2008-09-05
ディック東郷、強し~8.31 DDT ・後楽園ホール大会観戦記
もうだ~いぶ日にちが経ってしまいましたが、一応、観戦記を書いておきます。
DDTの後楽園ホール大会は久々の観戦でありました。
DDTのスタイルと言うと、「マッスル」的なエンタメ色強めの“笑い”中心と思われがちですが、実際には様々なスタイルが入り交じる振り幅がヒジョーに広い内容となっている。
各試合・各選手がプロレス頭をヒネリ、観客の想像を超えてみせようと真剣勝負する。
この日も、オマージュ、ハードコア、マッスル・ワールドとバラティ飛びまくりのラインナップ。
ケニー・オメガはXディヴィジョン的ムーブによる“技”で観客を驚かせた。マッスル坂井プロデュースによる「大鷲徹矯正マッチ」では泣くほど笑わせてもらいました。
「何が起こるか分からない」、観客の想像を超えるシーンが続出する。
メインは東郷vs飯伏の大一番。
「何をしでかすか分からない」という雰囲気を、今、一番持っているのが飯伏幸太。
これが初めてのKO-D王座挑戦。最近の勢い・人気からすればベルト移動の可能性は十分。
とは言え相手は超試合巧者・ディック東郷。簡単に超えられるはずもない。
パッケージ的な“面白さ”が期待されがちなDDTでも、メインは「勝負論」ありき。飯伏が新王者となれば、Jrタッグリーグ参戦中のNOAHで「ベルト奪取」が地上波アナウンスされるはず。期待度はかなり高かった。
しかし・・・結果は東郷完勝。
私が見た限りでは「まだ東郷が一枚も2枚も上」という印象。もちろん、飯伏も跳び技・投げ技・打撃とキレ味素晴らしく、飯伏を初めて見る人ならば「大したものだ」と大拍手しているかもしれません。
ただ、異常に(?)目の肥えたDDTファンの“想像を超える”というところまでは届かず。決めにいったフェニックス・スプラッシュがかわされたあと、何となく跳び技を続け、それをことごとくカットされピンチに陥ってしまう。そのあたりには、ちょっとアイディア不足を感じてしまった。
やっぱり、ノアのジュニアタッグリーグ参戦中&キャンプ場プロレス前というスケジュールから、モチベーションを高められなかったのではないかなーと思います。
でも試合後の飯伏は「そんなに負けたとは思っていない、良い経験になった」とコメント。うーん、そうなのか。
「満足」というより東郷の強さに「納得」できるメイン、ある意味、”想像を超える”強さでした。
次回の挑戦者は高木三四郎。
早くも2回目の防衛にして絶対王者な雰囲気の東郷に対し、高木はエクストリーム王座防衛戦で得た経験をプラスして挑む。
高木は金網初。東郷は経験アリ。それでも高木はハードコアに自信を持っている。
勝敗予想も割れそうですね。
また、この日のセミでハードコア・スタイルに観客が微妙な反応(試合は過激なのに客は静かに見守った)を示したことも、この試合に大きく影響してきそう。
別に、過去にもDDTでハードコア系の名勝負はあったわけで(MIKAMIvsHARASHIMA、ロッカールームマッチなど)、単に「凶器を使うから」が理由で引いてるわけではないと思う。
その辺で観客とも勝負。
かつてのライバル飯塚さんをオマージュしている長井満也。
三角巾の中身はアイアン・フィンガー・アルミホイル。
見事なドロップキックはケニー・オメガ。
残念ながら、この試合でケガしちゃったらしいですね・・・。
トップロープ・ノータッチ・トペコン。
必殺の波動拳。
ちゃんと身体にヒットしてます。
雪崩式のエレクトリック・チェア式ジャーマン。
一旦、肩車してからジャーマンへ行く。
こりゃ驚いた。
脚のフックはスパイダー系。
第3試合の「大鷲徹矯正マッチ」で、ネタとして送り込まれた諸橋。
大社長の娘さんに向かってポージングも・・・泣かせてしまった。
