2006-07-29
WAR ファイナル感想~14年目のロマンス終焉
小林邦明も登場
2日ほど経ってしまいましたが、WAR後楽園大会の感想を。試合結果は以下で確認を。
WAR「FINAL~REBORN to FUTURE~」 [ スポーツナビ ]
文句なしの超満員。ドラゲー系と思われる女性ファンの姿もあったが、目立つのは30代から上の男性層。泥臭いWARの色にぴったりな“いかにも”って感じの輩(もちろん俺もその中に含まれる)が勢揃い。
ドラゲー提供試合や望月成晃の試合では黄色い声援が集中したものの、メインの「WARvs平成維震軍」には野太い声がリングに刺さりまくった。私の近くの席では「覇」と書かれた旗を一心不乱に振りまくるアンちゃんの姿も。
「WAR」と書かれたタオルを掲げている人も何人か確認。
天龍源一郎、北原光騎、折原昌夫、ドン・フジイvs越中詩郎、小原道由、青柳政司、斎藤彰俊。
維震軍のセコンドには小林邦明。
8人+小林の顔ぶれがリングに揃った瞬間に、過去の名場面が頭の中でフラッシュバック。
「プロレスは長く見た者の勝ち」とはよく言ったモノ、この瞬間でおなかいっぱい。リングを囲むガヤガヤ感が一気にタイムスリップさせてくれる。
コールと同時に維震軍が当然のようりダッシュ。憎悪むき出しの乱闘にまったく違和感を感じない。
一つ違和感と言えばドン・フジイ。ドラゲーなくして今回の大会があり得なかったのは重々承知だが、やはり、このメンバーには不要。
正直、フジイがつかまりっぱなしで試合が進んでいくのが一番マズイ展開であったが、その心配は杞憂に終わる。一番出番が多かったのは、この日2試合目の天龍だった(北原は出なかった?)。もう、その姿勢には脱帽。
折原と彰俊の絡みにもグっと来る。14年前、針金のように細い体で彰俊に玉砕していった折原は、今回も実力差を見せつけられた。それでも、最近のヒール技を封印して真っ向勝負してくれたのは嬉しい。
コンデションの差もあってか、試合自体はイマイチだったかもしれない。
まぁ、カード発表から当日までの間でいろいろ妄想するまでが一番楽しいって点ではWARらしい興行だったのかもしれない(笑)。
最後の宴としては文句なし。
セレモニーもなし。ゲストもなし。サプライズと言えたのは小林邦明の登場ぐらい。
それでも大満足。
後楽園ホールの外に出ると、ノボリでお馴染みの天龍応援隊の皆さんが、万歳三唱(万歳じゃなかったかな?)をやっていた。
みんなイイ歳のオヤジだったが(失礼)、満面の笑みからして完全燃焼できた様子。
なんつーか、一つの物語を完読できた喜びはある。
結局、プロレスは長く見なきゃダメってことだな。
パンフ&ウチワがタダ
そのほか、気になった点を箇条書き。- 大会前と休憩中にかかっていた90年代J-POPがよかった。リンドバーグとか懐かしいなー。
- ドラゲーの試合は凄いけど、あれだけやられちゃうと後の選手がカワイソウ。
- 邪道・外道が昔のテーマで登場した時は、ドッカンと凄まじく沸いた。
- 望月成晃の王座転落はホント驚いた。パンフによるとペンタゴン・ブラックはWAR参戦経験なし。それでなんで・・・。なぞ。
- メインのメンバーに入るとドン・フジイが凄い小さくて驚いた。折原よりもぜんぜん小さい・・・。
- 無料で配られたパンフ(&ウチワ)は素晴らしい出来。WARの歴史紹介の中に、ウルティモさんがちゃんと写真入りで載っていたのが嬉しかった。
まぁ、面白かったんですが、やっぱり顔出してほしかった選手・キャラはいっぱいいますね。
どうせなら、メイン後の乱闘に入場曲付きで次々に乱入してくればよかったのに。モチーフは昨年のECW・ワンナイトスタンドで。
アレなら、ロイヤルランブルでもよかったかも。阿修羅・原の引退試合もソレだったし。もしくは、ワンナイト・トーナメント・ギア(分かる人いるかな…)。
それにしても携帯壊したのは痛いなぁ・・・。席に座るとき、肘掛けにぶつけた。背面のパネルが割れて内側の液晶にもヒビ。
修理で6000~1万・・・。んあー。ウィルコムにしちまおうかなー。
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カテゴリ: いろいろ | 2006-07-29 | 投稿者:杉