2010-10-27
諏訪魔vs船木誠勝、激闘29分!キレやすくて不安定で凄まじく強い三冠王者を長い目で見続けます!
観戦した全日本プロレス・横浜文化体育館大会の感想を。
■ 減量に成功してカズの世界ジュニア王座に挑戦した武藤だが、王座奪取とはならず!諏訪魔は船木に辛勝し、三冠初防衛に成功 [ バトル・ニュース|試合速報・結果 ]
すでに各所でこの興行は絶賛されております。
メインとセミの2つ、どちらも素晴らしい名勝負に。
技とスピードで勝負したハヤシvs武藤、打撃と凄みで勝負したメイン。
まったく対称的なスタイルで、どちらもインパクトの強い試合になりました。
ここでは諏訪魔vs船木誠勝を中心に。
いや、ホントに凄い試合でした。
いきなりで申し訳ないが、一つだけ心配になってしまうのは「ここまでやらなければいけないのか」ということ。
試合後の諏訪魔は両膝の靱帯を痛め、鼓膜が破れ、首とアゴに大きなダメージを負ったそうです。
船木の打撃は強烈そのもの。それを諏訪魔は正面から受け続けた。
他のレスラーに「これを超える試合をしろ!」なんてとても言えません。これは今回の試合に限らず現代プロレスが抱える問題で、何とかしなければいけないのですがねぇ…。
ただ、この試合においての“激しさ”は、危ない技や攻防の積み重ねで“作品”を作ろうという意識が薄かった。
伝わってきたのは「殺らないと殺られる」という“覚悟”の積み重ね。狙った感がないんです。
船木の打撃を超えるには、あそこまでのラリアットは必要だ、と感じてしまう。
だから試合を見ていて嫌な気持ちにほとんどならなかった。もう、コチラも歯を食いしばってノメリこんだ。
船木も素晴らしかった。おそらくプロレスに戻ってきてからのベストバウトは、昨年8月の復帰戦(武藤&船木vs蝶野&鈴木)だと思いますが、それを除けば今回が一番になるでしょう。
個人的には、せっかくプロレスに来たのだから、もうちょっとプロレスっぽいことをやって欲しいし、その手の技術も必要だと思うのだが…1年経って結論はコレ。まぁ、思うように動けないなかトップで闘うにはハードヒットな打撃で勝負するしかなかったんでしょう。
もう、あの掌底・キックは反則ですよ(笑)。
そして諏訪魔はもちろん最高。耐えてプロレス技で勝つ。
8月の鈴木みのる戦を超えた内容だったのでは。
天龍との出会いがあって、新世代解散があって、マイク投げがあって…いろいろ起こったなかでの激闘は本当に嬉しい。タメがある分だけ喜び倍増。
これで諏訪魔も頼れるエースに…と期待してしまうが、個人的には不安もある。
まだしばらく高いレベルで“必ず”安定した試合を見せてくれるとは限らないように思う。
ちょっと前にサムライTVで諏訪魔が参戦した天龍プロジェクトの試合を見ましたが…主役のはずの諏訪魔がそれほど目立ってないんですね(笑)
こういうポカは今後もありそうだなぁ、と。
安定せずに上がったり下がったり。でも、その落差は凄いはずだから、感情移入して一喜一憂することもファンとしては面白いと思うのです。
見に行って必ず満足させるプロレスが現在の主流で、それはプロレス不況を乗り越える上で大切なことだと思いますが、諏訪魔の場合は一戦一戦じゃなくて長いスパンで戦いぶりを見るべきじゃないかと。その方が魅力が伝わる。
…本人が読んだら怒らるだろうなぁw
でも、この試合を見て、もうしばらく何があっても応援を続ける気持ちが固まりました。
あ!あと、予告していた諏訪魔の「心も体も全て砕け散る技」ってのは出たのか? 出すまでもなく勝ったってこと?
マスコミの方、感想。
■ 三冠&世界ジュニア [ maikai ]
■ “カズ・エース説”という勝手な見方を諏訪魔ならではの王者像が消し払う日 [ 鈴木健.txt OFFICIAL WEBSITE ]
■ 壮絶に噛み合った諏訪魔Vs船木の三冠ヘビー級戦!
