「プロレスごっこ」と「プロレス」と~8.8 DDT 闘うビアガーデン・飯伏プロデュース興行観戦記
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メインは飯伏vs伊橋。試合後のマイクで…
そんななか、8日に行われた「飯伏幸太プロデュース興行」を観戦。「どインディー」色満開なアレアレ興行になるのかと思いきや・・・最後は大感動のエンディング。
飯伏プロレスの可能性は無限大と再確認。
会場は超満員札止め。ホントにギッチギチのパンパン。
ちょっと遅れていったこともあって、私は立ち見の観戦となりました。ビアガーデンじゃなくて立ち飲みプロレスだなw
8.8 「闘うビアガーデン 2007 ~飯伏幸太プロデュースDay~」
東京・新木場1st RING (460人・超満員札止)詳細は以下で。
第1試合から振り返ります。
[1]飯伏幸太vs安部行洋
デビューしたばかりの新人・安部と飯伏が対戦。
ああ、書き忘れていましたが、今日は飯伏が全試合に出場する。
第1試合では大技控えめ。お互いにパンチ・キック・エルボーに寝技で組み立てる。それでも全然地味には映らない。
安部の見せ場もあったが、最後はキッチリ飯伏が仕留める。
○飯伏(8分52秒 ラクダ固め)●安部
フィニッシュの反り角度は強烈。
[2]幸太ランブル
夢の対決・マンモスvs童貞
当然のように飯伏は一番手。
以下、登場順。
飯伏幸太、マンモス半田、JOM(たぶん、グレート・プロレス)、童as Infini貞(東大・学生プロレス)、虎龍鬼、キラーマスター(たぶんFU★CK!)、アイムファッキンチョーノサンシロー、佐野直、星野勘九郎、ランジェリー武藤、ニセ・グレートムタ。
なぜかチーム2サウザンアイランドのサンシローが登場。蝶野に武藤に・・・あと、星野勘九郎が橋本っぽい体型なんで勝手に三銃士復活と喜んだりしていた。
最後はニセ・ムタ(森谷さん?)の毒霧をかわした飯伏が逆に毒霧を噴射。もがき苦しむムタは自らトップロープを超えた。
○飯伏(17分46秒 オーバー・ザ・トップロープ)●ニセ・ムタ
休憩挟んで第3試合。
[3]キックボクシングルール・タッグマッチ=4分3R
飯伏幸太&KUDO vs タノムサク鳥羽&ランボー・ヨシダ・オークントーン
飯伏幸太&KUDO vs タノムサク鳥羽&ランボー・ヨシダ・オークントーン
キックルールということで、全員ボクシンググローブを着用してリングイン。
ジャッジとして、マンモス半田・ランジェリー武藤・虎龍鬼の3人がリングサイドにつく。但し、時間切れの場合は判定ナシのドローとなるルール。
3人が何をジャッジするために呼ばれたのかは誰も分からない。
試合前には4人でワイクー。
正直、ここまでの雰囲気からすると、エキシビジョン的な緩い流れとなることも予想されたが・・・試合は白熱。パンチ・キックで4選手がボッコボコ。超満員だというのに場外に出て乱闘も始める。ドッカンドッカン湧きまくり。
ランボー・ヨシダ・オークントーンは、ルンピニーの元ランカーで国際式でも国内ランキング上位に入っていた強豪。最初に「ランボー」と聞いた時には、プロレス経験のあるランバー・ソムデートM16なのかと思ったが別人。でもイイ選手でしたね。
タッグに慣れてない人は、ノータッチでリングインする時のタイミングが分からずオドオドしたりするものだが、ヨシダさんは全然自然。日本在住のタイ人ならば、また呼ばれるかもしれません。
△飯伏、KUDO(4分3R 時間切れドロー)△鳥羽、ランボー
幸太ランブルはまったく違う試合スタイル。これも飯伏プロレス。
[4=メ]プロレスごっこルール
飯伏幸太vs伊橋剛太
飯伏幸太vs伊橋剛太
試合前、「メインは“プロレスごっこルール”で行われる」とのアナウンス。
