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2007-11-10
続・ プロレス にカミングアウトは必要か
高田延彦の発言を受けて、昨日は私の意見をいろいろ書かせてもらったのですが・・・1日経って、皆さんのコメントなど読みまして、まぁ、もうちょっと考えをまとめておかにゃいかんと思いまして。ちょっと続きを書かせてください。
よくよく考えると、カミングアウトについて語ってる時点で、もうカミングアウトしちゃったようなもんなんですよね。
プロレス にカミングアウトは必要か:be2
そもそも、カミングアウトしたところで何が変わるんだろう?というところから。
世間の大半の意見は「ああ、そうなんだ。だいたい分かっていたけどね」。
プロレスファンの見方や楽しみ方にも、そう変化はないと思う。
マスコミの報じ方はちょっと変わるかな。特に一般誌(紙)に関しては。
プロレスの内容自体もそんなに変わることはないような。無視する団体もいるだろうし。
メインでHGやインリン様を使ったことの方が大きいのかもしれない。
カミングアウトと言われると、どうにもビビってたじろいでしまうんだが・・・天地がひっくり返るようなことはないでしょうね。
それで話が通りやすくなるなら、世間の最前線でプロレスをやっているハッスルがそう判断したのなら、
カミングアウトも構わない。
中身をばらしたからといって「だからプロレスはつまらない」なんて高田も言うわけありません。
復興のためのカミングアウト。
でも、正直、踏ん切りつかない気持ちはあります。
それは、過去に体を張って「八百長論」と闘ってきたプロレスラーを否定してしまう恐さ、申し訳なさ。
しかし・・・、プロレスをマイナーなジャンルに落としてしまうことこそ、ある意味、申し訳ないわけで・・・。
インディーを否定するつもりはまったくありませんが、ジャンルを引っ張る団体は必要。
やはりメジャーへの代償として・・・必要なんだろうな。
これはいろんな考えがあって当然。私もちょっと混乱してますんでw皆さんの意見もお願いします。
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ハッスル | 2007-11-10 | 投稿者:杉
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下にも書きましたが、グレーの濃い・薄いを楽しむためには、
黒でござい!ってしちゃうと楽しみが減ってしまうんですよね。
えー例えば、G1の中邑。あれって負傷が無ければ
決勝は棚橋vs中邑のつもりだったのか?急遽負傷を受けて永田なのか、
それとも最初から永田だったのか、とか。
昔ZERO-ONEで坂田vs黒田の試合、フィニッシュがカウント不明瞭で
黒田は負傷してるにも関わらず、リスタートしてやり直した。
ああいう部分は、曖昧なとこが残ってるからこその興味深さ。
WWEのように生ドラマ収録みたくパッケージングされて次週へ
ってのだけならいいんだけど、日本のは記者会見とかを経て組み立てるわけで
その際、もし記者が登場人物の一部として、シナリオの一貫として入るならともかく、
日本の場合は曖昧な部分があるからこそ、わかっていても、一応マジメに質問とかして
次への引っ張りをして、新聞もネタになって、お互いの共犯関係があってこその世界。
もし完全カミングアウトとなって、登場人物として記者ではなく、本当の取材として、
「負傷してなかった場合どういう予定でしたか?」とか、
「フィニッシュやり直しの時、急遽どういう打ち合わせになりましたか?」
とか質問する事になっちゃうんでしょうかw
結局、パッケージングされたWWEとかハッスルと、
既存の日本の団体なんかとは、プロレスでひと括りにはできないでしょう。
自分らだけ限定で別にカミングアウトだろうが構わないけど、
他の団体のやり方を左右するような迷惑のかけ方は、おこがましいと思う。
