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2005-09-19

09/18 NOAH ・武道館、力皇猛が三沢越えでGHC防衛

 東京ドーム大会終わって初めての武道館大会、やっぱり超満員だったようで、NOAHは止まりそうにない。

ノア「2nd GREAT VOYAGE」 [ スポーツナビ|格闘技|速報 ]

 G+で観戦しました。試合後との感想をどうぞ。

9.18 NOAH/日本武道館(16500人・超満員)

[1]本田多聞vs志賀賢太郎

 2年8ヶ月ぶりの復帰戦となる志賀、黒のロングタイツに頭を丸めて登場。休む前と比べて上半身は大きくなっているようだ。とても重病だったとは思えない。
 序盤は一つ一つ確かめるように技を出す。コブラツイスト、トップロープを蹴ってのフライング・メイヤーなど。
 5分経過のあたりから志賀の動きがおかしくなる。エルボーは力がない。腰をしきりに気にしている。
 ボディスラムを食らったあたりから変になったようにも見えるが・・・分からない。ただのスタミナ切れかもしれませんが、欠場の理由が理由だけに心配。
 それでも目は死んでいない。多彩な丸め込み技(4~5種類はあったか?)を連発して追い込み、フィニッシュホールドである志賀絞め(裏STFで上半身が片羽絞め)を決めてみせる。
 最後はデッドエンド(投げっぱなしぎみジャーマン)から、本田の志賀絞めへ。
 ○本田(11分47秒 志賀絞め→片)●志賀
 正直、このままNOAHマットに放り込むのは厳しい。でも、今日はとにかく復帰を祝いましょう。


[2]川畑輝鎮&百田光雄vs泉田純&永源遙

 永源は久しぶりに見たような気もする。
○川畑(8分9秒 首固め)●永源
 相変わらず元気でした。


[3]スコーピオ&エディ・エドワーズ&ムシキング・テリーvs井上雅央&菊地毅&ムシキング・ジョーカー

 テリーはネプ博士、ジョーカーはブラック博士を引き連れて登場。
 他の4人が入場する前に、2人で乱闘開始。でもオチらしいオチはなく・・・。
 ムシキングは使えてませんねぇ。分かりやすいストーリーラインが必要なんだろうか。ジョーカーもヒールっぽくないし、ちょっと扱いを考え直して欲しい。
 これがライガーやらヒートやらみたいなどうでもいいヒーローだったら「はい、ヤメタ」でいいんですが、大ブームのムシキングを簡単に手放すのは勿体ない。

 この組み合わせからして、外国人側がベビーとなる。まぁ、雅央&菊地はどう見ても・・・。
 菊地の動きは相変わらず怪しさ満点、チビッコのトラウマにならなければいいんだが。
○井上(14分25秒 アルゼンチン・バックブリーカー)●エドワーズ
 負けちゃいましたがエドワーズはなかなかヨイ。NOAH道場で練習してる留学生だそうで。ドロップキックが素晴らしい。丸藤っぽい動きが多かったかな。


[4]斎藤彰俊、越中詩郎、杉浦貴vs小川良成、橋誠、潮崎豪

 越中さんが入ると、もうその試合は「越中色」に染まってしまう。凄いレスラーだ。
 武道館の前座6人タッグは長く感じることが多いんですが、この試合はそれほど時間は感じず。
○彰俊(16分44秒 スイクルデス→片)●潮崎
 G+だと、フィニッシュの瞬間だけカメラが場外に切り替わった。・・・何か映っちゃいけない物がリングにあったんでしょうかw


[5]森嶋猛vs金丸義信

 今シリーズでは「ヘビーvsジュニア」のシングルがいくつか組まれている。「いろいろやってみよう」とうい気持ちは大事です。これまでのNOAHはストレートなカードが多かったですからね・・・。どうせカードに変化つけるなら、もうちょっとガイジンをうまく使ってやってほしいんだけどなぁ。

 試合序盤に金丸が脚を痛める・・・も、これはフェイク。解説の浅子トレーナーがマイクを放り出して駆け寄ったこともあって完全に騙された(笑)。
 本来、体格差のあるカードでは小さい方に感情移入するのが普通。でも、この試合では金丸の老かいさが際立ったためか、そういう雰囲気にまったくならず。
○森嶋(13分50秒 バックドロップ→体)●金丸
 フィニッシュのバックドロップより、その前の裏投げが凄かった。
  

[6]モハメドヨネvs鈴木みのる

 2人とも源流は「藤原組」。巡り巡って両者とも変なカッコイイ髪型となり、NOAHマットで対戦となった。普段のNOAHの試合に比べ、ロープに振る回数は少なく、寝技の攻防が多かったかもしれないが、この試合を「UWF」的キーワードで語るのはかなり無理がある感じ。
 序盤に鈴木が繰り出した「腹固め」が、それっぽさを僅かに匂わせた。

 ヨネは大量に鼻から出血。どこでやったかまったく分からない。鼻折れてなければいいが・・・。
 鈴木は脚もロックする新型ゴッチ式パイルを初披露。でもフィニッシュにはならず。
○鈴木(17分31秒 スタンド式アキレス腱固め)●ヨネ
 17分もやっていたとは思わなかった。鈴木の完勝。
 狙ったのかは分かりませんが、フィニッシュは一応、藤原組長の得意技ですね。


