2012-09-06
馳浩×永田裕志・対談で“7.1 IWGP戦”酷評の真相語られる~永田「業界やファンは棚橋と真壁の試合を守りに入った」
7.1新日本&全日本合同興行のメイン「IWGPヘビー級選手権:棚橋弘至vs真壁刀義」を馳浩氏がブログで酷評したことが大変話題となりました。
あれから約2ヶ月、サムライTVの対談番組「VERSUS」で馳浩本人から真相が語られる。
しかし対談は意外な方向に? 馳氏より永田裕志の発言がいろいろ注目。
■ 棚橋弘至が馳浩に反論「マジで的外れもいいとこだ」~これは馳先生に話を聞くしかないだろう | ブラックアイ2
後日、真壁刀義も言及しています。
そして8月30日に「永田裕志×馳浩」の対談収録。
■馳先生が自らIWGP戦を語った! [ 金沢克彦オフィシャルブログ「プロレス留年生 ときめいたら不整脈!?」Powered by Ameba ]
収録前のいろいろはこちら↑で。
それでは9月4日に放送された番組の中から「棚橋vs真壁戦」について触れた箇所のみ書きします。
番組は今後もリピート放送あります。9月9日(日)には永田裕志興行・東金アリーナ大会の生放送もあります。
■ プロレス・格闘技専門ch FIGHTING TV サムライ
また9月7日にはBSスカパーでも対談が放送されます。
■ サムライTV presents プロレス格闘技アワー#44 | 番組情報 | BSスカパー!
こちらは無料で見られます。
永田×馳・対談の中では、永田裕志入団経緯、馳浩引退真相など興味深い話ばかりです。
では「棚橋vs真壁」について。
馳先生は「もっとできるはず」の一点張り。ストンピングの打ち方も「軽い」と指摘していたが…番組内では言及ナシ。まぁ、この辺は棚橋・真壁に限らず大半の現役レスラーに対して思うことなのかもしれません。
正直、ちょっと言い過ぎたと感じたのか、拍子抜けとなってしまった。
どちらかと言えば永田さんの方が厳しい。「棚橋・真壁の技量なら、あれでも合格点」と。
間近にいて実際に闘っている永田さんから出た言葉。棚橋・真壁はどう思うか。
個人的には、選手のコンディションの問題、それに三冠戦とのリズムの違いがいろいろ影響したのではないかと。私はもっと良い試合できると思うが…。
新たな波紋を読んだかも? しかし永田さんもそれは覚悟のことでしょう。
「馳先生の酷評に対する業界・ファンのとらえ方が面白かった。棚橋vs真壁を守りにいった。でも十年前は違った。逆風だらけだった」。
十年前の新日本プロレスはボロクソ言われていた印象強い。新日本内部から新日本批判が出て、それに選手やマスコミ・ファンも乗っかる。確かに酷かった。
ただ、フォローしてくれる人が増えるのは良いことでもあります。新日本が浮上できた要因の一つ。
“プロレスマスコミ”自体が少なくなったこともある。
多団体時代となりファンが贔屓団体を擁護しまくることも大きいでしょう。
ただ、今後、より新日本が大きくなっていくためには、否定的な意見も受け入れなければならないはず。
ちょうど、発売中の週刊プロレスで柴田勝頼がこんなことを言っています。
永田さんと柴田が近い発言しているのは面白い。
“賛”の世界は、PRIDE・K-1に押され「このままではプロレスが消える(今以上に小さくなる)かも」と危機感に襲われた業界が、生き抜くために作り上げた空気だと思います。特にボロクソ言われ続けた新日本は、狙って“賛”の世界を作ろうと努力したはず(Twitter導入で加速)。
ある意味、「守り」の時代でした。
しかしブシロードの追い風を受けて新日本プロレスは“攻め”に転じようとしている。
外に向かって発信していけば、様々な批評を受けることになります。ファンの間からも様々な声が出てくるはず。
柴田勝頼が今の新日本をボロクソ言うのはムカツキますが(笑)、馳先生酷評含め、今後のことを考えれば徐々に免疫つけるのにちょうどいいのかも。
もちろん誹謗中傷や的外れな批判は論外ですが。
■ 平成24年9月9日(日曜日)
あれから約2ヶ月、サムライTVの対談番組「VERSUS」で馳浩本人から真相が語られる。
しかし対談は意外な方向に? 馳氏より永田裕志の発言がいろいろ注目。
馳浩「この試合で満足してほしくなかった」
話題となった馳先生のブログ、それに対する棚橋弘至の反論はこちら。■ 棚橋弘至が馳浩に反論「マジで的外れもいいとこだ」~これは馳先生に話を聞くしかないだろう | ブラックアイ2
後日、真壁刀義も言及しています。
そして8月30日に「永田裕志×馳浩」の対談収録。
■馳先生が自らIWGP戦を語った! [ 金沢克彦オフィシャルブログ「プロレス留年生 ときめいたら不整脈!?」Powered by Ameba ]
収録前のいろいろはこちら↑で。
それでは9月4日に放送された番組の中から「棚橋vs真壁戦」について触れた箇所のみ書きします。
番組は今後もリピート放送あります。9月9日(日)には永田裕志興行・東金アリーナ大会の生放送もあります。
■ プロレス・格闘技専門ch FIGHTING TV サムライ
また9月7日にはBSスカパーでも対談が放送されます。
■ サムライTV presents プロレス格闘技アワー#44 | 番組情報 | BSスカパー!
