AWA日本支部長就任は本当だった

　昨日のSAMURAI!「NEWS侍」、ゲストはFOS代表・中村祥之氏。　NOAHや新日本との対抗戦で盛り上がるZERO1-MAXについていろいろコメント。
　番組後半には、元某老舗団体社長・草間政一氏が急遽（？）登場。一部で噂となっている「ZERO1-MAX乗っ取りについて本音を語った。

　もう、その内容が素晴らしすぎる。
　ほぼ全会話を再現（一部省略）。SAMURAI!許せ！

矢野アナ（以下、矢野）「充実しているZERO1-MAX、ある人が大きな動きを見せました・・・」

　『草間氏・ゼロワンMAX乗っ取りの野望』（内外）、
　『草間氏・AWA日本支部長就任、社長になってゼロワン上場だ』（東スポ）
　記事のフリップが出る。

　中村代表（以下、中村）「初耳です。・・・ないでしょ？」

　矢野「一番早いのは本人に聞くことでしょう。お呼びしています、草間政一さんです」

　スーツ姿で草間さん登場。
　『AWA日本支部長』とスーパーが出る。

　草間政一（以下、草間）「AWAジャパン・オフィスのゼネラルマネージャーに就任しました、草間です。どうぞよろしく」

　矢野「新聞記事の中で、就任を証明するトロフィーなどがありましたが…」

　草間「あれは貰いましたよ。金庫に大事にしまってあります」

　矢野「中村さん、草間さんがこういう行動にでたのは間違いないようです」

　中村「草間さんは尊敬に値する、かつての新日本の社長だった方なんですけど・・・・・・・本来、私の権限であったもの（日本におけるAWAの活動等）を、どうしてあなたが・・・」

　草間「契約は間違いないです。ガニア会長ともメールと電話でコンタクトをとっています」

　矢野「すでにZERO1-MAXに書面では何か送られているという話ですが・・・」

　中村「確かに、再生プランというのを頂いてます。AWA本部からも何か届いていたんですが…私は英語が読めない。ちょっとわからない」

　草間「契約は六月一日からですが、事前段階として活動はさせて頂いております」

　矢野「AWAからは、プロレス界のカルロス・ゴーンと呼ばれている…とか。これはどういった形で認められたんですか、審査はあるんですか？」

　草間「一応、書類の審査、テレフォン・インタビューが終わりまして、オファーを頂いて、お互いが納得した形で契約を結んだ、そういう経緯です」

　矢野「中村さん、これは…仕方ないんですか？」

　中村「・・・・・・僕も以前、申請したことがあるんです。AWAジャパンというのを。…落ちたんですよ。落ちたというか、大森の件もあって、あまり仲良くできなかったんです…」

　矢野「草間さんはなぜZERO1-MAXを…。AWA支部長になろうとした目論みはなんですか？」

　草間「今、自分がいた団体（新日本）は、救いようのない程度まで行ってしまった。ま、言ってみれば、ハッスルも私がGMの間に、ある程度の下地、人気も上げてきた」

　中村「ヒャヒャヒャ、なに言ってんだよ…」

　矢野「ハッスルの人気は草間さんが上げたと」

　草間「そのぐらいの自信が…あります」

　中村「僕はハッスル1の半年前からプロジェクトに参加してますよ」

　草間「だから、以前のハッスルはダメだったんです」

　矢野「…横取りのような」

　草間「事実ですから。すでにハッスル…じゃなかった、ZERO1-MAX・再生プランというのを建ててあります」

　厚めのレポートを取り出す。ちゃんと中身も書いてある。

　草間「かなり詳しいことまで謳ってまして…最終的には私が社長になる。もう、その予定です」

　レポートの最終ページには「新代表者略歴」として、写真入りで草間さんのプロフィールが掲載されている。

　草間「ZERO1-MAXを法人化します。ご存じのように5月から新会社法が成立されまして、それに基づいて法人登記したい。ゆくゆくは、3年後には上場したい。日本のプロレス界初の上場企業になりたい。人員も100人程度、これは絶対入れようと思ってます。フロントも選手もハッピーになるようにしていきたい」

　矢野「はぁ…」

　草間「まずは法人化。各地方に株主をいっぱい作って、北海道から沖縄までの組織を作って、サポート部隊を作っていく。できるなら、地方の中で独立採算がとれるようにやっていく。徐々に大きくして、3年後には上場。一応、ベンチャーキャピタルや投資家にも、はかって、なんとか資本を入れて頂いて、最終的にはビルを建てて、その中でいろいろなものを。練習もできる、宿泊施設もできる。私はできたら、お金をとって練習を見せたい。それぐらいじゃないとダメ」

　2人「・・・」

　草間「今いるレスラーは、イイ人もいればダメな人もいる。ダメなレスラーには辞めてもらうかもしれない。ちゃんとしたレスラーには、練習を一つを見ても、お金をとれるぐらいになってほしい」

