山本" KID "徳郁が五輪に挑戦、HERO'Sはしばらく休み!
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今の力だと(全日本)ベスト8ぐらい
なんとも仰天なニュースが入ってきた。HERO'S・ミドル級王者の山本“KID”徳郁が、北京五輪出場を目指し、レスリングに挑戦するという。参戦が予定されていたHERO'Sのトーナメントはキャンセル。しばらくはレスリングに専念する。
・・・と、ここまで書いて「アレ?」と気づく。
数日前にupした当サイトの記事。
no title [ 山本“KID”徳郁BLOG ]
・・・じゃあ、「俺のフリしてる奴」ってのは誰なんでしょうね? まぁ、とにかく五輪挑戦についてまとめを。
- ベルトからメダルへ、山本KIDがレスリングで北京五輪に挑戦 「これが最後のチャンス。トライしなかったら一生悔いが残る」 [ スポーツナビ ]
- しばらくレスリングに専念 KID、北京五輪目指す [ HERO'S ]
- 山本“KID”徳郁が原点のレスリングで2008年北京五輪に挑戦表明 [ 格闘技総合情報ウェブマガジン GBR ]
- 山本“KID”徳郁(KILLER BEE)がプロを休養し、北京五輪へ挑戦 [ JWF ]
山本“KID”徳郁・都内会見KIDと言えば「レスリング・ファミリー」として有名。
- 決断は2ヶ月前。現在は総合を封印してレスリングの練習しかしていない。
- フリースタイル60キロ級に参加。
- 同階級は、アテネ五輪で井上謙二選手が銀メダル獲得。レスリング協会が最もメダルを期待するクラス(それだけレベルが高い)。
- KIDコメント「今までHERO’SのKIDを応援してくれてた人には大変申し訳ないんですけど、レスリングで五輪へ行くっていう昔からの夢があるので、そっちのKIDも応援してくれるともっと頑張れるかな。これが最後のチャンスかなと思った。これで五輪にトライしなかったら、たぶん一生悔いが残る。」
- HERO'S実行委員会・谷川P「主催者としては複雑な心境。あえて困難な道を選んでいくのは個人的にはカッコいい。ぜひ五輪に出てメダルを獲ってほしい。」
- 前田日明「ずば抜けた身体能力を持った選手ですので、金メダルを取って凱旋してほしい」
- 高田裕司(山梨学院大学時代のKIDの恩師であり、現在は日本レスリング協会専務理事)「ばく大なファイトマネーを捨ててまでもレスリングに専念したいという純粋な気持ちに感動した。試合時間が以前の3分×2ピリオド、グラウンド中心から2分3セット制、スタンド中心になったことは、「山本にとって有利。ただ、今の力だと(全日本)ベスト8ぐらい。これから学生に混じって学生と同じメニューをこなしてもらう」
- 谷川Pは「大晦日のDynamait!には出ていただきたい」と希望、KIDは「何も考えていない」としながら「もしかしたらレスリングマッチになるかも。妹とやろうかな」と付け加えた。
父・郁栄氏をはじめ、姉・美憂と妹・聖子とレスリングの実力者揃い。真里有夫人を含め、家族全員で全力サポートする構え。
常識的に考えて、五輪出場は難しい。日本でトップになったとしても、五輪出場までは更にハードルが用意されている。
2006年11月パーっと書いても理解不能なことでしょう。来年末か再来年初めに行われる天皇杯が重要ってことは間違いないと思うが。まぁ、「五輪への道はとてつもなく険しい」ということが分かればOK。
全日本選手権(天皇杯)予選会…コーチ委員会推薦で予選免除となる可能性もある
↓
2007年1月26~28日 東京・駒沢体育館
全日本選手権(天皇杯)
↓
2007年6月 東京・駒沢体育館
全日本選抜選手権
↓
※全日本選手権と全日本選抜選手権、両大会優勝で世界選手権へ。どちらか一つだけ優勝ならプレイオフへ。
2007年6月 プレイオフ ※勝利で世界選手権へ
↓
2007年9月18~23日 アゼルバイジャン
世界選手権…上位8国がオリンピックの国枠を獲得することが出来る。ただし、3位以内に入賞すれば代表権を獲得
↓
・代表権獲得した場合→2007年12月または2008年1月 東京・駒沢体育館
