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2011-09-04
鈴川真一vs澤田敦士がヤバイ~週プロ宍倉氏「小川vs橋本が霞んだ」~一方、猪木は「子供の喧嘩」
どうしてこうも物議を醸す試合を連発するのか…。
9.3IGF・愛知県体育館大会、“インパクト”でぶっちぎりだったのは鈴川vs澤田。
“あの”澤田がギリギリの試合でも「澤田」を貫いた。
カシン&藤田、元WWEコンビから快勝 [ スポーツナビ|格闘技|速報 ]
新聞報道はバンナと自演乙が中心。
でも観戦した人なら鈴川vs澤田がダントツで印象に残ったはず。
8.27両国と同じく、柔道着で試合に挑んだ澤田に対し、鈴川はマーダービンタでガンガン押しまくる。
鈴川は、ちょっとあり得ない角度のバックドロップで澤田をマットに串刺し。最後までグリップを離さないからダメージがモロ。
相変わらず鈴川の攻撃はプロレスの域を超えている。
しかし澤田も組みついて足を刈りグラウンドへ。寝技では優位に立つ。
胴着を使った絞めも見せる。
激しい掌打・張り手合戦もあったが、やはり打撃は鈴川。コーナーに詰めて、相撲のてっぽうのようにツッパリ連打。更に頭突きも連打。
まさに相撲vs柔道の異種格闘技戦…。
グチャグチャとした感じでなかなか試合が終わる気配ない。
澤田は顔面を大きく切って大流血。しかし「来いや!」と鈴川に吠えまくる。
吠える姿は得意の乱入劇で見飽きるほど見てきたが、その叫ぶ姿に初めて「かっこいいかも…」と思ってしまった。
澤田はチェックに来たドクターへ血混じりの唾を吐き、鈴川へ突っ込む。
最後は寝技で上となった鈴川が張り手を連打。出血もあってレフェリーストップ。
試合後、納得のいかない澤田は練マザ・ファッカー巻き込み乱闘。
場外でマイク合戦。
鈴川の試合が「ガチっぽく」見えるのは、打撃が凄まじくハードヒットなのと、試合の結末を予感させる動きが全くないこと。
相変わらずどういう仕組みなのか分かりにくい。
IGFの試合の仕組みについては、以下のツイキャストで堀江ガンツ氏が自説を語っています。
■ 録画ラジオ #2302531 - TwitCasting
■ 録画ラジオ #2302800 - TwitCasting
■ 録画ラジオ #2303132 - TwitCasting
鈴川には「勝ってもいいよ」という指示が出ている。でもガチンコ・MMAとは違う。他にもいろいろ…。
これはIGFの大会がある度に解説してほしいですね(笑)。
それにしても澤田の頑張りには驚いた。カードが決まった瞬間、ボコボコにされる姿を想像してしまったが…澤田って強いんですねぇ。
■ 澤田敦士 - Wikipedia
世田谷学園、明治大学と柔道名門コース。すっかり忘れてました。
両国の小川直也戦は何もできず、鈴川にも完敗するようならクビもあるのではないかと思っていたが…ここで復活の気配。
澤田敦士は小川直也も挑発しましたが…もし小川が澤田戦を見ていたら、挑戦受けるかもしれませんね。
鈴川は相変わらず寝技がイマイチ。小川直也が油断しなければ十分勝てるレベルでしょう。
逆に言えば、今倒しておかないと、2・3年後はどこまで強くなっているか分からない。12月の両国が最大のチャンスでは?
