WWEの“お笑い担当”サンティーノ・マレラの格闘探偵団バトラーツ時代戦績を探ってみる
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数日前に更新されたヨシ・タツ選手のブログにこんな話が。
この前のRAWのハウスショーでサンティーノとコフィとベラツインズ(ブリー、ニッキー)と僕でいっしょにサイン会をして、久しぶりにサンティーノと長く話しました。サンティーノと言えば、コミカル全開のお笑い系。左右の眉毛が繋がった顔は一度見たら忘れません。
時にはディーバにやられてしまったり、去年のロイヤルランブルではわずか一秒で出される史上最短記録を作ったり、サンティーノに対してお笑いのイメージを持っている方が多いと思います。
しかし、彼の左腕には振武館柔道というタトゥーが入っています。
そして実は彼は2004年の8ヶ月間、格闘探偵団バトラーツにいたのです。
しかし日本の団体、しかもバトラーツに上がっていたとは知りませんでした。
気になったので戦績を調べてみます。
柔道カナダ代表&アマレス・カナダ学生王者
ヨシ・タツ選手の発言を頼りに、2004年頃のバトラーツ・試合結果を探る。当時のリングネームは「ジョー・バスコ」。
■2004年6月6日 埼玉・桂スタジオ
▼第2試合
竜司ウォルターズ、○ジョー・バスコ(16分21秒 横三角絞め)●倉島信行、タナカジュンジ
■2004年8月8日 埼玉・桂スタジオ
▼第2試合
○ジョー・バスコ(10分9秒 横三角絞め→TKO)●森山大
■2004年10月10日 埼玉・桂スタジオ
▼第4試合
○藤原喜明、臼田勝美(12分25秒 ワキ固め)ジョー・バスコ、●Gシウバ
■2004年11月14日 埼玉・越谷市役所裏駐車場
▼第4試合=メイン
○石川雄規、原学(13分47秒 卍固め)Sライダー、●ジョー・バスコ
もしかしたら、他の団体に出ていたかもしれませんが、ちょっとそこまでは探れませんでした(情報あればお願いします)。
WWEのスーパースターが越谷市役所の駐車場で戦ってましたか。澤宗紀選手との対戦はなかったようですね。なんとなく影響を受けているような気もしますが(双子の妹・サンティーナがランジェリー武藤のインスパイアとか…)。
「留学生」という形で参加。毎日、バトラーツの道場に通っていたんですかね。
検索していて日本滞在中のインタビューを発見しました。
これはかなり貴重。
■ 2.ジョー・バスコ インタビュー [ 選手他インタビュー ]
内容まとめ。当時は25歳。詳細はリンク先で。
- 柔道でカナダのジュニアチャンピオンに。
- 学生時代は柔道カナダ代表として来日している。
- レスリングでもカナダ学生王者。
- 20歳の時に結婚、お金を稼ぐ必要があったためプロレスラーに。
- 大学のレスリング部チームメートの父親だったドン・コロフ(WWFで藤波辰爾と対戦アリ)にプロレスを教わった。
- 一緒にプロレスを教わっていたビッグ・ジョージが日本へ行きバトラーツに参戦。その他にも周りのレスラーが次々にバトラーツへ参戦するため興味を持った。
- 石川雄規は指導者としてカナダで有名。
- できればプロレスとシュートファイトを両立したい。
- インタビュー場所は石川屋八木崎店。
柔道とレスリングの実力者でした。
こちらの記事によれば、柔道着姿でファイトしたこともあるようです。
■ ジョー・バスコの変身 [ プロレス・コラム ]
アメリカではいわゆる普通の派手なプロレスをしていた。バトラーツ・スタイルの中で、自分が目立つ方法を考えたんですかね。
一方でMMAにチャレンジする意志も。
実際、総合の大会に1試合だけ出場しています。
■ GCMコミュニケーション 「CAND」 [ スポーツナビ ]
2004年10月24日慧舟會系の大会に参加。
■GCMコミュニケーション「CAND」 東京・お台場SDM
▼第2試合 DEMOLITIONルール無差別級契約 5分2R
○石野貴士<A-3>(1R0分26秒 右ストレート→KO)●ジョー・バスコ<バトラーツB-CLUB>
残念ながらパンチで秒殺されてしまった。得意の組技までもっていけなかったんでしょうね。
これでMMAは諦めたのかもしれません。
今やWWEに欠かせない存在
翌年(2005年)の7月、WWEの下部団体・OVWに参加。■ アンソニー・カレッリ [ Wikipedia ]
長い下積みのあと、2007年4月に1軍デビュー。
RAWのイタリア大会、「観客」として潜り込み、ウマガに勝利してインターコンチ王座を奪取する。WWEデビュー戦でタイトル奪取の快挙。
当初は正統派として活躍も、徐々にヒール、そしてコミカルなキャラクターへチェンジしていく。
女性に負けたり、女装して豚小屋マッチをやったりもする。
「あまりもヒドイ」と批判されることもある。
ディーロ・ブラウンが週プロのインタビューで、彼のことをボロクソに言っていました(と記憶している)。
超ヘタレキャラ。
でも実は柔道カナダ代表のシューター。
サーカスではピエロが一番の実力者だなんて言いますね。
今後はちょっと見る目が変わるかも。
カン・フー・ナキとのバトラーツ対決は実現済みだろうか?
ピストルは撃つものではありません。胸元にチラつかせるものです
ここでもう一度ヨシ・タツ選手のブログに戻る。この記事ではヒジョーに興味深い話をしてくれています。
■ エンターテイナー [ WWEスーパースターYoshi Tatsu公式ブログ~Sanctuary~ | スポーツナビ+ ]
たまに「俺は強いんだ!俺はどんなスタイルにも対応できるんだ!誰でもかかってこい!」とピストルをぶっぱなすレスラーがいます。
これは見ているこっちが恥ずかしいし、はっきり言って滑稽です。
この手のレスラーは裏でみんなに笑われます。
笑われるならまだマシで、普通はそれを通り越して完全にスルーされます。
上には上がいるなんてことは5才のWWEファンの子でも知っています。
ピストルは撃つものではありません。胸元にチラつかせるものです。
どうしてもエンターテイメント性が取り沙汰されるWWEですが、
みなさんの知らないバックステージでは
その昔、アメリカとソ連がお互いを牽制するために次々と新しい兵器を産み出していったような“冷戦”が存在します。
僕たちはエンターテイナーですが、エンターテイナーの前に
“レスラー”なのです。
シュートの強さがレスラー間の“力”に影響してくるのはよく語られますが、「ピストルをぶっ放すレスラーは滑稽」とする声はなかなか聞けない。
「ピストルは撃つものではありません。胸元にチラつかせるものです」。
私もその通りだと思います。
ちなみにヨシ・タツ選手に関してはこんな「噂」があります。
WWEのロッカールームに元ルームメイトのシェイマス、ヨシ、デビアシについての噂が広まっている。シェイマスは現世界王者。
プロテインシェイカーを使って洗わないシェイマスにヨシとテッドが注意したところ、逆切れしたシェイマスがヨシに襲い掛かったが、逆にヨシがこっぴどく叩きのめしたという。
事実なのかとの問いにヨシは「シェイマスに協調性を覚えてほしかっただけです」とだけ答えた
逆切れされて“やむを得ず”、ピストルを構えた。
WWEのロッカールームでは「ジャパニーズレスラーは皆シュートができるから気をつけろ」との話が広まっている、らしい。
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