以前、カミングアウト不要を唱えた馳議員にもまた話聞いてもらいたいですね。
投稿者:ぐ~ 2007-11-10
私はカミングアウト賛成です。
グレーのままだと、世間では格闘技と比較した上で「プロレスって勝負が決まってるんでしょ」→「だからダメ」と捉えられちゃうように思います。世間が「だからダメ」とは思わない人ばかりだとグレーのままでもいいと思いますが、高田さんはそうは思ってないんじゃないでしょうか。「勝負が決まっている」→「だけど面白い」と言う風に思わせる必要があると。
杉さんが引用されていない部分で「映画は台本通り演じているが、それに対して嘘だの作りものだの指摘する人はいない(要旨)」「演じている人間模様から感動をもらう」と高田さんは言っています。でもプロレスはなぜか「嘘だ」「作りものだ」と指摘されているのが現状で。それをグレーのままにしておかずにカミングアウトすることでいったん認めてあげると「プロレスも映画や舞台と同じように楽しむもんなんだよ」という啓蒙ができるんじゃないでしょうか。
高田総統が「プロレスを根こそぎぶち壊し(=カミングアウト)、そこに新たな創造をする(=啓蒙)」といっていたのは、そういうことなんじゃないかと。
鈴木健想VS和泉元彌が全てじゃないですかね。
普通に試合をすればどう転んでも勝てっこない和泉元彌が健想に勝利。
あれを見て、ショーと言う人はいても八百長と言う人はいないんじゃないですかね。
健三VS元彌という試合の『結果』こそが、ハッスル流のカミングアウトだと僕は思います。
本来プロレスにはアングルやブックを超えた所に感動があるのでは?
プロレス村の中だけなら永田VS棚橋でいいのかもしれないですが、
外に発信していく為には全然ありだと思います。
投稿者:どん 2007-11-10
話を簡単にすると、
したい団体はすればいいし
したくない団体はする必要無い。
プロレス全体をひと括りにして同じ価値観を全体で標榜する筋合いは無い
という事なだけですね。
すでにWWEはやってるんだし、団体ごとでいい。
色々な楽しみ方がある中、「曖昧を楽しむ」という楽しみ方の一種を
なにも消さなくてもいいじゃん。消したい団体だけそうすれば、って事で。
まあドライに考えるとそういうレベルの話です。
自分のまわりの新規ファン(ゴールデンの格闘技からの人、格闘ゲームからの人)は
見ればわかるだろ的タテマエの世界を楽しんでくれてるし、
体を張るレスラーを尊敬してくれてます。
投稿者:ぐ~ 2007-11-10
民主党の小沢党首辞任騒動も、今この時期の衆院解散は与野党共にマズいと踏んだ、急場しのぎの演出だと思ってます。
社会はケーフェイやブックで溢れてます。それを楽しめるかどうかは個々の問題。
例えカミングアウトしても、「本当にそうなの?」と更に深読みする輩も出て来るでしょう。
なので私は、カミングアウトについては、どちらでも良いです。
してもしなくても、正反対に捉える人は居る訳で。
投稿者:ひち 2007-11-10
勝負事なわけだし、わざわざカミングアウトすることは・・・。
というか、純粋にプロレスラーは強い、カッコイイ、強さを競い合ってほしい、みたいな感じで見ている人も少なからずいるということを考えて欲しいです。
前田さんもハッスルをプロレスと思ってもらっては困るみたいなことをおっしゃってましたが、プロレスは基本的にいろんな意味で「闘い」だと思うんです。
ハッスルはハッスルでアリだとは思うのですが、プロレスが単なるお笑い的なものになってしまうのが恐ろしいです。
しっかりとした闘いのあるプロレスを世間に訴え、かつてのような盛り上がりを取り戻すことが日本で言ういわゆる「プロレス」の勝利であり、ハッスルが天下を取ることがプロレスの勝利だとは思いません。
ハッスルはあくまでハッスル。
それなのにカミングアウトすれば、その時人は「ハッスルがカミングアウトした=プロレスがカミングアウトした」と思うと思います。
「プロレスって何?」
「力のあるものが勝つ」
それでいいじゃないですか。
