2006-04-22
ハッスル 吉本に圧勝、エンタメとしての完成は近い?
勝ち抜き戦はモンスター軍勝利
ナンバーシリーズも16回目、ますます完成度が高くなっているハッスルは、笑いに厳しい大阪の地でも、レベルの高いエンターテイメントを見せてくれた。第3ハッスルで行われた「よしもと提供マッチ」は実験の域に留まる程度だったのに対し、メインを締めたニューインリン様&HG、加えて高田総統はホントに素晴らしい活躍で場内を沸かせまくった。
ハッスル16 [ スポーツナビ ]
4.20 ハッスル16/大阪府立体育会館(7298人・満員)やっぱり勝ち抜き戦はワクワクしちゃいますね。単純に誰が次出てくるか楽しみ。
[4=メ]モンスター軍vsハッスル軍・5対5マッチ
<1>○小川直也(6分23秒 STOボンバー→片)●ジャイアント・バボ
<2>○ソドム(1分51秒 ボディプレス→体)●小川
<3>○ソドム(1分22秒 ソドム・ドライバー→体)●Erica
<4>○大谷晋二郎(2分57秒 回転エビ固め)●ソドム
<5>○川田利明(5分1秒 ブレーンバスター→片)●大谷
<6>△TAJIRI(7分30秒 両者リングアウト)△川田
<7>○HG(5分42秒 69ドライバー→体)●アンジョー
- TAJIRIは場外の柱に川田をテープでグルグル巻き。余裕のリングアウト勝ちか…と思いきや、念を入れてテープをまき直しているうちにカウントが進み、結局リングイン間に合わず。
<8>○ニューリン様(5分20秒 卵マヒストラル)●HG
- ステージ上に現れたイン卵をTAJIRIが持ち出し、リングに入れる。
- HGがPW等で攻め込みフォールにいくも…肩がないためレフェリーがフォールカウントをとれない。
- HGが困っていると、ビジョンに高田総統登場。入場ゲートに2m以上の巨大卵が登場(最初の卵はダミー?)。
- ビターンを受けて卵から現れたのはニュー・インリン様こと、ニューリン様。
- ニューリン様は「殺す殺す殺す」などと叫びながら試合に挑む。
- 69ドライバーをキックアウトしたニューリン様、ラ・マヒストラルで逆転勝利。
- ニューリン様・マイク「全然、物足りなかったわ。早すぎるもの」
もうちょっと試合が終わってから間があって曲が鳴ってもよかったような気もする。小川が負けたのは大事件なはずだが、すぐにエリカが出てきたんで観客の視線はそちらに即移っていた。
なんて、いきなり難癖つけましたが、大まかなところで突っ込むところはありません。ホントに面白かった。
コレまでと違ってネタも捻ってあったり。イン卵をTAJIRIがリングに持ち込んでからの流れは、ゲラゲラ笑いながらもグイグイ引き込まれてニューリン様でドカーン。
マイクを含めて細かいネタが散りばめられながらも、ストーリーは単純明快なまま。わかりやすさを貫きつつ、まったく飽きさせないのがまた素晴らしい。
初期のハッスルを考えれば信じられん。突っ込みどころ満載というか、一から十まで「何だそりゃ」と呆れかえるほどグダグダだったハッスルが、ここまで完璧な興行をできるようになるんだから分からない…。
純粋に試合で良かったのは、HGvsアンジョー。序盤はHGが攻め、アンジョーがゲイ技(?)を食らって悶絶、この時の表情が素晴らしい。
フィニッシュの69ドライバーを食らう際には、腰の動きに合わせて激しく頭を揺らしていたw
学生プロレス出の芸能人vsUWFのポリスマン、なんですがねぇ(笑)。
ニューリン様の蹴りに感動
復活、いや生まれ変わったニューリン様、もうコスチュームのエロ度がアップしてるだけでOKなんですが、ムチを捨て蹴りを使ったり、戦闘度もアップしていたのは驚いた。なかなか鋭かった蹴りを見ると、かなり練習したであろうことが分かる。股関節固いのに。
卵から出てきた時は、本気で
小柳ルミ子 かと思ったが違ったんで良かった。
「ヤンキー系(コギャル?)のキャラはどうなのか、続けているとキツクならないか」という不安はあるものの、取りあえず彼女の
その他、気になった点まとめ。
ハッスル16
- ある意味、RGMは期待に応えている。そろそろ居場所が見つかった。
- 高田総統はオープニグVで気合いの入った「カイーノ」を披露。更にビターンと見せかけ「チッチキチー」。泣くほど笑った。
- 恐イタコが、長州に憑依…と見せかけ小力に。
- 健想vs坂田はイマイチ。健想のエアプレーン・スピンが意味不明。青木裕子は次回以降がホントの勝負。
- よしもと提供試合、入場から最後までネタのオンパレード。会場ではウケていたようだが…関東人はわからんのよ。声が府立だと届かないのも問題。レスラーと組ませて、普通の試合の中に時折ギャグをまぜる形がいいと思うが・・・それはそれで普通すぎる気もするし・・・。
- メイン後の高田劇場、先に「バッドラック」と締めてしまおうとした川田に総統が怒り、川田のマイクを取り上げる。
- ソドムはマーク・ジンドラック説有力。ハイデンライクじゃなかった。
最後にリングに残ったハッスル軍5人を見ていると・・・思い出すのはドリフ。
小川=いかりや、HG=志村、タジリ=加藤茶、大谷=仲本、エリカ=高木ブーwビジュアル的には、大谷=加藤・タジリ=仲本、のような気もするが、HGとタジリはパックと言うことで。
ニューリン様からメッセージ
本日、ニューリン様がコメントを出しました。4・20『ハッスル16』でモンスター軍に勝利をもたらした
“ニューリン様”ことNEWインリン様からメッセージが! [ ハッスル オフィシャル ウェブサイト ]
アタシが闘うのには理由があるんだ。それを教える。傷が癒えていつか素顔が全て出るってことですか。それには、どのぐらいの勝ち星が必要なんでしょう。傷が癒えたら闘う理由がなくなってしまう、ということでもあるのか。
アタシが中にいるとき、何かの拍子に“イン卵様”が激しく揺れた。誰かマヌケなやつが運んでいるときに落としたかなんかしたのかそれは知らない……もし、落としたやつがいたとしたら、そいつがたとえモンスター軍であったとしても、アタシはそいつを許さない。粛清さ!
まぁ、いい。その激しい揺れのお陰でアタシの顔には傷ができてしまった。もちろん、そんな傷は高田総統のビターンによって完治できるけど、アタシは高田総統の「治してやろう」という優しい心遣いを、敢えて拒んだ。
その代わり、アタシは、モンスター軍が勝利するたびに顔の傷が癒えていくという、スペシャルなビターンを受けたんだ。
だから、アタシの顔の傷はモンスター軍が勝利するたびに癒えていく。モンスター軍のモチベーションも上がる一石二鳥のプランさ。この申し出に高田総統も喜んでくれたよ。
そう、アタシは日本のプロレス界を根こそぎブチ壊し、その瓦礫の山の上に新たなる道をつくるという高田総統の崇高なる理念とモンスター軍の勝利。そしてアタシの顔の傷を癒すために闘い、そして勝つんだ。
HG&RGの会見もupされています。
HG&RGMが『ハッスル16』から一夜明けて会見!/RGM「引退宣言した新庄選手をRG軍のエースとして迎え入れます!」 [ ハッスル オフィシャル ウェブサイト ]
新庄はありそう。
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カテゴリ: ハッスル | 2006-04-22 | 投稿者:杉