第3のブランドがスタート

　DVD馬鹿売れを受けて「一夜限り」の予定で復活したECW、PPVも大成功となり、今年も「One Night Stand」が開催された。
　みなさんご存じの通り、このPPVを皮切りにECWはWWEの第3ブランドとして活動を再開する。

　団体としてツアーも開始。レギュラーＴＶ放送も決定。
　旧ECWのメンバー中心に選手も招集された。

　全権はポールEにあるとはいえ、所詮WWEの柵の中。
　果たして、伝説の団体ECWは本当に復活するのか？

　以下はネタバレ。
　「全文を読む」をクリックで表示されます。重かったらスマン。　


　PPVを前に、カート・アングル、ＲＶＤ、ビッグショーがECWへ移籍。
　ミステリオは思い悩んだ末、スマック残留。
　その辺をふまえたうえでPPVの結果をどうぞ。

ECW One Night Stand Results Part1～3 ［ New WWEリアルタイムの四方山話 ]

6.11（現地時間） ECW／ECW One Night Stand

　［１］○タズ（0分35秒　タズミッション）●ジェリー・ローラー

　［２］○カート・アングル（15分8秒　アンクル・ロック）●ランディ・オートン

　［３］○リトル・グイドー、トミー・ママルーク＜FBI＞（12分30秒　ダブルのキン肉バスター？→PF）●TAJIRI、スペル・クレイジー
　※試合後、ビッグ・ショーが登場。4人を蹴散らす。

　[・］バルコニーにＪＢＬ登場。ECWやファンを罵る。

　［４］ワールドヘビー級選手権＝エクストリームマッチ
　△レイ・ミステリオ（9分31秒　両者ドクターストップ）△サブゥー
　※ミステリオは担架、サブゥーは自力で退場。

　［５］ミック・フォーリー、○エッジ、リタ（18分45秒　エッジキューション→PF）テリー・ファンク、トミー・ドリーマー、●ビューラ
　※急遽6人タッグに。
　※有刺鉄線バット、有刺鉄線ボード、火のついた角材などが使われる。全員流血。
　※一旦、テリーがドクターに促され控え室に戻ってしまうが、試合後半カンバック。

　［６］○ボールズ・マホーニー（5分5秒　HUUUUUGE chair shot→PF）●田中将斗

　［・］ユージンが登場．ECWの詩を朗読。そこにサンドマンが現れ、竹刀でボコボコに。

　［７＝メ］WWEヘビー級選手権＝エクストリームマッチ
　○ＲＶＤ（20分45秒　５スター・フロッグ・スプラッシュ→PF）●ジョン・シナ
　※挑戦者・RVDが王座奪取
　※試合終盤、黒ずくめの男が現れシナを攻撃。正体はエッジ。

　
　結果を読んでるだけでワクワクしてしまう・・・。詳しい試合経過はリンク先でどうぞ。
　日本から参戦のタジリ、田中将斗はどちらも負け。やはり、特別参戦ではいろいろキツイのか。
　ＲＶＤがＲＡＷのベルトを奪取、サブゥーとミステリオはドクターストップ・・・。うーん、凄まじい展開。
　ECW時代、「ミスター・マンデーナイト」と自らを称していたRVD、ついに月曜の頂点に輝いてしまった・・・。

今後のECWはどうなる？

　PPVは成功と言っていいんでしょうか（早く見たい）。ただ、いろいろ問題は山積み。
　ECWがレギュラー中継されるチャンネル（SF系の番組が中心らしい）が、どこまでハードコアな内容を許すのか。
　流血だって普通なら御法度。エロ系も厳しいだろうし、制約は増えそう。

　ＴＶとは別に、WWEではパイルドライバー系の頭から落とす技や、難易度の高い空中殺法を、一部の選手を除き禁止している。

　それ以前、「WWEに囲われて何がECWだよ」というツッコミもあって当然。
　また、ECWの人気が上がることで、RAWやスマック全部が「ヒール化」してしまう可能性もある。
　その辺のバランスをビンス様はどう見ているんだろ。

　禁断の扉は開いてしまった。来年の今頃がどうなってるか想像つかない。
　それでもやっぱり、期待しちゃうとこはある。個人的には、旧メンバーに頼らず、新たなスターやムーブメントを生み出すぐらいのつもりでやってくれた嬉しい。
　同窓会じゃ半年ももたん。
　とにかく、しばらくは目を離せない・・・。

　 カテゴリ: WWE　｜　2006-06-13　｜　投稿者：杉