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2006-08-04
無我 ワールド・プレ旗揚げ戦、“取りあえず”の大盛況
メインでヒロ斎藤が西村を破る
やっとプレ旗揚げまでこぎ着けた無我ワールド、文句なしの超満員札止め、大変盛り上がったようです。- 藤波、復活!無我ワールドがプレ旗揚げ戦/天国のブラック・キャットさんに捧ぐ追悼興行 [ スポーツナビ ]
- 西村、新日に絶縁状 [ 内外タイムス WEB ]
- 無我 船出は超満員! 新日本選手も出席 [ 多重ロマンチック ]
8.2 新無我ワールド/後楽園ホール(1825人・超満員札止め)メインが番狂わせだったこともあって、満足度の高い興行となったようです。
[1]ブラック・キャット引退試合
○藤波辰爾(7分54秒 逆さ押さえ込み)●マッカイ
- キャットさんの息子である亨さんがサブレフェリーに。
- 藤波は1994年に立ち上げた元祖・無我で使用した入場曲で登場。
- 藤波コメント「時間がない中でトレーニングをして、コンディションを作ってきた。やっぱり気持ち良かったですね。スーツとか着ているよりも、僕はプロレスが好きなんですね」
- 第1試合終了後に追悼セレモニーが行われ、蝶野正洋、永田裕志、天山広吉、棚橋弘至ら新日のレスラーたちが自主的に参加し、追悼の意を天国のブラック・キャットさんへ向けて送った。
- そのほか、セレモニー参加者は飯塚高史、棚橋弘至、タイガーマスク、井上亘、田口隆祐、山本尚史、垣原賢人、真壁刀義、BS・マシン、矢野通、稔、内藤哲也(多重ロマンチックさんより)
- 蝶野・コメント「垣根を高くしても仕方ない。会社同士の垣根を低くしていけるような、いいモデルケースになってほしい」
- 田中アナ・コメント「新日本と絡みたいとかはありません」
[2]○後藤達俊(9分53秒 バックドロップ→体)●竹村豪氏
[3=セ]○吉江豊(13分7秒 ダイビング・ボディプレス→片)●長井満也
- 若干だがDDTでお馴染みの「長井」ボードを持っていた観客が。
- それに応えて?長井は蛇手を一瞬披露。
- 吉江コメント「今日もフリーとしてのいつもどおりの吉江でした。今後の無我との関係は考え中です」
[4=メ]○ヒロ斎藤(24分10秒 ジャーマン)●西村修
- 西村コメント「9回1アウト2塁から逆転ホームランを打たれたような感じですね。ヒロさんの先を読んだ戦術にハマってしまった。」
- 西村「これがプロレスの奥深さ。プロレスはどっかの団体みたいに、若さやルックスだけで上にいけるものではない」
- 西村・大会を総括「大きな手応えを感じましたね。時代に左右されず、媚を売らず、プロレスのために意義ある行動をとっていきたい。そして、本来あるべきプロレスの姿を取り戻して、ムーブメントを起こしていきたいですね。まずは9月です」
- 西村「同じ思想の人間しかブッキングするつもりはない。きょうも新日本の連中はとっとと帰った。簡単に手は結べない。意地とプライドがある。もう思想の違う人間はこなくて結構です」
- 田中リングアナ総括「今日の大会の点数は1点でいい。これからドンドン点数を増やしていきたい。今日試合に出た7人の日本人選手を中心に、まずは輝かせていきます。プロレスってやっぱり面白いと言ってもらえるように、一歩一歩、完成らしきものに向かっていきたいですね」
- 試合後、全選手がホール出口でお見送り。
- カール・ゴッチが名誉顧問となることが決定。
- 藤波は他の選手と共にリング設営に参加。
ヒロ斎藤は試合途中に足を負傷。
西村がたまに見せる、相手ごと抱えてトップロープ超えて場外へ落とす技(ドリー・ファンクJrの得意技、馬場さんがコレでケガした)でやっちゃったみたい。
新日本離脱後の初試合ということもあるし、スタミナもギリギリだったはず。見事、後楽園ホールのメインを締めたヒロさんに大拍手。
フィニッシュのジャーマンは2連発。ただ、1発目のジャーマンで西村は肩を上げなかったらしい・・・。
無我・後楽園を観戦(途中から) [ プロレスファンによるプロレスファンっぽい日記byカミジョウノボル ]
惜しむらくは最後。西村のダイビングニーをかわしたヒロがジャーマン!これを西村がハッキリと返していないのにレフリーはカウント2で止めてしまい、もう一発ジャーマン、で3カウント。一発目がギリギリでちゃんと返された上でのフィニッシュだったら、もっと印象は違ったと思う。無我のスタイルからすれば、フィニッシュは一発で決まる方が理想のはず。2発目は予定外だったのかも。
新無我・旧無我
「無我スタイル」という意味では「?」マークのつく試合もチラホラ。まぁ、チラホラって4試合しかないんですけど(笑)、Sアリーナのダイジェストを見た感じで言えば、長井vs吉江など私の頭の中にある無我とはかけ離れた試合であったと思う。ゴッチさんを呼ぶならキックボクシング系の蹴りを使う選手はアレかもしれませんしねぇ。1990年代に開催された「旧無我」(勝手にそう読んでます)の興行は、第1試合からメインまでスタイルが徹底して統一されていた。インディー、外国人、女子(GAEA)も含めて「無我」の理想に沿った試合をしようと奮闘。ソレ系が好きな人にとっては素晴らしく居心地のイイ空間。
新無我に関して言えば、西村修と藤波辰爾はソレっぽい試合を間違いなく見せてくれるんだろうが…他の選手はどうでしょ。
新日本離脱組にこだわる必要もない。旧無我の時だって仲野信市や福田雅一は立派に闘ってみせた。今だって探せばインディーにイイ選手はいるでしょ。
何てったって今回のメンバーは年寄り多すぎるよ(笑)。ベテランはいてもいいけど、そればっかってのはどうなんだか。
9月にシリーズ決定
本日、9月の巡業日程が発表となりました。無我、旗揚げシリーズ「始動」の日程発表 [ スポーツナビ ]
■無我ワールド・プロレスリング旗揚げシリーズ「無我2006プレミアム~始動~」西日本を中心に6興行。これを7人+αでまわるのはサスガにツライ。さて、どんなメンバーを集めるか。
9月15日マクロスアクロス福岡 19:00開始
9月16日 別府・杉乃井ホテルひかりホール 18:00開始
9月18日(月・祝)大阪・ABCホール 18:00開始
9月19日(火)岡山・津山総合体育館 19:00開始
9月22日(金)広島グリーンアリーナ・小ホール 19:00開始
9月25日(月)東京・後楽園ホール
マッチメイクも難しい。西村vs藤波以外で目玉になるようなカードは見あたらない。まぁ、カードどうのというよりは「無我」のブランドが先に行くような感じが一番。かつての無我がそうだったしね。
ところでテレ朝が団体名にクレームつけた話はどうなったんだろ。
■ 「 無我 ワールド・プレ旗揚げ戦、“取りあえず”の大盛況」に関する情報は
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カテゴリ: 無我・DRADITION | 2006-08-04 | 投稿者:杉