一投足が話題になってしまう船木誠勝、全日本プロレスの巡業でも大活躍中。
連日メインでブードゥー・マーダーズと対戦。
その試合内容がやはり興味深い。
VMの反則に苦戦も・・・
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2009年試合日程・結果 [ 全日本プロレス オフィシャルサイト - 公式ホームページ ]
ここで紹介するのは上越大会。
「武藤敬司&船木誠勝&真田聖也vsTARU&ヘイト&稔」。
この試合で船木がアンクルホールドを見せています。
プロレス技としてすっかり定着したアンクルホールドですが、パンクラス時代の船木の動きが、そのルーツとされています。
もちろんアンクルホールドという技は、アマレスにもあるしプロレスでも古くから使われているものですが、後方から脚を捻り上げる形がポピュラーになったのはごく最近のこと。
そのキッカケはケン・シャムロック。
彼がプロレス転向、WWEに参戦し始めた頃、フィニッシュとして多用したのがアンクルホールド。
彼はパンクラスでの「船木誠勝vsバス・ルッテン」から、この技のヒントをもらったと語っていた(やや記憶曖昧なんですがw)。
■1994年1月19日 パンクラス
○船木誠勝(2分58秒 アンクルホールド)●バス・ルッテン
総合のアンクルホールドというと、脚関節の取り合いで両者グラウンドの状態から極まる場合がほとんど。しかし、このときは今のプロレス流アンクルと同じく、後方から脚を極めにいく形。確か、船木はマットに座った状態で極めていたはず。
「裏アキレス腱固め」とも似ているが(そういえば最近使う選手いませんね)、脚の極め方がまったく違う。
見栄えのいいこの技をシャムロックがプロレスに取り入れ、後にカート・アングルもフィニッシュとして使用。世界中に広まった。
2002年にバス・ルッテンと対戦した金本浩二は「船木戦のビデオを見て研究した」というアンクルホールドで勝利しています。
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新日本プロレス 闘魂シリーズ2002 福岡闘魂記念日 [ スポーツナビ ]
■2002年10圧26日 新日本プロレス/福岡国際センター
[7]IWGPジュニアヘビー級選手権
○金本浩二(10分11秒 アンクルホールド)●バス・ルッテン
金本選手の場合、元は船木選手から来ているのでしょう。
このほか日本人では杉浦貴、諏訪魔らが得意としています。
そして流れ流れて、船木選手がプロレスで使い始めるというのも面白い話。
しかし、あの技でお客さんを沸かせるのは意外と難しい。
果たして今後、得意技となるか?
TARU、ハイブリッドボディ本を持ち出し挑発
新潟の試合、船木さんはいろいろ食らってます。
試合前、TARUは船木さんの名著「ハイブリッド肉体改造法2」を持ち出し挑発。
船木を「ハイブリッド」呼ばわり。
ヘイトが船木に鉄柱攻撃!
怒った船木は、VMの凶器(ロープ?ムチ?)を奪い、首を絞める!
ちなみに「東洋の神秘」を繰り出しているわけではありません。
終盤にはヘイト必殺?の消火器攻撃も食らう!
大開脚で急所打ちも食らう。
しかし最後はバックドロップで見事フォール勝ち。
武藤、○船木、真田(13分45秒 バックドロップ→体)TARU、●ヘイト、稔
今週末には横浜文化体育館で鈴木みのる戦。
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試合結果・日程 [ 全日本プロレス オフィシャルサイト ]
どんな試合になりますか。