大熱戦となったＭＡＸ日本代表決定トーナメント、“ＫＹ優勝”の小比類巻貴之や“自分で自分をＫＯ”の渡辺一久も話題ですが・・・やっぱりネットの一番人気は“自演乙”。

2009年2月は・・・

■ FieLDS K-1 WORLD MAX 2009 -日本代表決定トーナメント- ［ K-1 OFFICIAL WEBSITE ］
■ 小比類巻が4年ぶり3度目の復活V　コスプレ戦士・長島☆自演乙は準決勝で無念のTKO負け ［ スポーツナビ ］
■ 前田日明のアドバイスを受け、小比類巻が3度目の日本T制覇！反則王・渡辺は自演乙!? ［ angle JAPAN ］

2．23　K-1MAX／東京・代々木第一

［２］トーナメント１回戦
　○長島☆自演乙”雄一郎（2R0分36秒　KO）●HAYATO

• HAYATO：試合後コメント「（パンチをもらってしまったのはどうしてだと思いますか？）いやぁ……見てないんでなんとも言えないですけど、なんでもらっちゃったんだろう……。分からないですね。」
  

［７］トーナメント準決勝
　○山本優弥（3R0分59秒　ドクターストップ→TKO）●長島☆自演乙☆雄一郎

• 長島：試合後コメント→全文

　長島選手、見事な闘いっぷりでした。格闘技関係やアニメ関係からＫ－１デビュー前なのに凄まじいプレッシャー懸けられて、それで１回戦突破は見事です。
　大会前にどなたかキック関係者の方が「１Ｒからずっとラッシュを続けられるのが凄い。でもあれでフルラウンドやれるかは疑問」というような解説をしていたので、尋常でないスタミナを要求される１DAYトーナメントは長島にとって不利ではないか・・・と勝手に予想してました。が。
　準決勝も３Ｒでラッシュを見せた。どんなスタミナしてるんだか・・・。
　パンチだけで勝負しちゃうのも凄いもんです。今後、研究されちゃうと当たらなくなることもありそうですが・・・まだ長島選手ってキックボクシング歴が2年なんですよね。これから先、幾らでも伸びていく可能性はあります。
　時折出していた膝蹴りも、鋭さが増せば新たな武器となり闘いやすくなるかもしれない。
　まぁ、昨日試合でレギュラーは決定でしょう。じっくり鍛えてください。

　各所で一貫して「本職がコスプレ、格闘技は趣味」と発言していた長島さん、でもでも、準決勝で負けたあとは通路に倒れ込み号泣する姿が見られました。
　うーん・・・ちょっと感情移入してしまう。
　こんにゃろ、格闘技ファン相手にツンデレやってんじゃねーよ！ｗ
　普通にファンが増えそうです。

　私はアニメは全然わからんのですが、コスプレについての情報も載せておきます。
　なんでも、このコスプレをするには理由があったそうで。

■ Ｋ－１：コスプレファイター長島　「マクロスＦ」のランカ・リーで準決勝進出 ［ 毎日ｊｐ(毎日新聞) ］ 　

　この日は、ランカ役の中島愛さんの選手紹介で、オタクアイドルユニット「中野腐女子シスターズ」の浦えりかさん（２２）に紹介されたコスプレダンサーらを引き連れて入場。一回戦は、昨年のトーナメント準優勝のＨＡＹＡＴＯ選手（３１）を２回ＫＯで降し、準決勝で山本優弥選手（２４）と対戦。押し気味に試合を進めたものの、３回、左目の傷からの出血でドクターストップとなった。

　試合後の会見で長島選手は「マクロスＦ」を選んだ理由について「マクロスが（宇宙に）旅立ったのが２００９年２月という設定で、ちょうど計量の日にアキバで『進水式』が開かれていた」と説明、「（Ｋ－１を放送する）ＴＢＳを通じて、ぼくがコスプレするアニメはこんなに面白いと伝えたい」と抱負を語った。

　思わぬところでＳＧＰ所属選手の浦えりかさんの名前が（SGP入団の話はどうなったの？）。彼女の協力もあって華やかに。
　準決勝の入場はカットされていましたが、こちらも見事な？コスプレを披露したそうで。
　アニメヲタの間でも、その衣装のチョイスが「マニアック」だと話題。
■ 長島☆自演乙 『K-1WORLD　MAX』 ２回戦目でのコスプレは何？ ［ 今日もやられやく ］

　更に“あの”中川翔子さんもブログでコメント。
■ ながと ［ しょこたん☆ぶろぐ ］

　コスプレファイターさんすげええwwwwwwランカwwwwwwシェリルさまもいたwwwwww
　ランカ踊り完ぺきwwwwww

　当然、長島さん本人のブログも大騒ぎ。
■ ごめん ［ 長島☆自演乙☆雄一郎オフィシャルブログ ］
■ 意外なことに ［ 長島☆自演乙☆雄一郎オフィシャルブログ ］
　コメント数2000を突破。
　早くも街中で握手・写真を頼まれたとか。
　一夜にしてヒーローですな。

