新日本プロレス上半期最後の大一番「ＤＯＭＩＮＩＯＮ」、なんと超満員札止め発表！　盛り上がりも凄まじかったようです。
　“快挙”も達成されています。

バーナード＆アンダーソン、IWGP・ＧＨＣタッグ王座統一

　まず観客数。まぁ団体発表の数というのはあてになりませんが（笑）、同じ団体の同じ会場の増減を比較するのは少し意味がある。
　最近3年間で並べてみる。

　2011.6.19　6200人・超満員札止め　棚橋弘至vs後藤洋央紀
　2010.6.19　5500人・超満員　真壁刀義vs潮崎豪
　2009.6.20　5800人・超満員　中西学vs棚橋弘至

　昨年は少し下がっていたんですね。
　700人アップ。単に増えただけでなく、会場に熱があったというのが重要ですね。
　でも札止め発表しちゃうとこれ以上のアップはないから辛いところもある（笑）。

　では試合以外の内容のまとめ。いろいろ動きもりました。
■ 後藤を下してIWGP王座を防衛した棚橋がバーナードの挑戦を受託！ さらにタッグ王座挑戦のため後藤をパートナーに指名！ ［ 新日本プロレス ］
■ 菅林社長のコメント｜06/18(土) 18：00 大阪・大阪府立体育会館｜DOMINION 6.18｜大会結果一覧｜Match Information｜新日本プロレス
■ 王者・棚橋がＶ５　次は後藤とタッグ王座挑戦へ＝新日本プロレス バッドインテンションズが史上初ＩＷＧＰ＆ＧＨＣタッグ２冠に ［ スポーツナビ ］

■6．18　新日本プロレス / 大阪府立体育会館（6200人・超満員札止め）

▼第1試合
　○金本浩二（3分4秒　逆エビ固め）●高橋広夢

• 金本：試合後コメント「ただ、アイツの気持ちはうれしいですね。必要以上につっかかってくるのは。試合終わってからもつっかかってきますから（笑）。自分の若いとき、見てるような感覚。若手は技うんぬん、じゃない、気持ちが大事。『SUPER Jr.』では、そういう部分が欠けていたような気もしたから、おまえが出れば、俺の好きな『SUPER Jr.』が復活するから。」
  

▼第2試合
　○邪道、外道、○ブライアン・ケンドリック（8分33秒　スライスブレッド#2→片）獣神Ｔライガー、タイガーマスク、●KUSHIDA

• 出場予定のキラーラビットを邪道・外道がボコボコに。代わってブライアン・ケンドリックが試合に登場。
  
• ブライアン・ケンドリック - Wikipedia …レオナルド・スパンキーの名でゼロワンにレギュラー参戦。その後WWE入り。ポール・ロンドンとのタッグで1年間もタッグタイトルを保持していた（最近のWWEではずば抜けて長期間保持）。全裸でリングを駆け回った伝説を残している。最近はＴＮＡで活躍。
  
• キラーラビットは「ファイヤー（解雇）だ」「サイバーエージェントに送り返した」とのこと。提携終了か？
  

▼第3試合CMLL世界ウェルター急選手権
　○マスカラ・ドラダ（8分26秒　丸め込み→エビ固め）●田口隆祐
　※挑戦者・ドラダが王座奪取

• ドラダはプリンス・デヴィットとの対戦をアピール。
  

▼第4試合
　天山広吉、○永田裕志、井上亘（9分12秒　バックドロップホールド）飯塚高史、田中将斗、●石井智宏

• 試合前、飯塚が野上アナ急襲。青義軍救出して永田が野上アナに張り手で気合い注入。　
  
• 試合後、平澤光秀（ヒデオ・サイトー）が登場して永田を襲う。青義軍を裏切りケイオス入りか。
  
• 平澤：コメント「オイ、いつまで俺は永田裕志の下っ端なんだよ? 平澤光秀って名前はな、プエルトリコで捨ててきたっつったろうが！」
  

▼第5試合
　○高橋裕二郎（11分12秒　東京ピンプス→片）●内藤哲也

• セコンド介入ナシで高橋勝利。
  
• 試合後、田中・邪道・外道からボコボコにされる内藤を本間朋晃が救出。しかし返り討ち。
  

▼休憩中
「仮面ライダーGIRLS」が歌を披露。

▼第6試合　IWGPJrヘビー級選手権
　○飯伏幸太（13分49秒　フェニックス・スプラッシュ→片）●プリンス・デヴィット
　※挑戦者・飯伏が王座奪取（第61代王者）。

• 飯伏の試合後会見は別枠で。
  

▼第7試合
　○鈴木みのる、ランス・アーチャー（12分39秒　ゴッチ式パイルドライバー→体）●小島聡、真壁刀義

• 小島と真壁は試合中に同士討ち→口論となる場面も
  
• 鈴木：試合後コメント「オイ、言葉、間違えんな？　制圧の一歩じゃない!　侵略の一歩だ！言葉、間違えんな？　もう穴は空いちまった。ふさがることはない！　でも、みんなに謝らなきゃいけないことが一個だけあるんだ。……強すぎてゴメンね？（笑）」
  