でも実は気に入ってたみたい。
■ ポージング [ 新宿御苑で働く社長レスラーのblog ]
会場のあちこちでポージング。
大鷲母登場。
家族ネタもインディーは結構やってますが、それでも今回は抜群に面白かった。
手前の黒人2人は男色ディーノ2号・3号。
楽しそう。
最後はマスキュラーポーズで中締め。
2号・3号は何か違う。
セミのエクストリーム選手権。
試合開始の時点でリング上にイスが散乱。
画像はありませんが、MIKAMIの放った場外への雪崩式スクールボーイはハードコア史上に残る危険技だった。
ちょっと前に、葛西純が場外に雪崩式ブレーンバスターを放ったことがあったけど、衝撃はそれに近い。
メインの飯伏vs東郷。
この蹴りで東郷はダウン。
試合後、東郷のペディグリーを食らいそうになったメガネ(コミッショナー代行)が失禁。
次回は東郷vs高木の2冠戦。
DDTの後楽園ホール大会は久々の観戦でありました。
ドラマティック・ディック・東郷
大会の詳細は以下で。- 8月31日(日) 後楽園ホール大会『 夏休みの思い出2008 』対戦結果 [ DDT XXXch Official Web ]
- 8月31日(日) 後楽園ホール大会『 夏休みの思い出2008 』トピックス [ DDT XXXch Official Web ]
- ディック東郷が飯伏を下しKO-D王座防衛に成功=DDT [ スポーツナビ ]
- 飯伏、東郷超えならず!オメガ凄すぎ!悪い子・大鷲を母が実家に連れ戻す! [ angle JAPAN ]
- DDT “夏休みの思い出”8/31 後楽園ホール大会 [ Extreme Party ]
8.31 DDT/東京・後楽園ホール (1362人・満員)
[3]シングルマッチ
○ケニー・オメガ(14分25秒 EX波動拳→体)●HARASHIMA
- オメガはこの試合を最後に帰国。
[4]大鷲徹矯正マッチ
男色ディーノ、マッスル坂井、マサ高梨(12分45秒 長野へ)●大鷲徹、Koo、スペル・ヴァンパイア
※大鷲母による手紙朗読から
[5=セ]DDT EXTREAME選手権=T.L.C.エニウェアフォールマッチ
○高木三四郎(20分55秒 シットダウンひまわりボム→エビ)●MIKAMI
※王者・高木がV6
[6=メ]KO-D無差別級選手権
○ディック東郷(21分49秒 ダイビング・セントーン→片)●飯伏幸太
※王者・東郷がV2
- 東郷はDDTの名称を「ドラマティック・ディック・東郷」に変更しろ、と藤岡コミッショナー代行に迫る。藤岡はビビって失禁。
- 試合後、高木三四郎が挑戦表明。
- 次回の後楽園ホール大会で、KO-D&エクストリームの2冠を懸けるダブルタイトルマッチ。試合形式はDDT初の金網マッチ。
DDTのスタイルと言うと、「マッスル」的なエンタメ色強めの“笑い”中心と思われがちですが、実際には様々なスタイルが入り交じる振り幅がヒジョーに広い内容となっている。
各試合・各選手がプロレス頭をヒネリ、観客の想像を超えてみせようと真剣勝負する。
この日も、オマージュ、ハードコア、マッスル・ワールドとバラティ飛びまくりのラインナップ。
ケニー・オメガはXディヴィジョン的ムーブによる“技”で観客を驚かせた。マッスル坂井プロデュースによる「大鷲徹矯正マッチ」では泣くほど笑わせてもらいました。
「何が起こるか分からない」、観客の想像を超えるシーンが続出する。
メインは東郷vs飯伏の大一番。
「何をしでかすか分からない」という雰囲気を、今、一番持っているのが飯伏幸太。
これが初めてのKO-D王座挑戦。最近の勢い・人気からすればベルト移動の可能性は十分。
とは言え相手は超試合巧者・ディック東郷。簡単に超えられるはずもない。