……って、なんだか普通のプロレスを語るのとは全く視点が違いますね(笑)。
自分はIGFを「新しいモノ」と見ています。過去のプロレスが持っていた緊張感を復活させるための新しいやり方。
もちろん問題はいろいろありますが(いくらなんでも試合がハードすぎる、普通の試合と混ぜて興行をするのはよくない、とか)、注目すべき団体だと思ってます。
鈴川vs澤田は、単なる不穏試合ではなく、澤田の新たな面を引き出したということで意味のある試合になりました。
でも昭和のファンはこういうの好きだと思いますよ(笑)。
週刊プロレス・宍倉清則さんが興味深いブログ記事を書かれています。
■ 橋本vs小川が霞んじゃった…鈴川vs澤田 [ 生きていることが奇跡!!宍倉清則のいまのキモチ ]
ああいう試合を観客として期待してしまっていいのか?という疑問は毎回ありました。この割り切り方もある。
ルールを含め隙だらけな点も、人によって見方はいろいろでしょう。
今週の週刊プロレスでは、藤本記者が少し踏み込んだ試合記事を書いています(アーツvs鈴川戦)。
正直、「IGFとは何か?」を語るのは凄く面白い。それは「プロレスとは何か?」を語るのと同じだからです。
「現在主流のプロレスを否定するからムカツク」というのは、まぁよく分かりますが、まぁ、人によって意見は様々ってことで…まぁ。
私が全団体をプロレスとして見るのも自由です。
その他の試合。
次回大会は12月2日両国国技館、「イノキ・ボンバイエ」として行われる。
その間に、海外で興行を行うプランがあるそうだが、まぁ、期待せずに待ちましょう(笑)。
※訂正:メインでモンターニャの足をロープにかけたまま殴り試合が決着したことを「ロープブレイクだろ」と書きましたが、IGFルールには「スタンド状態によるエスケープは認めない」とあります。つまり有効な攻撃でした。申し訳ありません。
9.3IGF・愛知県体育館大会、“インパクト”でぶっちぎりだったのは鈴川vs澤田。
“あの”澤田がギリギリの試合でも「澤田」を貫いた。
そう言えば、澤田敦士って強かったんだ…
■ 王者バンナ、豪快パンチで“大巨人”を撃沈カシン&藤田、元WWEコンビから快勝 [ スポーツナビ|格闘技|速報 ]
新聞報道はバンナと自演乙が中心。
でも観戦した人なら鈴川vs澤田がダントツで印象に残ったはず。
▼第5試合
○鈴川真一(11分42秒 レフェリーストップ)●澤田敦士
8.27両国と同じく、柔道着で試合に挑んだ澤田に対し、鈴川はマーダービンタでガンガン押しまくる。
鈴川は、ちょっとあり得ない角度のバックドロップで澤田をマットに串刺し。最後までグリップを離さないからダメージがモロ。
相変わらず鈴川の攻撃はプロレスの域を超えている。
しかし澤田も組みついて足を刈りグラウンドへ。寝技では優位に立つ。
胴着を使った絞めも見せる。
激しい掌打・張り手合戦もあったが、やはり打撃は鈴川。コーナーに詰めて、相撲のてっぽうのようにツッパリ連打。更に頭突きも連打。
まさに相撲vs柔道の異種格闘技戦…。
グチャグチャとした感じでなかなか試合が終わる気配ない。
澤田は顔面を大きく切って大流血。しかし「来いや!」と鈴川に吠えまくる。
吠える姿は得意の乱入劇で見飽きるほど見てきたが、その叫ぶ姿に初めて「かっこいいかも…」と思ってしまった。
澤田はチェックに来たドクターへ血混じりの唾を吐き、鈴川へ突っ込む。
最後は寝技で上となった鈴川が張り手を連打。出血もあってレフェリーストップ。
試合後、納得のいかない澤田は練マザ・ファッカー巻き込み乱闘。
場外でマイク合戦。
鈴川:試合後マイク「澤田、聞こえてるか。オレは認めねえんだよ。オレは本気でやってるんだよ。おまえと鈴木、気にくわない」。小川の名前も出てきた。
澤田:試合後マイク「いつでもやってやるよ。気にくわねえんだよ。何が闘魂だ」。
澤田:試合後コメント「何がマーダービンタだ。小川直也、石井慧の方が何千倍も強い。バカじゃねーの。効いてねえよ」
鈴川:試合後コメント「おまえじゃねぇ。小川呼んで来いよ」
