IGF ・旗揚げ戦観戦記~グダグダもガチのうち
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両国が超満員、猪木は公約達成
話題を振りまきまくったIGFがついに旗揚げ! 構想約1年!これがゲノムだ! 思い知ったか!
まず、大会直前に猪木社長が会見。
angle JAPAN: 旗揚げを直前に控えた猪木が、「60半ばに立ち上がったが、やってよかった」
二転三転し、ついには異例の当日発表となった対戦カード。それだけに記者陣の前に現れた猪木も、かなり憔悴しきった表情。「大会前に挨拶なんて初めてだよ。まぁ今日は全部非常識ということでね(笑)」と口火を切った猪木は、「60半ばにして立ち上がった自分は、自分の中で葛藤はあったが、やってよかったな」と、旗揚げ戦を何とか迎えられたことに感慨深げ。開始前だと言うのに早くも感慨深げ。
というか、この会見って何か意味があるのだろうか・・・?
興行の流れをまとめ。
6.29 IGF/東京・両国国技館(8326人・超満員)いろいろあった割に2時間キッチリで終えたあたりはヨイですね。メインは20分ぐらい見たかった気もするが。
[試合前]IGFのルールが発表される。
- 反則カウントなし
- 場外ガウントなし
- オープン・フィンガー・グローブ着用
[猪木推薦試合(1)]
○澤宗紀(7分6秒 TKO)●石川雄規
※顔面へのサッカーボールキック
[猪木推薦試合(2)]
○ロッキー・ロメロ(8分9秒 レフェリーストップ)●エル・ブレイザー
※腕ひしぎ逆十字固め
[オープニング]会場が暗転。狂言で「道」が唱えられた後、リング上に火柱が上がり、猪木が2階からあいさつした。
猪木・挨拶「今回のテーマは、“プロレスに元気を”。今、世の中が混迷し、プロレスはいつも時代や世相と向き合いながら元気を与えてきた。しかし、私もプロレスから遠ざかり、観客席からリングを眺めると、これでいいのかなと。今回は勇気を持って、一歩踏み出す勇気をということで立ち上がった。……なんてまじめなあいさつはつまんねえよ、バカヤロー」
[オープニングV]参戦選手の控え室映像が次々に映る。いちいち大歓声。
[1]○ケビン・ランデルマン(5分9秒 エビ固め)●アレクサンダー大塚
※前方へ落とす変形のキークラッシャー
- ランデルマン・コメント「こういった緊張する試合は久しぶりだった。こういう形で勝ててよかった」
[2]○小原道由(6分5秒 ツームストン・パイルドライバー→体)●タカ・クノウ
- 小原・コメント「面白かった。猪木さんの言う通り、レスラーが忘れたものを取り戻したい。今日の大会が終わって誰が頂点に立っているか分からないけど、そいつに近づけるようにやっていきたい。もう、リミッターを外したんで。」
[3]U-STYLE披露試合
○田村潔司、上山龍紀(15分47秒 ヒザ十字固め)●松田英久、小武悠希
- 田村潔司の曲で4人同時に入場。
- 田村・コメント「(今後も参戦したいか?)今日の試合を見て興味のある選手がいればやってみたい気持ちはあります。猪木さんが「もう1度プロレスを見直したい」と言っているのを聞いて、猪木さんの気持ちと僕のプロレスに対する気持ちが少しでも重なる部分があれば、今後も協力したいと思っています。 」
[・]トリプルPがLIVE。
[4]○ジョシュ・バーネット(4分17秒 腕ひしぎ逆十字)●安田忠夫
- 試合後、藤原喜明コーチが安田に張り手。そのあと抱き合う・・・。
- ジョシュ・コメント「まさか安田が相手とは思っていなかった。本当にがっかりした。次も参戦したいと思っている。レスナーとアングルの勝者、タイトルを持っている方と戦いたい。 」
- 安田・コメント「軽くあしらわれた。これ以上、下はないんで、頑張るしかない」
[5]○小川直也(6分44秒 レフェリーストップ)●マーク・コールマン
※スリーパー・ホールド
- 小川は「爆勝宣言」で入場。
- 小川のレガースには「UFO」の文字。
- コールマンのセコンドは安生(アンジョー?)とKUSHIDA。
- コールマンはゴング前に攻撃。試合後にも納得いかぬのか乱闘。
- 試合後、小川は放送席の猪木に闘魂ビンタをもらう。
- 小川・コメント「本当に怖いよ、IGFは。今まで出てきた団体とは殺伐感が違うわ。基本的には遺伝子だから、このリングで自分の色を出すのは難しいね。あと、リングで言えなかったことがある。破壊王の橋本真也の2周忌が近いけど、あいつもこのIGFの一員だということをファンの人には伝えたいね。」→詳細
[6]○カート・アングル(10分36秒 アンクルロック)●ブロック・レスナー
- レスナーは3代目IWGP、アングルはTNA世界王座のベルトを持って登場。
- 試合後、控え室でレスナーはIWGPベルトをアングルに渡す。
- アングル・コメント「彼(小川)とももちろん戦ってみたい。ほかにもUFCなどいろんな団体に興味がある。レスナーともまた戦いたい。今度は格闘技の試合で戦ってみたいと思っている。」
- 「(今度レスナーと戦うときはIWGPのベルトをかけるのか?)それは猪木さんやプロモーターの考えによるだろう。」→詳細
