2006-12-11
三沢光晴 、GHC王座奪取~新世代への助走は予想より長かった
森嶋猛が挑戦をアピール
ノアの聖地・日本武道館の06年ラスト興行。目玉は丸藤正道が王者として師匠である三沢光晴を迎え撃つGHC戦。
G+で生中継アリ。観戦しましたので感想を・・・。
メインから。
12.10 ノア/日本武道館(16800人・超満員)まず、この結果には驚かされた。何というか・・・NOAH・新世代への助走は長いってことなんでしょう。丸藤が階級の壁を越えて王者でいた3ヶ月間は、大河ドラマの一部でしかなく、本当の”世代越え”はもっと先にある。
[8=メ]GHCヘビー級選手権
○三沢光晴(25分32秒 雪崩式エメラルド・フロウジョン→体)●丸藤正道
※挑戦者・三沢が王座奪取(11代)
- 試合後のインタビュー(リング上)前に森嶋猛が登場。三沢に挑戦をアピール。三沢は「あと5分たてばよかったかも」と苦笑いも「みなさんの前で表明したことなんで、気持ちは……」と、挑戦権を認めた。
- 三沢・試合後インタビュー(控え室)「(世代交代というテーマの試合だったが)今日は勝ったけど負けるときも来るし、負けたときにくじけずに頑張れるかどうか。今日は、また頑張ろうという気持ちにさせてもらったし、変な責任感じゃなくて自分のためにリングに上がっていきます。」
実際、今日の三沢は持てる技全てをぶつけて丸藤を葬った。タイガードライバー'91、雪崩式タイガースープレックス'85(TVではフルネルソン・スープレックスにも見えた)、フィニッシュは雪崩式エメラルド・フロウジョン。
三沢プロレスの集大成とばかりに四天王時代の技を含めスゴ技を繰り出す。
とはいえ、試合の主導権を握っていたのは間違いなく丸藤であり、最終兵器のポールシフトを出さずに終わったという点に「次こそ」の期待は繋がっている。
個人的には「ここで三沢か?」とツッコミも入れたくなってしまうが、武道館の声援は試合中から三沢コールが大半だったそうで。ノア・ファンのニーズに応えた結果にはなっている・・・のか?
とにかく、世代交代のドラマは予想以上に長期戦となりそう。来年以降のお楽しみ、ですな。
田上組vsSUWA+VM、試合後にSUWAが引退を表明
他の試合も。[5]○田上明、ムシキング・テリー、石森太二、青木篤志(15分2秒 オレが田上だ→体)●SUWA、TARU、近藤修司、YASSHIブードゥ・マーダーズがいよいよノア本格参戦。メインを別とすれば、この試合が今日のベストバウト。
- ムシキングが一人で入場、そのあとVM勢入場。当然のようにリンチへ。遅れて入場の田上らが花道走って救出へ。
- 試合前、YASSHIがマイクで「カス野郎」連発も青木がカット。
- 試合中、TARUが放送席へ。アナウンサーへTARU水ぶっかけ。
- ちなみに、今日のG+解説はジャイアンツから横浜ベイスターズへ移籍が決まった仁志敏久選手が"全試合を一人”で担当。
- 試合後、SUWAマイク「AT、ありがとよ。おい、ノアヲタのボケナスども。オレは来年春までに引退する。そこで、プロレスリング・ノア。そして三沢社長。来年1月の武道館、ノア最後として思い出作りさせてくれ。よろしく!」
おちょくられた田上が大奮闘。・・・VMの動きが速いんで若干アタフタしてたあたりが微笑ましくもあり(笑)。ヒジョーに面白かった。
YASSHIのマイクが青木によってカットされたのが残念でしかたない! まだ何か言いたそうな感じだったでしょ~。
あと、終盤に石森の放った長距離飛行のスワーントーン・ボムが凄かった。リングの真ん中まで飛んだのは始めて見た。
試合後のSUWA衝撃発言にはびっくり。かつてDRAGON GATEを退団した時にも最初は「引退」を口にしていた。
プロレス専門BLOG「ブラック・アイ」: SUWA、DRAGON GATE退団