グレーでいいじゃないですか。
話がまとまってませんがw、最後に一言。
「どうなんだろー?」が「あーそうなんだ。だいたい分かっていたけどね。」に変わること。
これは思っている以上に大きなことだと思います。
投稿者:しゅーくりーむしちゅー 2007-11-10
カミングアウトしても集客力に直接影響ないし、今更な感はありますが、総合格闘技全盛の時代に「闘い」とか、「ストロングスタイル」と言ってもプロレスファン以外にはピントのずれた発言にしか聞こえないと思います(ま、そんな発言は新日本だけですが)。
カミングアウトすることで、プロレスの自由度というか、可能性が広がることへの期待感かなあ。不透明な期待感ですけど。
昭和新日本を見て育った世代なので、高田の口からこういう発言が出たのは寂しい気持ちもありますが、対世間に向けていくのか、いままでのプロレスファンに向けていくのか、業界が意識をどっちに持っていくのかなのかって思います。
いまのままならビジネスはしぼむだけだし。
投稿者:りんご 2007-11-10
カミングアウトの問題ではないでしょう。
「カミングアウト」自体の話が出ること自体、時代は変わりましたが・・・。
「面白いものは面白い、面白くないものは面白くない」それだけでは?
カミングアウトしても、「え?台本があるのにこんな程度??」って思われたら一緒だし。
なくても「これはすごい!」「もしかしたら・・・」って思わせるのがレスラーの器量ですし。
今までは「プロレス」という曖昧な定義で誤魔化せてましたがカミングアウトする事で
しきいがもっと高くなるはずです。
台本があるのならライバルはそれこそ映画や演劇に。
はっきりいってハッスル程度じゃあ勝てるはずがない。
ファイティングオペラなんてオペラに失礼。
プロレスも「これは台本あるじゃん・・・」とか思わせるレスラーのスター性のなさ、
演技力のなさがこんな事態を招いてるんだと思うのです。
どちらにせよ、レスラーさん達はもっと練習してもっと真剣に考えてみたらどうでしょうか。
投稿者:小僧 2007-11-10
例えば、『金八先生』を見て、「坂本金八なんて人はいない。あれは武田鉄矢が演じてるんだ」とか、「あれはシナリオがあって、始めから決まっている」とわざわざ指摘する人はいないと思うんですよ。だって、シナリオがあって演じているのは事実だし、それを前提にみんな見てるんだから。だけれども、シナリオがあって、人が役を演じていたとしても、面白いものは面白いし、感動できるものは感動できる。もちろん、つまらないものもあるし。
また、近所の草野球や高校野球のように、筋書きのないガチンコ勝負でも、見ていて面白いものもあればつまらないものもある。
自分にとっては、目の前で展開されているものが面白いか面白くないかが重要であって、筋書きがあるかないか、あるいは始めから勝負が決まってようとなかろうとそれほど関係ないし、気にもしないです。それはハッスルだろうが、他のスポーツだろうが、演劇だろうが、ドラマだろうが同じことです。
だから、わざわざカミングアウトしたところで、それをもって自分が見ていて面白みが増すかどうかは、あまり関係がないような気がします(カミングアウトしたことによって、アングルやらブックが変わるのなら、それは別問題)。
シナリオがあろうとなかろうと、またその存在を表沙汰にしようとしまいと、目の前で繰り広げられていることが面白いか、見ている人を楽しませてくれるか、「また見に来たいなあ」と思わせてくれるかが重要だと思っています。 …自分で書いてて、「これは理想論だなぁ」という気もしないではありませんけどね。
投稿者:ヒロタカ 2007-11-10
プロレスのカミングアウトといっても「何を」カミングアウトするんでしょうか。
その基準がはっきりしないので何とも判断できません。
例えば「プロレスは勝敗が決まっている」ということを指すとします。
試合数が多い団体で年間100×8試合くらいと仮定して、その全ての試合の流れや勝敗が決められているんでしょうか。