• 鈴木「小島なんか夢にも出てくるだろ？　やっと悪夢が冷めたら、また俺のところに来たって。そういうヤツ、いじめるの大好き！　世の中では、イジメとか暴力とかよくないよ。でも、プロレスのリングの上はなんでもオッケーだ！」
  
• 鈴木「ベルトも！ あのベルトが至宝？ 俺にとっちゃガラクタだ。あのベルトがスゲーんじゃねぇぞ。強いヤツが持ってるから、あのベルトが光る」
  
• 鈴木、タイチに「好きなようにやれ」→コメント全文
  
• 真壁：試合後コメント「出がらしもよ、お湯そそぎゃ、少しはいいお茶出んだろ？ 福岡から何日経ってる？ ヤツにしちゃあ正解だな、こんだけ時間かけりゃあ、いろんなこと出来んだろ？ ところがよ、アイツの野望は実らせねぇ。鈴木みのる？ 鈴木“みのらず”だよ、冗談じゃねぇぞコノヤロー。今日はよ、ダメだ、鈴木ばっかり気を取られて」。
  
• 真壁はランス・アーチャーに「おもしれーあのヤロー」。
  

▼第8試合　IWGPインタコンチネンタル選手権
　○MVP（10分50秒　レッグロールクラッチホールド）●矢野通
　※王者・MVPがＶ１

• 試合後，矢野がMVPの髪の毛をハサミで切る。　
  
• MVP試合後コメント「俺は6年も髪の毛を切っていなかった! なのにアイツは髪を切りやがった！ ヤノよ、これからはべルトなんか関係ない。俺自身の尊厳を賭けた闘いだ！」
  

▼第9試合　IWGP・GHCタッグ・ダブル選手権
　○Ｇバーナード、Ｋアンダーソン（12分3秒　ツームストン・パイルドライバー→エビ）高山善廣、●佐野巧真
　※バーナード＆アンダーソンがIWGPタッグＶ８、ＧＨＣタッグ王座奪取（第22代）

• 新日本・菅林社長、ノア・仲田ＧＭがタイトルマッチ宣言。
  
• 試合後：バーナード・コメント「俺たちは、チャンピオンとしての等価をもらってはいないだろ？ 何をくれるんだ？　もし、これ以上、俺たちをリスペクトしないなら、もうジャパンには来ない！　俺らはWWEに行けば、何千万ドルも稼げるチームなんだぜ？　ただ、俺たちはジャパンが好きなんだ。なのに、賞ももらえない！　東京スポーツも、『週刊プロレス』も取り上げない。『週刊プロレス』においては、ページもほとんど割かない。俺らは、カバー（表紙）になってもいいはずだ！　『週刊プロレス』のヤツはいるか？（週プロ記者見つけて追い詰める）」
  

▼第10試合＝メイン　IWGPヘビー級選手権
　○棚橋弘至（25分28秒　ハイフライフロー→片）●後藤洋央紀
　※王者・棚橋がＶ５

• 試合後、バーナードが現れＩＷＧＰヘビー級王座挑戦アピール。棚橋は逆にIWGP・GHCタッグ王座挑戦をアピール。パートナーには、今闘った後藤を指名。後藤は戸惑いながらも棚橋との握手に応じる。
  
• 棚橋はリング上で勝利者インタビュー後、恒例のエアギター披露。「大阪のみなさーん！ 愛してまーす！」で締め。
  
• 試合後のバックステージ会見はビジョンで会場にも流される。
  
• 棚橋：試合後コメント「（ファンと試合後は喜びを分かちました）俺、ホンットにうれしいんすよ？　会場に来てくれるだけで、プロレスを好きでいてくれるだけで！　……ホントに感謝の気持ちでいっぱいです！」
  
• 棚橋「なんの心配もせずに、俺に付いてきてください。もし！ 俺がちょっと道をそれそうになったら、みんなが道を戻してください。そして！　新日本プロレス、ファンもレスラーも、一つになって、進んでいきましょう！」
  
• 会見後、仮面ライダーGIRLSと記念撮影。棚橋「社長に4度、提案して、叶わなかったんで……うれしいですね」→会見全文
  
• 後藤：試合後会見「なんだ棚橋は。あんだけ俺ボロクソいったのに、なんも伝わってねぇのかよ。笑っちまったよ、ムカツクぜ。IWGPの棚橋、強さは本物だね。おちゃらけてるばっかりかと思った。強さは本物だ。ただな、棚橋のすべてを俺は認めたわけじゃねぇぞ。アイツが言うなら、組んでやる。もう1度組んでやる。だがな、チャンピオンとして不甲斐ないとき、俺はいつでも頭突き食らわすからな。ま、アイツを近くで、もうちょっと見たくなったよ

