4月21日より全日本プロレス「2012チャンピオン・カーニバル」開幕。諏訪魔が大森隆男に敗れる波乱。

永田裕志にもKENSOワールド貫く

■ＣＣ開幕!　大森が諏訪魔を撃破し白星発進、昨年覇者の永田が元新日本のＫＥＮＳＯに快勝 [ スポーツナビ｜格闘技｜速報 ]
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■4.21　全日本プロレス / 東京・後楽園ホール　(1700人）

▼第2試合　2012 チャンピオン・カーニバル Bブロック公式戦
　○岡林裕二（13分28秒　逆エビ固め）●征矢匠
▼第3試合　2012 チャンピオン・カーニバル Aブロック公式戦
　○関本大介（7分8秒　ジャーマンＳＨ）●河野真幸
▼第4試合　2012 チャンピオン・カーニバル Bブロック公式戦
　○太陽ケア（7分7秒　TKO→片）●曙
▼第6試合　2012 チャンピオン・カーニバル Aブロック公式戦
　○永田裕志（15分37秒　バックドロップ・ホールド）●KENSO
▼第7試合　2012 チャンピオン・カーニバル Bブロック公式戦
　○征矢学（14分40秒　ワイルドボンバー→片）●真田聖也
▼第8試合　2012 チャンピオン・カーニバル Aブロック公式戦
　○大森隆男（19分27秒　アックスボンバー→体）●諏訪魔

　観戦しました。開幕戦らしくメインで諏訪魔が敗れる波乱。
　ラストライドとアックス・ギロチン・ドライバーの技前体勢が全く同じなところで大森隆男が対策練っていた…という感じか。
　でも諏訪魔も大森のアックスボンバーを一歩先に踏み込みラリアットぶち込む“らしい”攻撃あったりで予想以上に面白い試合となった。
　太陽ケアが曙を完璧に担ぎＴＫＯで勝利。力というよりタイミング。古武術でも使ったのか？
　「もうちょっと勿体ぶった方がいいのでは」と思ってしまうほどアッサリ持ち上げてしまった。この辺は深読みするなら…横綱からの置き土産ですかね…。

　個人的大会ＭＶＰはKENSO。
　永田裕志相手に“ワールド”を貫いた。
■ 新日本プロレスリング：永田、KENSOをビチッと下し『チャンカン』好発進! 新日本“レンタル移籍”の全日本・BUSHIが同期と壮行試合!!
　永田選手、試合後コメント。

永田　「まあ、10年ぶりか。確かに全く別人かもしれない。ただ、一つだけやっぱり、変わってないのは絶対に負けたくない気持ちだったり、自分の熱い心を全面に出す、そういう負けん気。勝ちたい、目立ちたい、お客を盛り上げたいというところは変わってない。表現方法こそ変わったけど。そういうのを肌で感じることができたのは、まあ全日本プロレスに来て、栄光をかっさらおうという人間が言っちゃいけないことなんだろうけど、やっぱり変わったっていうことは成長したっていうことだよね。劣化したんじゃないし。自分のことを貫く、そうやってアメリカのWWEとかメキシコを歩いてきたんだなって感じました。だから、KENSOのそういうったモノを受け止めながら、やっぱり俺は受け止めて、爽快だったのは彼のルーツである新日本がどっかにあったはず。俺と当たることでね。手のひらに乗りながら、最後乗せるとかね、相手を。なんか異次元対決とかっていう周りの見方はあったけど、異次元でもなんでもなく、KENSOのルーツをうまく手さぐりして掴めた、感じれたかなっていう今日の試合でした」
　
──昨日の会見では師弟関係をKENSO選手は強調していましたけど、伝えたことは伝わってきた？
　
永田　「僕が伝えたことはやっぱり自分を貫けっていうことですから。全日本プロレスに参戦した頃、武藤さんとかああいうKENSOを望んでなかったと思うし。多分、KENSOに求めていたモノとのギャップになんか驚いた部分もあったんだろうけど、それを貫いてあれだけのお客さんの支持を獲得したんだから。まあ、KENSOとの過去のいきさつがいろいろあったから、今日は優しい永田裕志が出たかな？　まあ、優しさ見せた、優しさ猿芝居。わかる人はわかるでしょう」　
　
永田　「2連覇に向けては幸先いいものを感じましたね。それを抜きにして、メンバーは去年と比べてちょっと豪華じゃないかなと思ったんですけど、その分、なんか全日本のメンバーが去年以上に熱いなっていうのを、他の試合見ていて感じましたし、お客さんもやっぱり熱いモノを望んでいるし、相当期待しているというか。そういうものを感じましたね。そうじゃなかったら、あんなにKENSOに期待しないでしょう（笑）。とにかくお客の期待外れだろうが、期待を裏切ろうが、KENSOっていうのはなんだかんだ言ってもお客を手のひらに乗せているなと感じました。その積み重ねが今日のお客さんの後押しだったのかなと。まあ、ファンの人が俺を侵略者、敵と見ていたことが逆に燃えましたね。両国で妙に拍手で迎えられて調子狂ったんで、ああやってブーブーきてくれたほうが自分らしさが出るなと思いました」