例えば「プロレスはわざとポイントを外す」ということを指すとして、ポイントを狙うことは一度も無いのでしょうか。
「プロレスは勝敗が決まっている試合もあるが決まっていない試合もある」
「普段は外すけど、たまに狙うこともある」
という説明にカミングアウトの意味があるのかな。
あと「メジャーへの代償として必要」とありますが、プロスポーツの場合は野球のビーンボールやサッカーのラフプレイなど「グレイな部分もアリ」というのもありますし。
なので、メジャーのために高田さんの提案が有効かと聞かれると、さして意味は無いかなという。
まあこれは試合だけを切り取った話なので、それ以外の要素を考えるとますます難しいですね。
むしろ、何を見せてるのか、どういう競技なのかということを知らしめる努力をしたほうが分かりやすいのかも。
というか、そもそもメジャー化の定義もグレイでは。
これだけ「プロレス」という言葉とおおよそのルールが浸透している(見たことがある人は少なくても)状態をメジャーでないというなら、何をどうしたらメジャーなのか。
集客力があった時代はメジャーだったのか。
ならカミングアウトしようがしまいが、どんな手を使ってでも知名度を上げれば「メジャー」になれそうな気がします。
今はそれが難しいのですが(笑)
投稿者:nono 2007-11-10
杉さんが指摘されているように、今カミングアウトしても「今さらいわなくても知っていたよ。」程度に終わると思います。
そう考えると「うそつき!」とか「騙していたのか!」などの批判もほとんどないということになり、デメリットもほとんど無いと思われます。
デメリットがほとんど無く、メリットが大きいならば、(スポンサー獲得、テレビ枠獲得、有名タレントやスポーツ選手招聘に有利などあるなら)企業としてやらないほうが難しいのではないでしょうか?
海外と日本とは事情が違うとはいえ、すでにやっている企業(WWE)がありますので、ゆるやかにカミングアウトの流れになるのは、致しかたないのかもしれません。
投稿者:もろこしヘッド 2007-11-10
過去がどうだったとか、他の団体がどうであるとかは、どうでもいいことで、高田氏がこれからやろうとしていることが、今からカミングアウトすることであるとすれば、何も問題無いと思う。
従って、今回の業界全体を巻き込むかの様な、専門週刊誌の取り上げ方に、理解ができない。高田氏がかかわっている団体以外には、何のプラスにもならないとしか思えないからだ。
投稿者:GOTCH 2007-11-10
>ぐ~さん
>したい団体はすればいいし したくない団体はする必要無い。
実際のところ、そういう感じになりそうですね。高田の発言は「ここで乗ってこないならプロレス村は置いていくよ」というメッセージでもあるんでしょう。
ファン側からすればグレーの方が面白いとは思うんです。それで世間で通用するかどうか。
>ケンドーヤシンさん
>「プロレスも映画や舞台と同じように楽しむもんなんだよ」という啓蒙ができるんじゃないでしょうか。
あんまり映画・演劇よりになりすぎて、それだけで語られるようになるのもどうかと思うんですが・・・基本的にプロレスに感動する部分は変わらないはず。映画・演劇を上回るには、プロレスにしかできないモノを際立たせなければ。
>どんさん
>本来プロレスにはアングルやブックを超えた所に感動があるのでは
まったくその通りです。プロレスの一番面白いところは「真剣勝負」な部分です。勝敗以外にもガチな点はいくらでもあります。
>ひちさん
>例えカミングアウトしても、「本当にそうなの?」と更に深読みする輩も出て来るでしょう。
その手の曖昧さんが面白さの一つですよねー。WWEでも年中「あれは予定外だった!」みたいな噂が入りますから・・・。
>しゅーくりーむしちゅーさん
>プロレスは基本的にいろんな意味で「闘い」だと思うんです
私はハッスルが闘っていないとは思わないんですがねぇ。「闘い」もいろいろありますから。
>りんごさん
