モノゴル朝青龍プロレス“MAP”とは結局なんなのか～プロレスマスコミが報道しない謎
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あの朝青龍がプロレス団体旗揚げ？ 一般世間を巻き込み大変な話題となった「ＭＡＰ」、その後にボロボロと「朝青龍とは無関係」の報道が続きテンションはガタ落ち。
いったいＭＡＰとはなんなのか？ 情報をまとめてみたいと思います。
ＭＡＰはモンゴル・アサショーリュー・プロレスの略ではない
＜3月11日＞最初に報じたのはデイリー。
■ 朝青龍、プロレス新団体３・21旗揚げ ［ デイリースポーツonline ］
Yahoo!ニュースに取り上げられ、ワイドショーでも話題に。高田延彦がこの件についてコメントしている。
■ 「朝青龍、新プロレス団体」報道 宮根アナが見たい対戦相手 ［ J-CASTテレビウォッチ ］
ニッカンスポーツは見出しに「朝青龍」の文字を使わず。
■ ニューハーフプロレス？異色新団体誕生へ ［ nikkansports.com ］
＜3月12日＞
11日に会見が行われ、翌朝の報道。
■ 元朝青龍、勝手に名義借りられた！？ ［ SANSPO.COM ］
■ 新団体ＭＡＰ旗揚げ、元朝青龍に観戦希望 ［ nikkansports.com ］
■ 朝青龍プロレス参戦？マネジャー兄が新団体発足 ［ スポニチ ］
■ 朝青龍 ＭＡＰの５月旗揚げに来るぞ！ ［ デイリースポーツonline ］
■ 目がモンゴル！？謎の覆面男は終始無言 ［ デイリースポーツonline ］
デイリーだけノリノリ（笑）。
ここまでの報道をまとめる。
ＭＡＰ
- 団体名は「MAP」。略称ではなく「地図」を意味する。「モンゴル・アサショーリュー・プロレス」の略ではない。
- 「人間、職業、性別を超えたいろんな集団の集まり」という意味。
- 当初、会見では朝青龍の名前を使う予定だったが、一宮章弘氏から「勝手に名前を使ったら訴える」と電話があり、急遽、団体名を「地図」の意味とした（東スポ情報）。
- 3月21日に新宿FACEでプレ旗揚げ。5月に本格旗揚げ予定。
- モンゴルの選手も参戦させたい意向。
- 一宮章一プロデューサー「（元朝青龍関に）見に来てください、と声をかけたい」
- 会見場は新宿歌舞伎町ホストクラブ「ニュー愛」。
- 会見には、テレビ４局など報道陣約６０人が殺到。
＜デイリーより＞
今回の旗揚げに際し、朝青龍の個人マネジャー・一宮章弘氏には団体の趣旨を伝え、朝青龍に連絡してもらうことを確認済み。現在、本人はモンゴルに帰国して多忙だが、情報が届き次第、返事をもらうことになる。渡辺努代表は「可能性がある限り、朝青龍さんにはリングに立っていただきたい。格闘技ではなく、エンターテインメントな試合がふさわしい」とプロレスラーとしての参戦に期待を込めた。
だが、章弘氏の兄で、同団体のスタッフ兼レスラーの一宮章一は「資金力がないので、それは夢のあるところ（ビッグイベント）で石井慧選手とやっていただきたい」と現実路線を強調。むしろ、「横綱の人脈でモンゴル相撲を導入したい。母国のスポーツ親善大使である朝青龍さんの力を借りなくてはならないと思っている」と、プロデューサー的な役割を求めた。
と言うわけで、今のところ団体名含めて朝青龍とは関係なし！
予想以上に大きく取り上げられる共に「名前使うな」の連絡に一宮さんも困惑ぎみ。
ちょっとズンドコすぎますな。
個人的には、朝青龍の名前を使って胡散臭いことをしようという趣向は凄く面白いと思う。それこそ、ゴム人間で喜んでいる僕にしたら、涎がダラダラ止まりません。
開き直って「もし朝青龍がプロレス団体をプロデュースしたら…」の世界を作り上げてもらえばいいのだが。
