シュルト「なぜ負けたのかが分からない」
本日開催の「K-1 WORLD GP 2006 IN SEOUL」、注目は巨人対決となったメイン。
圧倒的な声援を背に、ホンマンが昨年GP王者に挑み・・・勝ってしまった。
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K-1 WORLD GP 2006 IN SEOUL [ スポーツナビ ]
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FieLDS K-1 WORLD GP 2006 in LAS VEGAS [ FEG OFFICIAL WEB SITE ]
6.3 K-1 WORLD/韓国・ソウル(14880人・満員)
[10=メ]スーパーファイト・3分3R延長1R
○チェ・ホンマン(3R判定 2-1)●セーム・シュルト
※30-29、29-30、30-29
- チェ「準備した技を見せたいと思ったんですけど、シュルト選手の前に立ったら恐くなって全然できませんでした(笑)。その技はニーキックでした。(判定の結果を聞いて意外だった?)延長になると思いました。今回の判定はこれからも頑張ってくれという意味で受け取って、これからも頑張ります」
- シュルト「(満足いかない試合だった?)もちろんそうです。なぜ負けたのかが分からない。たしかにホンマン選手はいいファイターだったけど、なぜ負けたのかいまだに分からないよ。判定の結果については何もコメントはないし、してはいけないと思う。」
TV観戦した方なら誰もが首をひねったことでしょう。戦った本人達も判定に疑問をもっている。TVで見た感じでは会場もそれほど盛り上がっているようには見えなかった(判定の瞬間はドカーンでしたが)。
K-1の判定に今更文句言っても仕方ないとはいえ、こんなのが「当たり前」になているジャンルが世界的にブームを起こしてるってことが信じられん。
ジャッジはどれも1点差。K-1は手数よりダメージをとるという話ですが・・・まぁ、延長が妥当。
もう、1点差ぐらいまでなら延長戦をやった方がいいのかも。昔のシュートボクシング(本戦10分だった頃)は、そんな感じだったような気がする(違ったらすいません)。
それにしてもシュルトは元気がない。
06年は1勝2敗。
ルール改正によって“掴み”がほぼ禁止になったのが大きいとも言われるが、コンデションに問題あるような気もする。
「打倒・シュルト」が06年のK-1テーマ。
柔道家が準優勝
アジアGPは日本人・藤本祐介が優勝。
[9=セ]アジアGP・決勝戦
○藤本祐介(2R0分23秒 右フック→KO)●キム・ミンス
- 藤本「今まで何回も惜しい時があったんですけど、やっとトロフィーを手にすることができました。嬉しいです。7・30のジャパンGPも、できるなら出たいと思います。僕はどんどん試合をしたいタイプなんで、試合間隔空けずにやるのが強くなる秘訣なので」
- キム「今回は立ち技の練習をしましたが、立ち技の選手になるためにしたわけではなく、立ち技の技術を補完するために挑戦しました。今後の総合での試合にも今日の経験は活きてくると思います。」
武蔵以外の日本人がトーナメントで優勝するのはいつ以来だろう(
一昨年のジャパンGP?)。ジャパンGPも出場? そこでも優勝したら枠が1つ空くってことになるんでしょうか? とにかく、おめでとうございます。
リングス・コリアのキム・ミンス、まさかの準優勝。ご存じの通り、柔道家であります。
それでも、パンチはかなり強そうであったし、何より、前に出る姿勢が最後まで途切れなかったのが素晴らしい。
韓国人のスピリッツには何の競技でも驚かされます。藤本と1回戦で当たったキム・ドンウックも”根性のみ”で3Rこなしちゃったような感じでした。
どうなる、どうするアジアGP
相変わらず、メンバーだけ見ると何の競技だかわからないのがアジアGPw
谷川Pもレベルの低さを認めてしまいました。
谷川氏「チェ・ホンマンは予想以上」/「K-1 WORLD GP 2006 IN SEOUL」大会統括 [ スポーツナビ ]
チェ・ホンマンは予想以上に頑張りました。3ラウンドの戦いを通して、改めて進化を感じました。シュルトにも相手に攻撃をさせない上手さを感じました。
レイ・セフォー、ピーター・アーツの試合は10年戦ってきた選手たちの本当のK-1の試合だったと思っております。反面、トーナメントのレベルが低かったが、キム・ミンスに韓国人の魂を感じました。
とどめは、準決勝でキムに負けたムラッド・ボウジディのコメント。
ここで皆さんに言いたいのが、キックボクシングはスモーでもボディビルディングでもない。私がやっているのが真のキックボクシングだということです。
私はまだ21歳。K-1のスタートラインに立ったばかりなので、今後はもっと活躍していきたいと思う。
ごもっともなお話です。
でも負けて言うのは説得力ないぞ~。その気持ちは分かりますが。
曙に格闘人生唯一の白星を与え、ガオグライという伝説になり得る男を生み出したアジアGP、来年以降はどうなるのか…。
真っ当なメンバーになってしまうのも寂しいようなw
アーツとセフォーはお見事。