top >> カテゴリー:WNC・スマッシュ >> この記事
2010-11-25
無名ガイジンのクラシカルな試合で超満員の観客を集めた奇跡~スマッシュ10
2日ほど経ちましたが大会のマトメと感想を。
何しろ超満員札止めという事実が凄い。
旗揚げを発表した時には、「ハッスル残党がまだ懲りないのか」と随分バカにされたものです。
ハードコアマッチに客席が大熱狂 [ スポーツナビ|格闘技|速報 ]
■ SMASH初のビッグマッチでTAJIRIがスターバックに感動の初勝利!さくらや矢郷ら他団体の選手も存在感を残す [ バトル・ニュース ]
■ 11・22『SMASH.10』(JCBホール)全試合結果 [ Smash News ]
■ 『SMASH.10』TAJIRIによる大会総括 [ EVENT RESULT ]
■ 『SMASH.10』試合後のコメント(1) [ EVENT RESULT ]
■ 『SMASH.10』試合後のコメント(2) [ EVENT RESULT ]
■ 『SMASH.10』試合後のコメント(3) [ EVENT RESULT ]
スターバックからベルトを奪ってハッピーエンド。
その試合内容に驚かされる。スターバックの必殺技・パイルドライバーを巡り攻防が続く。
一点集中、ハデな技は控えめ。それでもちゃんと観客が興奮しているのが素晴らしい。見慣れたハンド・スプリング・エルボーで大歓声が沸く。
ケガで欠場するレスラーが続出している最近のプロレスは、そろそろ限界が来ているように思います。
今すぐに全部を変えろとは言わないし無理なことは分かっていますが、「TAJIRIvsスターバック」を中心に、そろそろ新しいスタイルを育てる必要はあるはずです(他団体でもK-DOJOなど取り組んでいるところはありますが)。
もう一つは煽り方の凄さ。
まぁ、スターバックなんて無名ガイジンですから、彼をメインにして満員にしてしまったことが革命的。
試合の“意味づけ”さえシッカリできればビッグカードは生み出せる。プロレスはそういうふうにできている。
新日本プロレスは「NWF」なる米ローカル団体のベルトを有り難がり、タイガー・ジェット・シンやスタン・ハンセンといった無名ガイジンを次々に売り出してドラマを作った。
スタン・ハンセンはラリアットでブルーノ・サンマルチノの首をへし折ったわけではありません。
似たようなことを、この情報溢れる時代にスマッシュはやろうとして、しっかり結果を残した。
これはかなりハードルの高いこと。
正直、イメージの植え付けが過剰でウンザリすることもある。
「感動」や「人生」なんて言葉を連呼されると、自分の場合は、悪い意味での胡散臭さを感じ、なるべく距離をとろうと構えてしまう。
このバランスは相当に難しい。
でも、JCB大会に関しては、しっかり感動できました。たぶん大会タイトルに使わなくても感動はできていたはず。
プロレスで感動するにはリアルな部分が絶対必要。
レスラーとしての技量はリアル。札止めになるのもリアル。女子プロの感情もリアル。
ファンタジーばかりではプロレスの面白さは伝わらない。どこまでリアルなモノを持っているかが勝負でしょう。
今のプロレスは“リアル”をハードヒットに求めすぎ。間違いなく感動はするんだけどレスラーの身体は壊れてしまう。
スマッシュのやっていることの基本は間違ってないと思います。
1年目より2年目の方が大変なはずだが、そのチャレンジにはメチャクチャ期待します。
■ Smash News
ジプシー・ジョー参戦は驚きました。
TAJIRI選手によると78歳!!!