こちらは無料で見られます。
永田×馳・対談の中では、永田裕志入団経緯、馳浩引退真相など興味深い話ばかりです。
では「棚橋vs真壁」について。
馳「だから、この間の両国で、棚橋と真壁のIWGPの試合を見たとき、この試合で満足してほしくはなかったな、と思った」
永田「ああ、やっぱりそうでしょうね。俺もそう思った。それであえて言ったんだ」
馳「俺、もの凄く悔しかったね。もっと出来るはずだし、もっと無茶苦茶なことを出来るのに、なんかIWGPのチャンピオンシップとしてうまくおさまったね、という感じの試合だったんです。新日本のお客さんがIWGPに求めていることと、ちょっと違うんじゃないかな。ハッキリ言えば、真壁がもっと暴れて欲しかったな」
永田「確かに分かります。僕、あの2人よく見てますけど、まぁ、あの2人がやったらあんなもんでしょ、って感じですね。ホントはもっと高いレベルの試合をしなきゃいけないんですね。まぁ、これぐらい…なのかなぁ、って感じでしたね」
馳「こんな試合になるんだろうなぁ、と思ったら、こんな試合になったんです。その前に秋山とケアの試合があったでしょ、あれはまさしく四天王の全日本的に色づけした試合だった」
永田「秋山準の色が途中から入って…」
馳「秋山は随分考えて試合を展開していったなと思って、それはそれで三冠の試合としてはあんなモノですよ。ただIWGPの試合はメインなんですよ」
永田「真壁と棚橋は新日本最高のベビーフェイス、何年も暖めてきたカードなんで」
馳「メインなので…もっとアメリカ的に言うとパンプアップするようなね、会場がパンプアップするような試合ができるはずなのに、これでいいのかなってのは凄くもどかしかったですよ」
永田「ただ、2人のレベルを見たときに、日頃見てますから分かっている中で、本来はもっと凄い試合にならないといけないんですけど…でもそこで『こんなもんだろうな、この2人なら』って納得する自分がいるんですよ。2人の力量が分かるんで。むしろ、よくあのぐらい盛り上げたなって。厳しい言い方だけど。僕が面白かったのは、先生がブログで酷評したことに対しての業界のとらえ方が面白かったです」
馳「業界なんて言ってったの」
永田「どちらかと言うと、はっきり、真壁と棚橋の試合を守りに入ったんですよ。『それはちょっと違うだろう』みたいな言い方で。僕がそのとき思ったのは、十年前はそうじゃなかったんですよ。僕、、十年前ベルト持ってやってましたが、その時は様々な角度からの批評があったんですよ。我々を後押ししてくれる声もあったし、正面から向かい風をながす声もあったし。その中で、十年前はOBの方とかがたくさん出てきて、現世代の人間に向かい風を吹くような辛辣なコメントを言っていたんですよ。そのときマスコミとか業界は知らんぷりするか、むしろその声に合わせて逆風吹かすような状況だったんです。ところが今回、棚橋と真壁の試合の先生の意見に、けっこう過敏にファンや関係者とかが、わりと守りに入るというか、やっぱり日頃見ているから、この2人ならこのぐらいの試合になるんじゃないかなって思ったんじゃないですかね。そこで守りに入ったんです」
馳「本当にね、それでいいのかなって問題意識を、永田のような先輩がいながら、棚橋自身・真壁自身が気がつかないのかな。あの試合でまさか満足しているんじゃないだろうなと…」
永田「悪い試合じゃなかったですよ」
馳「悪い試合じゃないけども、あの試合はいつもの真壁や棚橋だったらできる試合なんじゃないの」
永田「先生からするとそうでしょう」
馳「あの前に三冠戦があって、三冠戦を超えるような新日本的な試合ができるんじゃないの? その覚悟っていうか決意が見えなかったんだな。いつもの頑張った棚橋や真壁だったらこんな試合になるんだろうなぁって…見ていて悔しくなった」
