東日本震災復興を目的に開催された鈴木みのる主催チャリティー興行、義援金の行き先について変更がありました。

「被災地プロレス」は、たくさんの仲間たちと必ず行きたいと思っている。

　大会エンディングの鈴木みのるマイク。
■ 鈴木みのる主催チャリティー大会に団体の枠を超え豪華メンバー集結
被災地でのプロレス興行を提案「義援金をプロレスに変えて届けたい」 ［ スポーツナビ ］

　３月１１日に発生した東日本大震災のチャリテー興行となる今大会では「喜怒哀楽」をテーマに全５試合を開催。チケット代２５０万１４００円、グッズ代７０万９０００円、会場での募金４万６８１円、ネットで募った義援金３３万９０００円など合計３５９万８１円を集めた。この義援金の使い道についてみのるは「このお金を持って被災地でプロレスをやって、直接プロレスに変えて届けたい。リングも選手も食事なども全部こっちで用意して向こうでお祭りをしたい。１円残らず現地のために使って、プロレスを見せてちょっとでも楽しいことが起きればいい。オレにできるやり方で何かできれば」と、被災地でのプロレス興行を提案。すでに今回の大震災で甚大な被害を受けた東北地方沿岸部の数カ所と交渉を進めており、「子供が絵日記に描ける」夏休み頃の開催を目標に、被災者にプロレスを通じて直接元気を送りたいと語った。

　観客の前で初めて「被災地でプロレスを行うための資金にする」と宣言。
　しかし、大会後に一部から「寄付されると思ってチャリティーに参加した、こういう使い方をするなら事前に伝えるべきだった」などの声も出ていた（そういう意見がどの程度あったのかは分かりません）。

　6月30日更新のプロレス格闘技DX・鈴木みのる日記において、義援金が寄付されることに変更があったと明かされています。
　日記から一部引用。

　今はチケットの売上やグッズ売上などを計算し、諸経費を計算しているところ。
　最終的に利益の算出が出来た時点で被災地へとどけたいと思っている。
　もちろん一円残らず。
　先日試合後に宣言した「被災地プロレス」は、たくさんの仲間たちと必ず行きたいと思っている。
　資金は、まぁーみんなで持ち寄って行くよ。
　ステーキ屋さんと…
　ラーメン屋さんと…
　中華屋さんと…
　リング屋さんと…
　レスラーたちと…
　なんとかなるよ。
　今話をしている自治体には、とにかく原っぱを用意してくれたら後は全部こちらで用意するよ、と。
　6/25やプロジェクトで集まった義援金は、全て日本赤十字社を通して被災地に届けます。
　それプラス、プロレスを観て少しでも元気を出してくれたらイイと思っている。
　プロレスにはたくさんのチカラがあり、
　たくさんの可能性がある。
　まさに…
　さあ、ここから～だ!

　鈴木みのる選手は大会後のバックステージにおいて、寄付をしない理由に「ぶっちゃけ胡散臭くて信用できない」とも発言していました。
　実際、未だに被災者へ義援金が届いていない、使われていないという話も聞きます。
　私としては、鈴木みのるを信用して皆さんお金を出しただろうから、どういう形になるにしろ任せてしまっていいと思うんですが…気持ちのこもっているお金だけに納得されない方は簡単に引けないんでしょう。
　揉めているような印象を残すこと絶対避けたい。
　今回は寄付という形に。
　被災地での大会は、ぜひとも実現してほしい。

　 カテゴリ: いろいろ　｜　2011-07-03　｜　投稿者：杉