まだ現役でたまに試合してるみたいです。
ハードヒットがアレだとは書きましたが…この人はその元祖みたいな人だw
お客さんにイスで殴らせるパフォーマンス、まだやるのかなぁ。
何しろ超満員札止めという事実が凄い。
旗揚げを発表した時には、「ハッスル残党がまだ懲りないのか」と随分バカにされたものです。
感動するのが大変だって知ったのが最大の収穫でしたね
■ TAJIRIが宿敵からFCF王座を奪回ハードコアマッチに客席が大熱狂 [ スポーツナビ|格闘技|速報 ]
■ SMASH初のビッグマッチでTAJIRIがスターバックに感動の初勝利!さくらや矢郷ら他団体の選手も存在感を残す [ バトル・ニュース ]
■ 11・22『SMASH.10』(JCBホール)全試合結果 [ Smash News ]
■ 『SMASH.10』TAJIRIによる大会総括 [ EVENT RESULT ]
■ 『SMASH.10』試合後のコメント(1) [ EVENT RESULT ]
■ 『SMASH.10』試合後のコメント(2) [ EVENT RESULT ]
■ 『SMASH.10』試合後のコメント(3) [ EVENT RESULT ]
■11月22日 スマッシュ/東京・JCBホール(3200人・超満員札止め)
▼第0試合 ワールドトライアウト 時間無制限1本勝負
○大森隆男(5分12秒 アックスボンバー→片)●ビヨンセン
・大森:試合後コメント「(SMASHでの大森隆男像はイメージできましたか?)俺が生きる道は……キャリアと体のサイズを活かすという意味では、ああいう外人とバンバンやっていきたい。嬉しすぎて言葉が出ないです。自分の体がプロレスに飢えているっていうのが、でかい相手に飢えているっていうのがわかりましたよ」
・TAJIRI:大会総括から「大森さんは試合勘が戻ってないかなと思ったけど、一緒に見ていた人が『格好いいな、大森』って。ボクもそう思ったんですよ。もし良かったら、ボクはまた出てもらいたいと思ったんですよ。またみんなでいろいろ話し合いをして、出てもらいたいですね。AKIRAさんみたいな役割をこなしてくれるんじゃないかな? ああいう人が一人でもいると、コバックもいろんヤツを連れてくるかもしれないし」
▼第6試合 タッグマッチ 時間無制限1本勝負
○朱里、華名(12分19秒 ハイキック→片)●さくらえみ、米山香織
・試合後:さくらコメント「もし今日の試合で朱里がさくらに勝って感動したって思う人間がいたら、ふざけんなって感じで。昨日負けて、今日負けて、そっから這い上がった人間が目の前に立った時に勝負し、感動を呼ぶと思います」
・さくら「(華名と朱里は)(泣きながら)もっとこの試合はもっともっと本当に高いところでやれたはずなんですよ。もっともっと高い温度で絶対に試合ができたはずなんで、それが悔しいし、JCBの一番上に届かなかったと思う。それは負けた私の責任だし、悔しい。ふがいないと思う。このままじゃ済ませません。もう一回、ちゃんと対等なところまで登っていきたいと思います」
・さくら「(華名の変化は感じられた?)私は華名は逃げられるのが強さと思っていました。でも、今日リングに立ってみて、やり切るんだなと思った。ずっとSMASHのリングに上がると思ったので、逃げない強さを感じました、彼女から」
・試合後:華名コメント「SMASHでは女子プロレスのトップの一角と思われている二人に勝てれたことです。でも、私は男子と闘うことに興味があるので、スターバックとかWWEのスーパースターと闘ったらおもろいんちゃうかなと思っているので。まず一発目にTAJIRIさんと闘いたいと思っています。TAJIRIさんと闘うのはおもろいと思うので、12月24日、『ハプニングEve'』というのがあるんだけど、対戦するのを主張したいと思います。体格差は大きなハンディだけど、絶対的なハンディではない。いままで私がやってきたこと、他の女子にできないことの証明になるので、これから私が始める女子プロの概念を楽しみにしてもらえたらなと思います」
▼第7試合 ハードコアマッチ 時間無制限1本勝負
○KUSHIDA/木高イサミ、スペル・クレイジー(18分54秒 ミッドナイト・エキスプレス→片)大原はじめ、ヘイモ・ユーコンセルカ、●ジェシカ・ラブ
▼第8試合 FCFチャンピオンシップ 60分1本勝負
○TAJIRI(17分34秒 バズソーキック→片)●スターバック ※挑戦者・TAJIRIが王者となる。
・TAJIRI:試合後コメント「スターバックが大原の肩を借りて引き上げたのを見て、どっと力が抜けて、観客を見渡して、やっと感動できましたね。感動するって大変なことなんですね。そんな簡単なことじゃない。正直、感動っていう言葉をナメてましたね、ボクたちは。でも、いまは感動できましたよ。戦前に言っていたように、作戦も何も考えずに無の状態で闘うと、押さえ込んだのは最後だけじゃないかな? いつもは丸め込みとか多用するじゃないですか? そういうのが全く出てこなかったんで。ボクが闘っているのではなく、ボクの中の原型が闘っているというか。こんなに出し尽くしたことはなかった」
・TAJIRI「17分ですか? よく恋人といる時間は矢よりも早いっていうますけど、時間って一定じゃないと思うんですよ。17分のようでもあったし、ある瞬間は7月にJCBをやるって決まってからの長さにも感じたし。正直言うとですね、目が半分見えなくて。見えてんだけど、さっきから視界がいっぱい見えているんですよ。JCBが決まってからそういうことが多くなって、首を攻められて段々視界がおかしくなって、いまもおかしいです。でも、感動したくてやってんだから。自分らが感動したいから必死にやるんだよ。そう思いました。僕なんか9月に40歳になるんで、15年プロレスをやっていてあと30年も生きられればラッキー。でも、生まれ変わってもSMASHをやりたいと思いましたね。感動するのが大変だって知ったのが最大の収穫でしたね」