[7]GHCJrヘビー級選手権:KENTAvsSUWA

 SUWAはジュラルミン・ボックスを持参、リング下に隠す。更にタイトルマッチ認定書をジョー樋口から奪い取りビリビリに破く。当然ブーイング。
 試合開始、怒りのKENTAがラッシュもSUWAはゴング攻撃で逆転、更にジュラルミン・ボックスを早くも持ち出し何度もKENTAを殴打。なんとコレで試合終了! 若干、SUWAに物が飛んでる。
 ○KENTA(1分34秒 反則)●SUWA
 ※王者・KENTAがV1
 SUWAは花道を帰っていく。
 ここで山本レフェリーがマイクをとり、「ジョー樋口コミッショナーと協議の結果、このような形でタイトルマッチを終わらせるわけにはいかない」と再試合を決定(反則裁定は無効)。
 KENTAがSUWAを追いかけ花道で攻撃、ココで再試合のゴングが鳴る・・・。

 NOAHらしからぬ展開、面白いと思うんですが・・・もうちょっとやり方はあったかな。
 反則裁定のあと、マイクを持つのはレフェリーより先にKENTAでしょ。それで客がドッと盛り上がったところで再試合を宣言すれば大爆発だったのに。
 あと、SUWAはタイトルマッチやる気がないわけだから、再試合をやらせる理由付けが欲しかった。「今度反則なら追放」とか「減棒」とか。KENTAが「NODQで!」とかって言うパターンもあるぞ。

 再試合が始まると、SUWAはジョー樋口に迫り猛然と抗議。対するコミッショナーは背広を脱ぎ捨て臨戦態勢へ! ガハハ。
 それでもSUWAは止まらない。その細かい反則殺法が素晴らしい。
 テーピングによるチョークはホントにレフェリーのブラインドをついている。
 コーナーマットを外すやそれをジョー樋口に投げつけ。コーナーを直している菊地毅に蹴り、更にツバぶっかけ。その間、KENTAは急所攻撃で悶絶中。
 この他にもサミング・ナックルなどを織り交ぜ、ほとんどKENTAにペースを握らせない。
 そのヒールに徹する姿は感動すら覚えましたよ。ムシキング・ジョーカーも見習いなさい。
 反則技以外でも、トペやジョン・ウーはインパクトありました。この試合でSUWAは評価上げたでしょうね。もちろん、KENTAというスーパーベビーフェイスがいてこそヒールも光ってくるんでしょうが。
 最後は強烈なハイキック連発のあとブサイクへの膝蹴りに繋いでKENTAが勝利。
○KENTA(14分46秒 飛び膝蹴り→体)●SUWA
 ※王者・KENTAがV1
 この試合でSUWAは「FFF」を出しませんでした。フィニッシュ・ホールドを大事にするのは彼のコダワリ、ウルティモさんの教えでしょう。
 NOAHにおけるSUWAの試合を全て見ているわけではありませんが(そりゃそうだ)、シングル負け試合ではFFFは絶対出してないと思います(違ったらすいません)。NOAHでコレをやってるのは奇跡ですよ。

 試合後にKENTAが“タッグパートナー”として柴田勝頼をリングに呼び込む。GHCタッグ挑戦のようです。


[8=セ]小橋建太&田上明vs天龍源一郎&秋山準

 なんだか今日の天龍は余裕モード。小橋がチョップ合戦を挑むとフレアーばりに「NO」のポーズ。天龍さんはフレアームーブ結構好きですよね。
 序盤はスカしていた天龍も、5分頃には壮絶チョップ合戦を繰り広げる。30発ほど交換して最後は天龍の関節ドロップキックで終了。健介vs小橋ほどではなかったが年齢考えるとスゴスギ。
 中盤には両者の新技、天龍の「モンゴリアン・パンチ」、小橋の「ダブルケサ斬りチョップ」が炸裂。まぁ、両方とも技名そのまんまな感じだな(笑)。

 噴火予報発令中の田上は序盤から大爆発。秋山にはケサ斬り・脳天チョップを連発。昭和ファン大注目のvs天龍でもまったく引く様子がない。決起軍時代を考えると信じられん!
 自ら放った花道・DDTで後頭部を打ってしまったのはご愛敬。今日の田上は凄かった。
○田上(19分20秒 雪崩式ノド輪落とし→体)●秋山
 「俺が田上だ」も秩父セメントも温存・・・(?)。タイトルも狙うか?


[9=メ]GHCヘビー級選手権:力皇猛vs三沢光晴

 力皇はイイ動き連発。序盤は三沢の腰に狙いをさだめたか、逆エビ、らくだ固め、ベアハッグと理にかなった攻め。
 更にはド迫力のダイビング・ボディアタック&ボディプレスで三沢を追い込む(このプレス系の技2つはホントに綺麗でインパクトあって素晴らしかった)。
 中盤、力皇が花道から場外投げ捨てのパワーボム狙い(1度失敗)。三沢は切り返してウラカン・ラナ。これで力皇の動きが止まる。
 三沢はタイガードライバー等で攻め込み、エメラルド・フロウジョンの体勢も・・・、腰砕け。
 もう一度抱え上げ投げ捨てるも、TVアナウンサーが「ボディスラム」と言ってしまうぐらいの優しい角度。ここで一山を作れなかったのが大きかったか・・・。
 終盤、エルボーvsラリアットの撃ち合いを制した力皇は、無双→コーナーにつめての張り手連打→バックドロップ式の無双(?)→無双、と繋ぎ三沢から3カウント。
○力皇(22分10秒 無双→体)●三沢
 ※王者・力皇がV3
 終盤の展開見ると・・・力皇の完勝なんですよね。三沢が非情になりきれなかったのか・・・。力皇を信用しきれてないからそうなっちゃう? 名勝負とは行かず。

 試合後、次の挑戦者に田上を押す声がファンから。力皇vs田上でGHC戦って凄いなー。

 
 今日は田上とSUWAに尽きる。そんな感じで。



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  カテゴリ: NOAH | 2005-09-19 | 投稿者:杉
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