マッスル 11、涙涙の感動エンディング〜追加公演も問題なし
(10/02 DDT)
かり。
そしてそして、自らの奇抜な発想も凄いが、ギリギリまで完成しない台本を見事に演じてしまう鶴見亜門。
そしてそしてそして、ワガママな演出に必至に付いて行くスタッフ達。
実にクリエイティブな集団だった。
あの作品がわずか2日で出来上がった、と知ったら御覧になられたお客さんは彼等の天才ぶりに感服する事だろう。
ただし、その2日間は俺の知らない所で地獄の作業が行なわれていたに間違いはない。

ただ、そんな事よりも
【ソコに居たお客さんと我々の心に残った感動は理屈ではなかった、ソレが全てだ。】
 2日・・・。

2006/10/2

「マッスル裏話」

鶴見亜門の結婚披露パーティーに行ってきた。
そもそも、マッスル出演のオファーをしてくれたのは天才演出家鶴見亜門(今林久弥)氏で、
実は俺が演劇を始めてまもない頃に若手演劇界で大人気のカムカムミニキーナの公演に推薦してくれたのは彼だったのだ。そう、マッスル劇中にあったVTRはあながち嘘ではなかったのだ。

眼の状態を心配しながらもプロレス出場を再会しつつ俳優養成所に通い、小さな舞台での活動もいくつかこなしていた頃の俺に、演劇界への扉に導いてくれたのは亜門こと今林氏だったのだ。
その公演の稽古中に田中稔選手とのタイトルマッチを組まれ、名古屋での試合に出向き、その試合でプロレスの試合と演劇との融合性、『心の眼』というか『魂の叫び』的なものに身を以て気付かされたのも正しくその時だったのである。
そうなのです実はあのVTRには真実が語られていたのです。
ただし大袈裟な脚色はマッスル坂井流ではありますがね、
きっと「スーパースター列伝」風に梶原一騎先生調に言えば、マッスルVTRのそういう表現に他ならないのでしょう。

最近になって解った事があります。
リングの上で闘うと、お互いの間に絆が生まれると。
そこでの時間を味わった同志は禁断の世界の共犯者としてGOOD FELLOWになれる不思議なしくみがあったのだと。
フリー選手となり、それまでの仕事相手から別れて違う環境で試合をしていてもいつか時を経てまた巡り逢う『縁』にそう考えずにいられません。

昨日は『マッスル』の試合ではあったけど、スローモーションではあったけど、本気と真剣がぶつかりあい、リング場の共犯者となれたのは真実です。
演劇界での恩人とリングで闘いを魅せた、このことをとてもとても嬉しく想いました。
亜門、ありがとう、
そして、ご結婚おめでとう。プロレスラー魂も大切に。
 また参戦してください。
 亜門さん、ご結婚おめでとうございます。
(End)
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