“史上最大の闘い”とまで言われた大注目のタイトルマッチ「ランディ・クートゥアvsブロック・レスナー」がついに行われました。
　予想は五分五分かややランディ有利というところでしたが・・・勝負は２Ｒに決着。

UFC3戦目で頂点へ

■ 【UFC91】"史上最大の戦い"はレスナーに軍配、クートゥアーは引退を否定 ［ MMA PLANET livedoor スポーツ ］

■　UFC 91
11月15日（現地時間）米国ネバダ州ラスベガスMGMグランドガーデンアリーナ

［９＝メ］UFC世界ヘビー級選手権＝5分5R
　○ブロック・レスナー（2R3分7秒　パウンド→TKO）●ランディ・クートゥアー

• ２Ｒ、レスナーのパンチがクートゥアーの側頭部をかすめるようにヒット。これでダウンしたクートゥアーへレスナーは追い打ちのパウンドを連打しＴＫＯ勝利。

　WOWOWで観戦しました。
　１Ｒはクートゥアーもよく粘りましたね。
　20キロ（以上？）の体格差があるにも関わらず、クートゥアーは金網際を巧みに使い、レスナーを必死に押さえ込みにかかる。１Ｒには片足タックルのような形でレスナーの巨体を一瞬持ち上げかけて観客を沸かせる。
　スタンド打撃ではクートゥアーが上のように見えたが・・・かするようなパンチでレスナーがダウンを奪い、そのままＴＫＯへ。
　いやぁ、レスナー強い！　恐ろしい！
　デカクて速くて打撃もできる。試合を重ねるごと確実に良くなっている。

　英雄のクートゥアーが敗れたことで場内は落胆、そして新王者にブーイング。
　これだけの勝ち方をしても、レスナーはヒール扱いされてしまう。まぁ、今回はクートゥアーが相手で仕方ないとして、次戦以降、例えばアメリカ人以外が対戦者となればどうか。
　　
　年末には“暫定”ヘビー級タイトルマッチが行われます。

12．27　UFC 92

　UFCヘビー級暫定王座選手権
　アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(c) vs フランク・ミア

　来年、この勝者とレスナーが統一戦を行うのは間違いなし。
　ブラジル人のノゲイラとレスナーが戦ったら観客はどちらに声援送るでしょう。　ノゲイラもTUFのコーチとして知名度はｕｐ。ナチュラルなヒール臭プンプンのレスナーがベビーターンするタイミングは来るのか？
　・・・個人的にはずっとヒールキャラでUFCを掻き回して欲しい。その方がＷＷＥの延長っぽくてヨイです。
　しかし、対抗馬がいなければ話になりません。UFCのヘビー級は層が薄い。
　更に、今回、クートゥアーが負けてしまったことで、「vsヒョードル」というカードはどうしても弱くなる。まぁ、消滅したと言ってもいいでしょう。
　「レスナーvsヒョードル」が実現するなら、さすがにレスナーに完成は集まるでしょう。
　先の大一番を見据え、ＵＦＣが今後のブロック・レスナーをどうプッシュしていくのかが気になる。

　で、そのヒョードル。
　ＵＦＣ91とほぼ同じ時間に、コンバットサンボの大会に出場。
■ ヒョードル、世界コンバットサンボ選手権で敗れる／クートゥアがヒョードルについてコメント ［ MMA IRONMAN ］
　なんと、敗れてしまったそうです・・・。
　何かあったのだろうか。この黒星をキッカケにしてガンガン試合をしてもらえばいいのだが。

ＫＯ，一本続出

　まだ全部は見ていないのですが、その他の試合もなかなか面白かった。
　正直、今回は「レスナーvsクートゥアー」一本勝負で、他のカードは弱めに感じた。しかも日本のファンに馴染みのある選手が少ない。
　それでも、豪快なＫＯ、テクニカルな寝技の攻防が続出。イイ試合が多かった。U
　オモプラッタからのアームバーで一本勝ちしたダスティン・ハザレーが印象に残りました。

　 カテゴリ: UFC・海外MMA　｜　2008-11-18　｜　投稿者：杉