噂となっていたDREAM無差別級トーナメントの正体がついに明かとなった。
その名も「「スーパーハルクトーナメント~世界超人選手権~」。
体重関係なしの異色カードがぞろぞろ。
そして目玉は・・・元メジャーリーガーのホセ・カンセコ。
笹原EP「まだ奥の手があります」
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5・26『DREAM.9』全対戦カード決定!“超人”たちによる無差別級トーナメント、スーパーハルクトーナメント開催!! [ DREAM OFFICIAL WEBSITE ]
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ホセ・カンセコが格闘家転身、初戦でホンマンと対戦=DREAM サップ、ミノワマンら参戦、世界超人選手権開催 [ スポーツナビ ]
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元メジャーリーガーのカンセコも出場。視聴者を釘付けにする超人トーナメントを開催! [ angle JAPAN ]
まずはDREAM.9のカード。
■DREAM.9 フェザー級グランプリ 2ndROUND
5月26日(火)神奈川・横浜アリーナ 開場17:00 開始18:00
【決定対戦カード】
<スーパーハルクトーナメント1回戦> ※( )内はプロフィールにある体重
ボブ・サップ(147kg) vs ミノワマン(87kg)
ヤン“ザ・ジャイアント”ノルキヤ(149kg) vs ソクジュ(93kg)
ゲガール・ムサシ(97kg) vs マーク・ハント(130kg)
チェ・ホンマン(148kg) vs ホセ・カンセコ(109kg)
【既報対戦カード】
<ライト級ワンマッチ>
川尻達也 vs J.Z.カルバン
<DREAMミドル級王座決定戦>
ホナウド・ジャカレイ vs ジェイソン“メイヘム”ミラー
<フェザー級GP2回戦>
山本“KID”徳郁 vs ジョー・ウォーレン
所英男 vs エイブル・カラム
前田吉朗 vs 高谷裕之
今成正和 vs ビビアーノ・フェルナンデス
- 当日のTV中継は内藤大助のボクシング世界戦と共に3時間のスペシャルで放送される。
- ボクシングが先で終了後にDREAM。
- 笹原EP「この企画は谷川さんっぽい感じがしますが、この企画はDREAMとして真剣に取り組んで、実現させたトーナメントです。現在、DREAMは僕らが満足するような数字(視聴率)が取れていない現実があります」
- 笹原EP「こういう企画組むということは、イコール『格闘技をないがしろにしている』とか、『なめているんじゃないか』という声もあると思います。それは真摯に受け止めますが、DREAMにはこういうエンターテインメント性の強い試合がある一方で、フェザー級や川尻選手の試合などの試合もあります。我々は格闘技のいろんなおもしろさを伝えたいので、決してこれは谷川さんの趣味ではありません」。
- 笹原EP「実はまだまだ奥の手がありますから。これだけじゃないです」。
これで10試合、全カード決定。
まぁ、今日発表されたモノを含めて全て注目のカードが揃ったと思います。
では「スーパーハルクトーナメント~世界超人選手権~」の概要をまとめる。
スーパーハルクトーナメント~世界超人選手権~
- 階級を取り払った無差別級トーナメント。
- 8人参加。
- 準決勝、決勝はそれぞれ別の日に行う(準決勝以降を1DAYで行わない)。
- 試合時間を短縮することが検討されている。
- 優勝してもベルト・賞金などナシ。笹原EP「優勝すればヒョードル戦が視野に入ってくるのでは」。
ベルトも賞金もナシ。本当に賑やかしのトーナメントなんだなぁ。
チャンネルを回した時に「何だこれ」と指の動きを止めさせるのが目的。
正直、優勝争いはまったく興味がない。トーナメントにする意味はあるのだろうか?
