12.23 ノア・大田区総合体育館大会を見てきたよ/バッドエンド連続の理由を考える
(12/26 NOAH)
 ブログはお久しぶりとなります。
 一昨日はノア・大田区総合体育館大会を観戦。Twitterで感想を書こうかと思ったのですが、長くなりそうなのでブログに書いてみる。
 ただTwitterの延長みたいなものなので、あまりキッチリした文章にはならないかも。そこはご勘弁を。

 自分が新しい“大田区体育館”に来るのは2度目。
 前回は、2012年8月26日の全日本プロレス。メインは秋山準vs船木誠勝の三冠戦。
 この大会も、“全ベルト他団体流出”なるドラマの最終回的興行でした。
 もう遠い遠い昔の話のように感じます。



▼ベルト奪還、団体継続▼

 約1年続いたノアvs鈴木軍、団体解散を懸けた大きな区切りとなる決戦。
 会場は文句なしの超満員。
 「ノアが新日本の子会社に?」なる噂から始まった2015年、まさかのバッドエンド連発に「何をやっているんだ?」「本当に潰れるぞ」と、いつ見放されてもおかしくない状況が続いていたはずなのだが…最後の最後に超満員。
 ほぼレギュラー参加選手だけでコレというのが、また凄い。
 ノア選手・関係者
そして鈴木軍も、「ザマーミロ!」と天に叫びたい気分だったのでは。

 ノアと鈴木軍の抗争は、単なるストーリーでなく、暗い噂を巻き込むことで、ノンフィクション的な色を強めていました。どこからどこまでがストーリーなのか分からなくなってくる。これが結果的に注目を集め、話題を大きくするることに繋がったと自分は見ています。
 もちろん鈴木軍を中心とした高いレベルの試合内容もあってこそ。

 この日も良い試合が多かったと思います。
 自分は目がアレなので、細かい試合内容は分かってないのですが(TVで確認します)、メインは名勝負と言っていい内容だったと思います。
 大阪の杉浦戦では正面からの壮絶な打撃戦が見せ場であったが、今回は丸藤のスピードに対抗する、巧みな時間差(丸藤)ロープワーク攻防や切り返しの妙が一つの見せ場になっていた。
 鈴木みのるの幅の広さには唸らされるばかりです。使う技は変わらないし、数も少ないんですけどね。

 1年待ったハッピーエンド。杉浦のダブルクロスこそあったが、それも含めて「来年へ続く」とハッキリ示せたことが1つ良い点。鈴木軍も全員かは分からないが、たぶん継続参戦。
 加えて、この日の興行内容が、「来年も面白いものを見られそうだ」と思わせたことも大きい。
 クイズの答えがパタパタっとハマていくような感覚も不思議な興奮へとなっていく。
 興行時間は長めでしたが(4時間半)、良い興行が体感できました。
 間違いなく生観戦で正解。
 
▼なぜ、あそこまでバットエンドを繰り返したのか▼

 ここからは、ややぶっちゃけた感じの話。
 「なぜ、あそこまでバッドエンドを繰り返したのか」、その理由を考えてみる。
 もう、このことは1年間ずっとあーだこーだと想像しまくってましたね(笑)。

 今のところの結論は…「ハッキリとした“どん底の年”を作りたかった」。
 選手離脱もあって、ここ数年は厳しい年が多かった。多少の上がったり下がったりを気にするぐらいなら、ドンと「今、ヤバイです」と提示してしまう。
 もちろん、そこから団体として上がっていく流れを作るための下ごしらえ。イチかバチかの下ごしらえ(笑)。
 参考としているのは今の新日本プロレスでは。
 2000年前後のどん底期ガあって、そこから徐々に信用と二期を取り戻していくストーリーは、新日復活を語るうえで必ずついてくる。
 ノアという「団体」に感情移入させるストーリーの起点が2015年。
 今年だけで語るなかれ…ですかね。
 …と言うことなら、来年以降のほうが大変かもしれないか。

 ※追記:また、確かに今年はバッドエンド興行ばかりではありましたが、ビッグマッチ前になると「今度こそはノア側が勝つかも!」と、ファンの期待を高める努力を必ずしてきたのですよね。これは忘れちゃいけない。めちゃくちゃ難しい。そこをしっかり出来ていたから1年もったわけで、単純にバッドエンドを連発していたわけじゃないのです。

▼気になる点はいろいろあるが…▼

 来年以降も楽しみではあるが、まぁ気になる点はたくさんありますね。
 「鈴木軍頼りでいいのか」とか、「この抗争をキッカケにブレイクした選手がノア側にいない」とか、「団体解散を狙う軍団に加入した杉浦は、きちっと発言の整合性をとれるのか?」とか。

 ただ、鈴木軍がこれまで通りの活躍をすれば、興行としての面白さは保証されるでしょう。
 「ノアはそれでいいのか?」という話になるが…、考えてみると、新日本が再生できた大きな理由の1つに「ファンの入れ替えに成功した」というのがあるんですね。そこまで考えてるなら…2016年も驚くこと>
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