2008-10-29
惨敗の プロレスエキスポ でも何か拾えたような気がする~C・ダニエルズのプロ意識
プロレス界の活性化を前提に、プロレスを通じた社会貢献や世界平和をテーマに掲げ立ち上げられた「プロレスエキスポ」、終わってみれば集客面で大苦戦。
その一方で、内容自体はそれほど悪くなかったとの感想も多い。
招待券観戦(と思われる)の一般さんが楽しんでいる様子を見ていると、何か復興へ向けてのヒントが拾えたかもしれない・・・と思う。思うしかない。
<初日>
感想。
ご存じの通り、プロレス史上に残るガラガラを記録。2階席には50人もいない。非公式発表では、どの日も1000人以下という最悪な結果。
両国の不入りと言えば、06年のMARSが“伝説”となっていますが・・・おそらくそれを超えたでしょう。いや、まいりました。
両国2日で3連戦と聞き、誰もが「成功するわけないだろう」と思い、まったくその通りの結果になってしまう。周りのプロレス関係者はホントにサポートできていたのか? 閉会式のノンキなマイクからして首をかしげたくなります。
失敗をプロレスのせいにはしてほしくない。
両国3連戦をやろうという意気込み全てを否定するつもりはありません。プロレス界に何らかの「刺激」は必要。
「後楽園やディファでやれば良かった」との声もありますが、器が小さくなれば宣伝や営業も比例して小さくなるし、話題性が薄まれば開催する趣旨も違ってくるでしょう。
大会場だから来るファン層も存在します。
でも、そこに成功させる“策”がないと、もしくはその策が使えなくなったようではどうにもならない。
試合内容もまぁまぁで、大会の進行よく、演出を含めて会場の雰囲気は凄く良かっただけに残念。
ただ、興行を見た人の多くが共通して「何かあったよね」と感じてるのが面白い。
まぁ、あまりのガラガラっぷりに「プラスになるものを持って帰らなければやってやれない!」と感じ、良い点を探していたところもあるのでしょう(笑)。
いや、でも、私も単に試合が面白かっただけでなく、いろいろ感じるモノがありました。
普段プロレスを見ていない感じの層が、ちゃんと試合にのめり込み、声援を送ってプロレスを楽しんでいる姿を確認。
まず怪しいレスラーで興味を引き、実力派の選手が試合を引っ張り盛り上げる。このパターンがライト層にドンピシャだったかも。
その一方で胡散臭いの大好きマニア層もウヒョウヒョと喜び声援を送る。妙な一体感があり、ガラガラな会場にありがちな「寒さ」をまったく感じなかった。
何かそこに、プロレス復興のヒントがあるような気もするんですがね・・・。
うーん。
ダニエルズのプロ意識の高さに拍手。
客席は初日とほぼ同じ。1階は若干増えた。
1階正面と向正面のマス席はソコスコ埋まってる、ように見える。
カメラから見える位置なんでしょう。
オッキー、じゃま。
ヒマラヤン・タイガーはゼロワン・靖国大会の時より怪しさが数段upしていた。
2日目のナルトはまったくいいところナシ。
日高トダニエルズ、それを見守る佐藤さくらちゃん。
関本大介は日本の宝。
その一方で、内容自体はそれほど悪くなかったとの感想も多い。
招待券観戦(と思われる)の一般さんが楽しんでいる様子を見ていると、何か復興へ向けてのヒントが拾えたかもしれない・・・と思う。思うしかない。
次は世界?
各大会の詳細は以下で。<初日>
- 高山とフライ、仲間割れでPRIDE再現の殴り合い 大陸対抗タッグ戦 まずは田中&関本組が1勝 [ スポーツナビ ]
- プロレスを通じて世界平和を!ところがEXPO開幕戦で高山とフライが大乱闘! [ angle JAPAN ]
- 田中、関本組とセイビン、シェリー組が決勝進出 日高とダニエルズがシングル戦を前に視殺戦 [ スポーツナビ ]
- 若干観客も増えたEXPO第2部のメイン後、田中&関本とマシンガンズが大乱闘 [ angle JAPAN ]
- 大陸タッグ戦は田中&関本組、ランブルは日高が優勝 スーパーバイザーの蝶野「次は世界。夢は大きく」 [ スポーツナビ ]
- 色々あったEXPOも最後はノーサイド!蝶野「あの絵を作るための大会だった」 [ angle JAPAN ]
- 複雑な想い… [ maikai ]
- プロレス・エキスポ行ってきました(初日) [ ときどきキックアウト ]
- プロレス・エキスポ見届けました [ ときどきキックアウト ]
- プロレスを本当に好きな人がまだいるんだ [ プロ格コラム |ターザンカフェ ]
- 両国国技館、600人という観客数を問題にしよう! [ プロ格コラム | ターザンカフェ ]
感想。
ご存じの通り、プロレス史上に残るガラガラを記録。2階席には50人もいない。非公式発表では、どの日も1000人以下という最悪な結果。
両国の不入りと言えば、06年のMARSが“伝説”となっていますが・・・おそらくそれを超えたでしょう。いや、まいりました。
両国2日で3連戦と聞き、誰もが「成功するわけないだろう」と思い、まったくその通りの結果になってしまう。周りのプロレス関係者はホントにサポートできていたのか? 閉会式のノンキなマイクからして首をかしげたくなります。
失敗をプロレスのせいにはしてほしくない。