　矢野「今までの中村社長のやり方とは違う、ということですか？」

　草間「中村君は今までよくやってくれたと思うけど（中村氏苦笑い）、これから会社を大きくしようというのにはダメなんです。中村君には、これから営業として頑張ってもらう。古巣・新日本でも営業を担当していたということで、その辺は高く評価しています」

　中村「言われてることはもっともなんです。確かに、ZERO1-MAXは法人化していないし…。ただ理想と現実は違う。私は私なりに精一杯…」

　草間「よくやってると思うよ、ここまでは。3年後に日本のトップに立たなければいけない。今、落ち込んだプロレスを救うのはなんだ？　ZERO1-MAXしかないんです！」

　矢野「ZERO1-MAXは評価されているんですね…」

　草間「そうです。でも、これからは私にお任せください」

　矢野「…経営者としての草間さんは、中村さんも評価されてるんですよね？」

　中村「はい、それを買ってハッスルに私が声をかけたという事実もあります。でも、うーん…」

　草間「中村君も頑張れば専務や役員になれるから。営業で結果出してくださいよ」　

　矢野「では、次期シリーズのカードを見てお話を。5月19日・大阪市中央公会堂大会、メインは大森vs後藤。これをAWA世界戦にしたのは…草間さん」

　草間「その通り」

　中村「ここで話が繋がりましたよ。普通はなかなかタイトルマッチを認めないAWAが、初めから世界戦という話を持ってきた。スンナリOKとなってね。ましてや、ZERO1-MAXでは大した実績も出してない後藤が挑戦者として認定されるのか、僕にはさっぱりわからなかった耕平とか崔とかでも良かったのに」

　草間「後藤選手、最近凄いじゃないですか。某団体辞めてからの露出度・活躍の具合。もう挑戦者に相応しい」

　中村「でも辞めた団体戻って、結構負けてますよ」

　矢野「これ、引き分けだった場合には返上して、田中vs後藤戦で王座決定戦となっていますが」

　中村「大森が不利な条件、あたかも後藤達俊が王者になるような」

　草間「いいじゃないですか！　後藤がどんどん活躍していって我々みたいなオジサン族に夢を与えてくれる」

　矢野「大森選手がランジェリー武藤と戦ったことについても、大森選手はムリヤリにああいう格好をさせられただけなのにAWA本部はいろいろと…」

　草間「品がない！　私が気になったのは、ブラジャーはどこの製品だ？　トリンプなのか？」

　矢野「もといた会社…。ブラジャーにはうるさい？」

　草間「トリンプはあんな品のないブラは作ってないと思うが」

　矢野「トリンプじゃなかったからダメ？」

　草間「それもありますね」

　中村「…後藤を王者にしようとしているだけじゃない？　フェアなの？」

　草間「もちろんフェアです。AWAはいつでもフェアです！」

　団体乗っ取りの計画ってのは、これまでもいろいろありましたが…このパターンは無かったかも。
　「私に任せれば間違いない」。しかも理路整然。ちょっと任せてみたくなってしまう（笑）。
　その一方で「最近の後藤は凄い」と言う辺りにリアルな不安を感じる。

　大森vsランジェリーもバチっと一致。パズルがカチッカチッとはまっていく快感を、この番組で体感できた。
　ちなみに「トリンプ」は草間さんが15年間務めた会社です。
　
　草間政一というキャラクターがプロレス界に残ったのは喜ばしい出来事となりそう。あとは、これがリングの上でも発揮されるか。また噛み噛みになるのは勘弁。

　とにかく、正直興味ゼロだった大森vs後藤は俄然注目カードとなってきた。草間さんは、いつ会場に現れるのか？

　ZERO1-MAXのBLOGに中村代表が書き込み。
草間さん ［ BLOG @ ZERO1-MAX ］

　ＡＷＡに加盟している以上本部通達は絶対に守らなければなりません。草間さんが０１ＭＡＸの立場で立ち回るのかＡＷＡ本部の立場なのか気になるところですが今は静観するしかありません。
私もここ５年間団体フロントのトップとしてやってきましたが、元々は営業畑の人間。背伸びしてやってきたことも多々ありました、草間さんから言われる筋合いはないという思いもありますが今回は人生の先輩の言うことを聞いてみます、見た目と現実の違いに驚いて逃げ出す日も近いかもしれませんし。しかし今のハッスルは私が作ったとかあれだけ言い切れるのは草間さんしかいないかもしれません。但しスポンサーの獲得など言った以上はやってもらわないと困ります。

　これは社長の座を草間氏に譲るということなんでしょうか？　正式な発表を待ちたいと思います。

草間さん本人がコメント？

　草間さんと言えば、「悲しきアイアンマン」さんに本人かと思われる方からコメントが入ったということで話題になっています。　

　 “草間本”第２弾が今年の夏に発売されるそうです（多分） ［ 悲しきアイアンマン ］
　今日の朝もコメントあり。本人かどうかは分かりませんが、本が出るなら嬉しい話。

　 カテゴリ: ゼロワン　｜　2006-05-18　｜　投稿者：杉