みちのくプロレスなどで活躍した愚乱・浪花さんが10月6日に亡くなっていたことが分かりました。
　享年34歳。
■ 愚乱・浪花 ［ Wikipedia ］
■ 国産の蟹ですぅ～　愚乱・浪花 ［ 多重ロマンチック ］

みちのくプロレス、沖縄プロレスに献花台

■ みちのくプロレスオフィシャルサイト

　みちのくプロレスでデビューし、現在はフリーとして活躍したプロレスラー、愚乱浪花こと木村吉公さんが１０月６日、心筋梗塞のためお亡くなりになりました。享年３４歳。
　木村さんは１９９２年にユニバーサルプロレスに練習生として入団。その後、みちのくプロレスに移籍し、93年3月に本名でデビューしたのち、同年６月より大阪のかに道楽をモチーフにしたマスクマン、愚乱浪花としてご活躍なさりました。
　みちのくプロレス以外にも新日本プロレスや全日本プロレス、KAIENTA-DOJOなどにも参戦し日本のジュニアヘビー級選手として活躍。ファンに愛されるレスラーとして日本プロレス界の歴史に名前を刻む闘いを繰り広げました。
　ご遺族様のご意向もあり、通夜、葬儀はすでに済まされ、去る１１月１８日の四十九日法要までは発表控えていました。
　なお、みちのくプロレスでは１２月１６日・後楽園ホール大会、KAIENTA-DOJOでは１２月２５日・後楽園ホール大会、沖縄プロレスでは１１月２１日・デルフィンアリーナ国際通り大会にて献花台をリングサイドに設け、追悼の１０カウントゴングを行う予定です。
　謹んで心よりのご冥福をお祈りいたします。

　みちのくプロレス　ザ・グレート・サスケ
　KAIENTAI-DOJO 　TAKAみちのく
　沖縄プロレス　　スペル・デルフィン

　このところ定期的に参戦している団体はありませんでした。久々に名前を聞いたのがこんなニュースとは。
　ニッカンスポーツによると、最後の試合は今年4月29日のK-DOJO、8人タッグに出場したもの。
　まだ34歳。キャリアがあるレスラーなので年齢を聞いて驚かれた方も多いと思います。
　中学卒業後にこの世界へ飛び込んだ。
　フジレテビのゴールデンタイム特番でデビューまでの密着ドキュメントが放送され話題に。



　ご両親の気持ちを思うと言葉が見つかりません。
　楽しいプロレスのスタイルから、本格派へ転向した時期もありましたが、腕の骨折もあり思うようにいかなかった。
　年齢を考えれば、まだまだ復活するチャンスもあったと思うが…残念でなりません。

デルフィン、TAKAみちのくらがブログでコメント

　選手、関係者のブログを紹介。
　引用は一部です。リンク先で全文をぜひ読んでください。

■ 愚乱・浪花 ［ シークレットベースキャンプ］ …スペル・デルフィン

　愚乱・浪花選手が亡くなりました。
　浪花が15才の時から知っていて、みちのく時代ではタッグを組み、晩御飯は毎日一緒食べた弟分だった。
　私のレスラー20周年記念大会にも、相変わらずの楽しいプロレスを披露してくれました。
　先日、栃木県で四十九日の法要に参列して現実だと分かりました。
　天国でも、楽しいプロレスと親孝行をしてな。

■ 兄弟 ［ 千葉KAIENTAIDOJOﾌﾟﾛﾚｽ社長TAKAみちのくの独り言 ］

　今でも実感がわきません
　体調を崩していたそうですが、、、兄弟、なんで言ってくれなかったのかなあ
　何度も送った俺のメッセージ届かなかったのかなあ
　悔しいなあ
　まだまだ兄弟とやりたいこといっぱいあったのになあ
　兄弟との思い出は尽きないよ
　まだまだ先になるけど俺もいつか行くからそのときはまたバカやろうぜ
　兄弟の分まで頑張るから見守っててくれよ！

　テッドさんによろしくな！

■ 寂しがり屋のボンはあの頃のぬくもりを求めていた／愚乱・浪花さん追悼文 ［ 鈴木健.txt公式サイトKen@suzuki.txt | MySpace ］

　親御さんから連絡を受けたのは、宇田川さんだった。その時点で公表を控えてほしいとの意向を聞いた。あまりに突然な我が子の死という現実を、どうにも受け入れられずにいるのが電話越しにもわかった。お母さんが40歳にしてようやくできた一人息子だけに、目に入れても痛くないほどに育ててきたというのを、以前に聞いたことがある。
　その模様は、みちのく旗揚げの頃に地上波のドキュメント番組でも放送されたのでご覧になった方もいるだろう。栃木県下都賀郡の実家にカメラが入り、特大ステーキにパクつく十代の木村吉公クンの素顔が収められた。

　そんな浪花だったから、みちのくでも「ボン」と呼ばれた。15歳でユニバーサルプロレスへ入門し、デビューしないままみちのくへ移籍。素顔でデビューする前に、じつは公式記録に載っていない試合を何戦かおこなっている。初試合から３カ月に、愚乱・浪花となった。
　ボンは寂しがり屋だった。だから、年上の先輩たちといっしょにいるのが本当に嬉しそうだった。プロレスがやりたいという思い以上に、大勢の仲間と共有できる空間を求めていたような気がする。

■ Twitter / @菊タロー

　電話かかってきて「兄弟～！どっか試合あったら一緒に頼むよ～」って話してたのが最後になっちゃったな。同い年だしデビュー前の頃から知ってたから寂しいよ。ゴールデンウィークにタッグ組めて楽しかったよ。やっぱりまだ信じたくないや。浪花からまたバカ電話かかってこないかな。

　改めて、ご冥福をお祈りいたします。

　 カテゴリ: インディー　｜　2010-11-22　｜　投稿者：杉