大阪プロレス所属、ハッスルでも活躍したゼウスがボクシングに転向するという。
　明日の大阪プロレス・大阪府立体育館大会で「重大発表をする」との予告はありました。おそらく内容はこれなんでしょう。

本来はボクサー志望

　フライングでスポニチが報道。
■ 27歳の挑戦！プロレスラーがプロボクサー転身 ［スポニチ ］

　大阪プロレスのゼウス（２７＝本名・金谷成格）がプロボクサーに転向することになった。１５日に大阪府立体育会館で行われる「大阪ハリケーン」のマットで自ら発表。ボクシング界は、５１年ぶりのヘビー級（９０・８３キロ以上）日本ランキング復活に動いており、目玉選手となりそうだ。

　ゼウスは大阪プロレスの看板レスラーの１人で、フライパンを折り曲げたり、２１５キロの曙を投げ飛ばす仰天パフォーマンスで人気がある。ベンチプレス２１０キロの肉体が武器だが、本来はボクサー志望。高校でボクシング部に入部したが、２カ月で退学処分を受けてあきらめた経緯がある。

　ヘビー級が復活するとの噂を聞きつけ、昨年末から大阪市内のジムに入門。１０８キロの体重も９３キロに落とし、元ＷＢＣ世界スーパーフライ級王者の徳山昌守さんを特別アドバイザーに招いて３月１５日のプロテストを目指すことになった。

　すでに本格的な練習を始めているようです。
　「亀田・亀田」と言われてましたが、ホントにソッチ方面へ行くとはねぇー。
　ボクシング志望だったとは初耳です。

　プロボクサーになった場合、他のプロスポーツと同時に活動することはできません。
　かつて第2次UWF時代の高田延彦が、それを理由にボクサー転向を諦めたこともあります。
　おそらくプロレスは引退か長期休業となるのでしょう。

　“成り上がり”を目的にハッスルへ殴り込んだこともあるゼウス、ボクシングもそのための新たなステップか。
　プロレスどうのではなく、個人として成り上がりたい。
　ある意味、発言にブレはないと思います。
　チャンピオンクラスになればギャラもいいし、世間的な知名度も上がる。
　ヘビー級挑戦というだけでも大きく取り上げられ名前は広まることでしょう。
　ボクシングのヘビー級となれば、世界の舞台では何億という金が動く。まぁ、そこまでたどり着くのはかなり難しい、ほぼ可能性はゼロに近いと思いますが・・・そこまでの道が開いているのは事実。夢は持てます。

　正直、プロレスで成り上がるのは無理だと悟ったような転向で、かなりの寂しさもありますな・・・まぁ、今はそれが現実。
　年齢のこともあるしボクシングやるなら今しかないんでしょう。

もっと成り上がって、大きくなって、絶対帰ってくるからな

　明日の大阪プロレスでは、どんなリアクションが観客から返ってくるか。
　昨年末のハッスル・ラストマッチはコチラ。
■ ハッスル・ツアー2008～12.25 クリスマスSPpart.2～ ［ スポーツナビ ］

　試合後、ゼウスがマイクをとり「やっぱ強いな、おっさんは。実はな、オレ、今日でハッスルを旅立つことに決めたんや」と衝撃発言。
＜中略＞
　だから、まあ、詳しくは言えないけど、もっといろんな世界に行って、男を磨いて、絶対におっさんより大きな男になって、このリングに戻ってきたいと心から思ってる」とキッパリ。
　川田も「そこまで言うならしょうがない。でも、このリングを忘れるな。どこに行ってもハッスルすることを忘れるな。デカくなって戻ってこい。お客さん、ゼウスを応援してあげてください」と言うと、客席からは大「ゼウス」コール。川田とガッチリと握手をかわしたゼスウは「短い間だったけど、ホンマにありがとう。ハッスル、オレはな、もっと、もっと成り上がって、大きくなって、絶対帰ってくるからな！」と絶叫して、リングを去っていった。

　初登場時はブーイングすら起きず、最後は大ゼウスコールで送り出された。
　すでにボクシング転向は決まっていただろうし、ゼウスにしたら複雑な心境だったかもしれません。
　「絶対帰ってくる」という言葉もあります。
　自慢の腕力でどこまで活躍できるのか。頑張っていただきたい。

　グラウンドから引っこ抜く独特なブレーンバスターが見られなくなるのは残念です。あれは銭のとれる技だったなぁ。

　 カテゴリ: インディー　｜　2009-02-14　｜　投稿者：杉