永田「あれは…ただ、あの2人だったら精一杯ですね」
馳「いや、もっとできるなぁーと思った」
永田「いや、しなきゃいけないんですよ、あのシチュエーションだったら。絶対もっと良い試合しなきゃいけないんだけど、彼らお互いの力量とかいろんあものを考えると、あの時点であれは、逆に合格点が与えられる試合だったのかな。お互いの力量を見ちゃうとね、はい」
馳先生は「もっとできるはず」の一点張り。ストンピングの打ち方も「軽い」と指摘していたが…番組内では言及ナシ。まぁ、この辺は棚橋・真壁に限らず大半の現役レスラーに対して思うことなのかもしれません。
正直、ちょっと言い過ぎたと感じたのか、拍子抜けとなってしまった。
どちらかと言えば永田さんの方が厳しい。「棚橋・真壁の技量なら、あれでも合格点」と。
間近にいて実際に闘っている永田さんから出た言葉。棚橋・真壁はどう思うか。
個人的には、選手のコンディションの問題、それに三冠戦とのリズムの違いがいろいろ影響したのではないかと。私はもっと良い試合できると思うが…。
新たな波紋を読んだかも? しかし永田さんもそれは覚悟のことでしょう。
今の新日本は“賛”だけで出来上がっている世界
もう一つ、永田さんの発言で注目すべきはこちら。要約。「馳先生の酷評に対する業界・ファンのとらえ方が面白かった。棚橋vs真壁を守りにいった。でも十年前は違った。逆風だらけだった」。
十年前の新日本プロレスはボロクソ言われていた印象強い。新日本内部から新日本批判が出て、それに選手やマスコミ・ファンも乗っかる。確かに酷かった。
ただ、フォローしてくれる人が増えるのは良いことでもあります。新日本が浮上できた要因の一つ。
“プロレスマスコミ”自体が少なくなったこともある。
多団体時代となりファンが贔屓団体を擁護しまくることも大きいでしょう。
ただ、今後、より新日本が大きくなっていくためには、否定的な意見も受け入れなければならないはず。
ちょうど、発売中の週刊プロレスで柴田勝頼がこんなことを言っています。
柴田「今の新日本は“賛#だけで出来上がっている世界だと思うんです。自分らが入っていくことで賛否両論を巻き起こしたい。試合が終わったあとに、ファン同士がお酒を飲みながら『あの試合は…』って熱く語り合える」「賛だけでできている」というのは上手いこと言いますね。まぁ2ちゃん見れば相変わらず文句ばかりだし、全く“否”がないとは限りませんが。
永田さんと柴田が近い発言しているのは面白い。
“賛”の世界は、PRIDE・K-1に押され「このままではプロレスが消える(今以上に小さくなる)かも」と危機感に襲われた業界が、生き抜くために作り上げた空気だと思います。特にボロクソ言われ続けた新日本は、狙って“賛”の世界を作ろうと努力したはず(Twitter導入で加速)。
ある意味、「守り」の時代でした。
しかしブシロードの追い風を受けて新日本プロレスは“攻め”に転じようとしている。
外に向かって発信していけば、様々な批評を受けることになります。ファンの間からも様々な声が出てくるはず。
柴田勝頼が今の新日本をボロクソ言うのはムカツキますが(笑)、馳先生酷評含め、今後のことを考えれば徐々に免疫つけるのにちょうどいいのかも。
もちろん誹謗中傷や的外れな批判は論外ですが。
追記(9.16)
馳先生、この対談後に永田裕志20周年興行を観戦、ブログにその時の様子をupしています。■ 平成24年9月9日(日曜日)
■ 「馳浩×永田裕志・対談で“7.1 IWGP戦”酷評の真相語られる~永田「業界やファンは棚橋と真壁の試合を守りに入った」」に関する情報は
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カテゴリ: 新日本プロレス | 2012-09-06 | 投稿者:杉