プロレスごっこルール・・・まぁ、ケガがどうのって部分を除けば、それほど変わったルールでもない。しかし、この「プロレスごっこルール」には深い意味があったのであります。
顔面攻撃アリ、場外カウントなし、
ケガはしない・させない・でもしちゃったらしょうがない。
昨年のビアガーデンに突如出現した謎の男・伊橋剛太が再び降臨。お世辞にも高いとはい言えない身長、丸々とした体型。まさに肉ダンゴ。しかし、これでも動く動く。
基本は「Uスタイル」ながら跳び技も披露。やや失敗ぎみではあったが、飯伏のお株を奪う「ムーンサルト×2」も炸裂させた。
世界は広い。どインディーは深い。
4試合目で当然体力の消耗が激しい飯伏ではあったが、最後はラリアット、ライガーボムと普段使わない技を連発して勝利。
○飯伏(8分9秒 ゴールデンスター・ボム→エビ)●伊橋
試合後のマイクはこちら。
伊橋「実はオファーが来た時に一回断ったんですよ。大きな団体とかなんとかサミットとか出て友達としてうれしかったけど、俺なんかとやっていいのかとか、最後まで立ってられるのかとか考えて。でも飯伏が『いつものようにプロレスごっこやろうよ』って言ってくれて。すげーうれしくて。」伊橋は涙。大感動のエンディング。
飯伏マイク「今日は本当に最高のプロレスごっこができました。いろんな試合がありましたけど、僕の中では満足しました。」
飯伏と伊橋の関係はよく知らないんですが…「プロレスごっこ」が2人を結びつけていて、おそらく普通に社会人として生活してるであろう伊橋と、ノアの武道館をも熱狂させるプロレスラー・飯伏、2人の間には本でも一冊書けそうなほどの興味深いストーリーがあるような気がしてならない。
とにかく、大会は大成功に終わった。満足度はかなり高い。これで500円(飲食代除く)は安すぎる。
プロレスごっこではラリアットも…
「プロレスごっこ」について、飯伏はバックステージでいろいろ語っています。週プロモバイルの「大会総括」から引用。
飯伏の中では“プロレス”と“プロレスごっこ”の線引きがキッチリされている。こういうと失礼なのかもしれないが・・・飯伏幸太は予想以上にちゃんと考えて行動してるんですね(笑)。
飯伏「これはかなり深いんですけど、プロレスは大きく考えて型にはまってるような気がするんです。型にはまってないのがプロレスごっこ。
うーん、なんて言えばいいんですかね。例えば、その辺に歩いてる人にドロップキックしたらやったらどうなるんだろう」
例えが飛躍していて困惑したが、そう言えば伊橋を相手に飯伏は普段出さないラリアットやジャンピング・パワーボムを決めていたが・・・。
飯伏「普通だと僕みたいに細いヤツがラリアットをやっても『えー』って感じで見られるんですけど、僕は“プロレスごっこ”ではラリアットもパワーボムもやるんですよ」
これが“プロレス”と“プロレスごっこ”の違いを理解するヒントになりそうだが、、それでも“飯伏プロレス”を100分の1わかったに過ぎない。
ノアに上がることも、学プロに上がるのも、ちゃんと何かしらの意味合いがあるんでしょう。
とはいえ、その内容を理解するのはなかなか難しそう。「プロレス」と「プロレスごっこ」はイコールでない、でも「飯伏プロレス」には全部ひっくるめてどっちも入っちゃうんだろうか? ってことは飯伏プロレスはプロレスじゃないのか? ・・・頭痛くなってきたw
ちなみに、飯伏選手の放ったラリアットとパワーボムは、「ごっこ」の域を超えたどこに出しても恥ずかしくない説得力溢れる技でした。
それにしてもDDTは凄いねぇ。期待の選手とはいえ、デビューして2~3年の若手に興行任せて、自由にやれる場所を提供しちゃう。他団体なら絶対ないだろうなぁ。
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