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2008-11-24

11.24 IGF「GENOME7」速報まとめ
※11月24日夜に10個の記事を1つにまとめました。

速報開始

 17時になってもPPVは会場全景と「間もなく試合が始まります。しばらくお待ちください」の文字だけ。
 いつもと雰囲気違う。
 山口アナが一人現れ、ちょっと状況説明。また「しばらくお待ちください」。

 客席、開始前にしては人が多いような気がする。

 17時7分、興行スタート。
 アントニオ猪木が客席に現れ開会宣言。周りの席ガラガラ。

 カード発表。
 [1]鈴木秀樹 vs 金原弘光
 [2]浜中和宏 vs 松井大二郎
 [3]アレクサンダー大塚 vs タカ・クノウ
 [4]マリオ・フレンチvs澤田敦士
 [5]ザ・プレデター vs ネクロ・ブッチャー
 [6]高山善廣 vs モンターニャ・シウバ
 [7=セ]藤波辰爾 vs 初代タイガーマスク
 [8=メ]ジョシュ・バーネット vs ジョン・アンダーセン

 うわ、コレがメインかよ・・・。

 藤原喜明、元ボクサーの薬師寺、ビル・ロビンソンが立会人として紹介される。
 第1試合へ。


[1]鈴木秀樹 vs 金原弘光

 デビュー戦の鈴木は「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」で入場。宮戸さんの曲だ。

 実況席、解説は流智美さん!と薬師寺さん。
 トリプルPは消えたか・・・。
 IGFと言えばアナウンサーが2人で1試合を実況する珍しいスタイルをとっているのだが、今日は1人で実況している。

 試合開始。
 鈴木が体格を生かし上に乗る。
 金原は下から冷静に対処。
 鈴木はノーレガース。

 実況によると、今日はビジョン・ステージが設置されていないそうです
 金がないのか、レトロな雰囲気を出すためか。

 5分、アキレス腱固めを掛け合うも・・・金原が勝ち、鈴木はロープへ。
 6分、鈴木がインサイドガードのままスタンドに引き上げフロントスープレックス。
 しかし、すぐ金原が上となり、猪木・アリからボコボコと蹴りまくる。
 続けて腕ひしぎ逆十字がっちり。
 鈴木、タップ。

 ○金原(7分12秒 腕ひしぎ逆十字固め)●鈴木

[2]浜中和宏 vs 松井大二郎

浜中はノーレガース、白タイツで登場。
 松井は黒タイツにレガース。

 試合開始。
 松井が何度かタックルに行くも、浜中は押しつぶし上から掌底振り回す。

 2分、片足タックルから濱中が上となりマウント奪取。すぐ松井が動きスタンドに戻る。
 3分、松井のローキック連打に浜中ダウン。

 立ち上がると浜中はスープレックスで逆襲、腕ひしぎ狙いも松井が体勢を入れ替えバックからスリーパーへ。浜中、なんとか脱出。

 5分、スタンドに戻り、また浜中がスープレックス。
 松井は体をクルクルと入れ替え肩固めガッチリ。惜しくもロープ。

 松井の飛び膝蹴りで浜中ダウン。
 浜中はかなりグロッキー。動きが悪くなってきた。
 セコンドの宮戸が「はやく攻めろ!」と大声出してる。
 
 8分、浜中がバックをとりスリーパーへ。しかし松井の表情は余裕。
 スタンドに戻り、松井がラッシュ。「来い!」と叫んでから浜中が膝蹴り。ダウンを奪う。
 ダウンカウントの間に攻撃しようとした浜中をレフェリーがすぐ止める。

 9分、打撃戦のなか、ローブローで松井がダウン。
 回復へのインターバルをとる。プロレスでは珍しい。

 再開後、松井が鮮やかなスープレックス。

 10分経過。残り時間5分。
 浜中が水車落としの体勢からコーナーに頭からぶつける。
 ダウン、カウント9。
 起き上がった松井が張り手でラッシュ。強烈。浜中もやり返す。

