2007-02-01
ビンス・マクマホン vs “大富豪”ドナルド・トランプ、レッスルマニアで実現か
トランプ。ヅラ臭い。
アメリカで「金持ち」の代名詞的存在
WWEでとんでもないストーリーが動いている。「大富豪」として名高いドナルド・トランプ氏がWWEに登場して、ビンス・マクマホンと対決濃厚との噂。
ドナルド・トランプとはこんな人。
ドナルド・トランプ - Wikipedia
ドナルド・ジョン・トランプ(Donald John Trump、男性、1946年6月14日-)は、アメリカ合衆国の実業家で不動産王。大富豪としても知られる。あだ名はThe Donald。詳しいプロフィールはリンク先で確認を。
<略>
1980年代には、未曾有の好景気を背景にした不動産ブームに乗り、オフィスビル開発やホテル、カジノ経営などに乗り出し大成功を収め、アメリカの不動産王と呼ばれることになる。自己顕示欲が旺盛なことで有名で、各種メディアに積極的に露出するだけでなく、自らが開発・運営する不動産に「トランプ・タワー」、「トランプ・プラザ」、「トランプ・タージマハール」など、自分の名前を冠することでも有名である。
一時は不動産ブームの終焉と共に子会社を幾つか潰して苦境に陥いるも、アメリカの好景気に助けられ見事復活。
こちらのBLOGによると(2004年の記事)、総資産は26億ドル(約2900億円)とされる。最近話題のbodog社長カルビン・エアーが個人資産1150億円というんだから格が違う。
TVでの露出が多いこともあって、「金持ち=トランプ」というイメージを持つアメリカ人が多いらしい。
2004年からNBCで放送が開始された「ジ・アプレンティス」(「マネーの虎」と「サバイバー」を足したような番組?)では主演兼プロデューサーを担当。現在も放送は続いている。
番組内の決め台詞「You're fired!(クビだ!)」が大ウケで流行語となった。
この「You're fired」がビンス・マクマホンの決め台詞でもあるのはWWEファンならご存じの通り。
使い始めたのはビンスが先と言われていて、WWE番組内でも何度かネタとしてトランプの名前が出ていたと記憶する。
ストーリーが大きく動きだしたのは、1月8日(現地時間)に放送されたRAW(日本ではスカパーで今週放送)。
ビンスが妙なことを言い出した。
New WWEリアルタイムの四方山話 1/8 RAW Results Part1
バックステージ:ビンスのオフィス「ドナルド・トランプvsロージー・オドネル」の論争については以下のサイトをご覧ください。
ビンス「歴史を紐解いて見るとスポーツ・エンターテイメントを変えた試合はたくさんある。ブルーノ・サンマルチノvsスーパースター:ビリー・グラハム、ハルク・ホーガンvsアンドレ・ザ・ジャイアント、ストーン・コールド・スティーブ・オースチンvsロック。今夜も違いはない。口ぎたない論争のすえ、アメリカが待ち望んでいた試合、ドナルド・トランプvsロージー・オドネルだ!!これは出しゃばりな億万長者vs左寄り(左翼)のレズビアンの対決だ!この試合を今夜Monday Night Rawで行う!」CM。
ロジー・オドネル氏は毒舌が売りのタレントのようです。ちなみに女性。
①ミスUSAに選ばれたタラ・コナーさんが模範となるべき行動をせず、連日連夜未成年にもかかわらず遊びまわっていたために世論の反感が高まりミスUSAのタイトルを剥奪するべきだといわれていたのに対して、最近トランプ氏が彼女と同席して記者会見を行い彼女に「もう一度チャンスを与える」、つまり、ミスUSAのタイトル剥奪の保留を独断的に決定しました。日本でもちょっと話題になってます。いわゆるワイドショーネタ。
②ロジー・オドネルと言うアメリカでは有名なエンタテイナー、コメンテーター(日本では例えばビートたけしみたいな感じ)がこれに猛烈に反発してテレビの自分のレギュラー番組でトランプ氏をケチョンケチョンにののしりました。
③これに激怒したトランプ氏は訴訟も視野に入れてロジー・オドネル氏を反撃している。
④以後お互いに容姿、過去の生活、プライベートな問題などを含め人身攻撃の泥沼喧嘩になっていると言う状況です。
WWE「リングで決着」を提案。そして実現。
ビンス登場。一応、両者ともプロレスラーの変装。ヅラを被ってドナルド役を演じたのはNOAHの常連外国人でもあったエース・スティールなんだそうだ。
ビンス「‘THE’ matchの時間だ。それでは紹介しよう、The Viewから、2重あご、怒りのレズ:ロージー・オドネル!そして私の親友にして億万長者、自分の帝国を経営し、‘You’re Fired’を言って楽しむ男:ドナルド・トランプだ!」
ロージー・オドネルvsドナルド・トランプ(両方とも偽者)
(試合の最後):トランプがオドネルをボディスラムで投げようとするが、オドネルの体重で潰される。そしてそのままカウント2。オドネルがスプラッシュに行くが、トランプが避ける。トランプは場外に行き、ケーキを持ち出し、オドネルの顔に叩きつける。トランプが、セカンドロープからダイビング・ヘッドバットを決めてピン。
【Winner: ‘Donald Trump’@5:54】
本人が見たら激怒するような、かなり醜い攻防の連続(この試合はスカパーで見ましたが・・・5分は長かった。元ネタがよく分からないので意味不明…。ただ、かなりクダラナイことをやっているのは伝わってきた)。
