2006-12-30
ジェームス・ブラウン のマントショーはプロレスからヒントを得たもの
JAMES BROWN IS DEAD
12月25日に死去したソウルの神様的存在ジェームス・ブラウン、28日にはファン数千人が見守るなか葬儀が行われ、その偉大さを改めて思い知らせられた。crossorigin="anonymous">
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そのJBとプロレスについての話。
↓こちらから丸々頂いてしまいました。
【James Brown】wj総合1742【is Dead】 [ wj総合スレッド前スレのまとめ ]
ジェームス・ブラウン
<得意技、スペシャル・パフォーマンスの開発>ゴージャス・ジョージと言えば、1940~50年代にショーマン派として名を馳せたプロレスラー。
こうした闘いを勝ち抜くため、彼は音楽だけでなく、衣装やMC、ダンス、それに演出にも常に他の先を行く演出を加えていました。その中でも、特に有名なのがJBお得意のパフォーマンス「マント・ショー」です。
ショーの終わり頃、彼がステージ上でばったりと倒れます。それをメンバーが助け起こし、彼の肩にマントをかけて、ステージから下ろそうとします。しかし、JBはそれを振り切って再びステージに登って行くという感動?の演出です。映画「ブルース・ブラザース2000」でも、ラストのおまけシーンで使われていたこの演出も、この頃(1959年頃)生まれたものです。
つなみに、このマント・ショーは、ゴージャス・ジョージというプロレスラーがリング上の演出としてローブを用いていたのをテレビで見たJBが思いついたアイデアだったそうです。最初はメンバーのコートを使っていましたが、メンバーが嫌がり、専用のマントを特注で作ることになったのだそうです。
未来日外人レスラー名鑑
テレビ時代を迎えた1940~50年代にアメリカで絶大な人気を誇ったショーマン派レスラー。彼の登場はアメリカテレビ史100大ニュースの45位にランクされている。香水を振りまいたり、ヘアピンを外して客席に投げ入れたり、時間をかけてコスチューム脱いだりといったゲイギミックの元祖といわれている。インターバル中には「フロリダの空気」とかかれた装置から酸素補給をするというパフォーマンスも。酸素補給は斬新すぎる。今でも通用しそうなギミックだ。
ジェームス・ブラウンのマントショーは、「どっきり」的ネタでありながら、あまりにも有名となってしまったことで、その意味合いが変わってくる。
様式美とインプロビゼーション [ 侍梁山泊~エンターテイメントスポーツ野武士集団ブログ~ ]
ステージのラストでJBが、唄い叫び疲れて演奏中にステージに倒れこむ。するとMCがステージ脇から駆け込んでJBにマントを掛け、JBを起き上がらせるとノックアウトされたボクサーの如く、なだめられるようにステージの端へ引き上げるのだが、ステージ脇まで来るとJBがMCとマントを振り払い、ステージ上のマイクに駆け込んで再度、歌いだすという奴。観客はやんやの喝采。場内大盛り上がり。リンク先のBLOG(スポーツマネジメント会社のBLOGらしい)では「スポーツのエンターテイメント性」を語るうえで、JBのマントショーを引き合いに出している。
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要するに予定調和。ベタな世界。吉本新喜劇にも通じるこの手法の演出がソウルショーにはとっても重要なエッセンス。はたまた、スタンダップコーラスグループのショーでは、スローバラードの演奏時に客席に降りて好みのおねーちゃんの前でバラを片手に熱唱したりする。お客さんはそれがお決まりと思っていても反応しちゃう。わかっていてもやめられない。これが様式美演出の極意。
歌舞伎の決めなんかもこれに準ずるかな。”いよーっ●×屋っ”。こんな様式美演出はステージではとっても重要な要素だったりする。
言わずもがな。プロレスなんて様式美の固まりのようなもの。
JBが亡くなって、彼をプロレスラー的に語る人が多いのも当然。また偉大な人を失った。
ご冥福をお祈りします。
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カテゴリ: いろいろ | 2006-12-30 | 投稿者:杉