- アングルの通訳はサイモン猪木氏だった。
[閉会式]全選手がリングに上がる。
- 2階席に猪木登場。「猪木のイチオシ、今宵はプロレスか、はたまた狂言か。信じるか信じないかはアナタ次第。大変な状況下の中で、無事終えることができました。今日は十字架を用意しておきながら、磔(はりつけ)にならなくてよかったのかな。」
- 1、2,3,ダーで終了。
- 試合前に発表されたルールは、まったく守られていなかった。オープン・フィンガー・グローブも着用していない選手がほとんどだった。
- 猪木社長、試合後の総括「小川は過去から脱皮し、非常識が何かを感じてほしかった。全試合に反省材料はたくさんある。すごみをもっと出したい。興行的には安心できるので、あとは内容。プロレスはこんなもんじゃねえ、と気づいてほしい」( SANSPO.COM )
- 「アイツら(アングル&レスナー)は大したもんだ。1発目でメッセージを伝えられた。核ができた」( デイリー )
- 「やれやれが正直。もっと凄みを出したかった。夢は違うところにあるが、ファンが喜んでくれたからホッとした。(今後の興行は)8月に決まっていたが、なしにした。」( スポニチ)
観戦記など読むと・・・「賛否両論」という感じですか。
いやー、もうそのレベルに行ったら成功でもいいんじゃないですかね(笑)。正直、評価しようもないぐらいのグダグダ興行を予想していたわけだし、ハプニングが売りだったわりに一番のサプライズが「ロッキー・ロメロvsエル・ブレイザー」だったのはどうかと思うがw、まぁ、メインが良かったこともあって、無難にまとめただけでも大したもんかな、と。
”形”になった裏には何がある? IGFのマッチメイクやブッキングを猪木社長一人でやってるわけはなし、興行をまとめていた“誰か”が相当頑張ったじゃないかと推測。サイモンさんか、副社長さんか、それともそれ以外の誰か…。とにかくご苦労様でした。
レスナー、タップアウト
アングルvsレスナーは素晴らしかった。WWEの試合に比べると大技多めだったと思う。“F5”がキックアウトされるなんてレッスルマニア級の”事件”です。あのあとレスナーが伝説のシューティング・スタープレスにチャレンジしてたら感動で泣いちゃってたかもしれません(笑)。その代わりに「ユー・タップ・アウト」の再現が見れたのでOK。アングルなんて前日来日で持病も多いんだから、コンデションがいいわけない。それでもベストの試合を見せてくれた。嬉しい。
メイン以外の試合はボチボチ、やはり格闘プロレスには限界あると再認識も、その日に対戦相手を知らされるという最悪の状況で安田を除いた全選手がモチベーション高めてやれることをやった。
まぁ、アレですよ、セミまではメインへの「振り」であって、「やっぱり、ちゃんとしたプロレスラーによるプロレスが必要なんだ」と気付かせるための興行だったんだ、と私は勝手に解釈してます。
ゲノムが目指す「プロレス復興」への手がかり、見えたということなんですかか?
もちろん、試合内容重視だけではダメである。この日、超満員となった理由をプロレス関係者はもう一度マジメに考えなければならない。
猪木の知名度も大きかっただろうけど、それ以上にゴタゴタのガチっぽさに惹かれて観戦してしまった人が多いでしょう。
29日の対戦カードを1ヶ月前にちゃんと発表したところで、満員にするのは難しい。狙ってグダグダやるのは当然ダメだが、“ガチ”な視点でプロレスを見せたって点では結果としてゴタゴタがイイ方向に作用した。
もちろん、これはいつまでも通用しない。「狼がきたぞ」「レスナーは来ないぞ」。
IGFが今後も続けるつもりがあるなら、大きな立て直しは必要。
早くも次の興行はアントンの決定で「ナシ」となったようで。スタッフもしばらくは休みたいだろうなぁ。スタッフBLOGも開設しなきゃならんし大変ですな。
・・・それにしても試合前のルール発表はなんなんだったんでしょ。アレがなければ「ツッコミドコロ」の半分は消えてたと思うが。
レフェリーもルールを知らなかったみたいだし…なんだかなぁ。
外国人勢は早くも帰国,
ついでに早くも本日帰国した外国人勢の成田会見も。スポーツナビ|格闘技|アングルの3代目IWGPベルトを巡り早くも火花=IGF ジョシュ、レスナーが一夜明け会見で猛アピール
一夜明け会見うわー・・・みんなべた褒め。
- アングル「いい試合が多かったので、旗揚げ戦としては成功だったのでは。いい選手も揃っているのでIGFの未来は明るい。猪木さんもいるので、これから伸びていくと思う」
- ジョシュ「IGFには2人五輪メダリスト(アングルとコールマン)など、世界のトップファイターが集まっている。IGFを制覇するまではほかの団体に出ることはない」
- レスナー「負けてしまったが、とてもエンジョイできた。プロとしていい大会だったと思う。どこかの団体と違ってね」
ジョシュの宣言はプロレスに限ってのこと? …でもジョシュの場合はプロレスとMMAを同じモノと考えるし・・・。
第2回・・・あるのかなぁ。
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