※以下はスカパー放送ではネタバレとなるので、トップページからこの記事をお読みの方は、「全文を表示」をクリックして続きに進んでください。
翌週のRAW。1月15日(現地時間)。
New WWEリアルタイムの四方山話 1/15RAW Simple Results
バックステージ:ビンスがトランプからの折り返し電話を待っている。トランプから手紙は届いた。ただそれだけ。
ビンス「トランプが私に電話をしてこないなんて考えられん。たぶん悪い携帯電話サービスのためだろう」
コーチ「バッテリーが弱ってるんじゃないですか?」
ビンス「バッテリーには問題ない」
コーチ「なんでトランプさんと話したいのですか?」
ビンスは先週水曜日付けになっているトランプから来た手紙を取り出し読み出す。
ビンス「先週のスキットはあまりに馬鹿げていて、説得力も無く、WWEの標準に達していません。視聴者は下手なコメディよりもベスト・レスラーによるエキサイティングなレスリングを見たいのではないでしょうか。
PS:日曜午後9時からの「The Apprentice」を見るのを忘れないでください」
コーチ「トランプさんのショーも新しいシーズンが始まるんですね」
ビンス「そんな事はどうでもいい。トランプが説得力のあるTVと言うならやってやろうじゃないか!」
ビンス、リング登場。
ビンス「長年の親友であるドナルド・トランプが折り返しの電話をしてこない。ヤツの主張は、観客は下手なスキットよりもレスリングを望んでいると言うことだ。しかし先週のロージー・オドネルvsドナルド・トランプのスキットは素晴らしかった。先週のハイライトを見てみよう」
リピートが流される。
ビンス「私とトランプには違いがある。トランプは観客の望むものを聞き、それを観客に与える。私は観客の望むものなど聞かない。私は自分が望むものを与え、お前らがそれを好きになるんだ。私だったらMiss USA問題も違ったようにしただろう。彼女の罪を許すべきではないし、王冠をかぶせらせておくべきでない。そこで紹介しよう!Miss USAだ!」
最初は誰も出てこない。しかし、いやいやながらトーリー・ウィルソンが出てくる。
<以下略>
その翌週は、ビンスからトランプに手紙を送る。
New WWEリアルタイムの四方山話 1/22 RAW Results Part1
「私を君のShow(The Apprentice)に出演させなさい!」と勝手な要求。
ジョン・シナが出てきて「あんた頭大丈夫?」。
そして今週。1月28日(現地時間)。
New WWEリアルタイムの四方山話 1/29 RAW Simple Results
「ファンの気持ちを考えていない」とシナらに忠告されたビンス、この日は「ファン感謝祭」を開催。
リングにファン(一人だけ)を上げ、自らが表紙を飾ったボディビル雑誌のパネルをムリヤリにプレゼント。
そこに・・・
ビンス「Fan Appreciation Night(ファン感謝祭)は素晴らしいだろう!」観客は"What?"チャント。まさかの(?)トランプ登場。
そこへタイタントロンに
本物のドナルド・トランプ登場。
トランプ「ファンはお前の事なんか好きじゃないし評価もしていない。お前の表紙など誰がほしがるんだ?お前は観客の望んでいるものを知らない。私は知っている。それは『価値』だ。私が観客の望むものをくれてやろう。金だ!」
すると天井から$10、$20、$50、$100の紙幣が落ちてくる。
ビンス「私に恥をかかせおって!私がこのアリーナを借りているんだから、これは私の金だ!」
ビンスは怒りながらバックステージに戻る。
ここまでビンスの“妄想”とも思われていた抗争が、一気に現実味を帯び始めた。
ビンス・マクマホンvsドナルド・トランプ
世紀の億万長者対決は、「レッスルマニア23」が対決の舞台と噂される。
ただ・・・ビンスはともかく、60歳でレスリング素人のトランプが「試合」をするとは考えにくく・・・。おそらく、両者が大金でブッキングしたレスラーに試合をさせる図式になるんでしょう。
マイク・タイソンの時もそうでしたが、WWEは有名人を使って有望株の選手の知名度を上げるのがヒジョーにうまい(ケビン・フェダーラインは微妙だったが)。思わぬレスラーが、ここをキッカケにブレイクすれば面白いが・・・。
もう一つ断っておくと、ビンスとトランプはホントに友人のようで。裏でいろいろ計画練ってる可能性は高い。お互いの番組の視聴率上げるのが最大の目的か。
しっかし、自分のパネルをプレゼントするのもどうかと思うが、「ファンが本当に欲しいもの」として現金まくってのもバカにしてるよなぁ(笑)。
「レッスルマニア23」は4月1日
レッスルマニアに向けては、ロイヤルランブルを制して「世界王座挑戦権」を得たアンダーテイカーが、所属のスマック以外、RAW・ECWのリングに現れ、チャンピオンに無言のアピールをしている。こちらもどなるかまったく見えず楽しみ。「レッスルマニア無敗の男」が主役となってどうなるか。
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■ 関連リンク
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カテゴリ: WWE | 2007-02-01 | 投稿者:杉