9月29日、中邑真輔がサムライＴＶ「Ｓアリーナ」に出演。
　注目の「猪木」発言について語りました。

　なお、ＩＧＦは明日（9月30日）に、この件についての会見を行うそうです。

アントニオ猪木と闘いたい

　出演時間は約30分。
　気になったところをｕｐ。一部，発言は省略しています。

－－「なぜ猪木さんの名前を出したのか？」

中邑　「とにかく…今、このリングに神はいない。新日本のリングを支配するのは“力”だ、と。その意味で、頂点の証、旧（初代）ＩＷＧＰベルトがあるのだったら俺が取り返す」

－－「ただ、実際紛うことなくＩＷＧＰのベルトは四代目なわけじゃないですか、そこであえて初代の名前を出すのは“返してください”ということなのか“闘って取り戻す”…」

中邑　「いやぁ、闘ってです」

－－「それは猪木さんと闘って？」

中邑　「そうですよ。まぁ、ぶっちゃけて言うとベルトは一つの手段であって、アントニオ猪木と闘いたいわけですよ」

－－「それは、なぜ？」

中邑　「なぜ…。うーん…これ、難しいな説明するの」

－－「端から見ていると、もうアントニオ猪木さんの影というのは、正直そんなに強くないですよね。そこで猪木さんを呼んでしまうことで、混乱というのは起きますよね、それをあえて口にしたということ…」

中邑　「そうですね。まぁ、出方を見ますよ、というころで。リングの中でプロレスをするだけがプロレスではないと思うんで。やり方はいろいろあるってことで」

（略）

－－「実は、今回の発言について、ＩＧＦが明日会見を行うという情報が」

中邑　「僕、ＩＧＦって一言も言ってないですから。猪木さんの名前は出しましたが」

－－「もう一つ気になる発言として、今のＩＷＧＰは輝いていないのではないか、と。それは、つい最近までベルトを巻いていた棚橋さんにすれば面白くない…」

中邑　「僕、棚橋さんのこと、ひと言も言ってませんから」

－－「棚橋選手のチャンピオンとしての在り方がどうと言ったわけではない？」

中邑　「はい」

－－「では、なぜベルトは輝かなくなってしまったのでしょう？」

中邑　「（はい？と一度聞き直してから）　ベルトの価値っていうのは、試合内容もそう、歴史もそう、そこでまず2本に別れちゃってるわけでしょ？　旧ＩＷＧＰも存在するってことになってますから、『どういうこと？』って話にもなるし、今回の両国のこと（タイトルマッチがメインではない）にも言いたいことはあるし」

（略）

※番組ラスト、ファンへメッセージ。
中邑「言いたいことの半分も話せなかった」。
中邑「中には不可能だという人もいますが、確かに一人の力では不可能かもしれません。自分は、やります。いろんな方の力が必要になってくると思います。協力してください。これが中邑真輔の生き方です。宜しくお願いします」。

　発言の真意が見えてくるかと思ったが、また謎が深まってしまったようにも。
　ＩＧＦに参戦することが目的ではない。
　アントニオ猪木と“闘いたい”。
　プロレスで闘うとは限らない。

　正直、初代ベルトの話は挑発するうえでのコジツケ。本人もうっすら認めている。
　果たして、どういう方向に進むのか。
　今のところはピンと来ない。プロレスに「混沌」が必要というのは分かるんだけど。
　明日のＩＧＦ会見から、お互いでキャッチボールが始まるのかもしれない。
　この先の展開に注目です。

　以下の記事も合わせてどうぞ。

■ “あの発言”の真実とは？ いま中邑真輔は何を考えているのか？ 直撃インタビュー【前編】 ［ 新日本プロレスオフィシャルWEBサイト ］
■ “あの発言”の真実とは？ いま中邑真輔は何を考えているのか？ 直撃インタビュー【後編】 ［ 新日本プロレスオフィシャルWEBサイト ］
　「俺は『闘うべきはアントニオ猪木だ！』と意思表示しただけ」
　「棚橋のことは一度も意識したことはない」。

　 カテゴリ: 新日本プロレス　｜　2009-09-30　｜　投稿者：杉