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2008-03-24
近藤修司 「最近つくづく思うんですよ、観客がもう飽きてきてるな、と」
週刊プロレス・1413号に掲載された近藤修司選手のインタビューが一部で話題となっています。
「進化の果てに迎えたプロレスの行き詰まり」。
ぜひ、買って読んでください。
一部抜粋。
「観客が飽きてるのはエルドラドのリングだけだろ?」という声もありそうですが、まぁ、ここはプロレス全体のことと考えて。
インタビューの中では、2月27日後楽園ホールで行われた自分の試合についても言及しています。
YASSHIの欠場で抜擢された大柳錦也は、かつてのお笑いキャラを捨て、黒タイツ一枚でストロングスタイルに挑戦中。ガリガリとまでは言わないが、身体はかなり細く頼りない(現在、肉体改造中らしい)。
それでも多彩なジャベと返し技で健闘。大技はほとんど使わない。近藤修司も前半戦は寝技中心。
試合後半でも、近藤は雪崩式のドラゴンスクリューからゴリラクラッチ(変形テキサスクローバー)で勝負にいく。
最大の見せ場が大柳の放った延髄蹴りとゴッチ式パイルドライバー。
これでお客さんがドカンと沸いたことに、近藤は驚いたという。
「バック・トゥ・レスリング」的な発言は、TAJIRIをはじめこれまでにもありましたが、イワユル「今のプロレス」のド真ん中にいる選手から、この手の意見が出てくるのは初めてかもしれません。
ここからは私の意見ですが・・・技を大切にするスタイルに戻そうというのはよく分かります。今のハイレベルな試合に「どこまで行くんだろう・・・」という恐さを感じているファンは多いはず。
ただ、単発でなく長いスパンで考えた場合、簡単でもいいから流れが見えるストーリーは必要だと私は思います。
確かに新日本vsZERO1-MAXの対抗戦は凄く面白い。でも、あのテンションを1年・2年・10年と保っていくのは並大抵のことじゃありません。
そこに、ある程度のストーリーは必要。
まぁ、最近は前座の試合にまで複雑なストーリーがつく場合多いんで、あそこまでやる必要はないんだろうけどね。
いろいろ書きましたが・・・近藤選手は「客が入らないなら、それでもいい」とまで発言しています。
そこまでの覚悟ならファンの意見は足枷にしかならないでしょう。
ぜひ、見せてもらいたい。
「進化の果てに迎えたプロレスの行き詰まり」。
俺は別に客が沸かなくてもいいと思う
重要箇所を引用すると、ほぼ全文となってしまう。ぜひ、買って読んでください。
一部抜粋。
今のプロレス界全ての団体に言えることでしょう。予定調和というか、想像の範囲を超えないというか、客をサプライズさせることはもう限界だなと。エンタメ色の強いストーリーは必要なく、試合内容もクラシカルなものに戻したい。「闘い」を見せたい、そんな感じでしょうか。
客もサプライズを観に来ている感覚があるんじゃないですか。そういうのを排除したいんですよね。
結局、自分たちで自分の首を絞めている感じがする。
エンタテイメント寄りのモノが多くなってるから、そうでないところにも試合内容じゃないものを求めて観に来る。
でも、それに飽きてきてるんじゃないかって。
これからはカードだけでお客さんを呼べないと、しんどい。
今まではハードルを上げる作業をしてきたけど、下げる作業をしていかないと。
===
それ(ハイスパート)っていくところまでいっちゃうと、何で終わるんだ?って。どこまで行くんだ?と。
俺は別に客が沸かなくてもいいと思う。もっと、こっち主導で試合をしていい。例えばレスリングだけで20分やってもいい。こっちは闘ってるわけですよ。スポーツとして。それが沸こうが沸かまいが関係ない。こっちは真剣だからね。
===
- 客が愛想で拍手しているのを感じるとムカツク(苦笑)。
- 横浜文体の武藤vs鈴木戦を見てから考えている。
- 現状を生み出してしまった根源は闘龍門にある。ウルティモ・ドラゴン。
- 新日本とZERO1-MAXの対抗戦は流れもなくていきなり闘っているものばかり。それがあれだけ爆発力ある。
「観客が飽きてるのはエルドラドのリングだけだろ?」という声もありそうですが、まぁ、ここはプロレス全体のことと考えて。
インタビューの中では、2月27日後楽園ホールで行われた自分の試合についても言及しています。
2.27 後楽園ホールちょうど先週末にSAMUARI!で再放送があったので、この試合を見ました。
UWA世界タッグ王座次期挑戦者決定戦
○KAGETORA、飯伏幸太(22分17秒 一騎当千)近藤修司、●大柳錦也
YASSHIの欠場で抜擢された大柳錦也は、かつてのお笑いキャラを捨て、黒タイツ一枚でストロングスタイルに挑戦中。ガリガリとまでは言わないが、身体はかなり細く頼りない(現在、肉体改造中らしい)。
それでも多彩なジャベと返し技で健闘。大技はほとんど使わない。近藤修司も前半戦は寝技中心。
試合後半でも、近藤は雪崩式のドラゴンスクリューからゴリラクラッチ(変形テキサスクローバー)で勝負にいく。
最大の見せ場が大柳の放った延髄蹴りとゴッチ式パイルドライバー。
これでお客さんがドカンと沸いたことに、近藤は驚いたという。
それが俺の言ってることの核心ですよね。飯伏やKAGETORAは飛びまくりますから、全体がクラシカルにはなりませんでしたが、試合のMVPは間違いなく大柳で、ヒジョーに面白く、興奮した試合となりました。
大事なのはすごい技じゃないんだと。
「バック・トゥ・レスリング」的な発言は、TAJIRIをはじめこれまでにもありましたが、イワユル「今のプロレス」のド真ん中にいる選手から、この手の意見が出てくるのは初めてかもしれません。
ここからは私の意見ですが・・・技を大切にするスタイルに戻そうというのはよく分かります。今のハイレベルな試合に「どこまで行くんだろう・・・」という恐さを感じているファンは多いはず。
ただ、単発でなく長いスパンで考えた場合、簡単でもいいから流れが見えるストーリーは必要だと私は思います。
確かに新日本vsZERO1-MAXの対抗戦は凄く面白い。でも、あのテンションを1年・2年・10年と保っていくのは並大抵のことじゃありません。
そこに、ある程度のストーリーは必要。
まぁ、最近は前座の試合にまで複雑なストーリーがつく場合多いんで、あそこまでやる必要はないんだろうけどね。
いろいろ書きましたが・・・近藤選手は「客が入らないなら、それでもいい」とまで発言しています。
そこまでの覚悟ならファンの意見は足枷にしかならないでしょう。
ぜひ、見せてもらいたい。
4.24 エルドラド 後楽園ホール4月に大一番。
[メ]近藤修司vsマグニチュード岸和田
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カテゴリ: 闘龍門系(ドラゲー以外) | 2008-03-24 | 投稿者:杉