どうも、この団体の“怪しさ”は、悪い意味での怪しさに感じる。
MAPと新ＦＭＷの関係は？
まず、これだけ一般で報道されているのに、プロレスマスコミがほとんど報じていません。週プロ・モバイル、kamipro、サムライＴＶでは一切情報ナシ。
今週発売の週刊プロレスには、ニューススクランブルのコーナー（91ページ）に「エンターテメイントファイトクラブ・ＭＡＰがプレ興行を行う」との記事がある。しかし朝青龍の文字は一切なし。
プロレスマスコミに会見のリリースがいっていないのか？
ここで「3月21日」という日付に注目。
この日は、ある団体の興行が中止となっています。
週プロモバイルなどから。
新ＦＭＷ
予定していた3月21日新宿FACE大会は中止。
ターザン後藤を中心に立ち上げられた「新ＦＭＷ」の興行が中止。おそらく、これの代わりにＭＡＰが会場を押さえた。
だから、こんな直前の大会発表となったわけですね。
で、この「新ＦＭＷ」という団体はフロント側が“素人”に近い人の集まりだったとの証言がある。
■ 大仁田厚、27日の興行で5度目のプロレス引退表明か～新FMW興行の実況席が凄いことに… ［ プロレス専門BLOG：ブラックアイ２ ］
■ 良くも悪くも…初期ＦＭＷ ［ maikai ］
2009年12月24日に行われた新ＦＭＷ興行がひどかった。
いきなり悪い部分を書いてしまうが、イベントとしては出たとこ勝負、行き当たりバッタリのドタバタだった。２０年前のＦＭＷ旗揚げ時、プロレス・イベントの経験があるスタッフはのちにＷ★ＩＮＧを旗揚げした茨城清志氏とレフェリーを買って出たウォーリー山口氏ぐらいしかいなかったが、昨日のスタッフはプロレス・イベントの経験者は皆無という状態。リングアナの久保田氏は選手コールもゴングを叩くのも初めてという状態だったし、音響や照明の演出を出来る人間もいない。進行チェックを頼まれて手伝いにきていたプロレス・イベントに精通しているＹ氏が急遽、音響と照明までやることになり、さらに某団体のＭ選手が救援に駆けつけるという有様だった。もし、この時のスタッフがスライドして「ＭＡＰ」に移っていたら・・・プロレスマスコミへリリースがいってないことも理解できる。
もっと言えば説明不足からくる、この騒動を生んだ原因もここにあるのでは？
MAPに参加する「ニューハーフ・プロレス」は新ＦＭＷでも行われていました。
ちなみに、新ＦＭＷは5月5日に新木場1stRING大会が決定しています（週刊プロレスから）。
これはいったいどうなっているのか。分裂？？
・・・真相が明かされる日は来るのだろうか。
菊池毅参戦
ＭＡＰの対戦カードが出ています。貴重な情報は、有山いいとも選手ブログから。
■ 参戦予定＋決定カード ［ プロレスラー兼サンジャポ裏ファミリー『有山いいとも！』の日常 ］
■3月21日（日） MAP／東京・新宿FACE （18時開始）「木村恭子」は木村響子の誤植かもしれません。「桜花まよ」とは？
【決定カード】
▼菊池毅、神風 vs メガモンゴル、モンゴリアン矢野
▼ハードコアマッチ：佐々木貴、有山いいとも！ vs 清水基嗣、ヤマダマンポンド
▼佐野直、木村恭子、Ｘ vs 三和太、ジ・ウィンガー、桜花まよ
▼見た目がくにひこ、バッテン多摩川 vs ピンクタイガー、桂ヤスヒロJr.
▼女子総合プリティーファイト
▼ホストＨ１グランプリー
モンゴリアン矢野・・・あの矢野さんか。
そして菊池毅さん・・・。
あ、「神風」が参戦するのはモンゴル襲来だからか！それは若干面白い。
なお、明日放送の「サンデージャポン」で、会見の様子が流れるようです。
どこまで弄ってくれるかなぁ。
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