　いろいろ心配された（笑）棚橋vs後藤ですが、かなり激しい内容で後藤にコールが起こるほどの挑戦者が猛攻を見せたようです。
　タッグ王座は意外にあっさり統一。高山＆佐野がノアでは無敵状態だっただけに、奪い返しに誰がくるかは注目。杉浦＆秋山や潮崎＆森嶋ぐらい名乗りでてもいいのでは？　ALL TOGETHERに向けて流れができるかもしれません。　

飯伏幸太「プロレスを！　プロレスというジャンルを上げていきたいです」

　飯伏幸太がやりました。
　ベスト・オブ：ザ・スーパーＪｒ制覇に続き、ＩＷＧＰＪｒのベルトも奪取！
■ 第6試合｜06/18(土) 18：00 大阪・大阪府立体育会館｜DOMINION 6.18｜大会結果一覧｜Match Information｜新日本プロレス

――おめでとうございます！
飯伏「ありがとうございます！」
――いま、どんな気持ちですか？
飯伏「うれしすぎますね！　ホントにうれしすぎますね！　……アレ、コーラがないじゃないですか？ コーラがないじゃないですか？　控室？」
松井レフェリー「取ってくるよ」
――コーラで乾杯したい？
飯伏「もちろんです！　いや～、ありがとうございます。ホントに」
――夢を手にした気持ちは？
飯伏「（自分の目標の）半分は、『SUPER Jr.』優勝、半分はIWGPJr.……このベルトだったんで、最高にうれしいです。自分の目標は達成できました。最高にうれしいです！」
――今後、どういう方向に？
飯伏「そうですね、このまま……プロレスを！　プロレスというジャンルを上げていきたいです」
※ここでコーラが到着。
飯伏「どうぞ！　（報道陣にビールを配りだす飯伏）。いきますか！ みんなでいきますか！　え？ いま仕事中？ あ、関係ないです！ ……カンパーイ!!!　ありがとうございます！　最高ですね！」
――今日の試合を振り返って？
飯伏「そうすね。『SUPER Jr.』の優勝から1週間くらいすか？　けっこうしんどかったんですけど、なんとか体調を取り戻すことができたんで、今日も万全の体調で、挑戦できたんで、それで取れて最高にうれしいっす。デヴィット選手となら何度でもやりたいです。いつでもいいです。リング上でも『もう一回やろう』と言ってくれたんで。いつでも」
――そのほかにやりたい選手は？
飯伏「ホント、誰でもいいです！ 田口さんもたぶん決勝で負けて、くやしいと思うんで。ホント何回でもやりたいです！」
――デヴィットに勝てた勝因は？
飯伏「ま、何回もやって、何回もビデオとか観て、その日の体調とかでも変わってきますし。あとヒザが悪そうだったし、ヒザを攻めようとは思わなかったけど。体調が万全だったとは思わない。ただ、それでもうれしいっすけど」
――ジュニアタッグを獲ったときと違う？
飯伏「いや、どっちもうれしいっす。ただ、やっぱりシングルというのはあったので、うれしいのはうれしいですね」
――王者になったことを誰に報告したい？
飯伏「そっすね。一番やっぱり、試合を気にしてたのは、両親なんで。とりあえず両親に伝えたいです」
――新日本プロレスのファンも祝福してましたが？
飯伏「いや、感無量です……声援してくれてました？　でも、もっと広めていかないと。プロレスを。プロレス外に広めていきますよ？」
――タッグのときは、「川でやりたい」と言っていたが？
飯伏「あ～～。そうっすね。もう川は飽きたんで。次にやりたいのはないんで。でも、最近、ちょっとリングでやりたくなってきた。一通りリングで燃えますよ？　……ちょっとしゃべりすぎた。ありがとうございました！」

　報道陣にビール配り、やっぱり自分はコーラで乾杯。ひどい（笑）。
　両親の話が出てきたり、やっぱり彼にとって特別な試合だったんですねぇ。

　残念ながら「川」での防衛戦は否定！飽きたってことはどこかでやったのか！
　そして先ほど終了したＤＤＴ・後楽園ホール大会で初防衛戦が発表されました。

■7．24　ＤＤＴ/両国国技館
▼IWGPジュニアヘビー級選手権
　飯伏幸太（王者） vs プリンス・デヴィット

　早くもリマッチ。
　ぶっちゃけ勝敗読めません。

　新日本プロレスは7月18日に北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナでビッグマッチ開催。
　そのあとはＧ１。
　いよいよ夏に向け勢いに加速つける。

　飯伏、Ｇ１出るかなぁ～。ムチャしそうで恐いけど見たい。

　 カテゴリ: 新日本プロレス　｜　2011-06-19　｜　投稿者：杉