2005-09-15
ブロック・レスナー 、新日本参戦へ
“次代の大物”が新日本降臨! 明るい未来が見えてきた?
レスナーの過去を振り返り、その実力を探る。
蝶野成田会見/10・8東京ドーム~ブロック・レスナー選手(元WWE世界王者)参戦決定!
[NJPW OFFICIAL WEB SITE]
蝶野:「昨日深夜に会社から電話があり、新日本の10.8東京ドームで、ブロック・レスナーの復帰戦が正式決定したと連絡があった。WWEの世界王者でもあったレスナーが、復帰戦の場に新日本プロレスの東京ドームを選んでくれたことを、新日本役員という立場では感謝している。開催まで1ヶ月を切りながら、どうにも盛り上がる気配の見えなかった新日本・ドーム大会でありますが、強力な隠し玉がありました。もう、諦めたのかと思ってましたよ・・・。
まだカードは決まっていないが、レスナーの希望は、IWGPのベルトだと聞いているので、その件に関しては、希望にそえるよう努力する。」
ここで
ブロック・レスナーについてオサライです。
ブロック・レスナーWWEで活躍していた期間はたったの2年。改めて振り返ると驚きます。シングルでフォールorタップ負けした相手は、アングル、ビッグショー、エディ・ゲレロ、ゴールドバーグぐらいでしょう。
193cm 134kg
1977年7月12日生まれ 現在28歳
サウスダコタ州ウェブスター出身
バックボーンはレスリング(高校時代まではアメフト)。
00年、NCAA選手権優勝。五輪出場はナシ。
WWE入り前に、地元ミネアポリスの「ブラッド・レイガンズ道場」に約4ヶ月入門。この時に新日本プロレスからも誘われている。
01年、大学卒業後、WWEと契約。約1年OVW(2軍団体)で修行。
02年3月18日、RAW中継内「アル・スノーvsメイヴェン」戦に乱入。ポール・ヘイマンがマネージャー。
02年3月25日、WWEをRAW・スマックダウンの2リーグに分けるドラフトが行われる。デビュー前のレスナーは8位でRAWに指名される。
02年4月21日、「バックラッシュ」においてTVデビュー戦。ジェフ・ハーディーに圧勝(F5→パワーボム3連発でレフェリーストップ)。
02年6月23日、決勝でRVDを敗り、「King of the Ring」優勝。
02年8月8日、ハルク・ホーガンに勝利(フィニッシュはベア・ハッグ)。
02年8月25日 「サマースラム」において、ザ・ロックを敗り、WWE統一ヘビー級王座奪取(当時、史上最年少記録)。
02年10月20日、「NO Marcy」において、「ヘル・イン・ア・セル」でアンダーテイカーに勝利(フィニッシュはF5)。王座防衛。
02年11月17日、「サバイバー・シリーズ」において、ビッグショーに敗れ王座転落(フィニッシュはイスへのチョークスラム)。ポール・ヘイマンがレスナーを裏切る。これが初のフォール負け。
03年1月19日、ロイヤルランブルで優勝。
03年3月13日、スマックダウンにおいて、カート・アングルにスモールパッケージで敗れる。カートが兄を影武者として使い・・・。
03年3月30日、「レッスルマニア」の“メイン”において、カート・アングルをF5で敗りWWEヘビー級王座奪取。終盤、シューティング・スタープレスを失敗…。
03年4月27日、「バックラッシュ」において、ジョン・シナをF5で敗り王座防衛。これでやっとデビュー1周年。
03年6月12日、スマックダウンにおいて、ビッグショーと対戦。雪崩式ブレーンバスターによってリングが崩壊。無効試合に。
03年7月27日、「ベンジャンス」において、レスナーvsビッグショーvsアングルの3WAY。カートがアングル・スラムでレスナーをピン。王座転落。
03年8月7日、スマックダウンにおいて、ビンス・マクマホンと金網マッチ。無気力試合でまさかのヒールターン。
03年8月21日、スマックダウンにおいて、義足レスラー、ザック・ゴーウェンと対戦。ゴーウェンをF5で鉄柱にぶち当てるという衝撃シーンが・・・(試合はレスナーの反則負け)。
03年8月24日、「サマースラム」において、カート・アングルのアンクルロックに初タップ。これ以降、彼が登場すると「You tap out 」の大合唱。
03年9月18日、スマックダウンにおいて、カート・アングルと「60分アイアンマッチ」を行い、5-4で勝利。WWEヘビー級王座奪取(3度目)。
04年2月15日、「No Way Out」において、エディ・ゲレロに敗れ王座転落。
04年3月14日、「レッスルマニア」において、ゴールドバーグと対戦(レフェリーはストーンコールド)。ジャック・ハマーに敗れる。試合後はオースチンのスタナーも食らう。
この試合を最後にWWEを離脱。
04年7月、NFL「ミネソタバイキングス」と契約。
04年8月、NFL「ミネソタバイキングス」解雇。
05年1月、新日本プロレス・東京ドーム大会に登場。契約の問題からリングには上がらず。
05年7月、WWEがレスナーと話し合い。結局、合意に至らず。