SUWA「今年の春に肩を脱臼して、休んでいる間にいろいろ考えました。 そのまま引退という気持ちも強かったんですけど、一生悔いが残るのは間違いなかったんで。いま(行動を)起こすしかないと思いました。まだ肩は完治してません。暫くはオーバーホールして今年中にどこかのリングに上がればいいなと思ってます」その後、SUWAはノアに電撃参戦。
岡村社長は「彼はこの業界を30歳で引退すると決めていた。今は29歳、残りの1年は大きな選手とやってみたいと。快く退団をOKしました」とコメント。
肩・・・どうなんですかね? ネタであることを祈る。
秋山がパートナーの橋に蹴り
そのほかの試合まとめて・・・。[7=セ]○力皇猛、モハメドヨネ、KENTA(22分44秒 無双→片)高山善廣、鈴木みのる、●佐野巧真高山とKENTAが並ぶと大人と子供。それでも蹴り合戦は互角だから凄い。
今回はKENTAvs鈴木も熱くなった。どのタイミングでシングルやれるか・・・。
[6]GHCJrヘビー級タッグ選手権これが意外とダメだった。試合後の王者組は観客に向かって「スマン」のポーズ。
杉浦貴、○金丸義信(26分6秒 タッチアウト→エビ)●NOSAWA論外、MAZADA
※王者・杉浦組がV1
東京愚連隊が悪いってこともなく(26分動きっぱなし)・・・似たタイプのチームの対戦で盛り上がりにくくなっちゃったんですかね。
NOSAWA&MAZADAは技を受けながら、その切り返しで沸かせるタイプ。MAZADAの必殺ムーブであるツームストンパイルドライバーをワンモーションで回転して突き刺す技も、タイミングが合わず、いつものような形にはならなかった。残念。
[4]秋山準、○橋誠(15分57秒 秋山のエクスプロイダー→体)斎藤彰俊、●谷口周平健闘した谷口に比べ、あまりに不甲斐ない橋に秋山が激怒。何度かフィニッシュのタイミングを失い、更には奥の手ゴリラーマン・ドライバーを失敗・・・。まぁ、谷口が意識朦朧ぎみだったんで受けきれなかった可能性もあるが、ちょっと見ていて厳しかった。
- 秋山と谷口が壮絶エルボー合戦。最後は前蹴りで秋山が先にダウン。
- その後、橋と谷口がエルボー合戦も橋が押されてしまう。それを見た秋山は、相手コーナーまで飛び出し、パートナーの橋に蹴り。
- フィニッシュ前、橋はへろへろの谷口をなかなか仕留められない。秋山がエクスプロイダーでフォロー。橋はコーナーに登ろうとするが、秋山は「いいからフォールしろ」と指示。
- 勝利した橋に秋山がシュートっぽい顔面蹴り。そのまま怒って退場。
橋に放った秋山の顔面蹴りはひどく“冷たい”蹴りだった・・・。来年も師弟タッグは組めるのか?
取りあえず、今日の飲み会に橋は参加していない。
小橋建太、リングへ
この日はもう一つビッグイベント。小橋建太がリングで挨拶。欠場中の小橋が武道館に登場! ファンに向かって力強く復帰宣言=ノア [ スポーツナビ ]
第4試合終了後、会場に「GRAND SWORD」の前奏が流れると、客席から大きなどよめきが起き、観客が総立ちで「小橋」コールを起こす。花道ではなく、通路から登場したのにはコダワリがありそう。リングを降りたあとはファンにモミクチャ。
小橋は選手が入場する立体式の花道ではなく、通路を通ってリングに登場。スーツに身を包み、ひとまわりスッキリした体つきになった小橋は、リング上から会場内をグルリと見渡す。
マイクを持った小橋は「今回の病気のことでみなさんに大変ご心配をおかけしました。手術も成功し、体調も徐々に良くなっております。これから先のことはまだ何もき決まっていませんが、必ず、このリングに……」まで言ったところで言葉につまると、観客は「帰ってこいよ!」と呼びかけ、小橋も「帰ってきます!」と力強く宣言。四方に礼をし、両手を上げて観客の声援に応えた。
入院中と比べれば、かなり顔色は良くなっていた。あせらず、リハビリ頑張っていただきたい!
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カテゴリ: NOAH | 2006-12-11 | 投稿者:杉