　永田さんが一歩引いてくれた感じもあってKENSOの世界が浮き出る形となった。
　新日本時代の技術を出すこともできたとは思うが、今の自分を最初から最後まで貫き、お客さんを盛り上げ続けた。
　ＫＥＮＳＯスタイルの集大成的試合だったかもしれません。

　KENSOに勝った永田、翌日も大森隆男に勝利。

　※またも全日本プロレス公式サイト繋がらず…。ニコ生＋週プロモバイで確認。

■全日本プロレス / 群馬・藤岡市民ホール(1250人・超満員）
▼Ｂブロック公式戦
　○吉江豊（10分48秒　ダイビング・ボディプレス→体）●岡林裕二
▼Ｂブロック公式戦
　○真田聖也（11分8秒　THIS IS IT）●征矢学　※胴絞めドラゴンスリーパー
▼Ａブロック公式戦
　○浜亮太（10分29秒　ミートボム→体）●関本大介　※フライング・ボディアタック
▼Ａブロック公式戦
　○永田裕志（16分25秒　バックドロップ・ホールド）●大森隆男

　全日本も変な技名増えてきた…って話は置いといて、早くも連勝は永田裕志のみとなった。混戦となるのか。
　メインで勝利した永田裕志は優勝宣言。そこに諏訪魔・河野真幸・浜亮太が現れ永田を囲む。
　翌日の埼玉大会で永田と対戦する浜亮太は「俺が勝ってハマ・ダンスを踊る」とマイク（笑）。これは見たいぞ。一泡ふかして欲しい。
　もちろん4月23日の埼玉上尾大会もニコ生で見られます。

ニコ生、好評。入場曲はカット

　今年のチャンピオンカーニバルはニコニコ生放送で全大会無料生中継されています。
■ 全日本プロレスちゃんねる - ニコニコチャンネル
　初日・2日目と視聴者３万人超えでなかなか好評のようです。
　自分は両日ともタイムシフト予約したものを視聴。入場曲はほとんどカットされていました。
　あと、群馬大会はカメラが1台。厳しいが無料では仕方ない。GAORAの素材を使うのかと思ったらニコ生独自に撮ってるみたいですね。
　今後も楽しませていただきます。明日は好カード揃いです。
■ GAORA presents 全日本プロレス 2012 チャンピオン・カーニバル＜埼玉・イコス上尾＞ - ニコニコ生放送

　残念なのは、ニコ生に関する大々的な発表・会見がなかったこと。いろんな事情があるのは想像できますが、せっかくやるのだし「ファン獲得のために…」とアナウンスすべきだと思うが。何かヒッソリやってる感じが勿体なくて…。

　 カテゴリ: 全日本プロレス　｜　2012-04-23　｜　投稿者：杉