蝶野正洋:大会後コメント「課題はいろいろあるし、正直、興行としてみたら苦戦したし、プロレス界全体の販売する力が弱くなっているということだとも思う。」それはそうかもしれないけど、この時代に両国3連戦をやる団体なんてありませんから、そこはプロレスどうのじゃなうて「企画に問題があった」と、まず言って欲しい。蝶野さんがどこまで運営に関わっていたかは分かりませんが。
両国3連戦をやろうという意気込み全てを否定するつもりはありません。プロレス界に何らかの「刺激」は必要。
「後楽園やディファでやれば良かった」との声もありますが、器が小さくなれば宣伝や営業も比例して小さくなるし、話題性が薄まれば開催する趣旨も違ってくるでしょう。
大会場だから来るファン層も存在します。
でも、そこに成功させる“策”がないと、もしくはその策が使えなくなったようではどうにもならない。
試合内容もまぁまぁで、大会の進行よく、演出を含めて会場の雰囲気は凄く良かっただけに残念。
ただ、興行を見た人の多くが共通して「何かあったよね」と感じてるのが面白い。
まぁ、あまりのガラガラっぷりに「プラスになるものを持って帰らなければやってやれない!」と感じ、良い点を探していたところもあるのでしょう(笑)。
いや、でも、私も単に試合が面白かっただけでなく、いろいろ感じるモノがありました。
普段プロレスを見ていない感じの層が、ちゃんと試合にのめり込み、声援を送ってプロレスを楽しんでいる姿を確認。
まず怪しいレスラーで興味を引き、実力派の選手が試合を引っ張り盛り上げる。このパターンがライト層にドンピシャだったかも。
その一方で胡散臭いの大好きマニア層もウヒョウヒョと喜び声援を送る。妙な一体感があり、ガラガラな会場にありがちな「寒さ」をまったく感じなかった。
何かそこに、プロレス復興のヒントがあるような気もするんですがね・・・。
うーん。
出来なくてもいい、でも一生懸命やらないなら帰れ
エキスポのバックステージで起きていたイイ話を紹介。TNAから来た選手はいわゆる出来る選手。バンビも著しく成長していた。ジャマイカ&キューバはそこそこ。しかし、25日昼が終わった直後、その出来事が起こった。正直、ガラガラなんで手を抜いていた選手もいたでしょうね。
試合を終えたCダニエルズがマーリーを呼び出す。簡単に言うと
「お前、やる気がないなら今すぐ荷物をまとめてここから出て行け!」控室に怒号が響き渡る。
主催者側が招聘した選手ですが、自分達の仕事を守るためには当然の行動だった、プロ意識の違いが大きく見受けられました。
フランス代表・アイルランド代表は言うに及ばず、メキシコ代表も動きが鈍い。ダニエルズは「プロ」としての最低限を持っていない選手に対して非常に厳しかった。スティーブ・コリノも同様、若い選手に試合後きつい言葉を投げかけていました。
出来なくてもいい、でも一生懸命やらないなら帰れ。それがダニエルズ&コリノの共通した意見であった。
涙を流しながらそれを聞く若手外国人選手。
異国の地で今までにない、良い経験をしたのではないか。EXPOがもたらしたもの、頭の中で整理できていないが、参加した選手にとって「良い経験」又は「嫌な経験」どちらとして考えるかによって今後が違ってくる、そんな気がしました。
ダニエルズのプロ意識の高さに拍手。
画像
最後に2日目夜の画像を貼っておきます。客席は初日とほぼ同じ。1階は若干増えた。
1階正面と向正面のマス席はソコスコ埋まってる、ように見える。
カメラから見える位置なんでしょう。
オッキー、じゃま。
ヒマラヤン・タイガーはゼロワン・靖国大会の時より怪しさが数段upしていた。
2日目のナルトはまったくいいところナシ。
日高トダニエルズ、それを見守る佐藤さくらちゃん。
関本大介は日本の宝。
■ 「惨敗の プロレスエキスポ でも何か拾えたような気がする~C・ダニエルズのプロ意識」に関する情報は
コチラでも/人気ブログランキング
- このBLOGが面白いと思ったら1票お願いします
- クリックすると投票されます→ プロレス人気ブログランキングへ
■ 関連リンク ■ 最近10件までの同カテゴリー記事
- 17/02/12 「教養としてのプロレス」を読みました
- 15/09/18 天龍源一郎×小橋建太・対談、一部文字起こし~「スイングする」って言葉あるじゃないですか
- 13/12/10 プロレス大賞における「数字」の扱いが少し変わった? 全日本・W-1無冠に納得~東スポ・プロレス大賞2013結果
- 13/12/02 現在、マスカラス兄弟とザ・デストロイヤーが来日中~明後日はドスカラス日本ラストマッチ
- 13/11/28 年末に腕相撲トーナメント「白鵬vsヒョードル」実現~佐藤大輔氏が演出担当、煽りVで「PRIDE」がフジに
- 12/12/11 東スポ・プロレス大賞2012、結果は本日午前7時解禁
- 12/11/21 タレント・水野裕子さんが「新一宮プロレス」を学祭に呼びたがっている~きっかけは「プロレスは暴力的」なる偏見
- 12/11/21 本日発「週刊プロレス」は年に一度の選手名鑑号~「プロレスグランプリ」告知も
- 12/11/17 今年の「東スポ・プロレス大賞」選考会は“12月10日”に開催~で、ネットプロレス大賞はどうるすの? 「やります」
- 12/11/09 女子プロレス映画「カルフォルニア・ドールズ」、初公開から30年ぶり渋谷で公開中
カテゴリ: いろいろ | 2008-10-29 | 投稿者:杉