小比類巻貴之vsアンディ・オロゴンの１・２Ｒで何があったの？

　その他の試合。

2．23　K-1MAX／東京・代々木第一

［１１＝メ］決勝戦・3分3R延長2R
　○小比類巻貴之（判定　３－０）●山本優弥
　※26-28、27-28、26-27

　小比類巻がスランプ脱出となる優勝。
　決勝戦は相手の山本がガンガン来てくれることもあり好試合に。蹴りも膝も鋭く決まり、小比類巻復活を感じさせる内容ではありました。
　ただ・・・テレビを見ていて気になったのは1回戦のアンディ・オロゴン戦。

［５］トーナメント１回戦
　○小比類巻貴之（判定　２－０）●アンディ・オロゴン
　29-28 29-28 28-28

　中継は３Ｒからスタート。クリンチでペチャリと両者が倒れると、オロゴンが「コイツ、ムカツクヨ！ ヤルキナイヨ、ダセ！」と叫ぶ。
　レフェリーは小比類巻に減点１。ところがここから試合は動きだし、小比類巻が鋭い蹴りを出し始める。
　３Ｒだけ見れば小比類巻圧倒。
　気になる１・２Ｒは・・・クリンチだらけだったようで。

■ 第5試合 ［ K-1 OFFICIAL WEBSITE | FieLDS K-1 WORLD MAX 2009 -日本代表決定トーナメント- ］

　1R。オロゴンのローキックからスタート。小比類巻の前蹴りがローブローに。インターバルが与えられ、試合が再開。小比類巻は鋭いジャブを出していく。オロゴンはヒザ蹴りで迎え撃つ。インローで攻めるオロゴン。小比類巻は、左フック。お互いに単発で、クリンチが目立つ。小比類巻のローキックがヒットする。オロゴンもヒザを返すが、クリンチに。ほとんど差がないまま終了した。
1R判定＝10：10、10：10、10：10

　2R。オロゴンは左ローキック。小比類巻は左ハイキックを返す。ここも静かな立ち上がり。小比類巻の前蹴り。オロゴンのローキック。小比類巻が右フックを放つが、空を切る。オロゴンの右ストレートを繰り出すが、これも不発に。それよりもクリンチが目立ち、小比類巻は注意を受ける。
2R判定＝10：10、10：10、10（オロゴン）：9

　前に出ればあれだけ動けるのに。なんなんでしょうね。

　優勝後のインタビューでも、半分ぐらいはアンディ戦の話（笑）。

――緒戦は動きが硬かったですね。
小比類巻　カッチカチになって、リズムが取りづらかったですね。久々のトーナメントで硬くなりました。
――準決勝からはキレが戻りました。
小比類巻　肩の力が抜けました。アンディ選手はリーチがあって、右のストレートが強い。それに合わせての攻撃を狙っていましたが、来なかったから見合ってしまいました。
――精神的な気負いもありましたか。
小比類巻　試合前から挑発されて、本当は顔も見たくなかったんです。試合が終われば、彼も努力してきたのは分かりましたけどね。
――2年前のトラウマのようなものは？
小比類巻　リベンジよりも、リングの上をしっかりと確かめるという気持ちでした。普通に動けば勝てるという自信はありました。
――クリンチで減点されましたね。
小比類巻　ちょっと焦りました。本当はクリンチになりかけてときに、プッシュなど考えてたんですけど…。なにやってんだ、俺って思いました。

　小比類巻選手は精神的な部分に左右されすぎな感じ。
　それが味になって感情移入しやすくなればいいのですが・・・どうもファンの反応は逆。
　谷川さんには「ＫＹ」とまで言われた。
■ 「空気を読まない小比類巻選手らしい優勝でした（笑）」谷川貞治EPの2.23 K-1MAX総括 ［ kamipro.com ］
■ 小比類巻の決勝戦、前田日明の評価は「0点」だった!! ［ kamipro.com ］
　優勝したのに散々な言われよう（笑）。世界トーナメントの初戦、またもいろいろ悩んで苦しみそうな予感。

　その他、日菜太選手も素晴らしかった。ここから伸びていったらトンデモナイ選手になるかも。
　元ボクシング日本王者でＫ－１デビュー戦の渡辺一久は、試合終了間際に自らのパンチで倒れるパフォーマンス？でダウンカウントをとられてしまう。
　佐藤嘉洋は五味に勝ったMMA選手にきっちり勝利。
　我龍真吾は試合終了1分前に、パンチだけで撃ち合う「我龍タイム」を相手に要求するも・・・蹴りを食らって吹っ飛ぶ。試合は判定勝ち。

　一夜明け会見の様子はコチラ。
■ 小比類巻と佐藤が一夜明け会見で火花＝Ｋ－１ ＭＡＸ アニヲタに世界トーナメント出場チャンス　魔裟斗は辞退？ ［ スポーツナビ ］
　魔裟斗の世界トーナメント出場が微妙に。

　なお、視聴率は10．6％とイマイチ。
■ K-1 WORLD MAX 日本代表決定トーナメント、視聴率は10.6％ ［ MMA IRONMAN ］
　内容は良かったんですが・・・やはり魔裟斗が必要？

　 カテゴリ: K-1　｜　2009-02-25　｜　投稿者：杉