 松井がハイキック→浜中がキャッチしてキャプチュード狙い→もつれて2人とも場外へ転落。

 両者すぐにリングに戻る。
 ここで残り1分。
 お互いに打撃を振り回す。ゴング。

△松井(15分時間切れ 引き分け)△浜中

 IGF初の時間切れドローだそうです。
 内容はスタミナで上回った松井が圧倒か。

[3]アレクサンダー大塚 vs タカ・クノウ

 クノウはいつも通り胴着姿。

 試合開始。
 胴着を掴みにいくアレクだが、クノウは延ばしてくる手を切ってなかなか組ませない。 

 2分、アレクがドロップキック。
 続けてデスバレー!
 更にジャーマンを狙うも・・・クノウが巧みに腕をとり体勢を入れ替え、バックからスリーパー→腕ひしぎへ。

 3分、スタンドでクノウが胴着を使ったフロントチョーク。
 アレクは後方に投げ捨て脱出。クノウ、ダウン。

 すぐクノウが攻め込み、見事な腕ひしぎ→ロープ。
 背中に飛びつき、クノウがスリーパー→アレクが投げで脱出を狙い→クノウは体勢入れ替えアームロックへ。

 6分、クノウが飛びつき腕十字→ロープ。
 アレクは場外に逃げる。レフェリーはダウンカウントを数える。

 7分、クノウが次々に技を極める。
 カニバサミからクロスヒール?
 続けてクノウがクルック・ヘッドシザース。これが極まった。

○クノウ(8分4秒 クルック・ヘッドシザース)●アレク

 クノウは動きっぱなし。見事な関節技を連発。
 試合後、両者は握手。

[4]マリオ・フレンチvs澤田敦士

 澤田は石井慧と共にグレイシートレインで入場!
 石井は最前列で観戦。

 マリオはグレコローマン・レスリングがバックボーンということ以外データなし。
 やや細い。92キロ。

 試合開始。
 「来いよ、おら!」と叫ぶ澤田を マリオがフロントチョークで極める。
 マリオは何度か投げを見せる。

 2分、澤田が強烈ジャーマン! 体固めでフォール。カウント2。
 起き上がったマリオは膝十字で逆襲。

 スタンドに戻り、お互い投げを狙うが・・・体格で下のマリオが投げ勝つ。

 マリオはモンゴリアンチョップも見せる。なかなか面白い選手。 

 澤田が大外刈り→DDT(フォール・カウント2)とラッシュ。
 続けてバックフリップ(流氏は「山嵐」と解説)へ。

○澤田(4分56秒 バックフリップ→体)●マリオ

 試合後、ミノワマンが花束贈呈でリングイン。
 しかし、澤田はミノワマンを挑発。花束でミノワマンを殴打!!
 セコンドが止めに入るなか、ミノワマンはファイティングポーズをとる。

 ミノワマン退場後、石井慧が靴を脱いでからリングイン!
 澤田と握手で記念撮影。
 これがプロとして初のリング登場!

うたのこーなー

 平尾昌晃さんの息子である平尾勇気がリングで歌を披露。

 続いてトリプルP登場!!
 まだいてくれた!何か嬉しいw

アントニオ猪木登場

 キツネ?が肩に付いているコートを着て登場。

 猪木「来年は母さんの年にしょう。なぜならば、今年は『倒産』が多すぎた」。
 猪木がダイヤの原石を披露。これでベルトを作るそうです(前回も言ってました)。

 リング上に大量の大福。
 猪木が客席に向かって投げる。福を配ってるのか。

 休憩。

 休憩明け。
 先ほど澤田に花束で殴られたミノワマンがリングに上がりマイク。
 なぜか戦闘竜も一緒。
 ミノワマン、ややトチリながら「筋を通して対戦したい」と参戦表明。
 戦闘竜も参戦アピール。
 2人ともやりなれてない感じでオタオタ。場内、やや失笑。

