崇高なる領域へ向けて2つの再起戦〜3.4 NOAH /日本武道館
(03/05 NOAH)
▼森嶋猛が9分でKENTAに勝利▼
5大シングルマッチが売りのノア・日本武道館大会、G+で上2試合のみ観戦しました(他はあと)。
観衆は1万3500人。最近のノアでは少ないほう。こういう時こそ内容で・・・。
ノア「Navigate for Evolution ’07〜最終戦〜」 [ スポーツナビ ]
3.4 ノア/日本武道館(1万3500人・満員)
[9=メ]ROH世界選手権
○森嶋猛(9分44秒 バックドロップ→片)●KENTA
※王者・森嶋が防衛
@森嶋マイク「記憶が飛びました。強い相手が来てうれしかった。ありがとうございました。(フィニッシュは)アレしかないんで。このベルトをどんどん防衛して、どんどん強くなる。とりあえず、アメリカのベルトなんで、アメリカでどんどん防衛していく。」
[8=メ]○三沢光晴(23分51秒 TKO)●杉浦貴
※馬乗りになってエルボー連打
[7]○秋山準(4分45秒 スターネスダストα→体)●モハメドヨネ
@秋山の入場をヨネが急襲。
[6]○ダグ・ウィリアムス(17分19秒 回転十字固め)●小川良成
[5]○ムシキング・テリー(21分48秒 雪崩式変形腰投げ→エビ)●ロッキー・ロメロ
[4]高山善廣、○佐野巧真(14分48秒 顔面へのローリングソバット→体)●田上明、丸藤正道
[0]百田光雄、石森太二(10分時間切れ 引き分け)平柳努、太田一平
@試合開始前の午後4時半頃にダークマッチとして行われた。
@試合後、高岩竜一が現れ石森を挑発。
5大シングルの試合順はファン投票によるもの。メインの森嶋vsKENTAは2位に倍近い差をつけて1位となったそうです。
・・・ってか、このメンバーで「5大シングル」もないもんだがな(笑)。
前回の武道館大会でイマイチな内容となった三沢と森嶋。それぞれがトップ戦線に戻るべく、再起戦に挑んだ。
▼全盛期のスタン・ハンセン級ラリアット▼
ROH王者となって凱旋の森嶋猛、前回の手加減丸出しのファイトはどこへやら。本日はKENTA相手にバッコンボッコンと大爆発。
解説の高山曰く「全盛期のスタン・ハンセン級」という強烈ラリアット(ホントに凄かった)を皮切りに、フィニッシュまで森嶋が攻めっぱなし。
流れは以下の通り。技は全て森嶋が出したもの。
ロープに走るKENTAにカウンターのラリアット
→バックドロップ(カウント2)
→裏投げ(カウント1)
→張り手合戦→ハンマー
→顔面ウォッシュ
→コーナー串刺しラリアット
→バックドロップ(カウント2)
→ラリアット(カウント2)
→バックドロップ→KENTA立ち上がる
→後頭部へラリアット
→バックドロップ(カウント3)
この間、約3〜4分。森嶋攻めっぱなし。
「これしかない」と本人が言うんだから仕方がない。個人的にはあまり好きなスタイルじゃないが、どの技も説得力だらけで単純に「スゲー」と声が出る。
序盤のKENTAの打撃を含めて「ちょっとやり過ぎ?」との心配も出てくるほどではあるが、崇高なる王位を目指すことができるのは、選ばれしレスラーのみであります。森嶋もKENTAも過激な試合をしていても観客からの信頼がある。
前回、不甲斐ない闘いぶりだった森嶋も、それを払拭する試合ができたと思う。
武道館のメインで9分という試合時間も珍しい。
▼馬乗りエルボーでTKO▼
一方、セミでは前回の試合で病院送りとなった三沢光晴が杉浦貴と対戦。「もう無理なのでは・・・」という声に反発するかのごとく「キラー・三沢」として、総合経験者の杉浦貴からマウントを奪い、顔面へのエルボーでレフェリーストップ勝ちとなった(「マウント」とよりは「馬乗り」と言った方がぴったりな感じの形でしたが)。
結果だけ見れば「三沢復活」となるんでしょうが…私の観た限り内容はイマイチ。
危ない角度のスープレックスを何発か食らうことで、首や頭へのダメージが問題ないことは分かった(そんなことないんだどうけど)。
ただやっぱり動きが悪い。
「無理してるなぁ」という印象が残る。必死に「強い三沢」をアピールしてる。現GHC王者がコレではどうなんだか。三沢光晴が歴史に名を残す素晴らしいレスラーであることは間違いないが、今、崇高なる王位を保持し続けるのは辛すぎる。
メインの大肉弾戦を見たあとに、「この中に今の三沢さんが入れるか?」と。
・・・マウント・エルボーって、コラージュネタであったかな?
今日の結果を眺めて見ても、次の挑戦者は見えてこない。
田上に勝った佐野、順番でいけば力皇? ・・・ROHとのダブルで森嶋との再戦なんてのもアリか。
三沢さんがどんな判断をするのかが気になるところ。
あと、次のGHCJrの煽りをダークマッチでやるってのはどうなん?
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