WWE王座は3度獲得。実績は申し分ない。
フィニッシュホールドの「F5」は、「ちょっと微妙」なんて声もありますが、持ち上げてからグルンと回すフォームはド迫力。ちょっとマットに当たる感じがDDTなどと比べると弱いかもしれない。
F5以上に注目したいのはレスリングの技術を最大限に生かしたスープレックス各種なのかも。特にベリー・トゥー・ベリー(フロント・スープレックス)は投げっぱなしでインパクト十分。ビッグショー・クラスの巨漢でもヒョイヒョイ投げちゃう姿にはオドロキ。
それだけのパワーがありながらも、シューティング・スタープレスを決めれるほどの(WWEでは1度しかチャレンジしていませんが)身の軽さを持ち合わせている。
その身体能力が最大の武器となるでしょう。
その一方で、新日本に上がるとなればいろいろ不安も。
まず、ブランクが大きい。昨年3月のレッスルマニア以来、試合はまったく行っていないようだ。プロレスキャリアが約2年ですから、それとだいたい同じぐらいの時間休んでいたことになる。
更に、「キャリア不足」というのも大きなマイナス。基本的にこの人は「巧い」タイプの選手でない。対戦相手の力量によって試合の評価はかなり違うはず。WWEでは、試合巧者のカート・アングルや、レスナーのパワーを表現しやすいビッグショーをライバルとすることで成功した。
対戦相手の人選がポイント。蝶野戦や藤田戦という話もありますが・・・。
まだ問題はある。しかも、かなり深刻。
ブロック・レスナー新日登場ですが [新WWE リアルタイムの四方山話]
ブロック・レスナー新日登場ですが、今現在海外サイトが伝えるところによると、2010年まで他団体に上がっていけないというWWEとの契約条項は未だに生きているとの事。よってレスナーを取り囲む状況はますます複雑になっている事。レスナーはかなり強引な形でWWEを辞めていますので、コレをスッキリさせないと。
現在両者の間では9月15日にスタンフォードで20分にわたる聴聞会が開かれる事になっているとの事。
引用最後の「両者の間」というのはレスナー・WWEのことでしょうか。明日かあさっての話なので、すぐに情報が入るかもしれません。
日本ではこんな報道となっています。
レスナー 10・8新日参戦! [デイリースポーツonline]
サイモン社長によればレスナーは新たな挑戦として新日本を選択。WWEとの契約問題については「全部クリアになった。本人と弁護士からゴーサインが出ている」(同社長)という。うーん・・・大丈夫なんだろうか。今からでもWWEに確認とるべきですな。下手に揉めると、それで団体潰れかねない・・・。
これが「新日本vsWWE・開戦」のアングルだったら凄いんだが(笑)。この手の話すると「アホなプロレスファンは何でもアングルにしたがる」って怒られそうですが、WWEは何やるかホント分かりませんからね。エッジとマット・ハーディーなんていまだにどこからネタなのか分かりません(笑)。
WWEとレスナーは今年の7月頃に話し合いの場をもったのですが、その様子がWWE公式サイトで詳しく紹介された時点で「出来レース」「レスナー復帰は秒読み」との声が当然のように飛び交いました。今回の新日本参戦で、この時の交渉が「ガチ」だったことが証明されたことになりますが・・・深読みすると、「その交渉自体が日米・対抗戦へのアングルだった」という可能性もある・・・・わけない。だったらZERO1-MAXなんて引っ張り出さないよな(笑)。
とにかく、プロレスファンのほとんどが「ブロック・レスナー」という存在に興味津々なのは間違いない。あとは新日本がどう出るか。お金はメチャクチャかかってるだろうし、絶対コケれない。
ここで一つ素晴らしいサイトを紹介。
ブロック・レスナー - BRUTAL LOGIC
ブロック・レスナーのことならなんでも分かる! その情報量ハンパじゃないです!
技や試合の動画もアリ。リング崩壊シーンをまだ見たことない方はぜひチェックを(「メディア」のコーナーにあるので各自で探してください)。私は表情図鑑が好きですw
そのサイトから興味深い話を1つ。WWE入り前、レイガンズ道場時代のエピソード。。
レスリング・オブザーバー・ライブ/ブロック・レスナー
「日本からはアントニオ猪木が誘ってきたな。だけど俺はアメリカでやりたかったんで断ったんだ。俺を気に入ってたようだが、イノキってのが誰だか知らなかったんだ。で、試しにイノキとリングで90分間、関節の奪い合いやピンの奪い合いをしたんだ。それが終わった頃になってやっとレイガンズがイノキの正体を明かしてくれたのさ。素晴らしい体格の持ち主だったな。」これ・・・ホントに猪木さんなんですかね? 5・6年前の話ですから、いくらなんでも90分スパーはツライと思うんですが。
2003-10-24
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カテゴリ: 新日本プロレス | 2005-09-15 | 投稿者:杉