>カミングアウトすることで、プロレスの自由度というか、
>可能性が広がることへの期待感かなあ
なかなかそれは難しいかもしれません。メジャーになったらなってで規制は増えるだろうし。業界全体が上がって、インディーがいろいろ実験してくれればいいんですが。
世間へのアピール方法はいろいろ出てきそうですね。
>小僧さん
>今までは「プロレス」という曖昧な定義で誤魔化せてましたが
>カミングアウトする事でしきいがもっと高くなるはずです。
>台本があるのならライバルはそれこそ映画や演劇に。
見る目が厳しくなるのは間違いありません。「真剣勝負だから」と逃げることもできません。
映画や演劇がライバルになるからこそ、プロレスにしかないモノで勝負しなきゃいけないとも思います。カミングアウトがエンタメ化加速に繋がるとも限りませんよね。
>ヒロタカさん
>シナリオがあろうとなかろうと、またその存在を表沙汰に
>しようとしまいと、目の前で繰り広げられていることが面白いか、
>見ている人を楽しませてくれるか、「また見に来たいなあ」と
>思わせてくれるかが重要だと思っています。
その通りですね。本質は今と変わらないでしょう。
>nonoさん
>そもそもメジャー化の定義もグレイでは。
メジャーというか、過去に比べて落ちすぎているというころでしょうね。現状ではいい時間にテレビ中継されることが目標でしょう。
まぁ、野球やサッカーも視聴率悪くて、でもメジャーではありますな。
>もろこしヘッドさん
>デメリットがほとんど無く、メリットが大きいならば、
>(スポンサー獲得、テレビ枠獲得、有名タレントや
>スポーツ選手招聘に有利などあるなら)企業として
>やらないほうが難しいのではないでしょうか?
現状で満足している団体はほとんどないはずですし、何か仕掛けなければならないのは確かです。
他団体への影響を考えると簡単にはできませんが。
>GOTCHさん
>今回の業界全体を巻き込むかの様な、
>専門週刊誌の取り上げ方に、理解ができない。
週プロとしても、あそこまでやったのなら何か考えがあるのかもしれません。
そもそもWWEのカミングアウトというのはスポーツだという事になるとUFCのニュースでたまに出て来るアスレチックコミッションの管轄になって、例えばニューヨーク州ではマスクが被れないとか、ある州では場外乱闘ができないとか不自由になるわけです。
それを解消する為にWWEはしたのでしょう。
だから日本ではそもそも無い問題です。
さらに日本の場合はWWEという一番の団体では無く、プロレス界を追放されたミスター高橋と高田延彦が言っているだけですから、クビにされた人間がある事無い事言っているというだけの話じゃないですか?
それ以前にプロレスファン以外でミスター高橋の本や『泣き虫』を読んだ人間がどれだけいるのかという話になると思います。
投稿者:ただの能書き屋 2007-11-11
このテーマは「あらためてプロレスとは?」という事を考えさせられる
良いテーマした。
プロレスについて自分の意見を語る…これもまたプロレスなんですよね。。。
投稿者:どん 2007-11-11
みなさんの意見を読むと、「これが正しい!」という答えは永遠に見つからないような気がします。
ただ、それがプロレスらしいといえばプロレスらしいとは思うのですが…。
今の時点では、「とりあえずカミングアウトしちゃえば?」
という気持ちでいます。
それが吉と出るか凶と出るかわかりませんが、そこから新しい物が生まれるのなら、
それでいいと思いますし、それくらいでダメになるようなら、そこまででしかないと思うので。
ただ、一つのところが「実はこうでした」と言っても、他団体化が激しい今のプロレス会では、
「少数派」として自然消滅してしまいそうな気もします…。
難しいですね、この問題は。
それこそ、統一コミッション制度があれば……って、あれ、そういえば、そんな感じの
ありましたよね。ノアが中心になって、いくつかのインディー団体が集まってという。