[5]ザ・プレデター vs ネクロ・ブッチャー

 いつもの通り、プレデターが客席を練り歩き入場。
 でも客はあまり逃げない。

 そう言えば、今日の若手・セコンドは昔の新日本風Tシャツを着ている(スネークピットのTシャツらしい)。

 ネクロが襲いかかりゴング。
 プレデターはアマレスっぽいダブルショルダーのコス。
 ネクロはいつもと同じ。

 プレデターがコーナーへ突進してプレス。
 この攻撃で、なぜかネクロは頭を抱え苦しみ倒れてしまう。
 ダウンカウントが入る。

 何とか復活したネクロ、パンチで反撃。

 プレデターが場外でFUっぽく投げ捨て。
 
 プレデターが強烈な打撃でリード。
 一発食らう度にネクロはフラフラ倒れる。
 この試合は普通のプロレスっぽい流れ。
 でもネクロが倒れる度にダウンカウントが入る。

 6分、場外乱闘でプレデターがラリアットを鉄柱に誤爆。
 カウント11で両者リングに戻る。
 ネクロは変形のアームブリーカー。
 プレデターの痛めた腕を狙う。
 得意のタイガードライバー狙いは・・・プレデターが投げ捨ててカット。

 8分、プレデターが場外でバックドロップ。
 その間もきっちり場外カウントは進む。
 カウント19でネクロがリングに戻る。

 10分、プレデターはワンハンド・ボディスラムの体勢からみちのくドライバー風のボムへ。フォール・カウント2。

 プレデターのギロチンドロップは何とかかわしたネクロだが・・・蹴り・パンチでボコボコ。
 今日のプレデターは打撃がいつも以上に強烈。
 ネクロが「オェッ!オエッ!」と呻きだす。

 12分、セカンド・コーナーに上がったプレデターを捕まえ・・・ネクロが雪崩式のフランケン!形崩れまくりw
 ボディスラム→ダイビング・クロスボディと畳みかけ。
 続いて・・・おおっ!ネクロが腕十字固め!! プレデターはロープへ。

 ラリアットを狙うネクロにプレデターがカウンターのビッグブーツ。
 続けてベリー・トゥ・ベリー(カウント2)。

 更に・・・プレデターがフロントチョークから回転。
 これはノゲイラのスピニング・チョーク! タップ!

○プレデター(15分8秒 スピニング・チョーク)●ネクロ

 面白かった。

[6]高山善廣 vs モンターニャ・シウバ

 高山、やはり人気ある。テーマ曲にあわせて観客が「オー!」と声を出す。
 もちろんモンターニャはマグネットマンと共に入場。

 試合開始。
 しばらく睨み合い。
 モンターニャが掌底を振り回す。
 そのまま首相撲、お互いに膝蹴りを撃ち合う。
 アキレス腱固めに捕らえた高山だが、モンターニャは上となり張り手を連打し脱出。
 続けて、中腰の高山の顔面へ走り込んで膝。ダウン。

 モンターニャの大振り張り手に苦しむ高山だったが、ドロップキックで反撃開始。
 投げをうち、座ってる相手へニーリフトを狙うが・・・下からモンターニャがビッグブーツ。
 続けて顎へ強烈なビッグブーツをもう一発! 高山は場外まで吹っ飛ぶ。

 高山がリングに戻ってもモンターニャの攻撃は止まらない。
 長いリーチを最大限に生かした張り手の連打がとにかく強烈。
 「パチン!」と凄い音が響く。
 
 モンターニャがブレーンバスター! フォールはカウント2。
 続けてビッグブーツを連発、ダウンを奪う。
 高山の表情がかなり厳しそう。

 起き上がった高山に張り手、ビッグブーツ連打。
 更に、もう一度ブレーンバスター狙い・・・高山切り返す。
 バックに周り・・・おおっ!ジャーマン!投げきった!
 カウント2でブリッジは崩れたように見えたが・・・レフェリーは3つ!
 モンターニャの肩はあがってない。

○高山(5分2秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド)●モンターニャ

 納得いかないモンターニャが怒り乱闘へ。
 マグネットマンも入ってくるが・・・やっぱり何の役にも立たない。
 新日本プロレス・ジャージ風の若手が入ってくると、まさに昭和な絵に見える。
 乱闘はやや控えめ。
 高山とシウバは握手して退場。