聖地・ヨコハマで全日本プロレスが息を吹き返した [ 金沢“GK”克彦「こちらプロレス村役場」 | kamipro.com ]
※すいません、今日のニュースクリップは休みです。
諏訪魔「これからオレの時代が始まるぞ」
■ 諏訪魔が船木を退け初防衛に成功 / 武藤、15キロ減量もカズの王座に届かず [ スポーツナビ|格闘技|速報 ]■ 減量に成功してカズの世界ジュニア王座に挑戦した武藤だが、王座奪取とはならず!諏訪魔は船木に辛勝し、三冠初防衛に成功 [ バトル・ニュース|試合速報・結果 ]
■10月24日(月) 全日本プロレス/神奈川・横浜文化体育館(4100人・満員)
▼第6試合 世界タッグ選手権
太陽ケア、○曙(14分32秒 ダイビングボディプレス→片)●ビッグ・ダディ・ブードゥー、チャーリー・ハース
※王者・曙&ケアが防衛
▼第7試合 世界ジュニア・ヘビー級選手権
○カズ・ハヤシ(23分11秒 巻き投げ固め)●武藤敬司
※王者・カズ・ハヤシが16度目の防衛
・武藤:試合後コメント「(結果は伴いませんでしたが、自分の中ではやり遂げたという気持ちですか?)やっぱりせっかくここまでやったんだから、もう少しシェイプした体は続けていくつもりだけどさ。もう少しベルトを巻いたプレッシャーの中で体を研ぎすませたかったというのは事実だな。あと1カ月あったらもっといい武藤敬司を見せる自信があったからさぁ。まぁ気持ちを新たに入れ替えて頑張りますよ」
・武藤「(ジュニアへの挑戦はこれまでですか?)まだ分かんないよ。まごまごしてたらいつ何時……、今度はマスクかぶって出ちゃうよ!」
▼第8試合 三冠ヘビー級選手
○諏訪魔(29分13秒 ラストライド→体)●船木誠勝
※王者・諏訪魔が初防衛
・諏訪魔コメント「守ったぞ! これからオレの時代が始まるんだよ、こっから。1年前、あの悔しさ忘れないぞ。このベルトに対する思いは誰にも負けないよ。あの人のキック、掌底、歴史が詰まってて重かった。このベルトに、このベルトが近くにあったから耐えられたようなもんだ。 ……脳しんとう起こしたから分からない。何も思い出せない」
すでに各所でこの興行は絶賛されております。
メインとセミの2つ、どちらも素晴らしい名勝負に。
技とスピードで勝負したハヤシvs武藤、打撃と凄みで勝負したメイン。
まったく対称的なスタイルで、どちらもインパクトの強い試合になりました。
ここでは諏訪魔vs船木誠勝を中心に。
いや、ホントに凄い試合でした。
いきなりで申し訳ないが、一つだけ心配になってしまうのは「ここまでやらなければいけないのか」ということ。
試合後の諏訪魔は両膝の靱帯を痛め、鼓膜が破れ、首とアゴに大きなダメージを負ったそうです。
船木の打撃は強烈そのもの。それを諏訪魔は正面から受け続けた。
他のレスラーに「これを超える試合をしろ!」なんてとても言えません。これは今回の試合に限らず現代プロレスが抱える問題で、何とかしなければいけないのですがねぇ…。
ただ、この試合においての“激しさ”は、危ない技や攻防の積み重ねで“作品”を作ろうという意識が薄かった。
伝わってきたのは「殺らないと殺られる」という“覚悟”の積み重ね。狙った感がないんです。
船木の打撃を超えるには、あそこまでのラリアットは必要だ、と感じてしまう。
だから試合を見ていて嫌な気持ちにほとんどならなかった。もう、コチラも歯を食いしばってノメリこんだ。
船木も素晴らしかった。おそらくプロレスに戻ってきてからのベストバウトは、昨年8月の復帰戦(武藤&船木vs蝶野&鈴木)だと思いますが、それを除けば今回が一番になるでしょう。
個人的には、せっかくプロレスに来たのだから、もうちょっとプロレスっぽいことをやって欲しいし、その手の技術も必要だと思うのだが…1年経って結論はコレ。まぁ、思うように動けないなかトップで闘うにはハードヒットな打撃で勝負するしかなかったんでしょう。
もう、あの掌底・キックは反則ですよ(笑)。
そして諏訪魔はもちろん最高。耐えてプロレス技で勝つ。
8月の鈴木みのる戦を超えた内容だったのでは。
天龍との出会いがあって、新世代解散があって、マイク投げがあって…いろいろ起こったなかでの激闘は本当に嬉しい。タメがある分だけ喜び倍増。
これで諏訪魔も頼れるエースに…と期待してしまうが、個人的には不安もある。
まだしばらく高いレベルで“必ず”安定した試合を見せてくれるとは限らないように思う。
ちょっと前にサムライTVで諏訪魔が参戦した天龍プロジェクトの試合を見ましたが…主役のはずの諏訪魔がそれほど目立ってないんですね(笑)
こういうポカは今後もありそうだなぁ、と。
安定せずに上がったり下がったり。でも、その落差は凄いはずだから、感情移入して一喜一憂することもファンとしては面白いと思うのです。
見に行って必ず満足させるプロレスが現在の主流で、それはプロレス不況を乗り越える上で大切なことだと思いますが、諏訪魔の場合は一戦一戦じゃなくて長いスパンで戦いぶりを見るべきじゃないかと。その方が魅力が伝わる。
…本人が読んだら怒らるだろうなぁw
でも、この試合を見て、もうしばらく何があっても応援を続ける気持ちが固まりました。
あ!あと、予告していた諏訪魔の「心も体も全て砕け散る技」ってのは出たのか? 出すまでもなく勝ったってこと?
マスコミの方、感想。
■ 三冠&世界ジュニア [ maikai ]
■ “カズ・エース説”という勝手な見方を諏訪魔ならではの王者像が消し払う日 [ 鈴木健.txt OFFICIAL WEBSITE ]
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カテゴリ: 全日本プロレス | 2010-10-27 | 投稿者:杉