名前忘れましたが(苦笑)。
>杉さん
>現状ではいい時間にテレビ中継されることが目標でしょう。
他には、一般紙(新聞)のスポーツ欄に載ったら、とか(笑)
この辺は集客とは別の話になりますが、ジャンルとしてのプロレスを考えるとスポーツとしての組織みたいなものも必要だと思います。
そのほうがメディアも扱いやすいかなと。
でもそれには各団体がある程度共通のものを出さないと駄目でしょうし。
例えばGPWAは、それを面白く思わない層から非難轟々でしたけど、やはり業界で大きな組織の枠を作って管理することは重要でしょう。
今のように各団体でどうこうしてるうちは、何をしてもその団体の話になるので、「プロレス」ということとは別の話な気がします。
ただ、プロレスをスポーツと考える場合、野球等と違いアマチュアとプロのルールの違いが大きいのが苦しいですね。
極端な話ですが、アマレスではなくアマチュアプロレスというものを育てる考え方もありかなーと。長期的に見れば(笑)
投稿者:nono 2007-11-11
>ただの能書き屋さん
>プロレス界を追放されたミスター高橋と高田延彦が言っているだけですから、クビにされた人間がある事無い事言っているというだけの話じゃないですか?
高田や高橋氏もちゃんとプロレスのことを考えて提言しているんだと思いますよ。やり方がや口の利き方がアレなので、そうは見えないかもしれませんが。
>どんさん
>このテーマは「あらためてプロレスとは?」という事を考えさせられる良いテーマした。
本当にそうですね。
当ブログでも、こんなにコメントが集まったことはありません。しかも長文の方が多くて。何か言わずにはいられないテーマでもありました。
>あまのめぐみさん
>「少数派」として自然消滅してしまいそうな気もします…。
ハッスルだけがカミングアウト派になる可能性もありますね。ただ、カミングアウトするからには対世間が目的です。プロレス界で少数派でも世間でどうなるかは分かりません。
>nonoさん
団体や選手を統括するような組織はあってもいいでしょうね。GPなんかとかの例を挙げるまでもなく、難しい作業ではありますが。
プロレスが「スポーツ」として見られる必要はないでしょう。
個人的に別観点なんでちょっと語って見たいと思います
個人的には、プロレスを見てるときは、プロレスは「美学」の戦いだと思って見てます。
もともと私は総合や立ち技の格闘技が好きでプロレスはあまり興味ありませんでした。
理由は「嘘っぽい」からでした。
最初にプロレスを凄いと思ったのは、ミーハーながらドラゴンキッドのウルトラウラカンラナ、あんなこと出来るんか、速ぇえなぁってのが個人的感想で、そこから見直してった気がします。
あとは、チョップ談義での天龍の言葉「なんで避けないか」に対して「「よけられないんですよ。よけたら負けなんですよ。一度やっちゃったら、こいつにはもう勝てないって思っちゃう。俺はね」との言葉なども大きく響いています。
何が言いたいかというと、プロレスってジャンルは酷くリアルで、問題は「敵(別の意味では味方)は誰か」と言うことになるんじゃないでしょうか。
大きく分けて、目の前に対する対戦相手と、試合を見ている観客、この二つに対して、個々の団体やプロレスラー自身の「意地」や「美学」で戦っているって考え始めてはじめてしっくりいきました。
例えば鈴木みのるのファイトスタイルは当初は今の比じゃない位ボロクソだったと思います「何避けてんだ」って感じに。
ドラゲーとかに代表するジュニアの中でも軽やかな動きは「そんなのただの曲芸(サーカス)だろ」って言われることもある。
小橋VS健介のチョップ合戦なんて「何がしたいんだ」って話すらある。
でも、みのるの戦い方、プロレスでの美学はあの戦いで、すばやいジュニア戦士はあの身のこなしや飛び技を魅せることこそ美学であり、小橋のチョップはもはや美学を通り超えて魂なんだって思えます。
それは何もレスラーだけにいえることじゃなくて、「試合」レベルでも「団体」レベルでもいえるのかもしれません。
