2008-12-05
インディー団体合同練習中に起きた死亡事故について
10月中旬、インディー団体が合同で行った練習中にデビューしたばかりの新人選手が死亡する事故が発生しました。
まだ、ほとんど報道されていませんが、12月になって夕刊フジに記事が掲載されたそうです。
事件に関しては、こちらのブログに詳しく書かれています。
■ 新人プロレスラー死亡事故 [ ★拳論!取材戦記★ ]
ライターはプロレス経験もある片岡亮さん。事件の当事者が後輩であったことから、詳しい状況が分かったようです。
以下、内容をまとめます。詳細はリンク先で確認してください。
この件に関しては、事件後に由利さんのお知り合いと思われる方から、当サイトへコメントをいただいていました。
ただ、それに関する情報が「★拳論!取材戦記★」さんと「2ちゃんねる」にしかなかったことと、「追悼興行を行うかもしれない」という情報を2ちゃんねるで見かけたことから、「近く、正式な発表があるだろう」と思い、取り上げるのを控えていました(今のところ、追悼興行は行われていません)。
由利さんが所属していたRofCの代表である菅原伊織選手ブログには、10月23日と10月29日に事故に対する「お詫び」がupされています。
おそらく、事故関係者からの発表はこれだけだと思われます(見逃していたら申し訳ありません、教えてください)。
とにかく情報が少ない。
隠ぺいの匂いすらしてしまうのが残念で仕方ない。
責任者が誰なのかはっきりしないということもありますが(それ自体どうかと思うが)、対応には多くの疑問が残ります。
話はもっと大きくなる可能性もあります。嗅ぎつけるのはプロレスよりも一般マスコミの方が早いかもしれない。
個人的には、今からでも正式な発表をするべきだと思います。
もしくは、プロレスマスコミが取材すべきです。
関係した方も、精神的にかなり追い詰められているはず。
このままでいい、と言える人はいないでしょう。故人のためにも、何かを変えるキッカケにしなくては。
菅原伊織選手の試合は何度か見たことがあります。身体は細いものの、インディーのレベルとしては技術的に問題ない選手だと思います。
練習の代表者の一人とされる佐野直選手も、「ショッパイ・ショッパイ」とネタで言われますが、実際はキャリアもあるし、それなりの技術を持っています。
練習を指導する立場として、それほど問題があるとは思いません。
問題があるとすれば、内容と雰囲気なんでしょう。ただ、そこまではファンがどうこう言えるものではありません。
※追記:実際に事故が起こり、その原因が技をかけたことであるならば、「それほど問題がない」という書き方はおかしいと、読み返し感じました。この部分を削除させてください。
過去にも何度か練習中の死亡事故はありましたが、今回はいわゆる「どインディー」にカテゴライズされる団体・選手による事故です。
「それ見たことか!」と各所から叩かれることになるでしょう。
ただ、全てのインディーを同じような目で見ることはしないで欲しい。団体によって方針・スタイルは様々です。
地方にはメジャー団体以上の練習環境(道場)、メジャー団体級の集客力を持つ団体もあります。メジャー系の選手にコーチを招聘して練習している団体もあります。
一概に切って捨てて欲しくはない。
とはいえ、この事件をキッカケに、インディーへの目が更に厳しくなることは間違いなく、何かしら変えていかないといけません。
メジャー主導の「ライセンス制」は、GPWAの大失敗を見る限り期待できないと思います。
それよりは、地方を含めた各インディーへ、定期的に指導者を送れるようなシステムを作った方がいいかもしれない。
ローカル団体でも「道場はあっても練習を教えてくれる人がいない」ところが多いように感じます。
今年旗揚げした「でら名古屋プロレス」は、関東からコーチを送り名古屋に在住させています。コーチ以外は、ほぼ新人ばかりですが、新人にしてはレベルが高い選手が多いと噂に聞きます。
また、中堅インディー団体の興行数が減ったことで、名の通った選手が、どインディー団体に上がることも増えてきています。そこで技術交流があれば。
インディーを改革するうえでヒントになりそうな気はします。もちろん、簡単な話ではありませんが。
ファンの立場で上からの発言で申し訳ありませんが・・・私としては「やれないことは、やらないでくれ」と言っておきたい。
緩さにも徹せず、真っ当な練習ができないのであれば「辞める」ことも考えて欲しい。
最後になりますが、由利大輔さんのご冥福をお祈りします。
インディーファンさん、たかさん、情報ありがとうございました。
まだ、ほとんど報道されていませんが、12月になって夕刊フジに記事が掲載されたそうです。
事件に関しては、こちらのブログに詳しく書かれています。
■ 新人プロレスラー死亡事故 [ ★拳論!取材戦記★ ]
ライターはプロレス経験もある片岡亮さん。事件の当事者が後輩であったことから、詳しい状況が分かったようです。
この件は、たまたま当事者の選手が僕の後輩だったことから情報を頂いたもので、その後もあらゆる関係者より情報提供を頂きましたが、本来は当事者が詳細を明かすべきものと思い、猶予をもって続報を控えていました。しかしながら、10月18日の死亡事故、24日の死亡後、11月末になっても当事者が口を閉ざしたままで、ご遺族からは「何の説明もないまま」と怒りの声も届き、その状況を明かすためにやむなく記事公開に踏み切りました。