[7=セ]藤波辰爾 vs 初代タイガーマスク

 タイガーはアニメ「タイガーマスク」の曲で入場。
 藤波は「ドラゴンスープレックス」。

 試合開始。
 タイガーが素早い蹴りで観客を驚かす。藤波もちょっと驚いてる。
 蹴り脚をキャッチした藤波、ドラゴンスクリューへ。
 一旦、スタンドに戻ると、タイガーはクルクル回転してから入るレッグシザースを披露。
 観客大拍手。

 寝技の攻防。
 ブレイク後、軽く握手。

 5分、お互い腕十字を狙う。

 タイガーがツームストン・パイルドライバー。カウント2。
 そのままトップコーナーに上がりダイビング・ヘッドバット・・・も、藤波はかわす。

 藤波のドラゴンスクリューでタイガーは場外へ。
 藤波が・・・ロープに走りドラゴンロケット狙い・・・フェイント。

 リングに戻ったタイガーは、バックをとってタイガースープレックス狙い・・・藤波がバックを取り返しドラゴン・スープレックス狙い・・・2人もつれて場外へ。
 素晴らしい。

 リングに両者戻り、タイガーがフライング・クロスチョップ、タイガードライバー、ワキ固めと畳みかけ。
 あれ?残り時間1分だって。
 藤波がコブラツイストへ。
 タオガーがアームロックにいったところで時間切れ。

△藤波(10分時間切れ ドロー)△初代タイガー

 10分だとは知らなかった(笑)。
 まぁ、でも満足。

[8=メ]ジョシュ・バーネット vs ジョン・アンダーセン

 入場花道に群がる観客。そこを頭一つ抜けたアンダーセンがユックリと進んでいく。
 こりゃ、まさに昭和の絵だ。

 ジョシュはUWFのジャンバー(?)を着て入場。

 試合開始。
 張り手でラッシュするアンダーセンだが、ジョシュはバックドロップ一発で切り返しダウンを奪う。

 ゲスト解説の猪木さん「ジョシュはUFCでまた勝ちましたしね」。

 パワーで押し込みにいくアンダーセンをジュシュは巧みにかわして関節を狙う。

 アンダーセンがボディスラム→続けてラリアット→かわしてジョシュがブッコ抜きジャーマン→素早く足関へ。
 ロープに手を伸ばすアンダーセンだが・・・届かない。あっさりタップ。

○ジョシュ(2分25秒 アキレス腱固め)●アンダーセン

 試合後、猪木がリングに上がり挨拶。ダーで終了。
 閉会式はナシ。ダーの時、リングにいたのはジョシュとアンダーセンだけ。

 PPVでは試合後の選手インタビューが流れる。
 藤波は「長州をココに呼びたい」「リック・フレアーとココで対戦したい」と仰天発言。
 ジョシュはメインを本部席で観戦していた高山との対戦を示唆。
 ちなみに、インタビュースペースで藤波とジョシュが入れ替わる際、がっちり握手をしていました。

感想

 今回の大会で驚いたこと。
 いわゆる「失笑」の出る場面がかなり減っていた。緩い試合や意味不明な試合もなかった。
 藤波vsタイガーの10分に「エー」と言いたくなったとの、メインのカードがヒドイのと、マグネットマンの出番が少ないぐらい・・・結構あるかw
 何にしても、宮戸体制になって「ズンドコIGF」から本気で脱却しようとしているようです。

 メインがアッサリだったのは残念だが(あのクラスとジョシュが互角に対戦するわけにもいかないんだろう)、休憩明け以降はどれも面白かった。
 映像・ステージを使わないのも結果としてアリ。昭和の風景が見事再現されていた。

 ロープにも飛ぶ人は飛ぶし、フォールもあるし、UWF的な攻防だけにならなかったのも良かった。
 選手をちょっと入れ替えれば、更に次回は面白いものが見れそうな予感はある。
 ・・・次の興行予定は発表されませんでしたが。

 速報終了です。



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  カテゴリ: IGF・アントニオ猪木 | 2008-11-24 | 投稿者:杉
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