例えば、攻撃がどうやら当たってないのに「痛い」というリアクションをして倒れるということもある。それは選択肢が二つある中でその試合を魅せるためにそのレスラーが選んだことで、「当たってないとする」よりも魅せれるとした観客という「敵」に対する技のようなものなのかもしれません。
何で技を避けないかってのも良く言われますが、それは天龍の言葉+受けた上で勝つことが美学なんだと思います。
投稿者:saku 2007-11-15
ここでようやくカミングアウトに関してなんですが、その団体が求めている形にあっているかどうかがまず一つだと思います。
実際、プロレスに対して「どうせやらせで勝敗決まってるんでしょ」「わざわざ技を待って受けてあげて何が面白いの」「芸人まで適当に上がれてそんなモンでしょ」っていう考えやそういう見方で見てる人、馬鹿にしてる人もいます。
それなりに興味あっても「でも所詮リアルじゃないし・・・」って人もいる・・・その中で、このハッスルのカミングアウトが何に当たるかとすれば「スタント無し一発勝負のアクション映画はどうよ!」ってことなのかな?なんて思いました。
それぞれの団体にもカラーがあると思います、わかりやすいのは大日本プロレスの「デスマッチ」は言うまでもありません。
ハッスルは様々なジャンルの人がでる、芸人も出る、そうした中でハッスルの試合を魅せるには、ハッスルの美学を魅せるにはどうしたらよいかを考えると、勝ったらどうだ負けたらどうだということよりも、それは一つの話としてしまってその中で真剣勝負をしている、リングの中の「映画『ハッスル』のなかの登場人物たちそのもの」としていく方が魅せれるのかもしれないなんて思いました。
もちろん、演技なんて話というよりもリングに上がる自分自身がその「スタント無し一発勝負のアクション映画『ハッスル』」の登場人物そのものになって戦わなくてはならないということはリアルそのもので、その中での戦いは紛れもなく本物なんだと。
(まぁ、中でも場合によっては狂言師のようにそのまま狂言になったり、あからさまにわかりやすい演技の奴もいますが、でも例えばRGはRGのままRGのリアルをリアルにリングの上でやっている以上一番にリアルだったりもしますよね)
つまり、何をカミングアウトするかって部分にかかってくると思います。
団体なり、試合なり、ひいてはプロレスというジャンル自体のそれぞれに対しカミングアウトする必要は、「所詮プロレスなんてな」ってのが一般的になっている今、必要なのかもしれません。
果たして「勝敗が決まってんだ」が正しいとはわかりませんが、例えば「美学でやってんだ」とか「観客も相手だからこそだ」とか「負けるリスクをしょっても相手の技を受けるor自分も危険な技をうつ」とか「純粋に『凄い』と思われる自分であるため」とか
つまり『あなたんとこのプロレスって一体なんなの?』って問われた時に、いや問われる前に『我々はこうだ!!!』と言えること、言うことこそ大事なんじゃないかってことなんじゃないかって、今回の高田の発言を勝手にそう思いました。
ま、あとは、例えばハッスルがカミングアウトをハッスルだけしたとして、それがプロレスというジャンル「全体」に影響してしまうというのは少し微妙な気はしますね
長文、駄文でスンマセン
投稿者:saku 2007-11-15
>sakuさん
長文をありがとうございます。
勝敗がアレだったとしても、他に真剣勝負な部分がないと、面白いプロレスにはなりませんよね。
大日本のように分かりやすく体をはるのもアリだし、ハッスルは対世間で勝負してします。
そういうモノを一般さんに説明するうえで、まず「勝敗はアレでもさぁ…」と断ってから語っていかなきゃならない。
たぶん、ほとんどのプロレスファンが職場や学校でプロレスの良さを説明するうえで、コレはやってると思うんです。
それの規模が広がる感じ・・・かと。
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