鈴川の試合が「ガチっぽく」見えるのは、打撃が凄まじくハードヒットなのと、試合の結末を予感させる動きが全くないこと。
相変わらずどういう仕組みなのか分かりにくい。
IGFの試合の仕組みについては、以下のツイキャストで堀江ガンツ氏が自説を語っています。
■ 録画ラジオ #2302531 - TwitCasting
■ 録画ラジオ #2302800 - TwitCasting
■ 録画ラジオ #2303132 - TwitCasting
鈴川には「勝ってもいいよ」という指示が出ている。でもガチンコ・MMAとは違う。他にもいろいろ…。
これはIGFの大会がある度に解説してほしいですね(笑)。
それにしても澤田の頑張りには驚いた。カードが決まった瞬間、ボコボコにされる姿を想像してしまったが…澤田って強いんですねぇ。
■ 澤田敦士 - Wikipedia
世田谷学園、明治大学と柔道名門コース。すっかり忘れてました。
両国の小川直也戦は何もできず、鈴川にも完敗するようならクビもあるのではないかと思っていたが…ここで復活の気配。
澤田敦士は小川直也も挑発しましたが…もし小川が澤田戦を見ていたら、挑戦受けるかもしれませんね。
鈴川は相変わらず寝技がイマイチ。小川直也が油断しなければ十分勝てるレベルでしょう。
逆に言えば、今倒しておかないと、2・3年後はどこまで強くなっているか分からない。12月の両国が最大のチャンスでは?
……って、なんだか普通のプロレスを語るのとは全く視点が違いますね(笑)。
自分はIGFを「新しいモノ」と見ています。過去のプロレスが持っていた緊張感を復活させるための新しいやり方。
もちろん問題はいろいろありますが(いくらなんでも試合がハードすぎる、普通の試合と混ぜて興行をするのはよくない、とか)、注目すべき団体だと思ってます。
鈴川vs澤田は、単なる不穏試合ではなく、澤田の新たな面を引き出したということで意味のある試合になりました。
猪木は鈴川vs澤田を否定
新聞で鈴川vs澤田が取り上げられてない最大の理由は、大会を総括したアントニオ猪木がダメダシしたことにあるでしょう。遺恨をドロドロに深めたが、この一戦を見ていた猪木は「今日は竹刀でド突こうかと思った。もっとお互い練習して、一発で仕留めないと、あれじゃ子供のケンカ」とバッサリ。「たまには厳しいことを言わないと」と、心ばかりが先行して技術が追いつかない2人に、激辛のゲキを飛ばした。まぁ、お互い試合を決めきれない感じはありましたね。
でも昭和のファンはこういうの好きだと思いますよ(笑)。
週刊プロレス・宍倉清則さんが興味深いブログ記事を書かれています。
■ 橋本vs小川が霞んじゃった…鈴川vs澤田 [ 生きていることが奇跡!!宍倉清則のいまのキモチ ]
橋本真也vs小川直也(99年1・4ドーム)が霞んじゃいましたね。私はそう思う。橋本vs小川は試合よりも、セコンドの乱闘がすごかったので。試合がものすごい「伝説」(この言葉、使いたくないけど)みたいになっているけど、当時の長州さん体制で「鈴川vs澤田」はあり得ない。とっくに止めている。
「闘いだ」「強さだ」「スゲー試合をしろ」「ブッ殺す気でやれ」と言われているのだから、ああなって当然。なるべくして、なった。2人の根性、打たれ強さはすごいと思う。これぞ、折れない心。選手は悪くない。だって、やるしかないでしょ。
もしかしたら、鈴川選手は10年後、天龍さんレベルの存在になっているかも。顔、風貌が若いころの天龍さんに似ている。大相撲出身の中では顔がいいし、足が長い。澤田選手、鈴木秀樹選手も大物になりそう。
「プロレスなんて言葉、なくしたほうがいい」と、8・27両国での猪木さん。IGFに関しては、その通り。両国と2大会を2日連続、見ましたが、いちばんの感想はプロレスでもない、総合格闘技でもない。しいて言えば、昭和51年からスタートした新日本の異種格闘技戦。ルールがあいまい。
これ、どちらかがとんでもない大怪我を負わない限り、ゴールのない格闘技です。これほど根性のある選手だと、目が潰れたとか、腕が折れたとかならない限り、心が折れないでしょ。
