ＩＧＦの大晦日大会、ついに開催が正式発表。
　10.16 TDCホール大会には、小川直也が久々に来場。藤田和之が厳しい言葉をぶつけるも喧嘩モードには至らず。それでも一騎打ち決定かと思いきや…バックステージで猪木は更なる大きな仕掛けを予告。一寸先はハプニング精神爆発！
　更に12月には、政情不安のパキスタンで興行を行うこともほぼ決定。年末に向け猪木が動く。

藤田「お前は何を言っても誰にも届かねぇな。試合をして説得させねぇと、何を言ったって誰も振り向かねぇんだ

　まず猪木劇場内で大晦日大会が正式に発表となりました。
■ INOKI BOM-BA-YE 2012 | アントニオ猪木　IGFプロレスリング

　大会名：INOKI BOM-BA-YE 2012
　大会日時：2012年12月31日（月）
　大会会場：両国国技館
　主催：イノキ・ゲノム・フェデレーション株式会社

　よく大晦日の両国がとれたものです。

　次に試合結果から。
■ GENOME23 | アントニオ猪木　IGFプロレスリング#fightcards
■小川がIGF乱入　大みそかに藤田と激突、パキスタン興行強行の猪木が現役復帰!? [ http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/2012/2012101602/index.html ]
■ バトル・ニュース｜試合速報・結果｜澤田を秒殺した藤田の呼び出しに応じて、小川が久しぶりにIGF登場！大晦日での一騎打ちを約束した両者だが...

■10.16 IGF / TDCホール（3022人・超満員札止め）

▼第4試合
　○ボビー・ラシュリー（8分0秒　スピアー→片）●ケンドー・カシン
▼第5試合
　○ジョシュ・バーネット（6分0秒　腕三角絞め→レフェリーストップ）●鈴川真一
▼第6試合
　○ピーター・アーツ（7分55秒　右ハイキック→体）●ピーター・アーツ
▼第7試合＝メイン
　○藤田和之（1分19秒　張り手→体）●澤田篤志

　スリーエスと呼ばれるＩＧＦ所属3選手が揃って敗戦。
　鈴川は頭突きでジョシュを流血させるも最後は三角絞めで失神するまで絞め続けられた。鈴木もアーツ相手に健闘と、今回はなかなか面白い試合もあったようです。
　しかし澤田は1分で完敗。厳しい。

　そして小川直也が現れる。
　マイク合戦は以下のページで。
■第7試合 [ スポーツナビ｜格闘技｜速報 ]
　花道に小川が現れるや、鈴川真一が行く手をふさぐ。

小川「おい、藤田。なんだこの小童（こわっぱ）は。怖くて上げれねぇのか。小童どけ。おい、どかせろ」

　リングに入ろうとする小川と、それを制止する鈴川。小競り合いが続く。

小川「なんだおめぇ、怖くて上げられねぇのか」

　場内からは「上がれ」コールが沸き起こる。

藤田「鈴川、ＯＫ、ＯＫ」

　藤田の言葉を受けエプロンに上がり、ロープ際まで小川が上がってくる。

小川「同窓会する気はねぇんだよ。小童使って、自分でできねぇのか。やれんのか、大みそか」

藤田「お前は何を言っても誰にも届かねぇな。試合をして説得させねぇと、何を言ったって誰も振り向かねぇんだ」

小川「俺がＩＧＦに出てる間は出てこねぇで、いなくなったら出てきて、俺にビビってるのか？」

藤田「お前がダメだから俺が呼ばれたんだよ。小川、お前が本気でリングに上がるなら、大みそかケリをつけようや」

小川「俺がそれを言いに来たんだ」

藤田「大みそか、やるぞ（握手の手を差し出す）」

小川「握手するか、バカ」

藤田「やるぞ、大みそか」
小川「大みそか楽しみにしとけ。大みそかまでせいぜい息がっとけ」

　藤田がズバズバと切り込む。「試合をして説得させねぇと」ともマイク。藤田も長いこと休んではいたが、秒殺勝利直後の言葉なら説得力あったでしょう。
　これで大晦日の一騎打ち決定か…と思いきや、猪木は「いや、まだ」。
■ バトル・ニュース｜試合速報・結果｜澤田を秒殺した藤田の呼び出しに応じて、小川が久しぶりにIGF登場！大晦日での一騎打ちを約束した両者だが...

