取りあえず速報という形で。

　現在、行われているドラゴンゲート・後楽園ホール大会の第1試合で、リングが壊れる事故が起きた。

キャンバスから異様な音が鳴り始め・・・

　スポナビがリアルタイム速報中。

• DRAGON　GATE「Ｓｕｍｍｅｒ Ａｄｖｅｎｔｕｒｅ Ｔａｇ Ｌｅａｇｕｅ II」：第1試合 ［ スポーツナビ ］
  

［１］Gamma＆神田裕之vs超神龍＆シーサーBOY

■試合経過

　リアルハザードがゴングを待たずに奇襲攻撃。しかし、シーサーは１人で２人まとめて翻弄し、超神龍と共に神田に合体顔面キック。しかし、開始後間もなくリングのキャンバスから異様な音が鳴り始め、堀口がロープに振られた瞬間、ものすごい音と共にロープがいっせいにゆるみ、鉄柱の１本が大きく傾いてしまう。
　このリングコンディションでも試合は続行。Ｇａｍｍａとセコンドの堀口はシーサーを南側客席に連れ出して２人がかりで痛めつけると、リングに戻し、Ｇａｍｍａがうがい水攻撃。しかし、ようやくタッチを受けた超神龍が神田にミサイルキックを放ち、２人まとめてプランチャ。Ｇａｍｍａは棒を手にシーサーに殴りかかるが、シーサーも丸め込み技の応酬でカウント３寸前まで追い込み、超神龍のニーアタックからシーサーがムーンサルトプレス。Ｇａｍｍａの急所蹴りに反撃し、堀口のイス攻撃もキックで防いでみせた超神龍だが、Ｇａｍｍａにマスクをはぎ取られた次の瞬間、クルリと丸め込まれて３カウントを許した。

■試合後
　試合後、リングコンディションの復旧のための作業が行われたが、解体したところ、西側の鉄骨の鉄柱と横の鉄骨をつなぐ溶接がはずれ、この状態では試合続行は不可と判断。急遽、全選手＆欠場中のＣＩＭＡまでもが参加してリングの撤去作業が行われた。
　何もなくなった元リングで、岡村社長がマイクを握り「皆さん、アメリカからリングを発注したところ、こういう結果になってしまいすみません。このままだと試合続行はできません。しかし、皆さんがお許しいただけるなら、ノーリングでやりたいと思います。このまま直に床に板を敷いてやります。よろしいでしょうか」と問い掛けると、超満員の観客が拍手で応えたため、「ありがとうございます。続行させていただきます！」と続行を決意。急遽、床の上に板やマットを敷き、その上にキャンバスを敷いて戦う舞台を作った。

　リングが崩壊と言えば、ＷＷＥでブロック・レスナーとビッグショーが対戦した際にありましたが・・・あの時と違って今回はアクシンデトでしょう。

　30分かけてリングを撤去。
　後楽園ホールでノーリングという異様な空間。
　こちら↓のブログに画像あり。

• リングが壊れた！ ［ セコンドアウト！ ］
  

　床にマットを敷いた感じでしょうか？
　アイスリボン状態だ・・・。

　第2試合以降はノーリングで行われています。

• DRAGON　GATE「Ｓｕｍｍｅｒ Ａｄｖｅｎｔｕｒｅ Ｔａｇ Ｌｅａｇｕｅ II」 ［ スポーツナビ ］
  

　22時の時点でセミまで終了。

　速い試合展開が売りのドラゲーにとってはかなり厳しい状況。逆にいえば、こういう時こそプロレスセンスが問われます。頑張れ。
　まずはケガ人がでないことを祈る。

※9日深夜追記

リングを発注したのは土井吉だった

　スポナビなどに詳細がｕｐされました。

• リング崩壊！　ＤＲＡＧＯＮ　ＧＡＴＥで前代未聞の珍事が発生 ノーリング状態でタッグリーグ戦が開幕　前年覇者の土井吉敗れる ［ スポーツナビ ］
  
• 新調したリングが崩壊するアクシデント発生！ドラゲーでまさかのマットプロレス ［ angle JAPAN ］
  

　スポナビが画像少なめなのは残念。
　とにかく選手は全力を尽くし、懸命のファイトを見せtくれたようです。

　主なまとめ。

ノーリングマッチ

• 選手達はロープや鉄柱の代わりにイスや机、会場のステージを利用するひらめきを見せ、観客もいつも以上の熱意を込めて声援を送った。
  
• 試合後は選手たちが自主的に観客をお見送りして徹底したファンサービスに務め、観客もハプニングを好意的に受け止め、むしろ選手たちをねぎらいながら笑顔で帰路についた。
  
• 岡村社長「これまで数々の団体のピンチがあったけど、それを乗り越えてきたように、今のＤＲＡＧＯＮ　ＧＡＴＥを象徴するような出来事だった。何もないところからひらめきを見せた選手たちもすごいし、ケガもなくて良かったし、お客さんのあたたかさを感じた。選手たちの勢いはすごい。止められない」。
  
• 今回壊れたリングは、土井＆吉野がアメリカ遠征中に発注したもので、2人は責任を感じ、かなりのショックを受けていたとのこと（試合も敗戦）。
  
• タッグマッチに出場したドン・フジイは、エア・タッチロープを握りコーナーに控える。
  
• ハルクはマットの上でダンス披露。　
  
• メインに勝利したYAMATOのマイク「「ひとつ言い忘れた。おまえら、何であのリングがぶっ壊れたか知ってるか？　こっそりオレが道場で細工してたんだ、バーカ！」
  

• 土井、試合後マイク「さっき壊れたリングはオレたちがアメリカから発注したリングです。最後にツメが甘かったと思います。すみません。でも、そんなこと言ってられへんやろ。つぶれたもんはつぶれたもん。しゃあない。オレらはリングで恩返しするだけ。それだけや。８月２８日、そこで決勝トーナメント優勝して、これぞＤＲＡＧＯＮ　ＧＡＴＥという試合をお見せしますんでよろしくお願いします。みなさん、今日はリングコンディションの悪い中、最後までご観戦、ありがとうございました」

　試合経過を見ると、けっこう投げ技も出ている。明日は体ボロボロだろうなぁ。
　コーナー代わりにイスを使う、なんてのはまさにアイスリボン。
　各選手、この戦場を利用した攻撃を繰り出したようです。

　で、この大アクシデントに乗じて大チャンスを掴んだ男がいる！
　666所属でドラゴンゲートにレギュラー参戦している忍だ。

［３］3WAYマッチ
　○忍（4分23秒　バックスライド・フロム・ヘル）●堀口元気、アンソニー・W・森

• 忍：試合後マイク「ブレイブ王者の堀口に勝ったぞ。オレはこういうリングには慣れてるんだよ！」

　　666などでマットプロレスを何度も経験している忍が、このアクシデントを味方につけての勝利となった！
　ハッキリ言って、“格”からすれば忍が堀口に勝つ可能性はかなり少ない。
　マットだったからこその勝利。
　このストーリーは「奇跡」ですよ（笑）。いろいろ“妄想”はできるはず。皆さんのプロレス頭でいろいろ読んでみてください。

　大きなケガがなかったようで良かった。
　明日以降に使うリングはあるのかな？

　 カテゴリ: ドラゴンゲート　｜　2008-08-09　｜　投稿者：杉