ヒョードル・・・誰が優勝してもナイだろうなぁ。ああ、カンセコが優勝すればアリかなw
そのカンセコのプロフィールはこちら。
ホセ・カンセコ
- 身長188センチ、体重109キロ。年齢44歳。
- 野球選手としては超一流。通算462本塁打。1シーズンで40本塁打40盗塁を達成。2002年に引退。
- カンセコは野球時代からムエタイに取り組んでおり、経験は20年。その腕前も現在では“ブラックベルト級”にまで成長している。
- 現在はロサンゼルスなどで総合格闘技の練習を行なっており(詳細は「シークレット!」とのこと)「無謀な挑戦」と冷ややかな視線を送る周囲に対しては「俺のパワーを甘くみない方がいいぜ!」と自信のコメントを返している。
- MMAのトレーニングを始めたのは3ヶ月前。
- 3カ月くらい前から関係者を通じて「こんな選手がいるんだけど」という売り込みがあり、カンセコとの交渉がスタート。1週間くらい前に合意に至った。
- カンセコはMMAの母国は日本だという考えがあって、デビュー戦を日本でやろうとしていたところに、スーパーハルクトーナメントの話を聞き、「そんなトーナメントがあるのに、何で俺なしで開催するんだ?」と豪語してトーナメント出場を直訴したという。
- 笹原EP「44歳はまだ若いですよ! 44歳の人が異国の地で別のジャンルに挑戦する心意気だけでもスゴイと思う。恥をかくかもしれないのに、それを乗り越えてくる姿勢に見た人が夢や“勇気のチカラ”を感じるかもしれない。戦う前からあれこれ言うのは反則かな」
- カンセコは08年に有名人を対象としたボクシング大会に参加。KO負けしている(GBRには「1敗1分」と戦績がある)。
個人的に「カンセコ」と言えば、ファミスタでホームランをよく打たれたことが印象深い(そしてピノは足が速い)。
まぁ、ゲームになるぐらいの選手ということです。
この手のアレは大好物な私ですが・・・元気のないチェ・ホンマンとはいえ、いくら何でも相手にならないでしょうね。
それはそれで楽しんで見ますが、ちょっとケガは心配です。
カンセコがボクシングに挑戦した時の記事はこちら。
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2009年1月28日:
金に困って…ホセ・カンセコ氏がリングへ [ スポニチ ]
金に困って・・・。
体が一まわり小さいディスクジョッキーとドロー。
今後はドーピング検査ももっと取り入れなければならないと思っています
最近のカンセコと言えば暴露本で知られて衣類。
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ホセ・カンセコ [ Wikipedia ]
ステロイド疑惑
2005年に暴露本 『Juiced』 で自身のステロイド剤使用を認めた。
また、カンセコはメジャー選手の85%にも渡る人数がステロイドを使用している、もしくは使用した事があると述べ、アメリカ球界に波紋を呼んだ。
(中略)
また、この本は上記の実名選手を名指ししている内容もさることながら、全体的に『薬物使用はフェアでないと知っていながらつい使ってしまった』というような罪の告白でなく、『ステロイドって凄い薬だ! ホームランもガンガン打てるしアレもでっかくなってモテモテで超ハッピー。副作用も全然無いね。みんなもやりなよ!』というステロイド使用を推奨する論調で、不謹慎であるとして批判を多く浴び、結果として本が有名になってしまい、ベストセラーとなった。
wikiからの引用なのでアレですが…この通りなら、この試合に向けて“やってる”可能性は十分ある。
この件について笹原EPが言及した。
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DREAM笹原EPがカンセコ参戦、ドーピング問題について注目発言 [ kamipro.com ]
過去にカンセコのステロイド問題があることから、DREAMでのドーピング検査について質問が及ぶと「いまはまだ格闘技の中で、ドーピング検査はほかのアマチュア競技に比べて規定が緩やかな状態です。当然、DREAMでは禁止薬物の検査をずっとしていますが、今後はドーピング検査ももっと取り入れなければならないと思っています。突然やると選手に混乱を招きかねないので、啓蒙活動をして段階的にやっていきたい」と前向きな姿勢を見せた。
さらに「一言でドーピングと言っても、いろんな段階があって、禁止薬物も野球とサッカーでは基準が違いますし、アマチュアの世界では風邪薬を飲んでも引っかかりますし、ユンケルを飲んでもステロイド反応が出てしまう。また一選手をきちんと調べるとなると、けっこう金額的にもかかるものなので、すぐに実行しようとしても難しい部分もあります。選手に混乱を起こさないように、ガイドラインを作りながら漸進的にやっていきたい」と可能な速度で改善していくことを約束した。
過去にステロイドで問題を起こした人がやってくる。でも厳しい検査は今のところしない予定。
“緩い”と言われる日本のドーピング検査、今のままではそれを否定できず。
「ハルク」と言えばハルク・ホーガン。
アメリカで彼はステロイド使用者の代表格(残念ながら)。
海外の反応はどうでしょう。