　だが、コメントスペースで「大晦日の藤田vs.小川は決定？」と聞かれた猪木は「いや、まだ。前から言ってるように大晦日の仕掛けはデカイんで。国際的な試合というか。（大晦日イベントは）去年ああいう形でやってね、色々（DREAM側からの）提案もあって、そこで盛り上がって、その後散らばった部分がね......。まぁ去年、正直言ってうちが参加しなけりゃ、それで終わってたと思うんですね。どういう形にしろ（大晦日イベントが）続いて、今年に入ったんで。今年はテレビの話も進んでますんでね。そういう意味ではこの何年間の規模とは違うイベントになります」と、『INOKI BOM-BA-YE 2012』は世界的な仕掛けをする予定のため藤田vs.小川の日本人対決を行うかどうかはまだ分からないとした。

　猪木さんの総括全文は、各携帯サイトでチェックしてください。

　あれだけマイク合戦があって未決定とは驚く。新日本では考えられない、ＩＧＦならでは。
　果たしてデカイ仕掛けとは何なのか。海外向けのＴＶ・ネット中継？　となると海外で名の知られている大物の参戦もあるのでしょう。
　なんとなく、1DAYトーナメントになるのではないか…とも思うが（藤田vs小川が未決定→トーナメント内で実現？と予想）。　
　今年も“例年通り”騒がしい年末となりますか。
　1.4新日本・東京ドーム大会とのＰＲ合戦も凄いことになりそう。DREAMなど格闘技の大晦日大会も噂されますが、Ｇ１クライマックスでの凄まじいプロモを見るに、最大の敵はイッテンヨンでしょう。

　それから、揃って敗れてしまった澤田・鈴川・鈴木の今後も注目。なんだかんだ言ってＩＧＦを支えてきた3人。バンナもいたが、期待の仕方が違う。
　大晦日を前に、これだけ突き放されるとは思わなかった。逆に彼らが気になって仕方ない。
　小川直也の前に鈴川が立ちふさがったというシーンは映像で見てみたいなぁ。

■ 定「大地！逃げるんじゃねえ」／ＩＧＦ - プロレスニュース : nikkansports.com
■ 天田が異種格闘技戦制す／ＩＧＦ - プロレスニュース : nikkansports.com
■ バーネットＶも「アンハッピー」／ＩＧＦ - プロレスニュース : nikkansports.com
■ アーツ場外乱闘「殺す気だった」／ＩＧＦ - プロレスニュース : nikkansports.com

パキスタン遠征、ほぼ決定

　「無謀」とも言われていたパキスタン遠征、どうやら本当に開催されるようです。
　猪木劇場から。

「これからは世界交流ということで、今年の12月にパキスタンに行くことになりました」と発表。かつてパキスタンの英雄ペールワンと闘った思い出を語った猪木は、「私も元気なうちにってことで今年は墓参りに行こうと思っていたんですが、今はテロだとかで一番危ないところだって。そこでまず興行をやろうと。みんなは何でそんなところに行くんだって言うんですけどね。危ないから行くんだって！　今日はHEIWAプレゼンツってことなので、平和大使として世界に平和を訴えていこうと思いますが、まだ選手に声はかけてないんです（苦笑）。最後は俺1人しかいないから、そのときは俺がまたガウンを着て試合をするしかないかなと思っています

　これはちょっと想像がつかないですね…。

■ 猪木会長　パキスタンで大会開催明言 ― スポニチ Sponichi Annex 格闘技
■ 猪木「テロ心配ない」パキスタン遠征決定/ファイト/デイリースポーツ online
■ 猪木ＩＧＦパキスタン興行決定 | 東スポＷeb – 東京スポーツ新聞社
　2万5000人規模の会場で5000人の兵士が軽微にあたる。
　
■ 猪木パキスタン興行　外務省「ストップ！」 | 東スポＷeb – 東京スポーツ新聞社
　常識的には考えられない。閉塞感をぶち破りたいという気持ちは分かります。

　 カテゴリ: IGF・アントニオ猪木　｜　2012-10-17　｜　投稿者：杉