やる選手、見ている人が納得できるようにルールを整備したのが総合格闘技。それによって、こうなると、ゴールなんだ、止めるんだ、と見ている人もわかってきた。
だが、IGFのリングはまるで昭和に「タイムスリップ」したかのよう。だから、それが好きな人にはたまらないかも。Uインターをも彷彿させる。でも、昭和でもここまで打撃をやり合った試合はなかったですよ、リング上では。
この試合に限らず、バンナvsシウバなど、ほかの試合にも当てはまること。
選手よりも、リング上を「管理」「指導」する人たちの問題。猪木さん、エグゼクティブ・プロデューサーの蝶野さん、GMの宮戸さん、レフェリーの和田さん。
いちばんイイのは最前列で猪木さんが「もっとやれ!」「止めろ」と決めればいいんですよ。
逆に鈴川選手、澤田選手の試合は毎回、あのぐらいやらないと、なあんだ、今日は物足りないな、となってしまう。そういう「名物」になりつつある。それでいいのか? ってことですよね。
個人的には、それでいいと思います。理由はIGFだから。2カ月に1回だったら、いいんじゃないでしょうか。
ああいう試合を観客として期待してしまっていいのか?という疑問は毎回ありました。この割り切り方もある。
ルールを含め隙だらけな点も、人によって見方はいろいろでしょう。
今週の週刊プロレスでは、藤本記者が少し踏み込んだ試合記事を書いています(アーツvs鈴川戦)。
10年ほど前、その是非とはともかくとして、雑誌などではMMAがプロレスの上位概念として語られることが多かった。ところが、こういった闘いを、リングに上がったものが「プロレス」と言い切れば、プロレスとなる。IGFは、かつてのプロレスとMMAの関係を、いとも簡単にひっくり返している。
正直、「IGFとは何か?」を語るのは凄く面白い。それは「プロレスとは何か?」を語るのと同じだからです。
「現在主流のプロレスを否定するからムカツク」というのは、まぁよく分かりますが、まぁ、人によって意見は様々ってことで…まぁ。
私が全団体をプロレスとして見るのも自由です。
その他の試合。
9.3IGF・愛知県体育館
- 澤vs自演乙、フックぎみの掌打からムーンサルトで自演乙勝利。
- 試合後の澤選手コメント、佐藤光留選手ツイートからすると、2人はこれが最後のIGF参戦かも。何か関係者から言われたみたいですね(他の団体に出るなとか?)。
- 元WWEのアレキサンダー・コズロフが3分弱でフォール負け…。IGF向きの選手なんだから、もっと大事に扱って欲しい。
- 鈴木秀樹がアーツ相手に健闘。完敗だった鈴川より印象度は上か?
- いつ以来か分からないくらい久々に藤田和之がタッグマッチ出場。コンディションはいいのだが、一部技の失敗があったりプロレスの動きに慣れてない感じ。
- バンナvsモンターニャ、相変わらず豪快でムチャクチャなモンタは最高。バンナは相手の足をロープに引っかけ攻撃。でも、これでフィニッシュはロープブレイクでしょ?画像 ※訂正あり
- 今日の猪木劇場はトークのみ。
- 猪木はトークのなかで「東スポから『8.27両国の日程をずらさないと、IGFを掲載拒否する』と言われ逆に燃えた」と語った。
次回大会は12月2日両国国技館、「イノキ・ボンバイエ」として行われる。
その間に、海外で興行を行うプランがあるそうだが、まぁ、期待せずに待ちましょう(笑)。
※訂正:メインでモンターニャの足をロープにかけたまま殴り試合が決着したことを「ロープブレイクだろ」と書きましたが、IGFルールには「スタンド状態によるエスケープは認めない」とあります。つまり有効な攻撃でした。申し訳ありません。
■ 「鈴川真一vs澤田敦士がヤバイ~週プロ宍倉氏「小川vs橋本が霞んだ」~一方、猪木は「子供の喧嘩」」に関する情報は
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カテゴリ: IGF・アントニオ猪木 | 2011-09-04 | 投稿者:杉