全日本選手権(天皇杯)…この大会の優勝者が代表。世界選手権に出場(ベスト8以上)できても、ここで優勝できなければ代表者が入れ替わる。
・代表権を獲得できなかった場合
↓
2008年3月18~23日 アジア選手権
※すでに国枠を獲っている国は除き、上位4国が国枠を得られる。
2008年4月19~22日 五輪トライアル1
※すでに国枠を獲っている国は除き、上位4国が国枠を得られる。
2008年5月3~4日 五輪トライアル2
※すでに国枠を獲っている国は除き、上位3国が国枠を得られる。
以上の大会と世界選手権で計19カ国が選ばれ、やっと代表候補となれる。また、それまでの大会で代表が決定できない場合は、2008年6月の全日本選抜選手権で優勝することが義務付けられる。最短距離でも、全日本選手権優勝→全日本選抜選手権優勝→世界選手権ベスト8以内→全日本選手権優勝と、かなり過酷な実績を積まなければならないのだ。
※システムが若干変わる可能性もあり。
ルール変更がKIDには有利となるらしいが、今までレスリング一本で勝負してきたレスラーは面白いはずもない(注目浴びるから、そうでもない?)。
レスリング協会のHPには今年の同級王者のコメントがupされています。
今年のフリー60kg級世界選手権代表・高塚紀行選手(日大)の話はい、真っ当なご意見です。KID相手ならば誰もがモチベーション上げてくるでしょうし、五輪どころか全日本で上位に行くのも難しそうに思える。
「総合の強さとレスリングの強さとは違うと思います。レスリングを離れていた選手に自分が負けてしまうと、レスリングが負けたとなってしまう。闘うことになったら、絶対に勝ちます」
日本レスリング協会公式HPには、過去に「プロからアマ」に挑戦した選手の全戦績が紹介されています。
アマに挑戦したプロ選手たち [ 日本レスリング協会公式ホームページ ]
ここでは大会結果のみ記載。
谷津嘉章(ジャパンプロレス)ウーン、谷津嘉章は偉大だ…。他は苦戦。
1986年 全日本選手権 優勝
石沢常光(新日本プロレス)
1993年 アジア選手権代表選考会 3回戦敗退・敗者復活で6位
1993年 世界選手権代表選考会 1回戦敗退
浜中和宏(猪木事務所)
2004年 天皇杯全日本選手権 1回戦敗退
レスリング協会HPには、「山本徳郁」選手のレスリング全戦績が紹介されています。
山本“KID”徳郁(KILLER BEE)がプロを休養し、北京五輪へ挑戦 [ JWF ]
↑ページ一番下
JWFさんは、各選手の試合結果をデーターベース化しているんですかね? こういうのがパっと出るのは素晴らしい。
学生時代に全日本選手権2位の実績があるKID、果たしてどこまでいけるのか。HERO'Sにも相当迷惑をかけているわけで、そこまでして「やりたい」というKID、「神の子」として奇跡を起こすことに期待したい。
それにしても、しばらくMMAから消えちゃうのはホント痛いねぇ・・・。
須藤元気も欠場
8・5 HERO'S、ミドル級トーナメントのカードも発表されています。KIDに続き、須藤元気も首ヘルニアのため欠場!シードの2人がトーナメントに参加することなく消えたことで、推薦枠を含め新たな選手が3名追加された。
KID、須藤欠場、所と高谷がミドル級トーナメントに出場=8.5HERO’S [ スポーツナビ ]
8.5 HERO'S/東京・有明コロシアム高谷、所、安廣と日本人3人が追加された。
・追加カード
ミドル級トーナメント準々決勝
宇野薫vsブラックマンバ
高谷裕之vsJ.Z.カルバン
所英男vsアイヴァン・メンジバー
安廣一哉vsハニ・ヤヒーラ
・既出カード
ライトヘビー級トーナメント準々決勝
秋山成勲vs金泰泳
大山峻護vsホドリゴ・グレイシー
桜庭和志vsケスタティス・スミルノヴァス
カーロス・ニュートンvsメルヴィン・マヌーフ
さすがに本命&対抗が消えると寂しくなりますな…。沖縄でボクシング特訓をした所さんには期待したい。相手のメンジバーはパンクラスでMMA史上に残る見事なジャーマンを決めてみせた選手ですな…。頑張れ。
なお、なお、KID欠場に伴い、KID応援シートの購入者のみ、チケットの払い戻しが実施されることになったそうです。
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