パッケージ的な“面白さ”が期待されがちなDDTでも、メインは「勝負論」ありき。飯伏が新王者となれば、Jrタッグリーグ参戦中のNOAHで「ベルト奪取」が地上波アナウンスされるはず。期待度はかなり高かった。
しかし・・・結果は東郷完勝。
私が見た限りでは「まだ東郷が一枚も2枚も上」という印象。もちろん、飯伏も跳び技・投げ技・打撃とキレ味素晴らしく、飯伏を初めて見る人ならば「大したものだ」と大拍手しているかもしれません。
ただ、異常に(?)目の肥えたDDTファンの“想像を超える”というところまでは届かず。決めにいったフェニックス・スプラッシュがかわされたあと、何となく跳び技を続け、それをことごとくカットされピンチに陥ってしまう。そのあたりには、ちょっとアイディア不足を感じてしまった。
やっぱり、ノアのジュニアタッグリーグ参戦中&キャンプ場プロレス前というスケジュールから、モチベーションを高められなかったのではないかなーと思います。
でも試合後の飯伏は「そんなに負けたとは思っていない、良い経験になった」とコメント。うーん、そうなのか。
「満足」というより東郷の強さに「納得」できるメイン、ある意味、”想像を超える”強さでした。
次回の挑戦者は高木三四郎。
早くも2回目の防衛にして絶対王者な雰囲気の東郷に対し、高木はエクストリーム王座防衛戦で得た経験をプラスして挑む。
高木は金網初。東郷は経験アリ。それでも高木はハードコアに自信を持っている。
勝敗予想も割れそうですね。
また、この日のセミでハードコア・スタイルに観客が微妙な反応(試合は過激なのに客は静かに見守った)を示したことも、この試合に大きく影響してきそう。
別に、過去にもDDTでハードコア系の名勝負はあったわけで(MIKAMIvsHARASHIMA、ロッカールームマッチなど)、単に「凶器を使うから」が理由で引いてるわけではないと思う。
その辺で観客とも勝負。
男色ディーノ2号・3号はどこから連れてきたんですか?
最後に画像を何枚か。かつてのライバル飯塚さんをオマージュしている長井満也。
三角巾の中身はアイアン・フィンガー・アルミホイル。
見事なドロップキックはケニー・オメガ。
残念ながら、この試合でケガしちゃったらしいですね・・・。
トップロープ・ノータッチ・トペコン。
必殺の波動拳。
ちゃんと身体にヒットしてます。
雪崩式のエレクトリック・チェア式ジャーマン。
一旦、肩車してからジャーマンへ行く。
こりゃ驚いた。
脚のフックはスパイダー系。
第3試合の「大鷲徹矯正マッチ」で、ネタとして送り込まれた諸橋。
大社長の娘さんに向かってポージングも・・・泣かせてしまった。
でも実は気に入ってたみたい。
■ ポージング [ 新宿御苑で働く社長レスラーのblog ]
会場のあちこちでポージング。
大鷲母登場。
家族ネタもインディーは結構やってますが、それでも今回は抜群に面白かった。
手前の黒人2人は男色ディーノ2号・3号。
楽しそう。
最後はマスキュラーポーズで中締め。
2号・3号は何か違う。
セミのエクストリーム選手権。
試合開始の時点でリング上にイスが散乱。
画像はありませんが、MIKAMIの放った場外への雪崩式スクールボーイはハードコア史上に残る危険技だった。
ちょっと前に、葛西純が場外に雪崩式ブレーンバスターを放ったことがあったけど、衝撃はそれに近い。
メインの飯伏vs東郷。
この蹴りで東郷はダウン。
試合後、東郷のペディグリーを食らいそうになったメガネ(コミッショナー代行)が失禁。
次回は東郷vs高木の2冠戦。
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カテゴリ: DDT | 2008-09-05 | 投稿者:杉