警察の捜査の渦中で慎重になるべき部分はありますが、これまでご遺族、現場にいた選手、彼らと連絡を取っている知人・関係者、そして故人の知人たちから得た情報をいくつか書いておきます。全ては証言をもとにしたもので、事実に差異がある場合はぜひ報告してください。
以下、内容をまとめます。詳細はリンク先で確認してください。
死亡事故について
- 10月18日夜、新木場のリングを借りて、合同練習。
- 「二瓶組RofC(我道会館)」と「グレートプロレスリング」、「ガッツワールド」の3団体による合同練習という形だった。
- マットを使用して「ダブルインパクト」の練習をした際に、技を受けた由利大輔さんが頭から落下してしまい、意識はあるものの体が動けなくなってしまった。
- 救急車で病院へ搬送。
- 10月24日に由利さんが死去。
- 由利さんは4月に入門、わずか4ヶ月後の8月にデビューし2試合を行なっているが、所属団体が常設リングの道場を持たないため、デビューまでにリングを使った本格的な練習はわずか2回だったという。
この件に関しては、事件後に由利さんのお知り合いと思われる方から、当サイトへコメントをいただいていました。
ただ、それに関する情報が「★拳論!取材戦記★」さんと「2ちゃんねる」にしかなかったことと、「追悼興行を行うかもしれない」という情報を2ちゃんねるで見かけたことから、「近く、正式な発表があるだろう」と思い、取り上げるのを控えていました(今のところ、追悼興行は行われていません)。
由利さんが所属していたRofCの代表である菅原伊織選手ブログには、10月23日と10月29日に事故に対する「お詫び」がupされています。
おそらく、事故関係者からの発表はこれだけだと思われます(見逃していたら申し訳ありません、教えてください)。
とにかく情報が少ない。
隠ぺいの匂いすらしてしまうのが残念で仕方ない。
責任者が誰なのかはっきりしないということもありますが(それ自体どうかと思うが)、対応には多くの疑問が残ります。
話はもっと大きくなる可能性もあります。嗅ぎつけるのはプロレスよりも一般マスコミの方が早いかもしれない。
個人的には、今からでも正式な発表をするべきだと思います。
もしくは、プロレスマスコミが取材すべきです。
関係した方も、精神的にかなり追い詰められているはず。
このままでいい、と言える人はいないでしょう。故人のためにも、何かを変えるキッカケにしなくては。
菅原伊織選手の試合は何度か見たことがあります。身体は細いものの、インディーのレベルとしては技術的に問題ない選手だと思います。
練習の代表者の一人とされる佐野直選手も、「ショッパイ・ショッパイ」とネタで言われますが、実際はキャリアもあるし、それなりの技術を持っています。
問題があるとすれば、内容と雰囲気なんでしょう。ただ、そこまではファンがどうこう言えるものではありません。
※追記:実際に事故が起こり、その原因が技をかけたことであるならば、「それほど問題がない」という書き方はおかしいと、読み返し感じました。この部分を削除させてください。
過去にも何度か練習中の死亡事故はありましたが、今回はいわゆる「どインディー」にカテゴライズされる団体・選手による事故です。
「それ見たことか!」と各所から叩かれることになるでしょう。
ただ、全てのインディーを同じような目で見ることはしないで欲しい。団体によって方針・スタイルは様々です。
地方にはメジャー団体以上の練習環境(道場)、メジャー団体級の集客力を持つ団体もあります。メジャー系の選手にコーチを招聘して練習している団体もあります。
一概に切って捨てて欲しくはない。
とはいえ、この事件をキッカケに、インディーへの目が更に厳しくなることは間違いなく、何かしら変えていかないといけません。
メジャー主導の「ライセンス制」は、GPWAの大失敗を見る限り期待できないと思います。
それよりは、地方を含めた各インディーへ、定期的に指導者を送れるようなシステムを作った方がいいかもしれない。
ローカル団体でも「道場はあっても練習を教えてくれる人がいない」ところが多いように感じます。
今年旗揚げした「でら名古屋プロレス」は、関東からコーチを送り名古屋に在住させています。コーチ以外は、ほぼ新人ばかりですが、新人にしてはレベルが高い選手が多いと噂に聞きます。
また、中堅インディー団体の興行数が減ったことで、名の通った選手が、どインディー団体に上がることも増えてきています。そこで技術交流があれば。
インディーを改革するうえでヒントになりそうな気はします。もちろん、簡単な話ではありませんが。
ファンの立場で上からの発言で申し訳ありませんが・・・私としては「やれないことは、やらないでくれ」と言っておきたい。
緩さにも徹せず、真っ当な練習ができないのであれば「辞める」ことも考えて欲しい。
最後になりますが、由利大輔さんのご冥福をお祈りします。
インディーファンさん、たかさん、情報ありがとうございました。
■ 「インディー団体合同練習中に起きた死亡事故について」に関する情報は
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カテゴリ: いろいろ | 2008-12-05 | 投稿者:杉