2007-05-24
格闘美 が活動休止~風香争奪戦開戦か?
7月16日でラスト
先週の日曜日、女子プロレス団体「格闘美」を運営する「JDスター」が活動休止を発表した。この度、JDスター興行部は7月16日をもって活動を休止することが決定いたしました。「休止」とありますが、再開の目処はまったく立っておらず、このまま解散となる可能性が高いと思われます。
興行会社としてスタートした「格闘美」約3年間、前身である「吉本女子プロレスJd’」からは約11年間興行を行ってまいりましたが、現状況で弊社が興行を行っていく事が非常に困難であると判断し、以上のような決断に至りました。
吉本女史プロレスとして旗揚げしてから11年。いろいろ形を変えながらなんとか続けてきたものの…ついにギブアップ。
JDスター女子プロレス - Wikipedia
初期はバイソン木村やジャガー横田が中心でしたかね。一時は定期的に横浜文化体育館でビッグマッチを行っていたのですが。
「アストレス」は斬新な企画でした。アクション女優を目指す過程としてプロレスを2年限定で経験。卒業後に「女優」か「プロレスに残るか」を決める。
桜花由美、風香らが卒業後もプロレスラーとして頑張っている。
女優を選んだ方は活躍されているんでしょうか? ああ、東城えみさんは大活躍ですなw 秋山恵さんが可愛かったなぁ。
所属選手の去就は・・・
当日の様子をおさらい。こちらの観戦記もチェックを。プロレスファンによるプロレスファンっぽい日記byカミジョウノボル:◆格闘美・新木場を観戦
メインのあと。
ゴング後、栗原は先に引上げJD3人がリングに残った。そして小林本部長がマイクを取って桜花を呼び込む。 こ、この雰囲気は…。SAMUARI!のニュース映像で私も確認しましたが、発表の瞬間の客席はまさに「シーン」。「えー」の声もない。リアクションゼロ…というか、リアクションしないことが観客のメッセージなんだろう。
そしてやはり…(前にも書いたが)、活動休止についてだった。 格闘美として約3年間、前身の吉本女子プロレスJd'から11年間興行を続けてきたが、現在の状況では興行を続けていく事が困難と判断、7月16日をもってJDスター興行部は活動を休止。所属4選手の今後については決定次第発表されるというような内容。
これも前に書いたが、この時の会場の雰囲気は「シーン」。
多くの観客は既に覚悟が決まっていたのか?それともショックのあまり声も出なかったか?あるいは好きな選手が(プロレスを)辞めないのであれば、「JD」「格闘美」についてはどうでもいいのか?それ以外か? 筆者には判断がつきかねる(←ちょっとウソ)。
ああ、そう言えば2日前の復帰戦の後で風香が、泣きながら「何があっても頑張ることを約束するので、応援よろしくお願いします」と言ってたのだが…あの涙と「何があっても」の裏には、この休止の件があったのだろうなあ。
格闘美、所属選手は4人。
桜花由美 (6年目) 長期欠場中( )内はキャリア。エースとして期待されてる風香もまだ3年目。しかもアストレス時代はほぼ全敗でしたからねぇ、ちょっと期待しすぎなのかもしれない。
風香 (3年目)
渋谷シュウ (2年目)
大畠美咲 (1年目) 昨年12月デビュー
脚のケガのため長期欠場中の桜花由美さんは複雑。
桜花由美のちび桜日記~桜前線上昇中~:すいませんでした。
渋谷選手は声がかかりそうですが…新人の大畠選手はどうでしょう。
一方、風香さんは誘いが多いような気がする。
女子団体はもちろん、ハッスルやDDTも狙ってるんじゃないでしょーか。
今日の東スポにはこんな記事も。見出しだけピックアップ。
IGFに風香参戦 浮上カート・アングルも知らなかった猪木社長が風香さんを知っているとは思えませんがw
イメージのよさは一目瞭然、安田より魅力的
廃業危機のアイドルレスラーに救いの手
まぁ、東スポですから。
ああ、風香さんはジョシュ・バーネットと仲イイはずだから、いっそ対戦しちゃいますかw
ついでに内外にはこんな記事も載っている。
格闘美 ホームリング活動休止、露出狂から求愛と、苦難続きの風香の影にパワーストーン? : 内外タイムス
風香さんが痴漢にあったの話は有名ですが・・・それ以降、露出狂に20回も遭遇していた。「幸せを呼ぶ」というパワーストーンも効果なし…ってなんだかなぁ。
風香さん反応はこちら。
アストレス4期生☆風香日記:こっちか~(笑)
なんだかなぁ。
まぁ、どの団体に行くのか、フリーになるのか。何にしろプロレスを続けるのは間違いない、というのが嬉しい。
女子プロ復興
格闘美が消えたとしても、まだまだ女子プロ団体は多く存在する。生き残りをかけて試行錯誤を繰り返し…。
「 おまえらの好きにはさせねえ!」さん、からこちらの記事をピックアップ。
女子プロレスの明日 - おまえらの好きにはさせねえ!
ちょうど折から、NEOの甲田社長がプロレス団体の経営戦略を論じています。甲田社長は、板橋・北沢など都内の小会場興行をなくし、2ヶ月に1度の後楽園大会と地方大会で勝負するプランを練っている…。甲田社長の話はぜひ、ブログでチェックしてみてください。
- 7月16日NEO女子プロレス後楽園ホール:システム化について
- 7月16日NEO女子プロレス後楽園ホール:システム化2
- 7月16日NEO女子プロレス後楽園ホール:システム化3
- 7月16日NEO女子プロレス後楽園ホール:システム化4
詳しくはリンク先の4回連続の記事を参照のこと。僕なりの理解をサマリーすると、
・現在女子プロレスで主流となっている都内小会場のコストダウン興業は、7年前にNEOがはじめた
・当時は各団体が月一回、右にならえで後楽園大会を行っていた。
・NEOでは、『月に3回、北沢と板橋を超満員にしていれば、毎月、後楽園ホールを満員にしているのと利益は変わらない』というシュミレーションを得た
・この方式で成功しているのがDDT、うまくいかないのがJ'd
・成功の鍵は、(1)リピーター客に対応したソフト、すなわち次も見たいと思わせる展開の有無、(2)リピーター客に対応したサービス、すなわち、入場料の低価格化と、見所の説明なのである
・ただし、小会場興業も週末を中心に過熱化。食い合いが起きている
・そこでこれからは、地方興行に注力する。ただし、都内小会場であれ地方興行であれ、利益は出ない。収益源は2ヶ月に一度の後楽園大会。
・これまで小会場で提示していたストーリーラインは、ネット・モバイルサイトで提供
というわけで甲田氏の説に寄って解釈すれば、J'dの失敗の理由は、ストーリーが弱くて、リピーター客確保ができていないから、ということになります。
そう言えばDDTの高木社長も「これからは地方」というような発言を蝶野正洋選手との対談(週刊プロレス)で語ってましたね。
先を見据えて考えている人はいる。5月27日には「女子プロレス向上委員会」なるファン参加型シンポジウムも開催される。
ネガティブな話題は大きく取り上げられがちですが、本気で女子プロ、もしくはプロレスを何とかしようとする人がいるのを忘れちゃいけない。
格闘美の興行スケジュールはこちら。
大会情報 | 格闘美 KAKUTOBI OFFICIAL WEBSITE JDスター
ファイナルは7月16日。
なお、Jdスターの関連会社が運営する「新木場1stRING」は、そのまま営業を続けていくそうです。
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カテゴリ: 女子プロレス | 2007-05-24 | 投稿者:杉