野田秀樹・新作「ロープ」〜 プロレス が嫌いな野田氏がプロレスで表現したいテーマとは?
(11/23 いろいろ)
▼宮沢りえ、藤原竜也ら出演▼
舞台演出家の野田秀樹氏が約3年ぶりの新作を発表。
題材がプロレスとなればちょっと気になる。しかもキャストが超豪華。
12回公演「ロープ」 [ 野田地図/NODA・MAP第12回公演「ロープ」 ]
NODA・MAP、3年ぶりの新作がいよいよ完成。
驚異のキャスト陣が挑む物語の舞台は、白いマットの四角いジャングル!
野田秀樹が張り巡らしたロープの中で、いよいよ待望のゴングが鳴り響く!!
9.11同時多発テロからイラク戦争勃発・・・・・と世界情勢とシンクロするかのごとく発表され、人々に戦慄を与えた『オイル』から3年・・・・・。野田秀樹が、NODA・MAP本公演としては久々の新作『ロープ』を発表いたします。
ところは、四角いジャングル、プロレスリング。
そのリングの下に棲みついている女。
彼女は、未来からやってきたと信じている。そして、不可解なほどに実況中継が上手かった。
リングの上には、「プロレスは決して八百長ではない」と思いつめている独りのレスラーがいる。
思いつめたあまり、引きこもっている。その二人の出会いが、物語のはじまり。
やがて彼女は、戦う人間たちの「力」を実況し始める。
その一方で、引きこもりのレスラーは、
「力とは人間を死体に変えることのできる能力だ」という信念にとりつかれていく。
そして、物語は遠い遠い未来へと向かっていく。
だのに、この話は、決してサイエンスフィクションではありません。
未来の話なのにSFではない物語。
<キャスト>
宮沢 りえ
藤原 竜也
渡辺 えり子
宇梶 剛士
橋本 じゅん
野田 秀樹
三宅 弘城
中村 まこと
明星 真由美
明樂 哲典
AKIRA
松村 武
何とも不思議な内容。リング下にすみつく実況のうまい女が宮沢りえ。引きこもりレスラーが藤原竜也。
・・・なんだろな。バトラーツ練習生時代のアレクサンダー大塚が道場のリング下で暮らしてたって話はあったが。
引きこもり系レスラーと言えば今をときめく真琴さん・・・・って、そういう感じではないんだな。「八百長ではない」と考えることで精神的に引きこもるってことか?
別の記事。
野田秀樹が描く 暴力と人間 3年ぶり国内で新作「ロープ」 [ エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞) ]
題名は、プロレスのリングに張られたロープのこと。舞台上にリングを作り、その下に住み着いた女(宮沢りえ)とプロレスラー(藤原竜也)を軸に、エスカレートする暴力と、それを見たがる人間の姿を描く。
「暴力に対するリアリティーが欠如し、刺激ばかり求めるようになっている。9・11テロの時も『映画のようだ』と言われ、リアリティーに対するめまいを覚えたが、それが5年後の今、映画になり、観客が泣いたりしている。でも、何に対して泣いているのか」
暴力ばかりでなく、いったん火が付くと全体があおられ、一つの方向へ走り出す社会状況に、「薄気味悪さ」を感じているという。
「(プロボクシングの)亀田興毅の試合を50%の人間が見るのも、そう。彼を応援している訳でもないのに、乗せられている。サッカー(の日本代表)も、かつては、こんなに熱狂しなかったのに」
初めて英語で書き下ろし、6〜7月に英国で上演した「THE BEE(蜂(はち))」も、暴力による報復の連鎖がテーマだった。相次いで暴力を描いた背景には、言葉が紛争解決の手段として機能しなくなっている現状への危機感がある。
「21世紀になっても、暴力を解決する手段として、暴力以外のものを見つけることができない。本来は、言葉とかが、そういう強さを持つべきなのに」
暴力がテーマですか?
うーん、暴力に惹かれてプロレスを見てる人って、そんなにいないと思うんだけどねー。まぁ、この紹介文だけ読んでいろいろ言うのもアレですな。
ちなみに野田さん、プロレスがお嫌いだそうです。
『ロープ』(「演劇ぶっく」より) [ Haniel ]
雑誌に掲載された野田さんのインタビューより。ちなみにリンク先は藤原竜也さんのファンBLOGのようです。
3年ぶりの新作『ロープ』は、
野田さんがこれまで“大キライ”だった“プロレス”がモチーフ。
<略>
“嫌いなのになぜかプロレス!”の話になったのは、
『THE BEE』で目覚めたわけではないけど、
人間の暴力性について書いてみようと思われたからだとか。
<略>
引きこもりのレスラーが藤原竜也さんで、
そのマットの下にいるナレーターが宮沢りえさんです。
「レスラーはリングに出られないし、ナレーターは
自分をコロボックル>
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