・来年以降、今のところビッグマッチは年1回予定。
・イベントを手伝ったアイスリボン+19時女子の5選手に12.24新宿大会へオファー。
スターバックからベルトを奪ってハッピーエンド。
その試合内容に驚かされる。スターバックの必殺技・パイルドライバーを巡り攻防が続く。
一点集中、ハデな技は控えめ。それでもちゃんと観客が興奮しているのが素晴らしい。見慣れたハンド・スプリング・エルボーで大歓声が沸く。
ケガで欠場するレスラーが続出している最近のプロレスは、そろそろ限界が来ているように思います。
今すぐに全部を変えろとは言わないし無理なことは分かっていますが、「TAJIRIvsスターバック」を中心に、そろそろ新しいスタイルを育てる必要はあるはずです(他団体でもK-DOJOなど取り組んでいるところはありますが)。
もう一つは煽り方の凄さ。
まぁ、スターバックなんて無名ガイジンですから、彼をメインにして満員にしてしまったことが革命的。
試合の“意味づけ”さえシッカリできればビッグカードは生み出せる。プロレスはそういうふうにできている。
新日本プロレスは「NWF」なる米ローカル団体のベルトを有り難がり、タイガー・ジェット・シンやスタン・ハンセンといった無名ガイジンを次々に売り出してドラマを作った。
スタン・ハンセンはラリアットでブルーノ・サンマルチノの首をへし折ったわけではありません。
似たようなことを、この情報溢れる時代にスマッシュはやろうとして、しっかり結果を残した。
これはかなりハードルの高いこと。
正直、イメージの植え付けが過剰でウンザリすることもある。
「感動」や「人生」なんて言葉を連呼されると、自分の場合は、悪い意味での胡散臭さを感じ、なるべく距離をとろうと構えてしまう。
このバランスは相当に難しい。
でも、JCB大会に関しては、しっかり感動できました。たぶん大会タイトルに使わなくても感動はできていたはず。
プロレスで感動するにはリアルな部分が絶対必要。
レスラーとしての技量はリアル。札止めになるのもリアル。女子プロの感情もリアル。
ファンタジーばかりではプロレスの面白さは伝わらない。どこまでリアルなモノを持っているかが勝負でしょう。
今のプロレスは“リアル”をハードヒットに求めすぎ。間違いなく感動はするんだけどレスラーの身体は壊れてしまう。
スマッシュのやっていることの基本は間違ってないと思います。
1年目より2年目の方が大変なはずだが、そのチャレンジにはメチャクチャ期待します。
ハードヒットの元祖!ジプシー・ジョー参戦
今後の試合予定。■ Smash News
■ 『SMASH.11』
2010年12月11日(土) 開場17:00 開始18:00 新宿FACE
▼TAJIRI vs ジプシー・ジョー
▼小路晃 vs 鈴木みのる
■ 『ハプニングEve'』
2010年12月24日(金) 開場18:00 開始19:00 新宿FACE
▼さくらえみ vs ジェシカ・ラブ
ジプシー・ジョー参戦は驚きました。
TAJIRI選手によると78歳!!!
まだ現役でたまに試合してるみたいです。
ハードヒットがアレだとは書きましたが…この人はその元祖みたいな人だw
お客さんにイスで殴らせるパフォーマンス、まだやるのかなぁ。
■ 「無名ガイジンのクラシカルな試合で超満員の観客を集めた奇跡~スマッシュ10」に関する情報は
コチラでも/人気ブログランキング
- このBLOGが面白いと思ったら1票お願いします
- クリックすると投票されます→ プロレス人気ブログランキングへ
■ 関連リンク
- Wrestling New Classic - HOME
- WrestlingNewClassic (WNewClassic): Twitter
- JapaneseBuzzsaw.com プロレスラーTAJIRI 公式サイト
- TAJIRI (TajiriBuzzsaw) on Twitter
- SMASH(スマッシュ) OFFICIAL WEBSITE
- 12/09/23 デーブ・フィンレーvsレイ・メンドーサJr.堪能~9.20WNC・後楽園ホール大会観戦記
- 12/09/20 9.20 WNC・後楽園ホール大会速報まとめ~デーブ・フィンレーvsレイ・メンドーサJr.
- 12/09/20 [速報します]本日は、WNC・後楽園ホール大会を会場から速報します
- 12/06/23 真琴が“車”との対戦を発表~「車は大きくて強くて速い。自分も強くなりたいし速くなりたいし大きくなりたい」
- 12/04/06 TAJIRI新団体は「Wrestling New Classic」~華名が入団、大原がオカダ・カズチカ引っ張り出す?
- 12/04/04 明日、TAJIRI新団体が設立会見~元スマッシュ勢以外にも新戦力参加
- 12/03/16 酒井代表「スマッシュ第2章はやりません」、しかし新たなブランド立ち上げ宣言~「当然やるなら後楽園」
- 12/02/12 スマッシュは2派に分裂か~2.19TDSホール大会はTAJIRIがプロデュースする「最終回」興行
- 12/02/10 「スマッシュが電撃解散」と東スポ報じる、本日17時に会見~新体制で興行は継続か?
- 11/12/01 デーブ・フィンレー幻想裏切らず、スマッシュのベジータとして降臨~その証言集
カテゴリ: WNC・スマッシュ | 2010-11-25 | 投稿者:杉